テイガクは創業20年以上の建築板金工事会社です。
長くこの会社に所属している職人さんが多くいらっしゃいます。
同じ屋根や外壁に携わる職人でも、建築板金職人さんが使う道具は、塗装職人や瓦職人の道具とは異なります。
今回は、テイガクの拠点から職人さんが普段使っている道具をご紹介します。
建築板金職人さんの道具を動画でもご紹介
今回の記事を動画でも確認いただけます。
道具で分かる!金属屋根の工事を担う職人さんとは?
逆バサミ
金属の板を切る際に職人さんがよく使用するハサミ。
普通のハサミとは刃の向きが逆になっているハサミを逆バサミと呼びます。
右利きの人が普通のハサミで切る場合、切った左側の部分が上にあがります。
この逆バサミを使って切ると、先程とは逆で切った右側の部分が上に上がります。
屋根の接合部分などの仕上がり部分に使用することで、屋根を綺麗に納めることができます。
インパクトドライバー
インパクトドライバーはネジを止めるときに欠かせない道具です。
日曜大工をする方は、所有していることも多いと思います。
屋根の施工では、雨押え板金や棟板金を固定する時によく登場します。
ツカミ
建築板金でお馴染みの道具ツカミです。
建築板金職人が一番よく使う道具は、ハサミとこのツカミです。
金属屋根を折り曲げる作業によく使用します。
集塵丸ノコ
集塵丸ノコは電動式のカッターです。
カッターを切った際に出るゴミを溜められる構造になっています。
金属際サイディンングは電動式のカッターで切るとたくさんの鉄粉が飛びます。
鉄粉が車に付着すると錆をきたすので、注意が必要です。
集塵丸ノコは掃除機のように鉄粉が溜められるので、金属サイディングの現場には貴重な工具です。
差し金
役物などの板金部材を切る時に使う差し金。
直角を出す時、直角に線を出す時に使います。
スケール
長さを測るスケール。
ホームセンターでも売っている道具です。
角度定規
屋根は勾配があります。
勾配を計算しながら作業をおこなう際に、この角度定規を使います。
垂直に立っている柱に対して、勾配を求めるときに使う定規です。
職人さんの腰袋の中身は?
職人さんは、腰袋に道具を入れて作業をします。
腰袋の中には、カッターやチョークライン、タッカーなどよく使うものが入っています。
チョークライン
チョークラインはコンパネや野地板などの板材を切断する時に、真っ直ぐに切るためのラインを引く道具です。
針で位置を決めて、線を引きたい場所に合わせて糸を引っ張り、パチンと離すと真っ直ぐした線が板につきます。
これに合わせて丸ノコで板を切ると真っ直ぐな切断が可能になります。
タッカー
外壁の防水シートを貼る時に使うタッカー。
コの字型のホッチキスのような芯で貼り付ける道具です。
職人さんの車の中身は?
コンプレッサー
電動の釘打ち機などの動力になるコンプレッサーがあります。
折り機
折り機は、板金を曲げて加工する時に使う機材です。
釘とビス
屋根工事では、釘やビスの長さは用いる箇所によって決まっています。
その為に、車の中には沢山の種類の釘やビスが積まれています。
それぞれ性能や用途が異なるため、職人さんはきちんと使い分ける必要があります。
専門工事によって使う道具は違う
塗装職人さんは、ハケやローラーを使いますが、板金職人は使う道具が異なることがおわかり頂けたかと思います。
板金職人は、塗装や瓦の職人さんとは全く違い、また異業種であると言えます。
使用する道具が異なれば、求められる技術力も異なります。
特に金属屋根は、スレート屋根に比べて難解で高い技術力が求められる分野だと思います。
金属屋根や金属外壁の工事をご検討されている方は、ぜひ金属板金を専門とした工事会社を検討しましょう。