台風被害で屋根を修理する前に読んでほしいページ【11のポイント】

全記事 一覧 | 2018.10.04

このページでわかること

  • 2018年10月4日現在の屋根修理状況についてお知らせします
  • 屋根修理の方法について解説します
  • 正しい屋根修理業者の選び方についてお知らせします
  • 火災保険の申請について解説します
雨漏り修理方法

台風による屋根修理でお困りの方向けに作成したページです。
地域に限らず、屋根が被災された方はきっと役に立つと思います。

弊社による最新の対応状況もこちらのページでご確認ください。
2018年10月4日更新。
随時更新いたします。

【テイガクの対応について】
現在、台風の影響でお問い合わせが立て込んでおります。
応急処置や火災保険会社提出用のお見積り作成、工事に関しては下記をご確認ください。
テイガク対応について詳しくはこちら

【板金職人様へ】
関西地区における台風の被害が甚大なものになっています。
弊社では板金職人さんを広く募集しています。
遠方からの応援も受け付けております。
ご協力いただける職人さんは下記ページからご応募ください。
板金工職人さん募集ページ

台風が過ぎ去った後に注意してほしいこと

屋根の不具合は気が付かないことが多い

台風が過ぎた後は自宅の屋根を地上から目視で点検してください。
「雨漏りがない」=「屋根が安心」というのは大きな間違いです。
雨漏りがなくとも自宅の屋根がめくれたり、屋根の板金が飛ばされたりすることはよくあることです。
残念ながら普段から屋根に注意を払っている人は少ないです。
そのため、自宅の屋根が大変なことになっていることに気づいていない人が多いです。
ご近所から指摘されて自宅の屋根が剥がれていることに気づく人もいます。
そのまま放置しておくと再度強風が吹いた時に人身事故や物損事故の2次被害が発生するリスクが高くなります。
雨漏りが発生するリスクも高くなります。

ただし、屋根の不具合は地上からの目視だけではわからないことも多いです。
だからといって、ご自身が屋根にあがって修理をおこなうのはとても危険なのでやめてください。
屋根の修理中で命を無くされる方や半身不随などの重傷になる人は毎年数多く報告されています。
読売新聞10月4日 台風後の屋根修理で転落118件、4人死亡
屋根の修理は、信頼できる業者に連絡をして確認してもらいましょう。
屋根の不具合は気づかない

テレビ朝日のスーパーJチャンネルで取材を受けました

台風の影響は屋根だけではなく、車やエアコン室外機、室内の電化製品にも及びます。
屋根の被害について、テイガク屋根修理がテレビ朝日のスーパーJチャンネルで取材を受けました。
短い時間ですがアナウンサーさんがフリップボードでわかりやすく説明をしています。
是非、下記のリンク先の動画をご覧になって参考にしてください。
参考:台風去っても意外な被害 放置すると大変なことに…/スーパーJチャンネル

他にも知らぬ間に被害が及びやすいのが屋根です。よく瓦が飛ばされることはあると思いますが、そこから水が入ってしまいます。そうすると、最近の住宅では屋根の下に「防水シート」があり、すぐには雨漏りせずに気付きにくい。なので、放っておくと紫外線の影響を受けて劣化が進み、結果として防水シートがあることで気付かないので雨漏りしやすくなってしまうこともあるそうです。心配な人は信頼できる専門業者に確認してもらうと良いということです。 引用元:テレビ朝日/スーパーJチャンネル

去年(2017年)上陸した最大級の台風は?

2017年に上陸した最大級の台風は「2017年台風21号」です。
10月23日に九州北部から関西、関東にかけて上陸しました。
すでに今年9月の台風の影響で忘れ去られていますが、私たち屋根修理業者にとって2017年の台風21号はかなり屋根に被害をもたらした強烈な台風でした。
言いたいことは、10月も台風シーズンであるということです。
備えあれば患いなしです。
もう台風や災害はこないだろうと思って安心してはいけません。

ポイント1:屋根修理業者は2種類にわかれる

屋根の素材は「瓦」or「金属」?

