テイガク屋根修理では大手ハウスメーカーが施工した屋根のリフォームも承っております。
基本的に、ハウスメーカーが施工した屋根の形はシンプルなデザインであり、標準的な屋根材を使用しているためリフォーム工事がしやすい特徴があります。
一方、注文住宅のような設計士が手がけた屋根は複雑な形の傾向があり、リフォーム工事が難航することが多いです。
今回の記事では、積水ハウスが手掛けた住宅屋根(スレート屋根)を、弊社が改修した事例について詳しくご紹介いたします。
積水ハウスのスレート屋根のメンテナンス時期
ハウスメーカーが手がける屋根のほとんどがコロニアル(スレート屋根)です。
その他の屋根材は軽量金属(ガルバリウム鋼板)屋根や日本瓦などが取り扱われています。
下記は、コロニアルのメンテナンス時期やリフォーム方法についての内容です。
1-1.ハウスメーカーのコロニアル(スレート屋根)のメンテナンス時期について
ハウスメーカーのコロニアルは、屋根製造会社(主にケイミュー株式会社)によるOEMとして販売されるケースが多いです。
ハウスメーカーの独自ブランドとして、一般的な商品よりグレードを高めたり、特別なカラーを用意したりしています。
商品名を変更しているケースが多いため、詳しいメンテナンス方法などがほとんど情報としてリリースされていませんが、基本的には一般販売されているコロニアルと変わりません。
具体的には「目視による方法」と「屋根施工年数」が基準になります。
目視の場合、コロニアルが「基材への湿潤以上の状態」は危険信号で、リフォーム時期がきていると判断します。
屋根施工年数の場合、10年ごとには塗装を、30年目以降には葺き替えもしくはカバー工法によるリフォームが推奨されています。
(注:最近のコロニアルはグラッサコートと呼ばれる塗膜劣化の進行が遅い高品質製品が存在するため、全てのコロニアルには当てはまりません。)
よくお客様から「コロニアル塗装の有用性」についてお尋ねされます。
塗装によるメンテナンスは屋根の品質を高めたり、性能を元に戻すことが目的ではありません。
主に美観維持がコロニアル塗装の目的になります。
もちろん塗装によりコロニアルの劣化進行を遅らせることも期待できますが、大幅な寿命の延長までは期待できません。
最近では最初の屋根メンテナンス時に塗装を避けて、ガルバリウム鋼板のカバー工法を選択するお客様が少なくありません。
初期にカバー工法を行うメリットとしては、トータルコストを低く抑えられる、野地板の増し張りが必要ない、断熱性能が高まるなどが挙げられます。
積水ハウスが施工した屋根は積水ハウスに依頼すべきか?
積水ハウスのような大手のハウスメーカーに工事を依頼することは、ブランド力による安心感が得られます。
企業のバックグラウンドが明確であるため、安心して工事を任せられます。
一級建築士の肩書をもった営業担当者が一流企業の磨かれた営業センスで、お客様の住宅に必要なリフォームを積極的にセールスするでしょう。
しかし、現代はインターネットによる情報収集が容易になっています。
お客様は屋根の素材や施工方法、将来必要になるメンテナンス方法の選択肢を知れます。
「一級建築士の免許をもった大手ハウスメーカーがすすめる内容だから間違いない」と受け身の姿勢を取る時代は終わりました。
このことは私たち屋根専門の工事会社にとって革命的なことです。
屋根のリフォームは、ハウスメーカー専属のリフォーム会社だけではなく、地元の屋根工事会社やインターネットを介した屋根専門の工事会社などに相見積もりをし、お客様が自由に判断し、選択する時代が到来しています。
積水ハウスのリフォームとテイガク屋根修理のリフォームの違い
ハウスメーカーに比べ、弊社のような屋根専門の工事会社にリフォームを依頼するメリットは2点あります。
3-1.工事価格が安い
1点目は工事価格が安いことがあげられます。
一般的にはハウスメーカーによる工事見積りより、屋根専門の工事会社のほうが見積り金額は2割りから4割、低い傾向があります。
ここでいう屋根専門の工事会社とは屋根資材の調達から職人の手配まで行う自社完結型の会社のことです。
3-2.専門的は提案力がある
住宅のトータル的な知識はハウスメーカーの営業担当者が優れています。
しかし、屋根などの部分的な工事に関しては、圧倒的な現場数を経験している屋根工事会社が優れているでしょう。
ご予算内にできる工事のご提案、工事期間や着工の時期の調整、屋根材の種類などの情報量、施工技術や最新知識に関しては屋根工事会社の方が優位な立場にいます。
