スレート(コロニアル)屋根カバー工法の費用について

全記事 一覧 | 2017.08.07

屋根カバー工法の費用や相場について
「屋根の重ね葺き(カバー工法)の費用はいくらか?」
疑問に感じているお客様は多いはずです。
こちらのページでは、屋根カバー工法で最も多く実施されているコロニアル屋根の上にガルバリウム鋼板屋根を被せるカバー工法のリォーム費用を中心に解説します。

参考:既存コロニアルをガルバリウム鋼板で重ね葺きした場合のリフォーム見積もり
約30坪木造2階戸建住宅の平均的なリフォーム費用

工事項目 単価 工事価格
足場工事 750円/㎡ 約150,000円
屋根本体と下葺き材張り工事 7,100円/㎡ 約710,000円
雪止め金具取付や各種板金工事 1,400円~/㎡ 約95,000円
諸経費等 15,000円/日 約75,000円
合計金額(税抜)   約1,030,000円

 

-目次-


1.屋根の重ね葺きリフォームができる屋根

2.カバー工法で使用される代表的な屋根材
3.屋根カバー工法の工事価格モデル(成型ガルバリウム鋼板を用いた場合)
4.実際のカバー工法の工事見積もり (東京都武蔵野市 壁面面積188㎡ 屋根面積96㎡)
5.屋根カバー工法の見積り作成を依頼する時に注意したいこと

 

1屋根カバー工法ができる既存の屋根

屋根カバー工法とは既存の屋根に新しい屋根を被せて葺く工事方法です。
既存コロニアルの撤去処分が不要(アスベスト処理含む)になるため、工事日数と工事費用を抑えることができます。
現在ではコロニアルのリフォームを検討する際の第一選択として確立されている工事方法です。
屋根カバー工法についての詳細はこちらを参考にしてください
屋根カバー工法

1-1.屋根カバー工法ができる屋根

屋根カバー工法には様々なパターンがあます。
既存の屋根がコロニアルで新しい屋根はガルバリウム鋼板屋根を使用する工事が、最も頻繁に行われています。
インターネットで「屋根カバー工法の費用」と調べると、ほとんどの検索結果がこの工事方法の紹介であるはずです。
カバー工法が適用できる屋根は以下の通りです。

カバー工法ができる屋根
コロニアル 
トタン屋根
アスファルトシングル
波型スレート屋根
折半屋根

 

1-2.屋根カバー工法ができない屋根

カバー工法ができない屋根は以下の通りです。

カバー工法ができない屋根
陶器瓦屋根 
セメント瓦 
成型ガルバリウム鋼板屋根
激しく劣化している屋根

この中で注意したいのは、「激しく劣化した屋根」は屋根カバー工法ができないことです。
屋根カバー工法は既存の屋根を下地材として再利用する工事でるため、既存の屋根材の劣化が激しい場合は屋根カバー工法ができません。
アスベスト規制直後に販売されたスレート屋根材の中には極めてぜい弱で施工後10年程度でボロボロになる製品が存在します。
したがって、なるべく早い段階で屋根カバー工法の実施を検討することが望まれます。

屋根カバー工法ができない屋根

2.屋根カバー工法で使用する屋根材

屋根カバー工法で使用する屋根材は既存屋根の種類や形状によって異なります。
基本的には軽い屋根材が望まれます。

コロニアルでは「成型ガルバリウム鋼板」を被せるのが一般的です。
「成型ガルバリウム鋼板」の「成型」とは屋根の形にあらかじめ加工されたメーカー製品の屋根材のことです。
素材は軽量で耐久性が高い「ガルバリウム鋼板」が使われています。
成型ガルバリウム鋼板について詳しくはこちら
アイジー工業の「スーパーガルテクト」やニチハの「横暖ルーフS」が有名です。
屋根本体と断熱材が一体化された「成型ガルバリウム鋼板」の使用を定額屋根修理ではおすすめします。
断熱材が一体化した「成型ガルバリウム鋼板」を張ることで、より優れた断熱効果の向上が期待できます。
その他、再塗装の必要性がないといわれている「自然石粒付きジンカリウム鋼板」によるカバー工法も人気です。
屋根カバー工法で使用する屋根材

