京都府長岡京市-ノンアス屋根のアパートを葺き替えリフォーム

施工前の屋根
施工後の屋根

工事情報

施行実施日 2023年9月
施工地域 京都府長岡京市
施工地域ページ
テイガク拠点 大阪工事センター
築年数 築20年
屋根材(施工前) スレート/ザルフ
外壁材(施工前)
工事内容
屋根葺き替え

工事前の状態

工事前の屋根の様子

工事前の施主様アパート屋根の様子です。
アパートは築20年で、屋根材として、旧クボタのノンアスベスト製ザルフが使用されていました。
ノンアスベスト製屋根材が販売され始めた初期の製品であるザルフは、築後比較的早い段階で、ひび割れや欠けが生じると報告されています。

ひび割れや欠け

施主様アパート屋根にも、ひび割れや欠けがいたるところに生じており、屋根材はボロボロの状態でした。
このままの状態を放置していると、雨漏りや雨水浸入による建材の劣化につながるのは時間の問題です。

ザルフがビス留めされていた様子

釘打ちの多いコロニアルにはかなり珍しく、ザルフがビス留めされていました。
釘打ちとは異なり、ビス留めで固定すると耐風性が上がり、屋根材の固定力が増します。
周囲が開けていて風が強い地域であり、多数の方がお住まいになる集合住宅であるため、屋根材が飛ばされないように、固定力を高める予算をかけた施工がおこなわれたものだと思われます。
しかし、ノンアス屋根であり、割れや欠けがひどいため、屋根材をビス留めしても全く意味がありませんでした。

工事前の棟板金の下地の様子

棟板金の下地もボロボロになっており、棟板金も外れかかっていました。

テイガクからのご提案

今回は、京都府長岡京市のお客さまから、アパート屋根のリフォームについてご相談をいただきました。
アパートは築20年で、既存屋根材として、旧クボタのザルフが使用されていました。
ノンアスベスト製屋根材が販売され始めた初期の製品であるザルフは、比較的早期にひび割れや欠けが生じる不具合報告のあるスレート屋根材です。
施主様アパートでも、広範囲のひび割れや欠け、色褪せ、色むらが見られるとともに、棟板金の下地もボロボロになり、上に載る棟板金もめくれていました。
このような内部から不具合が生じる屋根材に塗装をおこなっても、無意味です。
以上のような状態であったため、新規の金属屋根材であるスーパーガルテクトを使用した、葺き替え工事をおこなうご提案をさせていただきました。
屋根としての機能が回復し、美しく生まれ変わった屋根の様子をぜひご覧ください。

ポイント
  • ザルフ

  • アパート・マンションのリフォーム

  • 葺き替え

  • スーパーガルテクト

京都府長岡京市でおこなった、ノンアス屋根のアパートにおける葺き替えリフォーム工事手順

劣化した板金や屋根材、下地材、下葺き材を撤去

ここから、京都府長岡京市でおこなった、アパート屋根の葺き替えリフォーム工事の手順についてご紹介いたします。
葺き替え工事をおこなうにあたり、まずは劣化した板金や屋根材、下地材、下葺き材を撤去しました。

既存のルーフィングシートと野地板

写真は既存屋根材であるザルフを撤去し、既存のルーフィングシートと野地板が見えてきたところです。
既存野地板は鉄骨の集合住宅のため、一般的に用いられる構造用合板ではなく、戸建て住宅で用いられている耐火野地板が使用されていました。

既存のビスをすべて撤去

既存のビスもすべて撤去しました。

ルーフィングシートを貼り付け

劣化した屋根材を撤去したら、新規のルーフィングシートを貼り付けました。
ルーフィングシートが防水の役割を果たします。
今回は田島ルーフィングのニューライナールーフィングを使用しました。
防水性、耐久性に優れ、約30年の耐用年数が期待できます。

新規の金属屋根材を張り付け

ルーフィングシートを貼り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けました。
新規の金属屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板と断熱材が一体となった構造をしており、高い耐久性と断熱性を誇ります。
このスーパーガルテクトを、嵌合式と呼ばれる屋根同士を嵌め合う施工方法で、アイジー工業専用のディスゴ処理(高耐食性表面処理)が施されたステンレスビスで留めるため、強風にも強い屋根が完成します。
さらにスレートよりも金属屋根材は軽量であるため、建物の重心が下がり、耐震性が向上するのも重要なポイントです。

屋根材の、棟とつながる端の部分は立ち上げ

屋根材の、棟とつながる端の部分は立ち上げました。
棟まわりは雨水が集中し、今回のコロニアルの棟のように木材を腐らせたり、棟板金の固定力を低下させたりします。
そのため、金属屋根の下り棟部は原則立ち上げて、止水性を高めます。

棟部に受け木と面戸を取り付け

屋根材を立ち上げたら、棟部に受け木と面戸を取り付けました。

アルミ製の貫板(エスヌキ)を取り付け

受け木と面戸を取り付けたら、その上から、金属製の貫板(エスヌキ)を取り付けました。
エスヌキで棟を施工する方法は、テイガクが特許を取得したものです。
今回の既存棟下地のように、木製の下地のみの場合は、下地が腐食すると上に載る板金を支えきれず、棟板金のめくれや飛散につながるおそれがあります。
それに対して、テイガクでは腐食しにくい金属下地(エスヌキ)を使用しているため、強風に強く、長く安心してお過ごしいただける棟が完成します。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

京都府長岡京市でおこなった、ノンアス屋根のアパートにおける葺き替えリフォーム工事が完成です!

施工後の屋根
施工後の屋根

最後に棟板金をステンレスビスで取り付け、京都府長岡京市でおこなった、ノンアス屋根のアパートにおける葺き替えリフォーム工事が完成です!
ボロボロになっていたザルフ屋根を、新規の金属屋根材であるスーパーガルテクトで葺き替えたことにより、屋根としての機能が回復し、耐久性が向上した美しい屋根へと生まれ変わりました!
棟のエスヌキ工法や、アイジー工業専用のステンレスビスを使用した嵌合式による屋根材の取り付けで、強風にも強く、葺き替え工事によって耐震性が向上した屋根になったのも特筆すべきポイントです。
災害に強い屋根へのリフォームをお考えの方は、ぜひ金属屋根への葺き替え工事をご検討ください。

テイガクでは、アパートやマンション、工場や倉庫の屋根、外壁リフォームのご提案もおこなっております。
屋根や外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

京都府長岡京市と周辺地域のその他工事例

京都府長岡京市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

大阪工事センター

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住所 大阪府豊中市利倉1-5-37
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電話番号 066-152-6576
都道府県ページ 大阪

テイガクは、大阪府豊中市に「大阪工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
大阪工事センターは、2023年夏、大阪北摂地域と兵庫地域、京都地域、滋賀地域の工事を管理する拠点として誕生しました。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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