屋根カバー工法と外壁カバー工法の順序と手順ー屋根工事を先にするメリットとは

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屋根カバー工法と外壁カバー工法をおこう場合、屋根カバー工法を先にすることをおすすめします。
この記事では、屋根カバー工法を先にした方が良い理由について解説します。

テイガクの現場動画から解説

金属屋根と金属サイディングの工事を行う時は金属屋根を先に行う
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金属屋根と金属サイディングの工事を行う時は金属屋根を先に行う

金属サイディングよりも金属屋根の工事が先

下屋根と雨押さえ板金

金属屋根工事と金属サイディングのカバー工法を同時におこなう場合、先行しておこなってほしいのは金属屋根の工事です。
2階建ての建物で、写真のような1階部分の屋根を下屋根(げやね)と呼びます。
壁面と接する下屋根の端には、役物(やくもの)である「雨押え板金」を取りつけます。

雨押え板金のL字型の断面

雨押え板金の断面はL字型になっています。
金属屋根の工事を先におこなうことで、このL字の立ち上がり部分を、金属サイディングの内側に収めることができます。

メリット①外壁がスッキリしたデザインへ

下屋根と雨押さえ板金

L字の立ち上がり部分を、金属サイディングの内側に収めると見た目が綺麗に仕上がリます。
屋根工事を後から行うと、雨押え板金が露出してしまいます。

メリット②雨仕舞いが良くなる

雨水が外壁をつたって雨樋へ流れる

雨押え板金の立ち上げ部が外壁の内側に入ると、雨仕舞いをよくすることが出来ます。
雨仕舞いとは、建物内に雨水が入らないように雨水の排水を処置することです。
雨が降ると、雨水は壁をつたい雨樋へ流れます。
雨押え板金の立ち上げ部が金属サイディングの内部にあるため、立ち上げの継ぎ目から雨水が入る心配がありません。

雨押さえと外壁の継ぎ目をシーリング

外壁工事の後に、金属屋根を仕上げる場合は、雨押え板金が露出します。
その場合、立ち上げとの継ぎ目に雨水が入り込みやすくなるため、シーリングで隙間を埋めます。
このように、板金との継ぎ目が露出しシーリングで処理されている建物は多くあります。
もちろんシーリングで仕上げる方法は決して間違った施工ではありません。
ですが、金属サイディングの内側に継ぎ目が収まっている状態の方が、より雨漏りしづらいと言えるでしょう。

金属屋根・金属サイディングの工事ならテイガクへ

現在、屋根工事の外壁カバー工法を検討されている方は、屋根工事からおこなうことをおすすめいたします。工事をする順番によっても、見た目だけでなく機能的にも向上する場合があります。
テイガクは、板金工事会社です。金属屋根、金属外壁の施工を専門におこなっています。
お見積もり・現地調査まで無料でおこなっておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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