波型スレートの外壁
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工場や倉庫の外壁カバー工法
波型スレートの外壁
波型スレートとは、その名の通り、波型フォルムで知られるお馴染みの外壁材です。
アスベストが含まれている製品が広く普及しています。
屋根と外壁両方に用いることができます。
波型スレートの中でも波の幅が狭い小波(こなみ)スレートとよばれる製品が用いられています。
基本的に、塗装による改修効果は低いです。
30年から40年程度経過している場合は、外壁カバー工法による改修工事が最適です。
波型スレート外壁の構造
波型スレートの外壁の構造は、ほぼ波型スレートの屋根と同じ構造です。
外壁裏側(室内側)にある胴縁(どうぶち)とよばれる鉄の棒にフックを引っかけて張り付けます。
フックのことをフックボルトとよび、鉄製のボルトが用いられます。
外側の鉄製ボルトが露出します。
そのため、長い年月が経過した波型スレートの外壁はボルト周りの錆びが目立つようになります。
錆びたフックの頭周りから水漏れすることがしばしばあります。
外壁の張り替えはできるのか?
波型スレートの張り替えには、工場や倉庫の営業に支障をきたします。
また、アスベストが含まれているため、張り替え費用は工期だけではなく、莫大な改修費用を要します。
波型スレートの外壁張り替えは物理的に難しいと思ってください。
基本的には外壁カバー工法を検討します。
外壁の部分修理は有効か?
外壁の部分修理をおこなうことは可能です。
粘着シートやブルーシートを貼ったりして補修をおこないます。
部分的な波型スレートの交換もおこなうことは可能です。
しかし、築後40年以上が経過している場合の波型スレートは、経年劣化によって脆い状態になっていることが少なくありません。
そのため、外壁カバー工法などの全面改修工事が望まれます。
倉庫や工場の外壁カバー工法について
外壁カバー工法とは
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外壁カバー工法とは、古い外壁のうえに軽い外壁材を重ねる改修工事のことです。
金属サイディングとよばれる金属製の外壁材を重ねて張る工事が一般的におこなわれています。
古い外壁材をそのままにしながらおこなう工事なので、工事費用を抑えられるだけではなく、営業活動にも支障をきたすことなく工事をおこなえます。
外壁カバー工法で用いる外壁材
外壁カバー工法で用いる外壁材は金属製の外壁材で、金属サイディングとよばれます。
ガルバリウム鋼板とよばれる素材を用いるのが一般的です。
最も多く用いられるのは角波サイディングとよばれる形状の外壁材です。
断熱効果や遮音効果、意匠性の点から勘合式の断熱材一体型金属サイディングを用いることがあります。
デザインではスパン系とよばれるストライプ形状の金属サイディングが人気で、テイガクのお客様もスパン系サイディングをお求めになるお客様が多いです。
ただし、断熱材一体の金属サイディングは値段が高いので、全体的にはコストを最優先にした角波サイディングを採用することがほとんどです。
角波サイディングのメーカーでは、協和やセキノ興産が有名です。
断熱材一体型の金属サイディングでは、アイジー工業が有名です。
外壁カバー工法の費用
基本的には面積が大きければ大きいほど、窓が少なければ少ないほど、工事金額が安くなります。
約100坪の平屋建て倉庫の外壁改修費用は、角波サイディングで200万円~300万円、断熱材一体金属サイディングで300万円~400万円程度が相場です。
屋根カバー工法と同時に施工する場合、足場を共同利用できるので、工事費用が一石二鳥になります。
外壁の劣化も激しい場合は、屋根改修工事とあわせて外壁改修工事もご検討ください。
倉庫や工場の外壁カバー工法の手順
フックボルトの切断
外壁に飛び出しているボルトのネジを切断します。
サドル取り付け
外壁材の下地の下地にあたるサドルを取り付けます。
胴縁の取り付け
サドルの上に鋼製の胴縁(どうぶち)を取り付けます。
外壁材の張り付け
外壁材を張って完成です。
こちらは角波サイディングになります。
外壁工事完成
外壁カバー工法の改修工事が完成しました。
建物が新築のような外観に生まれ変わりました。
倉庫や工場の外壁カバー工法はテイガクにお任せください
金属サイディングを用いた倉庫や工場のカバー工法は、テイガクが専門とする得意分野のひとつです。
今回の記事のような、倉庫や工場などの大型建築物の外壁工事も年間を通して多数、おこなっています。
お見積りまでは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。