屋根修理のプロとは「瓦屋根職人」もしくは「板金工職人(金属屋根職人)」になります。
もちろん、修理業者も「瓦屋根工事業者」と「板金工事業者」にわかれます。
瓦屋根金属屋根金属屋根 瓦棒わかりやすくたとえると、これは「うどん屋」と「そば屋」のような違いです。
お店の中にはうどんもそばも取り扱うお店がありますが、”うどん専門店”の方が美味しいことは間違いありません。
適切な修理や工事を望まれるなら、「瓦屋根工事業者」もしくは「板金工事業者」の依頼先を見極める必要があります。

そのため、被災者の方は自宅の屋根の種類(素材)を知ることからはじまります。
屋根の種類は建築図面に記載されていることが多いです。
しかし、全く記載がないこともあります。
記載がない場合は建設した工務店や不動産会社に確認してください。

なお、テイガクは「板金工事業者」です。
金属屋根を専門に取り扱っています。

スレート屋根は?

屋根の種類は大きく「瓦」「スレート」「金属」「アスファルトシングル」の4つに分けられます。
スレートとはセメントを主成分にしたうす平べったい板状の屋根のことで、最近の新築の戸建て住宅で最も使われています。
スレートは「コロニアル」や「カラーベスト」ともよばれます。
スレート屋根アスファルトシングル基本的にスレート屋根とアスファルトシングルは瓦屋根職人でも、板金職人でも施工ができます。
理由はいずれも施工が簡単な屋根材だからです。

一部の屋根工事業者の中にはスレート屋根の工事だけを専門にする業者も存在します。
ただし、スレート屋根だけを専門にする工事業者は基本的に「新築専門の業者」です。
そのため、「改修工事」があまり得意ではない傾向があります。
理由はスレート屋根は全面改修することを想定して製造されていないからです。
新築と改修ではフィールドが全く違い、求められる技術が違います。
このことはとても大切な話なので後述いたします。
いずれにしても、改修工事をおこなう場合は「瓦屋根工事業者」もしくは「板金工事業者」に依頼することがおすすめです。

なお、スレート屋根の製造はケイミューという企業がほぼ独占しています。
ケイミューのホームページからスレート屋根の施工を認定している業者が検索できます。
ただし、この中には屋根の工事業者ではなく屋根瓦の販売業者や卸売業者も含まれています。

最悪なケースは手抜き工事

下の画像はスレート屋根の棟板金(むねばんきん)を上から釘で打っている画像です。
上から釘を打つとそこから雨水が入り、雨漏りが発生します。
この頭上から釘を打つことを「脳天打ち」とよび、手抜き工事のひとつです。

本来、棟板金の釘は板金の横から打ちます。
この現場はお客様地元の大工さんが施工した現場でした。
大きな災害が発生したとき、屋根職人さんの手が足らなくなるため、屋根職人さん以外の手で施工される現場が多くなる傾向があります。
近所の工務店に依頼したからといって、屋根職人さんを連れて対応してくれる保証はありません。
必ず屋根の本工事は屋根専門の職人さんであるか確かめた上でおこなってもらいましょう。
手抜き工事

ポイント2:瓦屋根職人と板金工事職人の見つけ方

瓦屋根職人と板金工職人の見つけ方は簡単です。
以下の組合ページから検索してください。
ただし、弊社のように組合に所属していない屋根修理業者もたくさんいます。

瓦屋根職人・瓦屋根工事業者

一般社団法人全日本瓦工事業連盟(全瓦連)

板金職人・板金工事業者

一般社団法人日本建築板金協会(日板協)

両方の屋根工事をおこなう業者について

屋根工業者の中には瓦屋根も板金屋根の工事も請け負う業者が多いです。
理由は屋根工事業者が2種類に分かれることを、一般の人にほとんど知られていないからです。
私たち工事業者はその気になれば、外注のかたちでも工事受注し、営業活動をおこなうことができます。
中には瓦屋根も板金屋根も外注発注の「営業工事業者」も存在しまあす。
むしろ、リフォーム業者の多くは営業活動が主体で工事は下請け任せの「営業工事業者」の方が多いです。

もちろん、瓦屋根も板金屋根材も取り扱い、かつ2種類の職人さんを抱えている屋根工事会社もあります。
しかし、そのような会社は極めて稀で少ないです。
屋根の工事業者は「瓦屋根主体」もしくは「板金屋根主体」に大別されるのが原則です。板金工事について

