火災保険を利用して、屋根の修理をおこなうお客様が年々、増加しています。
インターネットの世界でも、火災保険で屋根を修理するメリットを語るサイトがたくさんあります。
しかし、多くのサイトでは保険金を請求する権利の主張や保険請求の申請代行を行う情報ばかりに偏った印象があります。
実際に保険金を入手するまでに、お客様がどのようなご不安やお悩みを抱えていたのか、そして具体的にどんな注意が必要だったかなどの【被保険者様の生の声】をテイガク屋根修理はお伝えしたいと思いました。
火災保険の申請方法については、下記のページでご紹介させていただいています。
今回の記事では、保険会社(保険代理店)へ連絡と申請を行ったお客様にインタビューさせていただき、保険金が入金されるまでの流れや注意すべきポイントについて、お話いただきました。
これから、保険会社に保険金の申請をする方のご参考になれば嬉しい限りです。

1.今回のインタビューの主旨と内容について

最近では、火災保険を利用して屋根の修繕をご検討されている方が多くいます。
今回は実際に火災保険を利用されたお客様にインタビューをして、これから保険申請する方のご参考になるようなお話を伺うことが目的です。
よろしくお願いします!!



工事でお客様がお支払いした工事金額を教えてください。



保険金の支払いは254,340円でした。



今回、お客様のご自宅ではコロニアル屋根の上に、ジンカリウム鋼板屋根(商品名エコグラーニ)を張るカバー工法を行いました。



- テイガク屋根修理からの補足説明
- 今回のお客様は棟板金の取替えと天窓(トップライト)からの雨漏り費用を保険会社に請求しました。
実際の保険金支給額は254,340円で、最終的に1,120,000円のカバー工法による屋根の工事を行いました。
保険会社に提出した見積金額と実際の屋根工事金額は合致しなければいけない必要性はありません。
保険会社から支払われた保険金の使い道はお客様の自由です。
今回のお客様のように、保険金を請求内容と異なる用途(屋根の葺き替え等)で利用することは問題ありません。
ここで重要なのは、火災保険の使い道はお客様の自由である状態にしておくことです。
たとえば、火災保険申請代行会社に保険申請を行ってもらう代わりに、屋根の工事をセットで注文する契約をお客様が交わしたとします。
この場合、火災保険申請代行会社がカバー工法の金額を2,000,000円で提示した場合、お客様はその工事金額で発注しなければなりません。
もちろん、他社と相見積もりをして比較検討することもできません。
クーリングオフは可能ですが、火災保険申請代行会社は保険申請に労力を費やしています。
契約の解除は争いになるでしょう。
火災保険の申請代行を無料で行う会社は多く存在しますが、大きな対価をお客様が支払う可能性があることを認識してください。
政府や保険会社も火災保険の申請代行は避けるべきとの見解を示し、注意喚起を行っています。
2.保険会社への申請内容や保険会社の応対についてお話いただきました




屋根材のヒビ割れも実際にありました。






築後7年目の中古住宅を購入した後に加入しました。

これは、保険加入時からご存知でしたか?
あるいは、インターネットなどの情報媒体から偶然お知りになられましたか?


今回保険会社にお尋ねされた際、保険会社は主張を正しく受け入れてくれましたか?

ただし、保険会社からは、写真で確認できる限り、部分補修としての認識になるため見積金額は全額負担できないと言われました。






担当の方にどうなってるか尋ねた翌日に、保険金が提示されました。
保険金額をこちらが了承した後の入金は驚くほどスムーズでした。





ということはあまり屋根について詳しくなかったということですか?

でも、代理店の方はどちらかというと中間的な立場にいてくれましたので、どこに気を付けて申請するべきかといったアドバイスはいただけました。
風が強い日があって、私はその日に屋根が損傷したと思っていたのですが、本当にその日で風災条項の保険金がおりるかどうかを判断するため、気象庁の発表の風速(20メートル以上であるか)を確認したほうがいいと代理店の方に言われました。


