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・2021年8月より屋根工事価格を改定いたしました。

太陽光パネルがついた屋根のリフォーム費用が高い理由

更新 公開

町で太陽光(ソーラー)パネルを設置している家を見る機会が増えてきました。

最近では、エネルギーの自給自足だけではなく、投資目的で太陽光パネルを設置される方もたくさんいらっしゃいます。

それでは、実際に投資資金は設置前のプランニングのとおりに回収できるでしょうか。
太陽光パネルの価格と設置にはいくらかかるか、
太陽光パネルをつけたことで損はしないか、
太陽光パネルをつけるべきか、やめたほうがいいか、
太陽光パネルを設置する前には、気になることが多いかと思います。

しかし、ネット上にある情報のほとんどは「太陽光パネルメーカー」や「太陽光パネル設置業者」によるものです。
その結果、情報が偏りがちで、本当に必要な情報にたどり着けないまま終わってしまうことも多いです。

ここでは、「屋根業者の視点」で「太陽光パネルの設置に伴うリスク(リフォーム時の負担)」について、お話をしていきます。
「太陽光パネルと屋根の関係」「太陽光パネルの脱着」の話は、なかなか知ることができない、しかし、太陽光パネルの設置前に知っておきたい、大切な話です。

屋根はいずれ本格的なリフォームが必要

太陽光パネル設置業者は太陽光パネルの販売を目的にしています。
そのため、太陽光パネルの設置の際に、設置業者から屋根のリフォーム費用について説明を受けることがほとんどありません。
その結果、どうしても屋根のリフォーム工事が見過ごされがちになってしまいます。
しかし、戸建て住宅に後から太陽光パネルを設置した場合、10~20年ほどで本格的な屋根の改修工事が必要になります。

こちらは、屋根材として、比較的使われることが多いコロニアルの写真です。

コロニアルの耐用年数(25年〜30年)

コロニアルの場合、10年に1度は塗装、30年目には葺き替えもしくは重ね葺き(カバー工法)によるリフォームが求められています。
住宅の購入の際に、ハウスメーカーや工務店から、そのような説明を受けたことがある方もいるかもしれません。

ソーラーパネル 屋根リフォーム

リフォームまでの期間がもっと短い屋根材もあります。
2000年初頭に製造された化粧スレート屋根の場合、建築後10年から15年で急速に劣化していき、直ちに葺き替えもしくは重ね葺き(カバー工法)が必要になってしまいます。
太陽光パネルが設置された屋根をリフォームする際には、一度太陽光パネルを外し、また取り付けなければなりません。

太陽光(ソーラー)パネル脱着費用は高い

それでは、太陽光パネルの脱着を伴う屋根リフォーム工事の費用はいくらぐらいかかるでしょうか。
先ほどお話をしたコロニアルの屋根のリフォーム方法としては、重ね葺き(カバー工法)という方法が最もスタンダードです。
この重ね葺きは軽量金属屋根材をコロニアルの上に張る工事方法で、工事の際には太陽光パネルの脱着が必要になります。

そして、太陽光パネルが設置されていない通常のリフォーム工事に比べ、下のような負担やデメリットが伴います。

アイコン

陽光パネルを取り外す費用

取り外した太陽光パネルを保管する費用
(大型のパネルの場合、置き場所がなく、トランクルームで保管するケースもある)

新たに太陽光パネルを取り付ける費用

新しい屋根の専用架台や金具の交換取り付け費用

メーカーの保証が切れる

設置業者によるアフターメンテナンスの保証が切れる

屋根のリフォーム時に太陽光パネルがあるとないとでは、リフォームに要する費用が大きく変わります。
しかし、太陽光パネルの設置の際には、ほとんどその事実が見過ごされています。