ポイント3:応急処置について

応急処置について

雨漏りを防いだり、建物の悪影響を防いだりするための応急処置はとても大事なことです。
具体的には屋根にブルーシートをかけてあげます。
よく「ブルーシートだけで安心できるか?」と聞かれます。
結論を言いますとブルーシートだけでは安心はできません。
あくまでも応急処置であるため、プロがおこなってもブルーシートはいずれ剥がれてしまいます。
ただし、ブルーシートには「かけ方の工夫」や「使用に適した材料」があります。
素人がおこなうよりは、プロの屋根職人さんに作業をしてもらう方が安心です。
素人による作業は危険かつ意味がない作業であることが多いです。

応急処置をおこなう業者について

言うまでもないことですが、屋根の応急処置は「瓦屋根職人」もしくは「板金屋根職人」などの屋根専門職人さんにおこなってもらうことが原則です。
少なくとも「瓦屋根」は「瓦屋根職人」へ、「金属屋根」は「板金職人」に依頼しましょう。

しかし、今は一刻を争う事態であるため、あらゆる業種の職人さん(大工さんや塗装やさん)が総動員で被災現場の応急処置をおこなっています。
ボランティアで作業をおこなっている自治体や消防団も一部あります。
(※必ず自治体がおこうとは限りません。)

避けたい応急処置のケース

業者の中には被災に乗じて応急処置だけをしてお金を稼ごうとする業者もいます。
屋根の修理やリフォームもしてくれると思ったら、応急処置後、全く何も対応してくれないといった業者もいます。
緊急を要する事態であるため放置しておくよりは望ましいですが、そのような業者はまともな応急処置をおこなっていないはずです。
屋根は目が届かないところなので、適切な処置の判断が施主様にはできません。
屋根の応急処置さらに逆の悪いケースもあります。
無料で応急処置をおこなう代わりに高額な屋根工事を要求する業者です。
他社との相見積もりなどをさせる猶予を与えずに、屋根の修理工事を求める業者がいます。
お客様も応急処置を速やかかつ無料でおこなってもらったため、断りづらくなります。
しかし、そのような条件で応急処置をおこなう業者は屋根の修理費用が高額である傾向が高いです。
本来、屋根の工事は複数の業者に相見積もりを取ることが望ましいです。

応急処置と屋根修理は割り切って考えてください。
すぐに対応してくれた業者だからといって適切な応急処置をしてくれたり、適正価格の工事を提案してくれるとは限りません。
お客様の弱い立場を利用する業者がいることは心得ておきましょう。
屋根の応急処置の注意点

応急処置の費用について

目安としては3万円から10万円かかります。
一度の処置での費用なので、手直しなどには再度費用が発生します。

火災保険に加入している場合、応急処置の費用は保険会社が負担してくれることがあります。
全額負担している保険会社もあれば、一部負担してくれる会社もあります。
この場合は「応急処置費用」ではなく、「仮修理費用」という名目になります。
「仮修理費用」を対応している保険であるか、保険会社にあらかじめ確認をしてください。
「仮修理費用」の保険金が受け取れる場合は、屋根修理業者に「仮修理費用」の見積書及び請求書をもらいましょう。応急地の例

ポイント4:屋根改修の工事日について

現場調査と見積もり入手には時間がかかる

まずはじめに屋根修理業者はお客様宅にうかがい、現場調査をおこないます。
調査後、屋根の面積を計算し、必要材料を拾い出ししてから見積書をお客様に提出します。

新規のお客様からのお問い合わせでよく、「明日か明後日までに来てほしい」と言われることがあります。
しかし、それは難しいご相談です。
たとえば、通常の新規のお問い合わせで、テイガク屋根修理は約1週間前後お待ちいただいています。
向こう1週間の業務が埋まっており、お問い合わせをいただいてもすぐに動けることが少ないです。
さらに台風や地震などの大型自然災害が発生したときは、一時的にお問い合わせが増えてしまうため、ご訪問日がもっと先になります。

地域で評判があり、仕事をきちんとしている屋根工事業者さんであれば、お客様からの引き合いも多いはずです。
そのため、現場調査や見積書の作成までには相当数の期間が必要になることが多いでしょう。