3.成型ガルバリウム鋼板によるカバー工法の単価

カバー工法の費用(コロニアルの上にガルバリウム鋼板を重ね葺きした工事費用)を示し、合わせて各工事項目の解説をします。

3-1.カバー工法 基本工事価格

各工事項目 工事価格
足場工事 750円/㎡
改質ゴムアスファルトルーフィング 600円/㎡
ガルバリウム鋼板(断熱材付一体型) 6,500円/㎡
工事管理費 15,000円/日
諸経費(搬入費・駐車場代) 必要時

3-1-2.足場工事の費用

屋根工事には足場の組み立てが必要になります。
通常、足場は壁面に沿って組み立てます。(壁面足場)
しかし、屋根の勾配(角度)が急である場合は、屋根面にも足場が必要になります。(屋根足場)
屋根足場の工事単価は㎡当たり850円になります。
足場工事について詳しくはこちら

足場工事の費用
3-3.下葺き材の費用

定額屋根修理では、下葺き材は改質ゴムアスファルトルーフィングシートを使用します。
下葺き材の種類はたくさんあり、例えば最大手の田島ルーフィングでは18種類もの製品が販売されています。
一般的によく使用される下葺き材は「アスファルトルーフィング940」と呼ばれる製品で、アスファルトルーフィング940 は約10年で耐久性が大きく低下します。
20年、30年と長期間、継続して屋根を使用されたい方は、より耐久性の高い下葺き材を使用してください。
下葺き材は他の建材に比べて単価低いので、コストパフォーマンスがとても高いです。
下葺き材(ルーフィングシート)について詳しくはこちら

3-4.成型ガルバリウム鋼板

定額屋根修理がよく使用する成型ガルバリウム鋼板屋根は下記2製品です。
・アイジー工業株式会社 スーパーガルテクト
・ニチハ株式会社 横暖ルーフα
いずれも屋根本体の裏に断熱材が付着した、断熱材一体型の製品です。

3-5.管理諸経費

工事日数ごとに発生する費用です。
工事管理費や運送費、工事中に発生するゴミの処分費などが含まれます。
カバー工法の工事日数の平均は約5日前後です。

3-6.搬入搬出費や駐車場代

車の入り込めない現場には材料の搬入搬出費を別途頂戴します。
駐車ができない現場では駐車場代を別途頂戴します。
板金工事の費用

3-2.板金工事価格

板金の取付にかかる工事費用です。
板金は屋根で最もダメージを受けやすい部位であるため、雨漏りなどの不具合が多発します。
品質の高い板金を使用してください。
メーカー保証の兼ね合いもあるため、メーカー保証がある場合はメーカー純正品を使用してください。
主な板金は「棟板金」「谷とい板金」「雨押え板金」の3つです。
「棟板金」は屋根の頂上で屋根と屋根が凸に取り合う部位で用いる板金です。
「谷とい板金」は屋根と屋根が凹に取り合う部位で用いる板金です。(下画像の板金)
「雨押え板金」は外壁と1階直上の屋根がL字に取り合う部位(壁にぶつかる部位)で用いる板金です。

各工事項目 工事価格
棟板金 3,000円/m
谷とい板金 5,000円/m
雨押え板金 3,000円/m

谷とい板金
3-3.その他工事価格

お施主様宅の屋根形状や屋根劣化状況により、その他追加で発生するリフォーム費用があります。
以下は代表的な追加工事の料金です。

3-3-1.野地板張り増し(野地板増し張りカバー工法)

野地板とは屋根の下地材のことです。
コロニアルのカバー工法には既存の屋根に下葺き材を直接張り、金属屋根を張る「直接下葺き材張りカバー工法」と、既存の屋根に野地板を張った上で下葺き材と金属屋根を張る「野地板増し張りカバー工法」があります。

既存コロニアルの劣化が激しい場合には「野地板増し張りカバー工法」を採用します。
目安としては、雨漏りが発生している屋根や建築後30年以上経過した屋根に適用されることが多いです。
野地板張り増し

