

参考リフォーム費用【屋根面積80㎡】
屋根のモデル
階数 | 2階建 | 築年数 | 約15年 | 屋根形状 | 切妻 |
屋根面積 | 80㎡ | 足場面積 | 190㎡ | 棟長さ | 10m |
屋根の面積や形、傷み具合、工事別プランによって費用は変わります。
工事見積り内訳明細
工事項目 | 単価 | 小計(税抜) |
---|---|---|
高圧洗浄 (養生費共) |
400円/㎡ | 32,000円 |
下塗り | 500円/㎡ | 40,000円 |
中塗り | 1,500円/㎡ | 90,000円 |
上塗り | 1,500円/㎡ | 90,000円 |
棟板金交換 | 7,000円/m屋根カバー工法もしくは葺き替え工事の場合は3,000円/mになります | 70,000円棟板金下地には腐りにくい素材の下地を使用 |
消費税 | 32,200円 | |
端数値引き | 200円 | |
合計金額 | 354,000円(税込み) |

遮熱塗料で塗装をする時のポイント
解説
こちらの工事はテイガク屋根修理がおこなう屋根塗装で最も多い工事パターンです。
遮熱塗料は太陽の光を反射させることで、熱の吸収を抑える効果があります。
また、反射効果は色も影響を受けます。
白やシルバーなどの明るい色を採用するようにしましょう。
屋根塗装と同時に棟(むね)板金の交換もおこなってください。
コロニアルのてっぺんに取り付けられる棟板金は風でよく飛ばされます。
これまで1度も屋根のリフォーム工事をおこなったことがない方は、棟板金に「木の下地」や「鉄くぎ」が使われているはずです。
「腐りにくい素材の下地」と「ステンレスのビス」を組み合わせた棟板金の工事をおこなってください。
テイガク屋根修理のおすすめ度
評価のポイント
遮熱塗料や断熱塗料などが販売されていますが、実際の効果はわずかです。
大幅に温度を下げる効果は期待できません。
その一方で遮熱塗料は高額塗料です。
費用対効果を考えると、積極的におすすめできない工事です。
こんな場合は工事価格が高くなります
屋根の形が複雑

屋根を空の真上から見あげると、屋根の面数がわかります。
よくある「ヘの字型」の2面の屋根を切妻(きりづま)といいます。
4面の屋根を寄棟(よせむね)といいます。
最近は1面の片流れ(かたながれ)とよばれる屋根が人気です。
屋根の面が増えると必要な工程が増えるため工事費が高くなります。
3面以上になると2面に比べておよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
建物階数が3階以上

建物階数が3階以上ある場合、追加の足場組立工事費用や搬入搬出費用がかかります。
重くサイズが大きい屋根材であるほど、3階まで持ち上げるたり下ろしたりするのが大変です。
3階建てになると2階建てよりもおよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
逆に平屋の場合は工事費が安くなります。
下屋根がある

下屋根とは屋根の上部が壁と接着する屋根のことです。
2階建ての場合、1階にある屋根が該当します。
下屋根があると壁際に雨押え板金とよばれる板金を取り付ける必要があるため、工事費が高くなります。
面積にもよりますが、下屋根がある場合は下屋根がないよりもおよそ合計金額の5%前後、工事費が高くなります。
屋根が急こう配

急こう配とは屋根の傾きが急であるということです。
急こう配である場合、屋根にも足場を取り付ける必要があります。
これを屋根足場といいます。
また、屋根は急であるほど屋根面積が増えます。
屋根の傾き角度にもよりますが、屋根が急こう配である場合は緩勾配の屋根よりもおおよそ合計金額の3%前後、工事費が高くなります。
雨どいを交換する

築後20年以上経過している場合は、雨どいの交換工事を検討してください。
雨どいは水平に取り付ける「軒どい」と縦に取り付ける「縦どい」の2種類があります。
特に軒どいは台風や大雪の影響で壊れやすいです。
長さによりますが、雨どいを全部交換すると合計金額の10%前後、工事費が高くなります。
ただし、火災保険に加入をしていれば、自然災害で壊れた雨どいの交換工事はほぼ無料でできます。
積極的に保険を活用しましょう。
遮熱塗料についてよくある質問
おすすめの遮熱塗料は?
JIS規格のK-5675に適合している塗料を選んでください。
規格適合がどうかは塗料メーカーのパンフレットを見ればわかれます。
耐候性を考えるとK-56752種1等級のフッ素塗料がおすすめです。
テイガク屋根修理ではエスケー化研の「クールタイトF」をよくつかいます。
遮熱塗料を使えば補助金がもらえる?
遮熱塗料を使った塗装工事をおこなった場合、補助金を支払ってくれる市区町村がいます。
詳しくは各市区町村のホームページを確認するか建築関連部署に連絡確認してください。
→地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
遮熱塗料選びのポイントは?
遮熱塗料は色(明度)の違いによって遮熱効果に差が生じます。
白と黒では屋根表面温度に10度以上の差が生じるデータが得られています。
遮熱塗料を塗装する時は白を選んでください。