関西地区の屋根工事は1年待ちの可能性あり

2016年熊本地震の時、屋根の修理が1年待ちの状態でした。
毎日新聞 熊本地震 屋根修理中の転落相次ぐ 業者1年待ちで 2016年6月6日 19時16分

今回の関西地区の台風による屋根被害数も相当数あります。
屋根修理工事日にはかなりの時間がかかると思われます。
もし信頼できる屋根修理業者さんと巡り合えたら、すぐに工事発注をしましょう。
工事発注に1週間悩むと、その間に1か月工事が遅れる程の事態です。
屋根の修理工事の時期

関東地区の屋根工事も時間がかかる見通し

台風24号が関東地区を襲い、関東地区でもかなりの被害が発生しています。
まだはっきりしていませんが、屋根修理の工事日は通常よりも時間がかかる見込みです。
ただし、関東地区は関西地区と異なり瓦屋根が少なく、棟板金の飛散による不具合が圧倒的に多いです。
そのため、瓦屋根が多い地域に比べると屋根修理業者が見つからずに困るといった事態は避けられそうです。
棟板金の飛散

テイガクのホームページ閲覧数でも

テイガクの全国のホームページ閲覧数を公開します。
「2017年10月の台風」を比べものにならない程、閲覧数が増えています。
弊社では2017年10月に関西で直撃した台風の屋根修理工事の依頼を対応するのに3か月の期間を要しました。
修理工事には1年以上かかる可能性もあります。

テイガクの閲覧数

 

ポイント5:悪徳業者について

悪徳業者に注意

悪徳業者が動きが気になります。
すでに注意喚起が各方面からなされているので、このページでは詳細は控えます。
台風の後は…悪徳修理業者に警戒を! 「放置すると雨漏り」などと不安あおり高額請求

被害が甚大であるため、こちらが予想もしない新手の詐欺なども起こりうる危険があります。
特にお年寄りだけでお住いの住宅は注意してください。
悪徳業者

ポイント6:屋根工事の費用について

工事費を安く抑えるには屋根の専門修理業者へ

屋根の専門修理業者である「瓦屋根工事業者」もしくは「板金工事業者」にお問い合わせください。

ホームセンターやハウスメーカー、工務店、リフォームショップなども屋根のリフォーム工事を請け負っていますが、彼らは「営業工事業者」です。
営業業務を主体にして、屋根工事は「瓦屋根工事業者」や「板金工事業者」などの下請け業者に発注しているだけです。
ハウスメーカーの社員が屋根の上にのぼってトンカン工事をすることは決してありません。
ハウスメーカーの下にいる下請け業者がトンカンしているのです。

営業工事会社を介した修理は高額になり、時間がかかる傾向があります。
是非、下記の動画を参考にしてください。

テイガクは大手ハウスメーカーの下請け業者でした。
インターネットのおかげで、ハウスメーカーからの受注に頼らず、お客様から直接、工事を請け負うようになりました。
弊社のように自社でホームページを作成して工事を受注する屋根工事業者も最近はたくさんあります。

インターネットでは「紹介サイト」だらけ

インターネットで「雨漏り修理業者」や「屋根修理業者」を探していると、「無料で複数の修理業者を紹介」する「紹介サイト」にたどり着くことが多いです。
これは「マッチングサービス」ともよび、工事が成約したら紹介した屋根修理業者から工事費用の一部をバックマージンとして受け取ることを目的にしたサイトです。
サイト運営会社はIT企業であり、最近のリフォーム関係のサイトはマッチングサービスが急激に増えています。
本質的には「紹介サイト」は「営業工事業者」と変わりません。
インターネットでリフォーム業者を探すポイント

屋根の修理費用・リフォーム費用の相場

表の金額はあくまでも「相場」です。
2階建ての足場組立費用が含まれています。
屋根の「形」などや「下地の劣化状況」で金額は変わります。
参考程度にしてください。
詳細については現場調査が必要です。

約30坪(100平米)程度の瓦屋根の場合

葺き替え(ふきかえ)とは張り替えのことです。

工事内容 修理・リフォーム費用の相場
瓦屋根の部分修理/差替え 1万円~20万円
(枚数による)
瓦屋根の葺き直し 150万円前後
土葺き瓦を乾式瓦に葺き替え 300万円前後
瓦から瓦に葺き替え 250万円前後
瓦から和風金属屋根に葺き替え 230万円前後
おススメ瓦から金属屋根(断熱材入り横葺き)に葺き替え 200万円前後
瓦から金属屋根の縦葺きに葺き替え 180万円前後
瓦からスレート(カラーベスト/コロニアル)に葺き替え おすすめしません(後述)