もちろん、テイガク屋根修理では雨漏りを解決できなかったことは一度もありません。
ハウスメーカーに依頼すべきかどうかは、結局、「ブランド力」を選ぶか、「価格と専門性」を選ぶかが、判断基準になります。
屋根の工事は相見積もりしましょう
テイガク屋根修理がお客様宅の屋根工事をお見積りさせていただく際、ハウスメーカーのリフォーム部門と相見積もりになる機会が少なくありません。
屋根のリフォームを検討するに当たり、複数の会社に相見積もりをとることは、相対的に会社の実力を推し量れるため、弊社も積極的にお客様におすすめしています。
積水ハウスの屋根をテイガク屋根修理が改修工事した事例
積水ハウスで施工した住宅の屋根をテイガク屋根修理が改修工事をした施工例を取り上げます。
積水ハウスの屋根はシンプルな形が多く、比較的大掛かりにならずリフォームできることが多いです。
5-1.既存コロニアル(スレート屋根)
建築後25年が経過し、これまではノーメンテナンスのコロニアル(スレート屋根)です。
塗膜剥離が進行し、屋根面には苔が発生しています。
屋根の寿命がきている状態です。
この状態の屋根は「葺き替え」もしくは「カバー工法」によるリフォームの二者択一になります。
5-2.既存屋根にコンパネ張り
今回のリフォーム工事はカバー工法をご採用いただきました。
コロニアルの劣化が進行しているめ、既存屋根材を下地代わりに使用できません。
屋根をフラットにして、新しい屋根の保持力を高めるためにも、新しい野地板を既存屋根材の上に重ね張りいたします。
画像は既存のコロニアル屋根に野地板(構造用合板構造用合板)を張り終えた画像です。
野地板の厚さは12mmで、低ホルムアルデヒドのF4☆☆☆☆の製品を使用します。
5-3.ルーフィングシート張り
新しい野地板を重ね張りした後、ルーフィングシートを張ります。
使用するルーフィングシートは改質アスファルトルーフィングシートと呼ばれる、耐久性の高い製品です。
20年や30年昔のルーフィングシートに比べて、現在の製品はかなり品質が向上しています。
5-4.役物取り付け
屋根本体を張る前に、ケラバや軒先部に板金を取り付けます。
この板金のことを「役物(ヤクモノ)」とも呼びます。
役物とは建築材料の中で、一般物ではなく特定の部位にだけに使用する異形の材料のことです。
5-5.屋根本体張り
屋根本体を張ります。
使用屋根材はアイジー工業株式会社の「スーパーガルテクト」です。
2016年に新しく開発された製品で、既存のガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加した屋根材です。
基本の保証期間が5年延長し、海岸地域の使用規制などが緩和されています。
屋根材の裏側には断熱材が充てんされています。
現在、テイガク屋根修理ではガルバリウム鋼板の屋根材の使用をご検討されているお客様には「スーパーガルテクト」をおすすめしています。
5-6.棟板金取り付け
棟板金を取り付けました。
今回の現場屋根は寄棟です。
3つ又に分かれた部位は職人さんの手作業による取り付けです。
棟板金と棟板金を突き合わせて、コーキング処理します。
とても綺麗に仕上がりました。
5-8.積水ハウスが手掛けた屋根のリフォーム完了
積水ハウスで施工した住宅屋根のリフォーム工事完成です。
テイガク屋根修理では積水ハウスなどを代表とする大手ハウスメーカーの屋根リフォーム工事を数多く施工しています。
各ハウスメーカーでも屋根のリフォーム工事を請け負っていますが、実際の工事は専属下請け会社が行います。
つまり、弊社のような屋根材と職人を管理している屋根工事会社が実際の工事を行います。
しかし、テイガク屋根修理はハウスメーカーとは異なり広告宣伝費や営業活動費が発生しない分、お見積りでハウスメーカーの金額を上回ったことはこれまで一度もございません。
もちろん、テイガク屋根修理ではお見積りは無料で承っております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
5-7.お客様と撮影させていただきました
最後にお客様宅の玄関先でお写真を失礼しました。
まとめ
・テイガク屋根修理では積水ハウスが手掛けた住宅屋根のリフォーム工事を随時、承っております。
・工事金額は安く、高品質な屋根リフォーム工事をお客様にご提供することをお約束いたします。