ルーガ屋根(ROOGA)瓦の特徴と価格、リフォーム例

全記事 一覧 | 2018.03.22

このページでわかること

  • 屋根瓦ルーガのメリットとデメリットがわかります
  • 屋根瓦ルーガの施工価格がわかります
  • 改修工事でルーガを選ぶポイントがわかります
ルーガ屋根

ケイミュー(旧クボタ松下電工外装株式会社)が取り扱う屋根材、ルーガ(ROOGA)をご紹介します。
ルーガは高品質の屋根材として人気が高まりつつあります。
ガルバリウム鋼板等の金属瓦と異なる素材でできた屋根瓦です。
定額屋根修理はルーガを取り扱うことができるルーガショップです。
ルーガ施工のお見積りは無料で承っております。
お気軽にお問い合わせください。

1.ルーガ(ROOGA)で抑えておきたい7つのポイント

1-1.販売元のケイミューって?

「ケイミュー」は2003年に「クボタ」と「松下電工」が折半出資してできた日本最大手の屋根メーカーです。
屋根メーカー自体の知名度が低いため、屋根材を調べるうちにはじめて、この会社の名前を知った方も多いでしょう。

ケイミューは軽量スレートのメーカーとしては圧倒的なトップシェアを誇ります。
軽量スレートの商品名である「コロニアル」が主力商品で使用頻度も高いため、コロニアルの方が一般の人にはよく知られています。
そのため、定額屋根修理では基本的に軽量スレートのことをコロニアルとして呼んでいます。
軽量スレートは「化粧スレート」や「カラーベスト 」とも呼ばれることがあります。

大手ハウスメーカーは独自ブランドとして軽量スレートを取り扱っていますが、実はOEMでケイミューが製造していたりします。

ケイミューは歴史も古く、高い技術力や強固な販売ネットワークがある会社です。
カタログやホームページなどのエンドユーザー向けへのサービスも充実しています。
例えば、ホームページに掲載されている屋根施工例も1000棟近く画像検索できます。
施工後の屋根イメージが浮かばないお客様の参考になります。

ケイミュー株式会社ホームページはこちら

そのケイミューが取り扱う屋根材の中で、最高品質の屋根にあたるのがルーガ(ROOGA)です。

ルーガ屋根

1-2. ルーガは陶器瓦?

ルーガは陶器瓦のように見えますが、瓦屋根ではありません。

ケイミューからはルーガの名称を「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」としています。
「繊維補強セメント瓦」=「スレート」になります。
つまり、ルーガの主成分はコロニアルと同じです。
そのため「厚型スレート」として分類する人もいます。
「コロニアルをパワーアップさせた陶器瓦のような成型を施した屋根材」としてイメージしてください。

下記画像はルーガの断面です。
スレート特有の繊維質になっています。

1-3. ルーガと板金工事の関係は?

ルーガの施工方法はコロニアルと大きく変わりません。
下記画像は、既存屋根を撤去し、コロニアルで葺き替えた屋根の断面です。
使用している部材を見やすくするため、各部材をずらして表記しています。

ここで注目して欲しいのは、水切り板金の多さです。
雨が漏れやすい部位には水切り板金をつかいます。
特にリフォーム工事の場合は、既存の屋根や板金の活用等を考慮する必要があります。
そのため、工事は複雑になり、高い板金加工技術が求められます。

一般に金属屋根は板金工事業者、陶器瓦屋根は瓦屋根工事業者が携わります。
ルーガは板金工事業者だけではなく、瓦屋根工事業者もルーガを取り扱っています。
しかし、ルーガの研修を受けた際、私はこの屋根は板金工事の分野であると確信しました。

例えば、実務研修のはじめに行う講義が板金の折り方とハサミの持ち方でした。
ルーガ本体を張る作業は受講者全員ができていましたが、板金加工はみなさん苦戦していました。

ルーガを施工する際は、板金工事会社への依頼をおすすめします。
板金工事会社と屋根の関係について詳しくはこちら

カバー工法

1-4.どこに頼んでも工事はできるの?

ルーガを販売し、工事ができる業者は限定されています。

ルーガを使用する工事業者は、ケイミューからルーガショップとして認定される必要があります。
ルーガショップはこちら
認定される過程には、他社からの推薦や専門講習会の受講、建設業許可証の取得、瑕疵担保険の加入などが義務付けられています。
ルーガのブランド力と工事品質を維持するため、施工業者に課せられた使命です。

また、工事業者は基本的にマニュアルに従った工事を行わなければ、メーカー保証を受けることができません。

したがって、ルーガ(ROOGA)を工事できるか否かは、屋根修理会社の技術力やバックボーンを推し量る一定基準になります。

定額屋根修理のスタッフ(私)も神奈川県小田原市にあるケイミューの住宅建材学校で受講してきました。

ケイミュー小田原研修センター

1-5.ルーガの費用は?