瓦屋根の葺き替え工事の費用

約20坪(70平米)程度のスレート屋根(カラーベスト/コロニアル)の場合

工事内容 修理・リフォーム費用の相場
スレート屋根の部分修理
(差し替え含)
1万円~5万円
(枚数による)
スレート屋根の棟板金の全面交換 30万円前後
スレート屋根をスレート屋根に葺き替え おすすめしません(後述)
おススメスレート屋根の上に軽い屋根を張るカバー工法 100万円前後

カバー工法屋根

約20坪(70平米)程度の金属屋根(トタン屋根含む)

工事内容 修理・リフォーム費用の相場
金属屋根の部分修理/差し替え できないことが多い
(特にトタン屋根)
金属屋根の棟板金の全面交換 20万円前後
おススメ金属屋根を金属屋根に葺き替え 130万円前後
上に軽い屋根を張るカバー工法 できないことが多い

トタン葺き替え

応急処置 その他工事の費用

工事内容 修理・リフォーム費用の相場
ブルーシート養生 3万円~10万円
雨どい全面交換 10万円~20万円
(長さによる)

 

通常おこなう工事価格より割高になる覚悟も

そうはいっても、屋根修理業者がなかなか見つからないこともあります。
工事金額が高くなる可能性があるのを覚悟したうえで、建設会社や地元の工務店、ハウスメーカー、不動産会社などに頼ることもひとつの考えです。

特に関西地区の屋根修理は既に供給が需要を大きく上回っています。
どこの屋根工事会社も大忙しです。
関西地区の屋根工事職人さんだけでは対応ができないため、各地方から既に応援が来ています。
地方からの出張の場合、その職人さんには宿泊費や遠征費がかかることになります。
そのため、屋根工事業者の見積もり金額は各インターネットのホームページで記載されている料金より高くなることが予想されます。

ポイント7:瓦屋根の修理について

瓦屋根の「修理」「部分修繕」を依頼する修理業者

「瓦屋根が飛んだ」「瓦屋根がズレた」といった被害が多数報告されています。
被害で最も多いのは棟瓦(むねがわら)のズレです。
棟瓦は「ぐし瓦」ともよばれます。
屋根のてっぺんに積み上げるように置かれた瓦のことです。
ズレが軽微であれば、棟瓦を積みなおすだけで対処できます。
瓦屋根の部分修理については「瓦屋根工事業者」にお尋ねください。
しかし、瓦のズレが大きいと、大規模な工事になる可能性があります。

瓦屋根の「葺き替え(ふきかえ)」の場合

葺き替えとは、屋根の張り替えのことです。
既存屋根と土を全て取り除き、”今どきの屋根”に葺き替えてあげる工事です。
”今どきの屋根”とは軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板)が代表的です。
屋根の葺き替え

昔の瓦屋根は地震に弱く、風にも弱い屋根です。
6月に大阪北部で発生した地震と9月発生した台風21号では、瓦屋根の被害が最も深刻であり、数も多かったです。
瓦屋根が良くないことは今回の自然災害で十分証明されました。
もう瓦屋根はやめて安心できる軽い金属屋根に葺き替えることをおすすめします。

金属屋根には和瓦風デザインの製品もあります。
しかし、お客様の中には金属屋根の意匠に抵抗を示す方もいます。
そのような方には、ケイミューのルーガもしくは軽量瓦への葺き替えをおすすめします。
金属屋根

【重要】スレート屋根への葺き替えについて

弊社ではスレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の葺き替えはおすすめしていません。
お客様から強いご希望をいただいた場合に限り工事を承っております。
理由はスレート屋根は「リフォーム」の場合、「メーカー保証」が得られないからです。
スレート屋根がメーカー保証を得られるのは「新築」だけです。
ケイミュー カラーベスト・コロニアルの保証基準ページはこちら
つまり、スレート屋根は葺き替えを想定して製造された屋根ではないということです。

たとえば金属屋根(メーカー製かつガルバリウム鋼板横葺き屋根)は、リフォームの場合でも穴あき保証が25年~30年付きます。
中には50年保証をしてくれる商品もあります。
メーカー保証の観点からでも金属屋根が良い理由が納得できます。
【2018最新】ガルバリウム鋼板屋根の特徴とメーカー比較
ガルバリウム鋼板屋根のカバー工法

ポイント8:スレート(カラーベスト /コロニアル)の修理について

まずこの名称を覚える!

