コロニアル(スレート)の棟板金修理費用

コロニアル(スレート)の棟板金交換リフォーム前後の施工写真

コロニアル屋根の棟板金を交換する工事の施工前写真
棟板金の修理前写真 Before
コロニアル屋根の棟板金を交換する工事の施工後写真
棟板金の修理後写真 After

参考リフォーム費用【棟の長さ10m】

屋根のモデル

階数2階建
築年数約15年
屋根形状切妻
屋根面積80㎡
足場面積190㎡
棟長さ10m
屋根の面積や形、傷み具合、工事別プランによって費用は変わります。

工事見積り内訳明細

工事項目 単価 面積・長さ 小計(税抜)
足場工事 750円/㎡ 270㎡ 157,500円
棟板金交換 7,000円/m
(屋根改修時3,000円)
10m 70,000円
搬入搬出費 1式 20,000円
管理諸経費 1式 30,000円
消費税 27,750円
端数値引き 750円
合計金額 288,000円(税込)
(保険利用時は0円)

棟板金修理のポイント

解説

棟板金とはコロニアルのてっぺんに取り付ける金属製の板です。
断面は「への字型」になっていて、1枚あたりの長さはおよそ2メートルあります。
この棟板金は風でとてもよく飛ばされます。
大きな台風がくると築後10年に満たない住宅でも被害にあいます。

飛ばされる理由ははっきりしています。
棟板金の下に取り付ける「木下地の腐食」と板金を留める「鉄くぎの錆」が原因です。
棟板金を抑えている釘がゆるんでしまい、風が吹くとはがれて飛ばされるといったメカニズムです。
飛ばされにくくするには、棟板金の下地に「腐りにくい素材の下地」、棟板金を留め具に「ステンレス製のビス」を使うことです。
金属の芯を突き抜けてビスを打つことで、棟板金をしっかり固定できます。
いうまでもないことですが、木と鉄よりも腐りにくい素材の下地とステンレスのほうが長持ちします。

また、棟板金がはがれた部分だけを工事するのではなく、棟板金全部を工事対象にしましょう。

火災保険を使えば無料になることも

火災保険に加入をしていれば、風災による被害として保険会社から棟板金交換の修理費が支払われます。
火災保険に加入をされている場合は、積極的に保険を活用しましょう。

テイガク屋根修理のおすすめ度

評価のポイント

築後10年~15年以上経過している場合は、棟板金だけではなく屋根全体のリフォーム工事も検討しましょう。
契約内容にもよりますが、多くの火災保険契約は保険金の使い方が被災者の自由です。
そのため、保険会社から支払われた保険金を屋根全体のリフォーム費用の一部として活用することもできます。

火災保険 屋根修理 申請方法
棟板金 交換

こんな場合は工事価格が高くなります

屋根の工事金額は「屋根の形」や「建物の階数」「屋根材の材質」など、色々な条件によって変わります。
以下の条件に該当する場合、屋根の工事金額が高くなります。

屋根の形が複雑

屋根の形が複雑
屋根の形が複雑

屋根を空の真上から見あげると、屋根の面数がわかります。
よくある「ヘの字型」の2面の屋根を切妻(きりづま)といいます。
4面の屋根を寄棟(よせむね)といいます。
最近は1面の片流れ(かたながれ)とよばれる屋根が人気です。
屋根の面が増えると棟の長さが大きく変わるため、工事費が高くなります。

建物階数が3階以上

建物階数が3階以上
建物階数が3階以上

建物階数が3階以上ある場合、足場組立工事費用や搬入搬出費用が別途かかります。
重くサイズが大きい屋根材であるほど、3階まで持ち上げるたり下ろしたりするのが大変です。
逆に平屋の場合は工事費が安くなります。

屋根が急こう配

屋根が急こう配
屋根が急こう配

急こう配とは屋根の傾きが急であるということです。
急こう配である場合、屋根にも足場を取り付ける必要があります。
これを屋根足場といいます。
別途、屋根足場の工事費用が必要になります。