ルーガの仕入れ費用はどの工事業者も基本的に同価格です。
そのため、ルーガの工事費の差異は作業費だけで生じることになります。
ただし、お客様が仲介契約による工事を選択した場合は、工事料金に中間マージンが上乗せされるため、工事費用は割高になります。
言うまでもないことですが、悪徳業者に依頼した場合も割高になります。
より安い価格によるルーガの工事を求める方は、屋根専門の「工事業者」に直接お尋ねください。

ルーガ工事価格

1-6.カバー工法で施工できるか?

ルーガは軽量屋根材の分野に位置づけられており、コロニアルの上にルーガを重ね張りすることができます。(屋根カバー工法)

1-7.評判や評価については?

ルーガは販売開始から10年が経過しています。
日本中で使用された豊富な実績があり、専門家からの評価が確立しています。
かつてスレート系の屋根材はぜい弱性な不良品が出回っていた時期があります。
十分な検証がなされていなかったことが大きな理由です。
販売から既に10年が経過しているルーガは安心して使える屋根材です。
ルーガ 屋根

2.ルーガ(ROOGA) 5つメリット

2-1.割れにくい 飛ばされにくい

これまでのスレート屋根瓦や陶器瓦は割れやすく、風に飛ばされやすい欠点がありました。
瓦の割れや飛散は雨漏りの原因となります。

ルーガ(ROOGA)は大人がハンマーでたたいても割れません。
私もハンマーで叩きましたが、ルーガは驚くほど硬い素材で、ビクともしませんでした。

また、ルーガは野地板に釘を打ち込んで固定させるため、一般の陶器瓦に比べ台風の時でも屋根瓦が飛ばされる心配は少ないです。
強風や台風がよく訪れる地域(各市町村ごとに計測されている基準風速が発表されています。)にお住まいのお客様は、保持力を強化する台風クリップの用意もございます。

2-2.耐震性に優れている

日本は「台風」と「地震」が多いですが、「台風」と「地震」に対する屋根の対策は全く異なります。

昔は、屋根はできるだけ重くし、台風で飛ばされないことを重視していました。
しかし、関東大震災などの大型地震がきっかけになり、しだいに屋根軽量化の重要性が認められるようになります。
戦後から瓦屋根は乾式工法(土をつかわなず屋根を固定する工法)が導入されるようにもなりました。

阪神・淡路大震災や東日本大震災を経て、今では屋根の軽量化は常識です。
建築基準法において、ルーガはコロニアルと同じ「軽い屋根材」に分類されます。
陶器瓦の半分の重さです。

ただし、耐震性改善を目指して屋根材を選ぶ際、金属屋根が圧倒的に軽いことは留意してください。

ルーガ 陶器瓦屋根 コロニアル 金属屋根
約20kg/㎡ 約42kg/㎡ 約20kg/㎡ 約5kg/㎡

 

2-3.デザインが秀逸

日本の景観に和瓦は欠かすことができません。
日本の伝統的木造住宅には和瓦がぴったりです。

熊本地震のあった熊本県益城町には、立派な和瓦屋根の住宅がたくさんありました。
立派な屋根であることが、その家のステータスを示す文化が根付いていたようです。
このような考えが根付いている地域はたくさんあります。

地震の被害は圧倒的に重い陶器瓦屋根が多いです。
和瓦のデザインと遜色がないルーガは、地震対策を考える上で有用な選択肢になり得る屋根材です。

ルーガには「雅」と「鉄平」のふたつのデザインがあります。
カラーバリエーションも豊富です。
より厳かな屋根に装飾してくれる「棟」や「鬼」などもあります。

京都の街でも最近、ルーガの屋根をよく見かけるようになりました。
京都の街並みにもルーガは溶け込んでいます。
ルーガ 屋根瓦

2-4.色あせにくい

ルーガ(ROOGA)はケイミュー独自の塗装技術である「グラッサコート」を採用しています。
グラッサコートの塗膜は紫外線からの刺激を守り、色あせにくく鮮やかな色や光沢を長期間キープします。
コロニアル(クアッド)のように、10年ごとに足場を組んで再塗装を行うといったメンテナンスからは解放されます。

2-5.野地板と屋根瓦の間に通気層ができる

ルーガを施工すると、ルーガと野地板(のじいた)の間に通気層ができることになります。
一方、コロニアルや金属屋根(一部)は通気層を設けず、直接野地板に張ります。
屋根材の形状上、通気層を設けることができません。

屋根材と野地板の間の通気層は、野地板の湿気を防ぐ上で重要な役割があります。
建築後30年が過ぎたコロニアルの屋根では、野地板が水分を含みボロボロになることが少なくありません。

通気層がある場合は野地板の湿気からの腐食を抑えることができます。
野地板について詳しくは

 

3.ルーガ(ROOGA) 3つのデメリット

3-1.高額な工事費用

ルーガは高価格であり、施工には手間がかかります。
そのため、屋根の工事費用は他の屋根材に比べて高額です。
下記の表は定額屋根修理がお客様にご提示しているルーガ本体の工事価格です。
役物や下葺き材、足場代等は含まれておりません。

役物とは棟や軒先などで使う屋根構成部材のことです。
安価にルーガの施工を済ませる場合、役物は板金を用います。
板金ではなく同質役物を使うこともあります。
同質役物とは屋根材(ルーガ)と同じ素材で製造した役物のことです。