台風ではコレがよく飛ばされます。
コレは「棟板金(むねばんきん)」とよびます。
屋根のてっぺんに取り付ける板金です。

飛ばされた棟板金

棟板金の構造を知る(なぜ風で飛ばされるのか?)

棟板金の下には棟下地(むねしたじ)とよばれる下地があります。
一般的には「木」の下地が使われます。
棟板金は横脇からこの木の下地にめがけて「釘」で留めます。

木の下地はよくないです。そして、釘もよくないです。
木は腐りやすく、釘は保持力が低いからです。

そのため、建築後10年程度で棟板金の固定する力が弱まります。
結果、強風で飛ばされます。
棟板金が飛ばされると人にあたったり、隣の外壁や車にあたったりして危険です。棟板金の交換工事

棟板金の修理について

棟板金が1本飛ばされたからといって、1本だけ直すのは”絶対にダメ”です。
「1本ダメ=棟全部ヤバイ」と思ってください。
すでに棟板金全部の釘がゆるんでいるはずです。
同じような台風が来た時、また同じ不具合を被ることになります。

台風で被災した棟板金は”全交換が基本”です。
飛ばされた部分だけを直す屋根修理業者がいたらストップをかけましょう。

そして、棟板金の修理方法は以下の3点がポイントになります。

①下地は「樹脂+アルミの製品」を使う

腐らない「樹脂製」の棟板金下地があります。
また、樹脂の中にはビスでしっかり固定できるよう「アルミ芯」が入っています。

②ビスで固定する

釘ではなくビスを使いましょう。
これで棟板金をよりしっかりと取り付けることができます。安心です。

③足場を組む(安全対策)

棟板金の交換などの高所作業には足場を組むなどの安全対策が法律で義務付けられています。
そもそも、安全な環境でなければ丁寧な仕事ができません。
足場を組まない修理を提案する業者さんより、足場を組む修理を提案する業者さんの方が信頼でき、丁寧にる業者さんであり、棟下地 樹脂+アルミ

【よくある質問】棟板金が外れたら雨漏りはするのか?

棟板金の下にはルーフィングシートとよばれる防水シートがあります。
このルーフィングシート(防水シート・下葺き材)が機能していれば、雨が漏れることは原則ありません。
雨が降っているのに雨漏りがないのであれば、ルーフィングシートが機能していると判断できます。
ただし、雨さらしの状態ですと、ルーフィングシートが痛んでしまうのでできる限り早く応急処置や棟板金を交換してあげましょう。
なお、ルーフィングシートにも耐用年数があり、一般的な商品は約10年程度で劣化がはじまります。
ルーフィングシート 防水シート

スレート屋根の部分修理について

スレート屋根は部分修理ができる屋根材です。
ワレたり、ヒビがはいったりしたスレート屋根の一部は新しいものに差し替えることができます。

ただし、スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)の耐用年数は30年です。
メーカーのアナウンスでは建築後30年で「葺き替え」もしくは「カバー工法」を推奨しています。
建築後30年が過ぎたスレート屋根である場合、部分修理だけでは十分なメンテナンスの期待ができません。
スレート屋根の耐久性について詳しくはこちら

残念ながら建築後10年程度で”ダメ”になるスレート屋根があります。
2000年代前半に建てられた住宅は注意してください。
この時期のスレート屋根はアスベスト含有が規制された直後の時期で、ボロボロになりやすくなっている商品が流通しています。
私たち屋根修理業者は「ノンアスベスト屋根」とよんでいます。
ボロボロのスレート屋根建築後30年が過ぎたスレート屋根やノンアスベスト屋根では、部分的に差し替えや補修をおこなっても、すでに屋根全体にダメージがかかっています。
近い将来、同じような屋根の不具合が再発する恐れがあります。
そのため、屋根全体の機能を高める「葺き替え」や「カバー工法」を検討してください。
割れたスレート屋根

カバー工法について

カバー工法とは古くなったスレート屋根の上に軽い金属屋根を被せる工事方法です。
屋根カバー工法について詳しくはこちら
スレート屋根のスタンダードな工事方法です。
屋根カバー工法

ポイント9:金属屋根(トタン屋根含む)について

まずこの2種類を覚える!

