金属サイディングがなぜ優れているのか?-メリットとデメリット

全記事 一覧 | 2018.03.14

このページでわかること

  • 金属サイディングのメリットがわかります
  • 金属サイディングの業者を選ぶポイントがわかります
  • 定額屋根修理の金属サイディング施工実績がわかります

金属サイディングについて詳しくご紹介します。
金属サイディングは屋根と同じ(主に)ガルバリウム鋼板でできた外壁材のことです。施工性や断熱性、メンテナンス性などに極めて優れた屋根材です。
ガルバリウム鋼板屋根の評価が高まるにつれて、戸建て住宅で金属サイディングの施工を望まれる方が増加しています。
こちらのページでは金属サイディングのメリットとデメリットと同時に、定額屋根修理の施工例も合わせてご紹介します。
なお、ヤナセのショールームも定額屋根修理が手掛けています。

1金属サイディングとは

1-1.金属サイディングとは

金属サイディングとは金属製の外壁材のことです。
金属屋根と同じくガルバリウム鋼板が主に用いられます。
胴縁(どうぶち)と呼ばれる外壁下地を取り付け、その上に金属製のパネルを張って外壁を仕上げます。
金属製の外壁材は工場や倉庫などで主に用いられていましたが、ガルバリウム鋼板の評価が高まるに連れて、近年では戸建て住宅でもつかわれています。
金属のスマートな印象をうまく活用した住宅も増え、「無印良品の家」などでは標準施工の外壁材として金属サイディングは採用されています。

下の画像は定額屋根修理による金属サイディングの施工前・施工後の画像です。
金属サイディングとは

1-2.外壁材の種類

一般に外壁材は「サイディング」と「塗り壁(モルタル壁)」に分けられます。
外壁材全体におけるサイディングのシェアはおよそ80%です。
塗り壁は13%程度です。

あらかじめ工場で加工したサイディング(パネル)を現場に持ち運び、職人さんが張って仕上げます。
サイディングの種類はは「窯業系(ようぎょうけい)」と「金属系」「樹脂系」「木質系」に分けられます。
サイディングのシェアは圧倒的に窯業系が高く、現在の新築における外壁材全体の約70%のシェアを占有しています。
金属サイディングのシェアは約9%程度です。
しかし、最近は金属サイディングの耐久性やメンテナンス性、断熱性などのメリットが認知され、金属サイディングのシェアが徐々に増えてきています。
金属サイディング職人

1-3.金属サイディングの素材

現在の「金属サイディングの素材」は「ガルバリウム鋼板」と思って差し障りありません。
昔はトタンが主につかわれていました。
ガルバリウム鋼板は主にアルミと亜鉛から成る合金めっき鋼板です。
その他、ステンレスやアルミでできたサイディングもあります。
金属サイディングの素材

2.金属サイディングのメリット(リフォーム時)

2-1.施工性(カバー工法)

金属サイディングの最大のメリットはカバー工法によるリフォームができることです。
カバー工法とは既存の「塗り壁」や「窯業系サイディング」の上に金属サイディングを重ね張りする工法です。
屋根のカバー工法と同じ施工が外壁でもできます。
カバー工法は、軽い金属建材だからこそできる施工方法です。

建築後30年以上経過した外壁は、外壁だけではなく木部や鉄部なども激しく痛んでいます。
塗装による対処を行っても、既存の建材が劣化しているため、十分な満足を得られません。
窯業サイディングを直張りしている外壁などは内部結露が発生しやいため、塗料がすぐに剥がれ落ちます。
外壁のリフォームにおいて、金属サイディングによるカバー工法が最も適切な工事となることが少なくありません。
劣化が進行している外壁には、カバー工法は最高の工事方法といえます。

下の画像は建築後40年が経過したトタン外壁にカバー工法で金属サイディングを張った施工前・施工後の画像です。(定額屋根修理による工事です。)

金属サイディングカバー工法前金属サイディングカバー工法後

2-2.断熱性(外断熱)

金属サイディングの多くは断熱材と一体化されており、裏側にはアルミシートが貼付されています。
金属サイディングの下地は胴縁を取り付けるため、空気層ができます。

外張りの結果、住宅の外壁が継ぎ目なく空気層と断熱材で覆われることになります。
この室外側にできる断熱構造を外断熱といいます。
外断熱は室内側で行う内断熱より優れていることは広く認知されています。
事実、金属サイディングの断熱効果はとても優れているため、北海道や東北地区では高いシェアを維持しています。
金属サイディング最大手であるアイジー工業も、山形県発祥で成長した会社です。
通期工法

2-3.メンテナンス性

金属サイディングはメンテナンス性に極めて優れています。

金属サイディングは「窯業サイディング」や「塗り壁」よりも塗料の密着性が良好です。
窯業や塗り壁とは異なり、塗料や雨水などを吸い込むことがないからです。
乾燥収縮の影響も軽微で、ヒビ割れは発生しません。
断熱層があるため、内部結露による塗膜の悪影響も防げます。