- テイガク屋根修理からの補足説明
- 今回の屋根保険申請の応対はお客様と保険代理店によるやりとりがメインでした。
たしかに、保険代理店に屋根の被災に関しての専門的な知識を求めることは難しいかもしれません。
しかし、保険代理店は、保険申請が通らない場合の知識や経験は豊富にあります。
代理店の方も、被保険者と保険会社の主張がうまく合致して、両者が納得の上でスムーズに保険金が支払われることを望んでいるはずです。
今回、お客様の保険代理店は風速20メートルの確認をするようにアドバイスをされていました。
気象庁のホームページによると、風速20メートルを超える風は「非常に強い風」と定義されており、棟板金の飛散などを証明するには十分な裏付けになります。
虚偽や過度な保険金の金額を請求することは避け、正直に屋根の被災を報告し、どうするればうまく解決するのか、代理店の方にアドバイスを求める姿勢が大切ではないでしょうか。
(注:必ずしも風速20メートルでなければ保険金が認められないということではありません。実際に20メートル未満でも保険会社に修理の請求が認められたケースは私たちも経験していますので、具体的な風速の数値は参考程度の目安にしてください。)

3.実際に保険会社に申請をした内容


そのうち、見積り書と被災写真はテイガク屋根修理さんが作成していただいたものを提出しました。


ほぼ名前と住所を書くだけです。
思ったより簡単です。



どのくらいの時間滞在していましたか?

滞在時間は約30分で、テイガク屋根修理さんが撮った写真と照らし合わせて、指さし確認されていました。


- テイガク屋根修理からの補足説明
- 一般的に、風災被害にあわれた屋根の修繕を保険申請する場合、保険会社や保険鑑定人が直接、被保険者宅に訪問し、被災状況を確認します。
もちろん、今回の事例のように、保険代理店からの派遣と確認だけで済む場合もあります。
今回の申請内容が屋根修繕工事の中では比較的軽微な、棟板金の交換工事であったことも理由かもしれません。
もちろん、保険会社ごとに審査の方法や基準は異なります。
今回のインタビューによる保険会社の対応は参考程度にとらえてください。





- テイガク屋根修理からの補足説明
- 実際に支給される保険金は見積り請求の金額を下回ることがほとんどです。
テイガク屋根修理が作成した402,000円の見積請求に対し、保険会社からの回答は254,340円でした。
402,000円の根拠となる金額は、必ずしもテイガク屋根修理の価格表とイコールである必要はありません。
市場価格を下回る金額や値引いた金額を保険会社に申請する必要はないということです。
住宅の工事価格は、市場に基づいた単価が存在します。
客観性の高い単価表などから引用して見積り書を作成をする方が、良い結果になることが多いです。
また、請求できる工事は抜かりなく保険会社に申請するようにしましょう。

4.テイガク屋根修理について





火災保険申請代行業者の存在はご存知ですが?



ただ、最初は全く知らなくて話をするうちに、その会社の人が保険金請求の代行をさせてくれと言い出しました。

最近は屋根修理会社と見せかけて、火災保険の申請代行を目的にする会社も増えているのかもしれませんね。
今回、火災保険代行申請会社ではなく、屋根工事会社である当社を選んでいただいた理由をお聞かせください。

私たちはただお願いすればいいだけなので。
でも、御社のホームページや他のホームページでも代行会社はなぜ代行するのか、どこで儲けているのか色々調べているうちに、どこで儲けているのか仕組みがわかりました。
それもいやだなと思って、その中でも定額屋根さんは逆に自分でやろうねって言っているので誠実さを感じました。
それで、最終的に御社に決めさせていただきました。

とても魅力的なキャッチフレーズなので、深く考えず保険申請代行会社に依頼をしてしまう方も多いと思います。
もちろん、私たちも保険申請代行会社は保険申請のプロなので、粘り強く保険会社にネゴシエーションして大きな保険金を請求してくれ期待があることは否定しません。

実際、保険金振り込み後に、代行会社(工事会社)の都合により足場をかけずにリフォームをすると工事内容を変更された事例が国民生活センターで紹介されています。

本日はどうもありががとうございました。
以上でインタビューを終了させていただきます。

5.まとめ
適切な方法で保険申請を行うことが、最もスムーズかつ、お客様の希望する金額に近い保険金が支給されることになると、テイガク屋根修理は結論付けています。
適切な方法とは、お客様自身で保険を申請し、保険の支払いに詳しい屋根修理工事会社に見積もりを作成してもらうことです。
火災保険の申請は、自動車事故の保険申請と変わらず、とても簡単です。
テイガク屋根修理は、屋根修繕に関わる工事費の見積もりや被災箇所の写真も承っております。
台風などの影響でご自宅の屋根が被災された時には、お客様ご自身で保険申請を行うことを前提にテイガク屋根修理に一度、ご相談ください。
長年の経験と実績でできる限りのお手伝いをさせていただきます。