金属屋根は2種類あります。
「縦葺き(たてふき)」と「横葺き」です。

縦葺きは板金江職人さんが手作りで葺きます。
縦葺きは昔ながらのトタン屋根が多いです。
ガルバリウム鋼板 縦葺き
一方、横葺きはメーカーで加工された製品が多く、横向きに金属屋根を葺きます。

ガルバリウム鋼板 横葺き

トタン屋根の修理について

代表的な縦葺きのトタン屋根は「瓦棒(かわらぼう)」です。
縦ラインの凸部には芯木(しんぎ)とよばれる木の棒が入っています。

不具合が発生している古い瓦棒は、すでに屋根全体が痛んでいることが多く、部分修理をおこなうことができません。
特に雨漏りが起きている場合は、屋根の野地板(のじいた)という下地にまで悪影響が及んでいるため、葺き替え(ふきかえ)を選択することが多いです。
屋根全体が傷んでいるトタン屋根は、強風でめくられて吹き飛ばされることもあります。
その場合は屋根全面を葺き替えし、さらに垂木(たるき)の補強するなどの大掛かりな工事になることが多いです。
垂木について詳しくはこちら
トタン屋根の修理

瓦棒のカバー工法について

カバー工法は既存の屋根を下地として活かすことが条件になります。
そのため、瓦棒の屋根にカバー工法をおこなうには、瓦棒自体が良好な時期におこあう必要があります。
しかし、すでに不具合が生じている瓦棒の場合、屋根全体の傷みが進行していることが多いです。
そのため、弊社では瓦棒にカバー工法をすすめることが少ないです。
瓦棒にカバー工法を採用できるかは、現場調査時に判断します。

横葺き金属屋根の修理について

横葺き金属屋根は部分的な差し換えが難しい屋根です。
屋根が1枚1枚、はめ合って葺かれているからです。
たとえば、軒先の金属屋根を1枚剥がすには、その上にある屋根を剥がさなければならず、結局全部剥がすことになります。
特に長尺(3m以上)の金属屋根の場合は部分修理が難しいです。
横葺き金属屋根の部分的には板金工業者の技術力が求められます。

棟板金(むねばんきん)の修理について

金属屋根の棟板金の修理方法はスレート屋根と同じです。

ポイント10:火災保険について

必ず申請しましょう

火災保険に加入されている方は必ず保険会社に申請してください。
火災保険を利用して屋根を修理するための保険金が火災保険会社から支払われます。
なお、火災保険は被保険者(保険契約者)がおこなってください。
火災保険の手続きはとても簡単です。
以下のページを参考にしてください。
【簡単!!】火災保険を用いた屋根修理の申請方法
火災保険の使い方

保険を賢く使いましょう

火災保険は必ずしも被災した部分だけに使う必要はありません。(契約内容による)
足場の組立費用も保険金として支払われます。
そのため、保険金を屋根全面改修や外壁塗装などの費用として活用することもひとつの考えです。
もし建築後20年以上経過した屋根であれば、屋根全体の劣化も進んでいます。
屋根には寿命があるため、いずれリフォームをするのであれば、いっそのこと今回の台風被害をきっかけに屋根や外壁の全面リフォームも検討しましょう。
足場がないとできない他の工事の見積書も、屋根修理業者へ作成依頼してください。

火災保険で外壁修理

押さえておきたいことを箇条書き

・申請は自分でおこなう
・すぐに申請書類を取り寄せる(大規模災害が発生した際、保険会社や保険鑑定会社の対応が大幅に遅れます)
・保険会社や保険鑑定会社への対応に慣れている屋根修理業者に依頼する
・保険金は部分修理費用であり、屋根全面を修理する費用までは支払われない
・足場組立費用(約20万円)も請求ができる
・火災保険会社に提出した見積もり通りの工事をおこなう必要はない(契約内容による)
・共済と火災保険では支払われる金額に大きな差がある
・り災証明を発行してもらう(後述)
火災保険による屋根修理

ポイント11:融資制度や補助金について

融資制度について

すでに大阪府では融資制度が開始されています。
大阪版被災住宅無利子融資制度
その他、中小企業者を対象にした融資制度や税金の徴収猶予、減免、就学援助、災害ごみの収集等もあります。
各自治体や行政の動きに注視してください。