また、金属サイディングの塗料はフッ素など耐候性がよいものがつかわれています。

例えば、窯業系サイディングはおよそ10年から15年程度で色あせが目立ちはじめますが、10年や15程度で塗り替えを要する金属サイディングの現場を筆者は見たことがありません。
(ただし、素地が錆びやすいトタン等の素材の場合は除く)
インターネットでもガルバリウム鋼板製の金属サイディングを塗り替えている画像はほとんど見つかりません。

かつて、新興産業という会社がありました。
CM「パッとサイデリア」でおなじみの会社です。
悪徳商法が指摘され、現在は倒産しています。
この新興産業は金属サイディング工事を主力商品として販売していました。
この新興産業の金属サイディングを張られた住宅は25年以上経過した今でも塗り替えが不要な住宅が多く、金属サイディングのメンテナンス性が優れていることを再認識させられます。
なお、新興産業の金属サイディングはアイジー工業のOEM商品(過半数)でフッ素塗料が用いられてました。

また、屋根と外壁を同質である金属製品で統一することは、メンテナンススケージュールを図りやすくなります。

画像はサイディング張り後25年が経過した現場です。
苔の付着を除き、大きな色あせがありませんでした。
金属サイディング 再塗装

2-4.防音性

カバー工法で施工した場合、外壁が2重構造になるため防音性がかなり良くなります。

2-5.メーカー保証

金属サイディングはメーカー保証が得られます。
10年保証の製品がおおいです。
メーカーによって保証期間や保証内容が異なります。

2-6.シーリングをたくさんつかわない

窯業サインディングでは、サイディングのつなぎ目(ジョイント・目地)にシーリングを充てんします。
一方、金属サイディングはシーリングを一部を除いてつかいません。
同じ金属素材の見切り材をつかって、サイディングをつなぎ合わせます。

シーリングの施工価格は私たちは思っているより高いです。
また、サイディングとシーリングの耐用年数は異なるため、それぞれのメンテナンス時期の足並みを揃えることが難しいです。
「シーリングが劣化しているのに外壁が綺麗なまま」といったジレンマに悩まされている施主様はたくさんいるでしょう。

金属サイディングはほとんどシーリングをつかわないため、シーリングのリフォーム費用がかからず、メンテナンス時期が図りやすくなるメリットがあります。
金属サイディング シーリング

2-7.不具合が少ない

窯業系サイディングやモルタル塗り壁は乾燥収縮によりクラック(ヒビ割れ)が発生しやすい素材です。
地震の影響でもクラックは発生します。
金属サイディングは素材自体が金属であるため、他の外壁よりも強度が高いです。

また、既存の外壁の上に新たに外壁材を張るため防水効果が高まります。
透湿防水シートを張った上に金属サイディングを張ると防水効果がさらに高まります。

金属サイディングの不具合

3.金属サイディングリフォームのデメリット(リフォーム時)

3-1.高額

金属サイディングが普及しない一番の理由は価格です。
塗装や窯業サイディングに比べて金属サイディング工事は初期費用が高額です。
塗装費用に比べて3倍程度、金額に差が生じます。
金属サイディングリフォームのデメリット

3-2.デザインが劣る

窯業サイディングに比べて金属サイディングはデザイン面で劣ります。
レンガ調や木目調のデザインは窯業系サイディングの方が実物に近く表現できます。
金属サイディングでは豊かな表現ができません。
また、開口部周りには見切り材を用いるため、建物の立体感が失われ、全体的にのっぺりした印象になります。

ただし、メタリックなデザインの建物には相性が抜群です。
デザイン 金属サイディング

3-3.専門業者が少ない (情報が少ない)

金属サイディングの工事は金属屋根と同じく板金工職人さんが携わる仕事です。
窯業サイディングの職人さんができる工事ではありません。
施工を希望されている方は板金工事会社に依頼してください。

しかし、金属サイディングの工事ができる業者は少ないです。
板金工職人さんも外壁よりは、短期間でかつ案件数が多い金属屋根工事を好みます。

金属屋根は主要な屋根材として認めらていますが、まだまだ金属サイディングはマイナーな存在です。
リフォームでは塗装業者、新築では窯業サイディング業者が圧倒的に多いです。
特にインターネットの世界では、塗装業者による情報量で占められています。
塗装業者にしてみれば、金属サイディング張りは自社の競合になります。
そのため、金属サイディングについてネガティブ(錆びるからだめ等)な情報を発信するホームページが少なくありません。

金属サイディングの専門工事業者を探し、正しい知識を身に付けるのがとても大切です。
板金工

4.金属サイディング工事会社の見つけ方

4-1.関東地区と関西地区

関東地区と関西地区にお住いの方で金属サイディング工事の施工業者をお探しの方は定額屋根修理にお尋ねください。
定額屋根修理では金属サイディングを専門にした板金工職人さんが集まった会社です。

4-2.その他地区

その他の地区にお住いの方は板金組合に所属している企業を参考にしてください。
参考:日本建築板金組合(日板協)

4-3.メーカーから紹介

メーカーに工事会社を紹介してもらうのもひとつの方法です。
紹介する側であるメーカーにも責任があるので、信頼ができる工事会社しか紹介しないでしょう。

 