3-3-2.雪止め金具の取り付け

関東地区全域と関西地区の降雪地区のお施主様にはできる限り、雪止め金具の取り付けをお願いしています。
雪止め金具の取り付け

3-3-3.アンテナ脱着

アンテナ脱着を脱着するための手間賃です。
アンテナ脱着
その他発生する屋根工事費用については下記ページを参考にしてください。
定額屋根修理 屋根リフォーム価格表

4.実際のカバー工法の工事見積もり

東京都武蔵野市にお住まいのお施主様宅の屋根をカバー工法で施工した工事見積書をご紹介します。
既存コロニアルの上に、ガルバリウム鋼板屋根を重ね葺きいたしました。
壁面面積188㎡、屋根面積96㎡です。
既存屋根の形は切妻と寄棟の屋根が合わさった複合屋根であるため、谷どい板金工事が必要でした。

ガルバリウム鋼板によるカバー工法 モデル価格

各工事項目 工事価格
足場工事 188㎡ 141,000円
改質ゴムアスファルトルーフィング 96㎡ 57,600円
ガルバリウム鋼板(アイジー工業 ガルテクト) 96㎡ 624,000円
諸経費 5日 75,000円
搬入費・駐車場代 なし
棟板金 22m 66,000円
谷板金 8m 40,000円
雪止め金具 42m 58,800円
お値引き -2,400円
合計金額(税別) 1,060,000円

実際のカバー工法の工事見積もり実際のカバー工法の工事見積もり

5.屋根カバー工法の見積り作成を依頼する時に注意したいこと

単純に工事価格が安いという理由で、屋根のリフォーム業者を決定するのは避けましょう。
使用する材料を低価格なものにすれば、リフォーム費用はいくらでも安くすることができます。(もちろん限界はありますが、、)

定額屋根修理が提案する業者選びのポイントは以下の通りです。

・他のメーカー製品を使用した見積りを作成してくれる業者か

ひとつのメーカーの屋根材だけしか見積もり作成に応じてくれない業者さんが存在します。
他社製品を使用したがらない(使用できない)理由は、ひとつのメーカーの仕入れ単価が安いから、もしくは在庫が余っている製品をお客様にすすめたいからです。

しかし、屋根の種類はたくさんあり、成型ガルバリウム鋼板のメーカーだけでも10社以上あります。
性能だけではなくデザインも様々です。
たくさんのメーカーの屋根材を幅広く取り扱い、知識を有する業者こそが、お客様ご要望に適した提案ができる業者です。
他のメーカー製品を使用した見積りを作成してくれる業者か

・メーカー純正の板金を使用するか

板金は不具合が発生しやすい部位です。
板金には高い品質の鋼板を使用してください。
板金で用いるおすすめの鋼板はSGL鋼板です。
SGLとはスーパーガルガルバリウムの略で2016年にメーカーもSGL鋼板製品を取り扱うようになっています。
なお、アイジー工業の「スーパーガルテクト」やニチハの「横暖ルーフS」のメーカー純正品は全てSGL製品です。
メーカー保証にも関わる問題であるため、メーカー純正の板金を使用してください。
メーカー純正の板金を使用するか

・下葺き材や板金の下地材は品質の高いものを使用するか

屋根のリフォームを今回限りで終わらせたいお客様は下葺き材と板金の下地材は品質の高い製品を使用してください。
下葺き材や板金の下地材にも様々な製品が販売されています。下葺き材や下地材のは品質の高いものを使用するか

定額屋根修理はお客様のご予算や屋根の状況に応じて、複数社の屋根を使用した見積もり書の作成ができます。
実際の工事はメーカー純正品の板金を使用し、下葺き材は改質アスファルトルーフィング以上の品質を備えた製品、下地材は腐食しない樹脂製品を標準的に使用します。
カバー工法のお見積りは無料で承っております。
屋根のリフォーム工事を検討中のお客様は定額屋根修理にお気軽にご相談ください。

定額屋根修理では屋根に関する様々な情報を記事形式でご案内し、各記事をカテゴリー別に整理しています。
上記カテゴリーから気になるジャンルをご選択ください。