太陽光(ソーラー)パネル脱着費用

古いパネルを一度外して、再び設置するのですから、新品の設置以上に手間がかかってしまいます。
また、1枚10KGを超える太陽光パネルを取り外すのは大変です。
屋根に傾斜があるうえ屋根が傷んでいたりコケが生えていたりするため、足元が悪い状態での作業が求められます。

他にも、屋根材も変わるため、古い金具は再利用できず、新たに専用の金具が必要になります。

また、一度太陽光パネルを外してしまうと、メーカー保証が切れてしまうことがほとんどです。(太陽光パネルの保証は最低で10年、メーカーによっては20年です。)
保証が切れてしまうと、脱着時の故障・破損リスクが担保されなくなります。

特に、太陽光パネルが大量に設置されている住宅では、脱着費用だけで数十万になってしまうこともあります。
このような大きな出費があると、投資資金の回収計画は大幅に狂ってしまいます。
すると、太陽光パネルを設置しても、大きな恩恵が見込めなくなってしまいます。

これが太陽光パネル設置業者ではなく、屋根のリフォームを主体にした観点からの意見です。
これから太陽光パネルの設置を検討されている方には、この事実を頭に入れておいてください。
世の中の太陽光パネルを販売する業者やメーカーはこの大切な事実を決して語りません。

太陽光パネル設置業者の顧客の囲い込みに注意!

それでは、太陽光パネルを設置されている方は、どこに屋根のリフォームをお願いするべきでしょうか。

太陽光パネルが設置されているから…
他業者の手が加わると保証が切れるから…
顔なじみだから…

そのような理由で、屋根のリフォームについて太陽光パネルを設置業者に相談される方が多いと思います。
そんなとき、ここぞとばかりに、太陽光パネルを設置業者は屋根リフォーム工事の営業をしかけてきます。
自分のところの太陽光パネルだから、アフターメンテナンスの保証が切れているから、ぜひうちで…と強く言われることもあるかもしれません。
実際、そのような理由で強く工事を勧められると、そうしようかなと考えがちですが、そこも注意が必要です。

たしかに、太陽光パネルメーカーや設置業者の保証があると安心です。
しかし、実際に屋根のリフォーム工事を行うのは太陽光パネルの設置業者ではありません。
「太陽光パネル設置工事」と「屋根のリフォーム工事」は全く別分野の工事ですから、最終的に、太陽光パネル設置業者は屋根のリフォーム専門工事業者に工事を依頼することになるのです。
そして、リフォーム工事の費用に仲介料が加算されることになり、結果として、おどろくほど高額になってしまいます。

太陽光パネル脱着 費用 見積もり

テイガク屋根修理宛のお問い合わせで、最近特に増えているのが「太陽光パネルの設置業者が提示した屋根カバー工法の見積り金額が高い」というご相談内容です。
これは実際の工事費用に仲介料が上乗せされているからです。

「保証」や「アフターメンテナンス」には、顧客の囲い込みの効果があり、次なる工事費用の回収を目的にしているという側面もあります。
この手法は太陽光パネルに限らず、大手のハウスメーカーのリフォーム部門なども似たようなビジネスモデル(アフター保証を武器にした顧客の囲い込み)を行っています。

おススメしたいのは分離発注!

そこで、皆さんにおススメしたいのが「分離発注」です。
「分離発注」とは、建物の工事を場所や設備に分け、それぞれ専門分野の工事会社に発注する方法です。

アイコン 例えば…

トイレは水廻りの専門工事会社に。

クロスの貼替はクロスの専門工事会社に。

外壁塗装は塗装の専門工事会社に。

サッシの交換はサッシメーカー直営やサッシ専門の工事会社に。

ソーラーパネルはソーラーパネル専門の工事会社に。

金属の屋根のリフォームは金属の屋根の専門工事会社に。

このように施主様や大家さんなどが、新築やリフォーム工事をそれぞれの専門工事会社に依頼することを「分離発注」と呼びます。

今、特にリフォーム工事部門では急速に「分離発注」が進んでいます。
以前は、リフォーム工事を検討しても、建物を建てた住宅会社や不動産会社、地域の工務店や総合リフォームショップ、チラシなどでしか、業者を知る機会はありませんでした。
しかし、インターネットが普及した現在は、専門工事会社や細かな工事情報について簡単に調べることができるようになりました。

