埼玉県飯能市 - セットバックスターターを使って金属屋根を張り直しリフォーム

施工前の屋根
施工後の屋根

工事情報

施行実施日 2023年03月
施工地域 埼玉県飯能市
施工地域ページ 埼玉県
テイガク拠点 多摩・圏央工事センター
築年数
屋根材(施工前) ニチハの横暖ルーフ
外壁材(施工前)
工事内容
屋根葺き替え 棟板金の工事

工事前の状態

工事前の屋根

こちらは弊社工事前の屋根の写真です。
屋根の軒先部分につける軒先唐草という板金部材にテイガクの施工の仕方とは異なる部材が使われていました。
弊社工事前の屋根には水切りゼロスターターという部材が使われていました。
通常テイガクでは今回のようなカバー工事でゼロスターターは使用いたしません。
軒先部分の屋根の厚みが厚くなり、屋根に降り注いだ雨が雨といにうまく入らずに、そのまま地上に落ちてしまう可能性が高くなるからです。

テイガクではカバー工事を行うさい、軒先唐草の部材はセットバックスターターを使用いたします。
セットバックスターターを使えば軒先に一段、段差ができるので雨水も雨といに排水されすくなります。
ゼロスターターよりも価格は高くなりますが、屋根の機能を損なわないようにリフォームするには、屋根の形状や工事内容にあった屋根部材を採用することが望ましいです。

テイガクからのご提案

今回は埼玉県飯能市でおこなった金属屋根の葺き替え工事をご紹介いたします。
今回のお客様は他社様にて屋根をカバー工法でリフォームをしたところ不具合を感じ、やり直し工事を弊社にご依頼いただきました。
一般消費者の方には伝わりづらい事かもしれませんが、他社様と弊社の工事を比較しながらテイガク工事ではどんなポイントに気をつけながら施工をしているのかをご紹介いたします。
建築板金工事は経験に基づく熟練の技術力が必要な、非常に難易度の高い工事です。テイガクでは日々、研究を重ねて工事品質を高める努力をしております。
そのため、豊富な経験から培った知識や他社様ではできないテイガクオリジナル商品を使った工事をお客様にご提供することができます。
品質の高い建築板金工事をお求めの方はぜひ一度テイガクにお問い合わせください。

ポイント
  • 葺き替え

  • セットバックスターター

  • エスヌキ工法

飯能市でおこなった葺き替えリフォーム

既存屋根の解体

はじめに既存の屋根を解体処分していきます。

棟板金、雨押え板金を取り外しました。

既存屋根はニチハの横暖ルーフという金属屋根が葺かれていました。
横暖ルーフの屋根の板金部材は全部で40種類以上もあります。
適切な材料の選定は経験の豊富な建築会社に依頼することをおすすめします。

既存の屋根は樹脂製の貫板に棟板金を取り付ける仕様になっていました。

アスファルトルーフィング

すでに葺かれたいた屋根材を解体して、新たにルーフィングシートを張りました。

今回採用したルーフィングは田島のニューライナールーフィングです。耐用年数30年の高耐久の商品を選定しました。

ルーフィングにも種類があり、その数は20種類以上になります。
新築建売住宅などに多いのは、最低基準を満たした安い製品の場合がほとんどです。耐用年数も10年しかありません。

ルーフィングは雨漏りを防ぐうえで最も大事な屋根材です。種類によって特徴があり、耐用年数も違います。
特にカバー工事の場合は既存の屋根材の上にルーフィングを張るので既存の屋根材の特徴を考慮してルーフィングを選定する必要があります。

軒先唐草

ルーフィングの次に新しい金属屋根材の役物を取り付けました。
こちらの写真に映る板金部材が軒先唐草のセットバックスターターです。
張りはじめの一段目の屋根本体が軒先から少し下がった位置に来るように設計されています。

スーパーガルテクトの板金部材はかなり精密に作られていて、軒先唐草には水抜き穴が設けられているのも特徴です。

屋根本体施工

屋根本体を張りました。

セットバックスターターを使用したことで軒先の厚みはカバー工事前の屋根材と同じ厚みになりました。
屋根に降り注ぐ雨が、雨といを飛び越えて地上に落ちてしまう不具合がなおりました。

金属下地(エスヌキ)

棟板金下地を取り付けました。

他社様の施工では樹脂製の貫板が使用されていましたが、新規の屋根には金属製の貫板(エスヌキ)を採用しました。
金属下地(エスヌキ)はテイガクオリジナル商品なので弊社にしか提供できない工事です。

一般的に棟板金下地の素材は木製か樹脂製の貫板どちらかで施工します。

しかし、木製は15年もすれば腐食してしまいますし、樹脂製の貫板は熱で変形したり、亀裂が入るリスクが高いです。

強風で棟板金がはずれたりする不具合はとても多く耳にします。

テイガクでは頻発する棟板金トラブルを解決するために研究を重ね、自社商品である金属下地(エスヌキ)を開発しました。金属は耐久性が高く、変形の心配がありません。耐用年数も40年以上ある高耐久の棟板金下地です。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

仕上げ工事

棟板金と雨押え板金を取り付けて屋根の葺き替え工事が完成しました。

テイガクでは屋根を留めるビスにも気を使っていてステンレス製のビスを使います。鉄釘は錆びて腐食してしまうため使いません。

また、棟板金や雨押え板金を留めるビスは雨ざらしになる部分なのでビス穴から水が侵入しないようにパッキン付きのビスで仕上げています。

飯能市でおこなった屋根葺き替えリフォームが完成です!

施工後の屋根
施工後の屋根

屋根葺き替え工事が完成しました。

金属屋根は他の屋根材と比べて耐久性や機能性に優れた屋根材です。しかし、使う部材や、施工方法を間違えると本来の品質が損なわれてしまいます。

一般消費者の方が部材や施工方法まで管理することは難しいと思います。そのため正しい施工を行うためには、業者選びが重要になります。

昨今では板金工事に不慣れな会社が工事を請け負い、下請けに任せきりというケースをよく耳にします。
建築板金工事は豊富な知識とそれを現場で再現する技術が必要なので、不慣れな業者が施工してトラブルが起きるのは当然だと思います。

見積書をみる際には金額だけでなく使用する材料にも気をつけて確認してみることをおすすめします。できるだけ多く相見積もりを取ることも重要です

金属屋根工事を行うさいは、それを専門とする板金工事会社に依頼するのが一番です。
金属屋根、金属サイディングをご検討のさいは、ぜひ一度テイガクにお問い合わせください。

飯能市と周辺地域のその他工事例

飯能市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

多摩圏央工事センター

多摩圏央工事センター

住所 東京都八王子市滝山町2-9-1
(Googleマップはこちら)
電話番号 042-659-3502
都道府県ページ 東京都

テイガクは、八王子に「多摩圏央工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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