り災証明と被災証明について

住まいが「全壊」もしくは「大規模半壊」「半壊」と判定された場合、自治体によって「お見舞い金」が支給されることがあります。
被害の程度は「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」などがあります。
「一部損壊」の場合は支援を受けられることがあまり期待できません。

判定の証明のためには「り災証明」もしくは「被災証明」を発行してもらいます。
「り災証明」と「被災証明」の発行方法や効力は各自治体で全く違います。
「り災証明」と「被災証明」を区別している自治体もあれば、同一化している自治体もあります。
発効には自治体職員の審査が必要です。
しかし、大規模な災害の場合、自治体職員の手が足りなくなります。
そのため、「一部損壊」は自己申告で簡易的に発行できることがあります。
「り災証明」は公的な証明になるため、火災保険会社への風災被害の証明として有効な参考資料になります。
保険会社から速やかに保険金を受け取るためにも、申請手続きはおこなってください。

テイガクの対応について

現場調査対象の屋根について

戸建て住宅の躯体屋根の改修だけを現在、対応しております。
現在、工場(工場)やガレージ、バルコニーの屋根修理及び点検のみのご相談を一時中断いたしております。

また、弊社は金属屋根の工事会社となります。
瓦屋根の工事業者ではないため、瓦屋根の修理ができません。

瓦屋根を金属屋根に葺き替えるご予定のお客様のみご対応をしております。
予めご了承ください。
戸建て住宅の屋根修理

関東地区のお客様へ

お問い合わせについて

現在、電話でのみお問い合わせを受け付けております。
メールフォームからのご対応をおこなっておりません。
電話は大変つながりにくくなっております。
つながらない場合はしばらく経ってからお問い合わせください。
テイガクお問い合わせ窓口 03-3338-8850(9時~18時まで 日曜祝日除く)

現場調査と見積書作成のご対応について

通常業務よりかなり遅れが生じている地域がございます。

関西地区のお客様へ

お問い合わせについて

現在、電話でのみお問い合わせを受け付けております。
メールフォームからのご対応をおこなっておりません。
電話は大変つながりにくくなっております。
つながらない場合はしばらく経ってからお問い合わせください。
テイガクお問い合わせ窓口 072-255-2287(9時~18時まで 日曜祝日除く)

現場調査と見積書作成のご対応について

弊社では現在、見積もり作成日及び工事日等、”日時”に関するすべてのお答えができない状況です。
見積書作成のために現場へご訪問できる日時の見通しもたっておりません。
現在はご予約だけを受け付けており、ご予約をいただいたお客様から順次対応しています。

応急処置のご対応について

お客様のご希望に応じて有料の応急処置を承っております。
1回の処置につき3万円から10万円(税込)いただきます。
費用の目安
・棟板金飛散の応急処置3万円/屋根全面のブルーシート張り10万円
・応急処置にかかる費用は現場確認後、現地にてお伝えいたします。
【ご注意】
1度のご対応になります。手直しには別途費用が発生します。
応急処置後の不具合や二次災害について、弊社では責任を負いかねます。
被災状況や被災部位、環境によって、応急処置ができない場合がございます。
材料資材が足りなくなり、応急処置をお断りする場合もございます。
応急処置有料

火災保険会社提出用の見積書作成について

通常の工事見積書の作成は無料です。
ただし、火災保険の申請には見積書と被災写真が必要であり、お客様が弊社による工事をお断りされても後日、火災保険会社や保険鑑定会社から弊社宛に連絡がきて被災状況の確認などの応答が求められます。
弊社へ工事をご発注いただければこれらの業務は無料になりますが、もし工事をご発注されずに保険金の受取だけを希望される場合は、有料で1万5千円(税込み)いただいております。
あらかじめご了承ください。

見積書のご提出前にキャンセルをいただけば、費用は発生いたしません。
また、火災保険会社から保険金が支払われなかった場合も費用は発生いたしません。
ただし、明らかな経年劣化等による火災保険会社への保険申請は、申請に関わる業務をお断りさせていただきます。

上記内容をご理解いただいた上で、弊社へご連絡いただければ幸いです。

定額屋根修理では屋根に関する様々な情報を記事形式でご案内し、各記事をカテゴリー別に整理しています。
上記カテゴリーから気になるジャンルをご選択ください。