私たちがはしごで屋根に上る時に注意してること【緊急】

全記事 一覧 | 2016.05.12

この記事では、梯子(はしご)を使用して屋根に上る際に、私たちが注意していることを紹介しています。
尚、屋根に上るポイント・方法を示すことで、不慣れな方が簡単に屋根に上れることを積極的に案内している記事ではありません。
屋根の上やはしごの上で作業することは極めて危険で、できれば避けるべきです。

先の熊本地震があった熊本県や大分県でも、屋根の上からの転落事故が相次いでいます。
地震による災害で、緊急の応急処置を講じるため、不慣れな方が屋根に上ったのかもしれません。

私たちが実践している屋根の上り方を読者の方に紹介することで、毎年、多発している屋根からの転落事故を未然に防ぐ可能性が高まればと思い、紹介をしています。

また、記事内容にある、はしごのかけ方や屋根に上る方法などは全ての建物には当てはまりません。
建物状況や地域、気候などの環境により工夫や応用が必要なので、記載内容の責任は負いかねます。
ご理解の上、参考にしてください。

はしごで屋根に上る際の注意点

1.はしごや屋根に上ることができないケース

私たちがお客様からリフォームの見積り依頼をいただいた際、2連(段)はしごを用いて屋根に上り、劣化・被害状況、面積を測ります。(定額屋根修理では3連はしごを使用しています)
その際、下記事項に該当するケースでは、屋根に上ることができません。

1.屋根の勾配(角度)が1/6以上

2.雨が降っている、降りそう

3.風が強い、強くなりそう

4.電線などの障害物がある

屋根に上るのは危険なケース

2.事前に用意しているもの

下記は屋根に上る前に用意している道具です。
一般の運動靴(スニーカー)の靴底は屋根に上ることを想定していません。
滑る危険があるため、運行靴は使用しません。
ホームセンターで販売している安全靴を購入しています。

手に怪我を負う危険があるので、手には作業用グローブをはめます。
グローブをしていれば、棟の長さの実測、応急処置の際、板金に触れても安心です。
スマートフォンで被害箇所を撮影するケースがあるため、スマホ対応のグローブを使用しています。

1.ヘルメット

2.安全靴(滑りくく、安定したグリップ感のあるもの)

3.作業用グローブ(スマホ対応)

はしごの横滑りに注意

3.はしごの利用は必ず2人1組で

はしごの事故で最も頻度が高いのは横滑りによる転倒です。
はしごは左右の力に弱く、ちょっとした風や体重の負担で左右に倒れてしまいます。
2連(段)はしごで上り下りする時は必ず、下ではしごを支える補助者が必要です。
屋根に限らず、脚立を利用する作業も同様で、2人1組が原則になります。はしごを利用して屋根に上るときは必ず二人一組

はしご上や屋根上の作業を行う際は原則、命綱を用意します。
上る屋根面の反対側で、木やブロック、重りに綱を縛ります。
ただし、都心の密集した住宅では命綱を取り付けるのは困難であるため、工夫が必要です。

命綱  屋根と親綱

 

4.はしごを屋根に立てかける時に注意していること

はしごを屋根に立てかける際の注意点です。
消費者庁の調査によると、はしごの立てかけ角度を知っていた人は全体の約半分でした。
一般の方は、なんとなくの感覚ではしごを立てかけている可能性があります。
この機会に、安全なはしごのかけ方を確認してください。

4-1.はしごを75度に立てかける

原則、はしごの立てかけ角度75度です。
※正しい立てかけ角度は、はしごに添付された取り扱い説明書、もしくは脇に貼られたシール(取り扱い説明書)を再度、確認してください。
75度以上に立てすぎると倒れやすくなります。
逆に75度未満だと滑りやすくなります。

2連はしごの立てかけ角度

4-2.軒先に立てかける

特に注意しなれないけないことのひとつに、けらばには立てかけないことが挙げられます。
はしごは軒先に立てかけてください。
けらばと軒先の違いはこちら
地面(道路)が斜面である場合、私たちは木の板(画像ではコンパネ)を敷くなどして工夫をしています。

軒先に固定するはしごはしごで屋根に上る際に便利なもの

 

4-3.上り下りの際は必ず掛け声を

「上ります」「下ります」と大きくはっきりと発声します。
補助者にしっかりと、はしごを支えてもらうためです。

正しいはしごの使い方

4-4.はしごの先を固定する

雨どいと梯子をロープなどで結び、きつく固定します。
定額屋根修理では太いカットした電線を利用しています。
しなやかで結びやすいからです。

はしごを雨樋に固定

4-5.体を昇降面に当てて安定させる

左右に荷重がかからないように気を付けます。
はしごに乗ったまま作業をする際は3点以上で体を支えます。
また、ふみ残(はしご)の幅を超えて作業をしない、上3段のふみ残に上らないことも重要です。
はしごから下りる時は後ろから(住宅側を前にして)慎重に下ります。

はしごの昇り降りで注意すること

5.事故の過半は50代以上

消費者庁では、はしごの転落事故の傾向を調査し、注意換気しています。
消費者庁 脚立・はしごからの転落に注意! (参照
この調査によると、年代別の事故において50代以上が全体の約80%を占めています。
加齢に伴い身体の機能が低下し、バランスを崩しやすいようです。

危害の程度は「中程度」、「重症」が全体の60%を占めます。
もちろん、「死亡」も発生しています。
はしごの転落は「軽症」で済む可能性が低いということです。

はしごには安全性確保のため認証マークを設定しています。
JISマーク、SGマーク、Aマークなどです。
はしごの脇にシールが貼られているはずです。
一方、はしごの製品不良が流通し、事故も発生しています。
製品はリコールされていますが、使用者が認知する機会はほとんどありません。
使用や購入する際には、製品の品質や安全性を再確認してください。
はしごのリコール製品はこちら

急な応急処置が必要である場合や、安全面ではしごをかけることが合理的な場合、足場の設置を行わずにはしごをかけて作業を済ませてしまうことがあります。
しかし、慣れていない人が屋根に上ることは危険が伴うので、不安を少しでも感じた場合は上るのをその場でやめましょう。
屋根に上ったり、高所での作業は避けた方が賢明です。

自分の身体能力を過信することは避けて、一刻でも早く、屋根専門の工事会社に屋根の調査・診断・修理を行ってもらうことが最善策です。

はしごの安全性 マーク

6.まとめ

・正しい梯子(はしご)の立てかけ方の認知度は約50%です。
取り扱い説明書などを中心に、正しいはしごの立てかけ方や上り方、その他の注意点、事前準備に必要なものを再確認してください。

・屋根に上ったり、高所での作業は避けた方が賢明です。
一刻でも早く、屋根専門の工事会社に屋根の調査・診断・修理を行ってもらうことが最善策です。

定額屋根修理は常にお客様の利益に適う正しい情報をご提供することをお約束いたします。

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