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屋根カバー工法のデメリットとメリットについて

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屋根カバー工法のデメリット【解説動画】

屋根カバー工法のデメリット【解説動画】

屋根カバー工法のデメリット【解説動画】

屋根カバー工法のデメリット

屋根が重くなる

屋根カバー工法をおこなうと、新しく被せる屋根の重さが加わるため、屋根全体が少し重くなります。
耐震性への影響は軽微とみなされています。
壁量が不十分であったり、壁の配置がアンバランスな建物には適しておりません。

被せる屋根は軽い金属屋根が一般的によくつかわれます。
金属といわると重いイメージがありますが、厚さが0.4mm程度の鋼板なので、とっても軽いです。
ぜひ、金属屋根のメーカーもしくは業者さんから金属屋根のカットサンプルを取り寄せてください。
実物を手にしてみると、驚くほど軽いことがよくわかります。

部分的な修理が困難(かん合式のみ)

かん合式の金属屋根は部分修理が難しい
かん合式の金属屋根は部分修理が難しい

金属屋根には屋根1枚1枚を引っ掛けあわせて張り付ける「かん合式」とよばれるタイプの屋根があります。

かん合式は強風に強いメリットがあります。
しかしその一方で、屋根の1部(1枚)がはがれてしまうと、上下左右の屋根材もはがさなければ修理・交換できない状況になることがあります。
軒先(雨どい側)の屋根材がはがれた場合は、屋根面全てをはがさなければならない事態になってしまうことがあります。

施工できる職人が少ない

板金の加工をするのは板金工
板金の加工をするのは板金工

屋根カバー工法で被せる屋根は主に金属屋根です。
つまり、屋根カバー工法をおこなう工事業者は板金工事会社であり、職人さんは板金工です。

瓦葺き業者ではなく塗装業者ではありません。
近年、金属屋根工事の需要が急激に増えており、板金工が慢性的な人手不足に陥っています。

屋根に関わる職種である瓦葺工(かわらぶきこう)や塗装工に比べて、板金工は極端に数が少ない状況です。
大型台風や地震などの自然災害がおきたときは、短期的に板金工事の需要が高くなるため、部分修理やリフォームをおこなうのに数ヶ月から1年以上待たされることがあります。
誰でもできる工事ではないので、工事依頼先には注意をしましょう。

屋根を元に戻す工事ではない

屋根カバー工法は屋根を完全にリフレッシュさせる工事ではありません。
古い屋根の下地はそのまま再利用するかたちになります。
そのため、屋根下地の劣化が進んでいる状態でカバー工法をおこなった場合、これから20年、30年先も屋根機能が維持できるか疑問です。
築後30年以上が経過している住宅で、まだまだ長く居住し続けたい希望があるかたは葺き替えも検討してください。

屋根カバー工法のメリット

事費用が抑えられる

屋根カバー工法で屋根リフォームをおこなう一番のメリットはなんといっても工事費用の安さです。
古い屋根を残したまま屋根全面をリフォームでき、撤去処分費用を抑えられます。

カバー工法と葺き替えの費用
カバー工法と葺き替えの費用

特にアスベスト入りのコロニアル(スレート)の撤去処分費用は高額です。
屋根カバー工法の約1.5倍以上の費用がかかります。

短い工事期間でリフォームできる

屋根カバー工法は葺き替えに比べて短い期間で終わります。
工事の実数だけでカウントすると7日~10日ほどで工事が完成します。
テイガク屋根修理では1日で屋根カバー工法が終わった実績があるくらいです。
1日でも早く工事を済ませたい方におすすめの工事です。

断熱効果が向上する

断熱材付きの金属屋根
断熱材付きの金属屋根

屋根カバー工法をおこなうと、屋根の厚みが増し(屋根が2重になり)ます。
その結果、断熱効果が高まります。(多少です)
屋根カバー工法をおこなう時は、断熱材付きの金属屋根をつかうことをおすすめします。
裏側に貼り付けられた断熱材が室温の熱の吸収を抑え、雨音も抑えてくれます。
断熱材は屋根の鋼板と一体化しているため、断熱材を張る手間がありません。
もっと断熱効果を高めたい場合は、カバー工法に加えて屋根通気工法を取り入れてください。
屋根の通気をしっかり確保することで、より夏は涼しく冬は暖かくなるます。

野地板の結露を防止対策になる

野地板の結露
野地板の結露

屋根の下地には野地板(のじいた)と呼ばれる木製の合板が使われています。
野地板は屋根全体を支える下地材として機能しています。
野地板の天敵は湿気による結露です。
たとえば、屋根裏が高温多湿の状態で、急に冷たい雨が降り出した場合などは、かなりのダメージを野地板に与えてしまいます。
野地板が結露の影響で腐ってしまうと、屋根材を固定する力が失われてしまいます。
台風による風の影響で屋根材がはがれやすくなります。

コロニアルのうえに断熱材付きの金属屋根を屋根カバー工法で仕上げると、野地板裏面の温度が約15度も低くなるデータが得られています。
野地板直下の空気温度も下がることになり、結露防止対策になります。(多少です)

構造材を痛めることなく工事ができる

屋根裏の構造
屋根裏の構造

比較的新しい木造住宅の場合、コロニアルを留めている釘が強固に打たれています。
比較的新しい屋根に力を加えてはがしてしまうと、屋根の構造材である野地板や垂木(たるき)に負荷を与えてしまいます。

屋根をはがす作業は神経をつかい、丁寧な作業が求められます。
しかし、なかには荒々しく屋根をはがす業者がいるかもしれません。
屋根をはがすことがない屋根カバー工法はこのような心配がなくなります。

さいごに

屋根カバー工法のデメリットとメリットについて紹介いたしました。
屋根カバー工法と葺き替えのどちらの工事にするべきか、お悩みのかたは多いはずです。
屋根機能を長く維持させる観点では、葺き替え工事がベストです。
しかし、費用対効果を考えると、屋根カバー工法によるリフォームが有力な選択肢となります。
また、デメリットについては正しい調査と正しい工事ができるかどうかの業者選びが重要なポイントになります。
本記事で紹介したデメリットとメリットを踏まえたうえで、屋根カバー工法の実施を検討してください。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
著者経歴

大阪府堺市生まれ。船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク屋根修理の記事を執筆しています。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は10,000棟を超えます。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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    5. 構造材を痛めることなく工事ができる
  4. さいごに