この分離発注で、直接専門工事会社へ依頼すると、3つの大きなメリットがあります。

専門工事会社への依頼する3つのメリット

1 仲介費用がないため、安い工事費用で依頼できる
太陽光パネル設置業者、ハウスメーカーや工務店などを通さずに、直接専門工事会社と契約できるので、仲介費用が発生せず、安い工事費用で依頼ができます。

2 専門分野の知識や経験が豊富で、状態にあった適切な工事が可能
専門工事会社は様々な事例に合わせた施工経験があり、専門分野の知識も豊富です。
建物の状態に応じた適切な工事方法が提案してもらえ、工事の内容についても納得、安心できる説明を聞くことができます。

3 対応が迅速
直接連絡ができるため、不具合や災害事故などが発生した際にも、迅速に対応してもらえます。
近年、台風や積雪などで緊急な補修が必要になることも多いですが、修理までの見通しが早くつき、修理までの時間も短いことで、不安も解消されます。

太陽光パネル 屋根リフォーム業者

最近ではインターネット上で工事会社や工事内容の様子をできる限りオープンに情報公開しているリフォーム会社が増えています。
私どもテイガク屋根修理も、直接工事であることをお客様にお伝えするため、直接仕入れた材を保管する倉庫の様子などを写真に納め、インターネット上で公開しています。

テイガク屋根修理の太陽光(ソーラー)パネルの脱着の様子

最後に、テイガク屋根修理が行った太陽光パネルの脱着工事の経過について、ご紹介します。

太陽光(ソーラー)パネルが取り付けられた屋根

こちらはリフォーム前の画像です。
「アーバニー」と呼ばれる化粧スレート系の屋根で、リフォーム工事を希望される施主様も増えています。
化粧スレート系の屋根です。ご覧のように、屋根には太陽光(ソーラー)パネルが取り付けられています。

太陽光(ソーラー)パネル取り外し

まず、太陽光パネルを取り外します。
見てお分かりかと思いますが、屋根の傾斜も厳しく、屋根材も劣化しています。
一度取り外しを行ったパネルは保証が切れることもあり、特に慎重にパネルを取り外しています。

ルーフィングシート

今回はこのように、直接下葺き材張りカバー工法で施工を行いました。
写真は下葺き材を屋根全面に張ったところです。
※下葺き材…雨などの水が入らないように、屋根の下地に敷くシート状の建材

屋根本体張り

次に、屋根本体を張っていきます。
ガルバリウム鋼板製の金属屋根(写真で使用している屋根はアイジー工業のスーパーガルテクト)です。

パネル架台取付

続いて、金属屋根専用架台を取り付けます。金具は屋根に穴をあけないグリップ仕様です。
※コロニアルで使用する金具は屋根に穴を開ける仕様となっています。

ソーラーパネル取付なおし

その上に、丁寧にパネルを取り付けていきます。

ソーラーパネル電気工事

最後に、電気配線を整えて、完成です。

ソーラーパネル屋根リフォーム完成

これで、屋根カバー工法と太陽光パネルの脱着工事が終了になります。
これらのテイガク屋根修理の工事保証は10年です。

太陽光パネルの脱着が伴う屋根のリフォームで気になる点がある方は、ぜひお気軽にテイガク屋根修理までお問い合わせください。お見積りまでは無料で承っております。

テイガク屋根修理は施工実績も豊富な屋根専門の工事会社です。直接契約・直接施工で、お客様のお住まいに最適な屋根のリフォームを提案させていただきます。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
著者経歴

大阪府堺市生まれ。船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク屋根修理の記事を執筆しています。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は10,000棟を超えます。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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