足場工事の相場
![](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/12-768x432.jpg)
屋根修理や外壁塗装などの戸建て住宅の足場の相場は以下の通りです。
2階建て戸建て住宅
坪数 | 金額 |
---|---|
25坪 | 約16~20万円 |
30坪 | 約18~22万円 |
35坪 | 約20~24万円 |
3階建て戸建て住宅
坪数 | 金額 |
---|---|
20坪 | 約22~26万円 |
25坪 | 約24~28万円 |
30坪 | 約26~30万円 |
足場工事の単価
![](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/13-768x432.jpg)
テイガクの足場工事単価は、825円(税込み)/㎡です。(2023年7月現在)
1㎡当たりの単価になります。
テイガクでは、足場工事単価に養生シート(メッシュシート)を含む金額を加えています。
業者によっては、足場工事単価と養生シート単価をわけて記載する業者も存在します。
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追加費用
![カーポートの屋根取り外し](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/14-768x432.jpg)
テイガクが工事をおこなう際、4棟に1棟の割合で通常の足場工事に追加工事がかかることがあります。
多くがバルコニーの屋根とカーポートの屋根の取り外しと取り付け費用です。
カーポートが外壁近くに接していることでカーポートの屋根が障害となり、足場を立てることができないといったパターンです。
たかがアクリル板を外すだけで高額のように感じられるかもしれません。
しかし、組立前日や解体後に脱着をおこなう場合があったり、破損による弁償リスクがあったりします。
足場の追加費用の目安
作業項目 | 金額 |
---|---|
バルコニーテラス脱着 | 約20,000円 |
カーポート脱着 | 約20,000円 |
フェンス脱着 | 約20,000円 |
太陽パネル保管用ステージ | 約30,000円 |
ガードマン | 約15,000~30,000円/人 |
道路占用許可申請 | 約20,000~40,000円 |
その他、太陽パネル脱着の際は、太陽パネルを屋根工事の間に保管させるステージを用意する必要があります。
道路の幅が狭く道路を占有する場合は、警察署に道路占用許可申請をおこなう必要があります。
手続きだけで半日かかってしまいます。
道路占用許可申請は、お客様自身でも申請が可能です。
また、交通誘導をするガードマンも手配する必要があります。
ガードマンの単価は時間によって変動します。
壁面足場と屋根足場
![屋根足場](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/15-768x432.jpg)
お客様が想像する足場のイメージは、外壁の周囲に組み立てられた足場をイメージされているはずです。
しかし、屋根が急で屋根工事に危険が伴う場合は、屋根足場といって屋根にも足場を組み立てます。
屋根の部分的な修理でも足場は必要なのか?
屋根の部分的な修理においても足場は必要です。
足場の有無は、建設労働者の安全と工事の品質に大きく関わります。
東西南北に組まなければならないのか?
安定した足場を組むためには、東西南北の四方に足場を組む必要があります。
しかし、建物状況によっては1面だけやコの字型などの部分的に足場を組むこともあります。(部分足場)
部分的に足場を組む場合は、外壁に足場を固定するために外壁に穴をあけることを要する場合があります。
足場の工事期間は?
戸建て住宅の場合はたいてい1日で工事が終わります。
解体は組立よりも早く済むため、午後から始まる半日で終えることが多いです。
仮設足場とは?
建設工事をおこなうために必要な一時的な設置物を「仮設」とよびます。
足場は一時的な設置物であるため、仮設足場とはすなわち足場工事のことを意味します。
屋根や外壁のリフォームで必要な足場費用の項目を「仮設足場」と示す業者も存在します。
足場の種類
戸建て住宅のリフォームで足場を組み立てる方法はいくつかあります。
最近は次に示す2パターンで組み立てることがほとんどです。
ビケ足場
![ビケ足場](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/16-768x432.jpg)
ビケ足場は最も多く採用されている足場の組み方です。
正式には「くさび緊結式足場」といいます。
「作業床」として「鉄の網目が入った幅40センチの板」を敷いて組み上げます。
ハンマーで叩いて、足場のパイプや作業床をつなぎ合わせます。
そのため、工事音はうるさいです。
単管足場
![単管足場](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2023/07/17-768x432.jpg)
20年以上前はビケ足場ではなく、単管足場が主流でした。
足場のパイプを連結させる金具でつなぎ止めて、足場を組み立てます。
ビケ足場と違い、足元に作業床はなくパイプの上に乗って作業をおこないます。
現在では主に狭小地や部分足場で用いられます。
足場面積の計算方法
足場の計算方法は工事業者によって様々です。
外壁面積だけで計算する会社や実際の足場面積で計算する会社など様々です。
基本は軒先から50cm
![足場面積は建物面積より大きくなる](https://yanekabeya.com/wp-content/uploads/2015/11/20c706a5a16882035fa30608674959ab-768x432.jpg)
足場面積の計算式は、
「足場の水平長さ」×「足場の高さ」です。
計算式を元に東西南北の足場面積の合計値を求めます。
足場の水平長さを求める時、基本的に屋根先(軒先・ケラバ)から50cmの位置が基準となります。
高さは屋根の高さから50cmの位置が基準となります。
したがって、建坪や外壁面積ではなく、屋根の形によって足場面積は大きくかわります。
足場工事の見積り金額で注意をしたいこと
大幅な足場金額の値引き
「今すぐ契約をしていただければ足場金額を費用を半額にします」など、キャンペーンの一環として足場金額を大幅に値引く業者が存在します。
これは消費者の納得感を引き出すための営業テクニックです。
足場の金額が半額になることで相場よりも安い工事でできると思っていたら、それは大間違いです。
筆者の経験上、足場の金額を大幅値引きする業者ほど、工事の総合金額が高い傾向があります。
はじめから足場の大幅値引きをするつもりで見積書を作成しているということです。
足場金額だけではなく、工事全体の合計金額で評価をしてください。
足場を組み立てずに屋根修理をおこなう行為
時代遅れの感覚
足場を組み立てない屋根工事は時代遅れです。
今でも足場を組まずに屋根瓦をはがし、建物の下に横付けしたトラックに投げ捨てる作業を目にすることがあります。
ガシャンガシャンという音がひどく、ほこりなどの汚れも大量に発生します。
近所迷惑だけではなく、職人さんの安全や工事品質にも大きく関わります。
良質な屋根工事は提供されません。
台風や地震で屋根が被災した場合の応急処置でない限り、足場を組み立てない屋根工事は絶対に避けましょう。