また、ルーガで使用する垂木(胴縁)材や防水シートはケイミューが販売している純正品だけを使用しなければなりません。
使用しなければ製品保証を受けることができません。

金属屋根に比べると、ルーガの工事費用は金属屋根工事のおよそ1.3倍から1.5倍程度になります。

具体的な工事費用が気になるお客様は定額屋根修理にご相談ください。
お見積もりは無料で承っております。

ルーガ 雅 ルーガ 鉄平
㎡単価 7,800円(税抜) 7,800円(税抜)

3-2.工事期間が長い

ルーガは工事日数も他の屋根材に比べて要します。
実際の工事日数はお客様の屋根の状態や形状によって異なります。

3-3.改修ではメーカー保証が適用されない

ルーガ(ROOGA)を改修工事で用いた場合は、例えルーガが新品でもメーカーの製品保証が得られません。
一方、金属屋根は改修工事でも手厚いメーカー保証(25年から50年の穴あき保証)が得られます。
製品保証のあるなしが金属屋根とルーガの大きな違いになります。
ルーガの保証内容についてはこちら

ルーガ研修の様子

4.ルーガ(ROOGA)「鉄平」と「雅」について

4-1.「雅」と「鉄平」は全く異なる屋根材

ルーガには「雅」と「鉄平」、2種類のデザインががあります。
和風住宅には「雅」、洋風住宅には「鉄平」を使用します。

この2種類の屋根は同素材です。
しかし、「施工方法」や「重量」「施工できる条件」が異なります。
鉄平では役物(棟や軒先に使用する部材)を同質役物(屋根と同素材)もしくは板金(ガルバリウム鋼板)役物かを選択することができます。
板金役物の方が安価です。
雅は同質役物のみの取り扱いになります。

「雅」と「鉄平」は全く異なる商品として扱ってください。

ルーガ ROOGA 雅と鉄平

4-2.ルーガ「雅」について

「雅」は和瓦に近いデザインが特徴です。
そのため、鬼や高棟などの役物がたくさん用意されています。
ただし、ルーガ「雅」を使用できない屋根があります。
私たちが想像している以上に日本の屋根は複雑で特殊な形状をしているため、対応できない屋根形状が一部存在します。
カラーバリエーションが2016年10月に2色増えました。

ルーガ ROOGA 雅

4-3.ルーガ「鉄平」について

「鉄平」は名前の通り平たいデザインが特徴の屋根です。
コロニアル屋根に厚みを持たせたイメージです。
洋風住宅用としておすすめの屋根材ですが、日本瓦からの葺き替えにも対応できます。
屋根がすっきりした印象になります。
「雅」同様、6色あります。

ルーガ ROOGA 鉄平

4-4.結局、ルーガと金属屋根はどっちがいい?

「ルーガ」と「ガルバリウム鋼板」どちらにするか、お客様からよくお尋ねいただきます。
ガルバリウム鋼板の屋根にも和瓦風デザインがあります。
最近では浅草の浅草寺などの寺社仏閣も和瓦デザインの金属屋根を取り入れています。

傾向として、関東地方では「ガルバリウム鋼板」、関西地方では「ルーガ」を選ぶお客様が多いです。

各屋根材を比較し、評価できるポイントをまとめました。
お客様が屋根材を決定する際の参考にしてください。

ルーガ 金属屋根
デザイン
メンテナンス性 〇(フッ素の場合)
価格 ×
耐震性
耐久性
保証期間 ×

ルーガ ROOGA 雅の施工事例

5.定額屋根修理のルーガの施工事例

定額屋根修理で施工したルーガ屋根施工事例のご紹介です。
ご案内の施工事例は一部です。

大阪市鶴見区 ルーガ鉄平への葺き替え屋根工事

神戸市で屋根葺き替え工事は『定額屋根修理』で

屋根の修理 リフォーム 鎌倉市 -定額屋根修理

ルーガ屋根のリフォーム事例 横浜市青葉区

6.ルーガの施工地域

年間積雪が30センチ以下の地域のみ、ルーガの施工が可能です。
施工地域の可否については、お近くのルーガショップもしくはケイミューの営業所にお尋ねください。
ケイミュー株式会社営業所一覧はこちら
もちろん、定額屋根修理にお問い合わせいただいても大丈夫です。
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・奈良県・和歌山県では全域施工が可能です。
兵庫県・京都府・滋賀県の山間部は施工ができない地域があります。

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7.まとめ

・ルーガは屋根大手メーカー「ケイミュー」から販売されている、同社取り扱いの最高品質屋根材です。

・販売から10年が経過し、専門家からの評価も確立されています。

・ルーガ「雅」の和瓦デザインは秀逸であり、陶器瓦や粘土瓦と遜色がありません。

・ルーガの工事価格が高いこと、リフォームでは製品保証が得られないことがデメリットとしてあげられます。

・ルーガショップとして認定された施工店でしかルーガの取り扱いはできません。
ルーガをリフォームで用いる場合や、複雑な形状の屋根で用いる場合などでは、板金の取り合いが複雑になるため、板金工事を得意とする屋根工事業者に依頼することをおすすめします。

 

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