雨どいを交換する

雨どいを交換する
雨どいを交換する

築後20年以上経過している場合は、雨どいの交換工事を検討してください。
雨どいは水平に取り付ける「軒どい」と縦に取り付ける「縦どい」の2種類があります。
特に軒どいは台風や大雪の影響で壊れやすいです。
長さによりますが、雨どいを全部交換すると合計金額の10%前後、工事費が高くなります。

ただし、火災保険に加入をしていれば、自然災害で壊れた雨どいの交換工事はほぼ無料でできます。
積極的に保険を活用しましょう。

棟板金の工事についてよくある質問

Q

棟板金の交換には足場組立が必要でしょうか?

A

安全性と工事品質を考慮すると足場は必要です。
足場を組まずに工事をおこなう業者がいますが、足場を組まなければ適切な仕上がりにはならないと思ってください。

Q

2度と棟板金が飛ばない工事方法は?

A

棟板金の飛散は屋根の中で最も多い不具合です。
以下の順番で棟板金を仕上げると棟板金が飛ばされるリスクが軽減します。
・腐りにくい素材の下地を使う
・ステンレスビスを使って30センチ間隔で打つ

Q

換気棟とは何ですか?

A

換気棟とは穴があいた棟板金のことです。
屋根にも穴をあけるので、屋根にこもった熱を外に排出でき、屋根の断熱効果が高まります。
また、屋根裏の結露対策にもなるため、屋根の耐久性を高める効果も得られます。
最近の戸建て住宅ではかなり高い確率で換気棟が取り付けられています。

棟板金の交換工事の施工例

兵庫県神戸市

神戸市 – 台風で飛ばされた棟板金・棟包みの交換修理

日付:2017年10月

神戸市 – 台風で飛ばされた棟板金・棟包みの交換修理

神戸市で棟板金・棟包みが飛ばされたお客様はテイガクで。棟板金を専門工事業者引き受けます。保険対応も受けて付けています。 神戸市の棟板金交換修理 神戸市で棟板金の交換工事を行いしました。神戸市の屋根修理例はこちら台風の影響…

日付:2017年10月

練馬区 アパート屋根の修理工事完成
東京都練馬区

練馬区 – アパート棟板金の交換工事

日付:2017年8月

練馬区 – アパート棟板金の交換工事

練馬区でアパート屋根の修理工事や棟板金の交換工事業者をお探しの方はテイガクにお任せください。テイガクでは定額制でお客様の屋根を修理いたします。 練馬区 アパートの棟板金交換工事 東京都練馬区で棟板金の交換工事を行いました…

日付:2017年8月

世田谷区の棟板金交換工事 完成
東京都世田谷区

世田谷区で棟板金の交換工事や取り換えはテイガクで

日付:2016年11月

世田谷区で棟板金の交換工事や取り換えはテイガクで

世田谷区で棟板金の交換工事や取り換えはテイガクにお任せください。 世田谷区で棟板金の交換工事事例 東京都世田谷区で棟板金の交換工事のご注文をいただきました。棟板金は棟包みとも呼ばれています。棟の周囲は台風や強風、竜巻など…

日付:2016年11月

船橋市の棟板金交換とカバー工法による屋根リフォームが完成です
千葉県船橋市

千葉県船橋市 – 錆びた棟板金の交換とカバー工法による屋根リフォーム

日付:2019年9月

千葉県船橋市 – 錆びた棟板金の交換とカバー工法による屋根リフォーム

千葉県船橋市にお住まいのお客様から、屋根リフォームに関するご相談をお受けしました。 現場は築後18年が経過しているスレート屋根で、棟板金に大きな錆びが発生しています。 錆びた棟板金には数カ所に穴あきがあり、棟板金を固定す…

日付:2019年9月

棟板金の交換についてもっとよくわかるページ

応急処置
棟板金交換
この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

トップへ戻る
価格据え置きキャンペーン 金属サイディングカバー工事
価格据え置きキャンペーン 金属サイディングカバー工事