雪止め金具の必要性と取り付け費用について 

全記事 一覧 | 2017.11.10

目次

1.雪止め金具とは
2.雪止め金具取り付けのメリット
3.落雪事故と保険について
4.雪止め金具取り付けのデメリット
5.質問:雪止め金具は後付けできますか?
6.雪止め金具の価格
7.定額屋根修理の雪止め後付け工事対応地域


屋根の軒先近くに横一列に取り付けられた山型の金具があります。
この金具は雪止め金具といい、落雪事故防止目的のために取り付けられます。
全ての屋根材には雪止め金具が用意されています。

「雪止めだけの取り付け工事はできますか?」と定額屋根修理宛にお客様からお尋ねいただきます。
新築や改修時に雪止め金具を取り付けないで、後付けを希望されるお客様からのご質問です。
この記事では雪止め金具の必要な地域や屋根とその費用、取り付け方法について詳しく解説します。雪止め金具の取り付け費用

1.雪止め金具とは

雪止め金具とは名前の通り屋根の上に積もった雪をせき止める金物です。
通常、軒先近くに取り付けます。
ガルバリウム鋼板屋根だけではなく、化粧スレートや陶器瓦、アスファルトシングルにも専用の雪止め金具が用意されています。
雪止め金具の製造会社はたくさんあり、様々な形の製品が販売されています。
素材も亜鉛鋼板からステンレスまで様々です。
大手屋根材メーカーのセキノ興産では約100種類の雪止め金具が用意されています。
セキノ興産雪止め金具

屋根材やお住まいの地域によって取り付ける雪止めは異なります。

コロニアル専用雪止め金具

2.雪止め金具取り付けのメリット

雪止め金具は主に落雪事故を防ぐために取り付けます。
屋根における落雪事故は以下のようなものがあげられます。

人身事故

雪止め金具がない場合、雪は大きな塊の状態で落ちることになります。
人に雪がぶつかると危険です。
塊になった雪はかなりの重量があり、直撃した場合、けがの原因になります。
死亡事故も報告されています。

雨どいの破損・歪み

塊の状態で落ちた重い雪は雨どいの歪みや破損原因となります。

カーポートや車の破損

塊の状態で落ちた重い雪はカーポートの屋根や車体の破損原因となります。

画像参照元:http://geihoku.exblog.jp/21499835/
雪害事故

3.落雪事故と保険について

落雪事故による損害は火災保険が適用されます。
火災保険を利用して壊れた雨どいやカーポートを修理することができます。
落雪・雪害による火災保険の利用についてはこちら

しかし、火災保険は自己所有の物件だけが適応になります。
隣家への事故は認められません。

隣家への事故は個人賠償責任保証の適用となります。
しかし、個人賠償責任保証は予見不可能な場合の事故には適用されません。
大規模な自然災害や年に数回しか降らない雪の事故の場合、保険会社から個人賠償責任保証が認められない可能性があるからです。

このような背景があるため、落雪事故は紛争が極めて多いです。
実際に落雪事故で弁護士に相談される内容は、隣近所への損害賠償ばかりです。
弁護士ドットコム 落雪事故

結局、隣家への事故対策は雪止め金具の取り付けしかないと言い換えられます。
雪止め金具はできる限り、取り付けてください。
雪止め金具を取り付けることで、近隣住民様への配慮をアピールすることもできます。

火災保険と雪害 落雪

4.雪止め金具取り付けのデメリット

雪が全く降らない地域には雪止め金具は必要ありません。
それでは、雪がたくさん降る地域に必要であるかというと、それは間違いです。
豪雪地区は雪止め金具を取り付けません。

雪止め金具を取り付けると、屋根面に雪を留めることになります。
つまり、屋根の重量が増します。
建築基準法でも積雪地域の有無は、耐震性能を調べるための重要な基準となります。
特に旧耐震基準(昭和55年以前)の建築物は、雪止め取り付けの影響を考慮する必要があります。

したがって、豪雪地区は屋根の重量が増すため、雪止め金具を取り付けません。
雪止め金具を取り付けることで屋根の負担が増加します。
豪雪地区では自分で屋根に上り、雪下しをすることが日常となっています。

年に数回、雪が降り積もる地域こそ、雪止め金具が必要になります。

画像参照元:http://geihoku.exblog.jp/21499835/

雪下き

5.質問:雪止め金具は後付けできますか?

回答:雪止め金具は後付けすることができます。
ただし、DIYによる取り付けは避けてください。

ただし、先付けに比べて後付けは手間がかかるため、取り付け費用が割高です。
なお、雪止め金具の後付けは屋根に穴をあけたり、押し込んだんだりするので、雨漏りなどの深刻な不具合が発生しやすくなります。
DIY用としてホームセンターにも販売されていますが、DIYによる素人の方の雪止め金具取り付けは避けてください。

そもそも、足場をかけずに軒先で作業を行うのは危険です。
屋根の新築や改修工事を控えている場合は、屋根工事と合わせて雪止め金具の取り付けるべきです。

6.雪止め金具の価格

定額屋根修理による雪止め取り付けは下記のとおりです。

先付け金属屋根の雪止め 1,400円/m
後付けの雪止め 応相談
足場費用 現場状況による

7寸を超える急こう配(屋根の角度が急)の場合は2列にして雪止め金具を取り付けるため、取り付け費用が2倍になります。

足場は住宅4面ではなく、できるだけ少ない面積で組み立てる部分足場による施工を優先します。
屋根の勾配(屋根の角度)が急である場合は屋根足場も必要になります。
取り付け価格における足場費用が占める割合が高いので、できる限り雪止め金具は先付で取り付けましょう。

7.雪止め後付け工事対応地域

定額屋根修理による雪止めの後付け工事は地域を限定しています。

下記地域のみ対応可能です。
東京都
杉並区 足立区 練馬区 板橋区 北区 荒川区
埼玉県
さいたま市 川口市 蕨市 戸田市 草加市 越谷市
大阪府
堺市 大阪市 東大阪市 松原市
千葉県
市川市 松戸市
神奈川県
川崎市全域
横浜市 港北区 都筑区 青葉区 鶴見区 神奈川区 緑区

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