今回は工場や倉庫などの大型建築物に使用される折板屋根の軒先面戸についてご紹介します。
軒先面戸の役割から、実際におこなった現地調査の様子まで詳しく解説します。
目 次
閉じる折板屋根の軒先
折板屋根は、工場や倉庫などにもちいられる金属屋根です。
軒先は、屋根の端の部分を示すため折板屋根の軒先は、雨水が流れる一番端の部分になります。

折板屋根の軒先面戸(のきさきめんど)とは?
屋根の端側の軒先につける面戸のことを軒先面戸(のきさきめんど)と呼びます。
面戸は隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ部材です。
折板屋根の軒先面戸は、折板屋根の山形の形に沿うように、富士山の形をしているのが特徴です。

折板屋根の軒先面戸の動画

折板屋根の軒先面戸とは?
軒先面戸の役割について
軒先面戸を取り付けることで、雨水の侵入を防いだり、風が吹き込むことを抑えたりすることができます。
また、虫やネズミなどの小動物などが入り込むことを防ぐ働きも兼ねています。
折板屋根と軒先面戸を固定するタイトフレーム
折板屋根と屋根を支える部位とを固定するために、タイトフレームという板金部材を使用します。
タイトフレームを折板屋根の山形に沿うように取り付け、軒先面戸を下からビスなどで締めます。
軒先面戸の周りは、止水性が保たれるように、シーリングなどでしっかり保護します。


折板屋根の軒先面戸のメンテナス
軒先面戸とタイトフレームの隙間を埋めるシーリングが経年劣化し、隙間が生じることもあるので、定期的に問題がないか確認しましょう。
隙間がある場合、雨水が侵入し雨漏りを引き起こしたり、虫や少動物が入り込み、倉庫内の商品を汚してしまう可能性もあります。
メンテナンス方法は、面戸周りのシーリングの打ち増しや、軒先面戸自体が劣化している場合は、交換も検討しましょう。
テイガクが調査した折板屋根の軒先面戸の現場
こちらの現場は、折板屋根の倉庫です。
軒先面戸の隙間から、雨水が入り込んでいるというご相談を受けて現地調査をおこないました。
シーリングの劣化による、不具合と思っていましたが、隙間がとても大きいためよく見ると、タイトフレームと屋根を連結しているボルトが抜け落ちていることが判明しました。
少し触れただけで、屋根が動いてしまうようなとても危険な状態でした。


折板屋根とタイトフレームは、ボルトで締めることでしっかり固定されます。
折板屋根においてとても重要な部位です。
今回は、屋根とタイトフレームと屋根をしっかり固定させ、シーリング充填する方法で施工をご提案しました。
折板屋根のメンテナンスはテイガクへ
テイガクは、戸建て住宅だけではなく、倉庫や工場などの大型建築物の外装リフォームも得意としています。
大型建築物改修の担当がいますので、折板屋根のリフォームや不具合についてのご相談、シーリングを用いたメンテナンス工事も承っております。
特に折板屋根はシーリングを打ってはいけない部位があるため、折板屋根の構造に詳しい工事会社がメンテナンスをおこなう必要があります。
また、工場や倉庫などの、お客様の業務都合に合わせた工事ご提案が可能です。
現地調査、お見積りまで無料でお受けいたします。
お気軽にご相談ください。
テイガクの折板屋根の施工例

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日付:2024年3月
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