5.金属サイディングに塗装工事は必ず伴う

5-1.金属サイディングと塗装工事はセット

残念ながら金属サイディングだけでは、おめることができない建築部位があります。
例えば、窓の木枠や軒天,庇板金などです。
したがってリフォームで金属サイディング工事を行う際は、必ず塗装工事がセットになります。

塗装工事がからむため、現場に出入りする人が増えます。
定額屋根修理でも、自社専属の塗装職人さんを管理しています。
金属サイディング工事会社は塗装工事ができる会社であると、言い換えられます。

6.金属サイディングメーカー

6-1.金属サイディングメーカー一覧

金属サイディングは金属屋根と素材が同じガルバリウム鋼板です。
そのため、金属屋根のメーカーと被ります。
アイジー工業・・・金属サイディング最大手の会社
日経ホームビルダー、プロが評価する金属サイディングメーカーランキング1位
YKK AP・・・アルミサイディング最大手の会社
ニチハ・・・外壁材最大手の会社 窯業サイディング最大手の会社
ケイミュー・・・屋根材最大手の会社 パナソニックとクボタの系列会社
旭トステム外装・・・リクシルグループ
日新製鋼建材・・・新日鐵住金グループ

6-2.メーカーの収益は金属サイディング

金属建材のメーカーの総合カタログをみると、金属屋根よりも金属サイディングの方がページ数が圧倒的に多いです。
また、屋根よりも前の表紙側に金属サイディングは掲載されています。
実は金属建材メーカーの収益は金属サイディングの方が多いです。
外壁の方が面積が多いからです。
金属屋根を調べているうちに、定額屋根修理のホームページにたどり着いた方がたくさんいるはずです。
インターネットでは金属屋根ばかりが注目されています。
しかし、「金属サイディングを販売しているメーカーが金属屋根も取り扱っている」といった見方の方が正しいです。

画像はアイジー工業の2017年度総合カタログです。
左側は金属サイディングのページで、右側が金属屋根(ガルテクト)のページです。
金属サイディング カタログ

7.金属サイディングの工事手順

7-1.金属サイディングによるカバー工法

金属サイディング 施工方法既存の外壁材です。
窯業サイディングで、建築後16年が経過しています。

胴縁取り付け樹脂製下地の胴縁(どうぶち)を取り付けます。
定額屋根修理では金属サイディングの下地は樹脂製品を使用します。
胴縁と胴縁の間に空気層ができ、断熱効果と結露防止効果が高まります。

サイディングのカット外壁材を切断します。
職人さんは屋根と同じく板金工職人さんが専門の作業です。
サイディング張り金属サイディング本体を張ります。
今回は横張りで張りました。
縦に張ることもあります。
サイディング見切り材金属サイディングはサイディングと開口部のジョイント部分に見切り材を取り付けます。
今回の現場も窓周りは全て画像のような仕上がりになります。
金属サイディング工事完成
金属サイディングの工事が完成です。
使用サイディングはアイジー工業「ガルフィーユ」。

8.定額屋根修理による金属サイディング工事

8-1.金属サイディングの工事も直接契約・直接工事

定額屋根修理は金属建材の取り扱いを専門とする「板金工事会社」です。
定額屋根修理のホームページでは屋根工事を中心にご紹介をしていますが、金属サイディングの工事も承っております。

定額屋根修理のコンセプトである「直接契約」による「直接工事」の形態になるので、低価格&高品質の工事をご提供いたします。
もちろん、金属サイディングの外壁材も、多数自社倉庫で保管しています。
板金工事会社について詳しくはこちら
画像は定額屋根修理の大阪工事センター
定額屋根修理 堺工事センター

8-2.戸建て住宅

松戸市 | 屋根と外壁カバー工法リフォーム

東京都世田谷区|金属外壁サイディング工事 ガルスパン

8-3.倉庫・マンション

枚方市|1面の金属外壁サイディング工事例

倉庫の屋根修理は定額屋根修理で-埼玉県さいたま市

8-4.店舗や金属建材メーカーの展示場設営

実は、ヤナセやレクサスなどの店舗の金属サイディング工事も定額屋根修理は手掛けています。
画像は東名川崎インターのヤナセの現場です。
使用サイディングは日新製鋼建材「スターライン」。
ヤナセ 東名高速インター
アイジー工業の展示会設営なども定額屋根修理が行っています。
詳しくはアイジー工業の展示会レポート【金属屋根・サイディングメーカー】
アイジー工業 金属サイディング工事

8-5.お客様の声

9.まとめ

・金属サイディングは「金額」と「デザイン」を除けば、「全ての外壁材の中で最も優れている外壁材」であると自信をもって定額屋根修理はお客様におすすめいたします。

・金属サイディングはとても優れた外壁材ですが、施工従事者(設計施工経験者)が少ないため、多くの人にその良さが伝わっていない建材です。

・金属屋根メーカーの多くは金属サイディングの取り扱いもしています。

・金属サイディングは金属屋根と同じく「板金工事会社」が携わる工事です。

・定額屋根修理は戸建て住宅の金属サイディング工事から店舗等の金属サイディング工事まで承っております。

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