東京都練馬区 - 直張りサイディングに外壁カバー工法と屋根カバー工法リフォーム

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施工前の屋根
施工後の屋根
施工前の外壁
施工後の外壁

工事情報

施行実施日 2024年9月
施工地域 東京都練馬区
施工地域ページ 東京都
テイガク拠点 本社
築年数 築30年
屋根材(施工前) アスベスト含有スレート
外壁材(施工前) 窯業サイディング
工事内容
屋根カバー工法 金属下地(エスヌキ)による棟板金の交換 棟板金の工事 金属サイディング(横張り)

工事前の状態

施工前の屋根

工事前の屋根の状態です。
お住まいは築30年で、屋根材としてアスベスト入りのスレートが使用されていました。
現場調査をおこなって屋根を確認したところ、屋根材には色褪せ、色むらなどの劣化が広範囲に見られました。
このままの状態を放置してさらに劣化が進行すると、雨漏りや、雨水浸入によるさらなる建材の劣化につながるおそれがあります。

施工前の外壁

工事前の外壁の様子です。
既存の外壁材には窯業サイディングが使用されており、直張りで施工されていました。

外壁材の浮き

外壁の直張り工法では、胴縁と呼ばれる通気層をつくる建材が取り付けられておらず、外壁材が直接外壁の下地に取り付けられているため、水分や湿気の逃げ道がありません。
その結果、結露によってカビや外壁材の浮き、剥がれなどが発生するおそれがあります。
お客さま宅でも、外壁材が一部浮き上がっている部分がありました。

テイガクからのご提案

今回は、東京都練馬区のお客さまから、屋根と外壁のメンテナンスについてご相談をいただきました。
お住まいは築30年で、既存の屋根材にはアスベスト入りのスレートが、既存の外壁材には窯業サイディングが直張りで施工されていました。
外壁の直張り工法は、外壁通気工法と異なり、外壁の内部に通気層が設けられないため、外壁内部にたまった湿気や水分が外に逃げられず、カビや外壁材の浮き、剥がれなどの不具合につながるおそれがあります。
このままの状態を放置していても状況が改善されることはないため、屋根は屋根カバー工法工事によって、外壁は外壁カバー工法工事によってリフォームをおこなうご提案をさせていただきました。
今回のように屋根と外壁のカバー工法工事を同時におこなう場合は、屋根工事を先に仕上げてから外壁工事をおこなうのも、雨仕舞や美観のうえで重要なポイントです。
今回の記事を今後のリフォームの参考にしていただければ幸いです。

ポイント
  • 屋根カバー工法工事

  • スーパーガルテクト

  • 外壁カバー工法工事

  • 外壁通気工法

  • NP-テセルブリックⅡ

東京都練馬区でおこなった、直張りサイディングへの外壁カバー工法と、屋根カバー工法リフォーム工事の手順

棟板金を撤去

ここから、東京都練馬区でおこなった屋根カバー工法工事の手順についてご紹介いたします。
屋根カバー工法工事をおこなうにあたり、まずは屋根に付属する板金や雪止めを撤去しました。
棟板金を撤去したところ、中の下地はボロボロに腐食していました。
棟板金を支える下地が腐食すると、上に載る棟板金を支えきれず、棟板金の浮きやめくれ、ひどいときには飛散につながるおそれがあります。
そのためリフォームにおいて、止水性、排水性、耐腐食性に優れた下地を施工することが重要です。

棟には、止水性を高める面戸

屋根に付属する板金や雪止めを撤去して、屋根をフラットな状態にしたら、防水の役割をもつルーフィングシートを貼り付け、その上から新規の金属屋根材を取り付けました。
新規の金属屋根材として採用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクト(ワインレッド)です。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板と断熱材が一体となった構造をしており、非常に高い耐久性と断熱性を誇ります。
棟には、止水性を高める面戸と、腐食しにくい金属製の貫板であるエスヌキを取り付けました。
止水性と耐腐食性に優れた下地の施工により、長くしっかり棟板金を支えることができます。

屋根カバー工法工事の完成

最後に棟板金を取り付け、屋根カバー工法工事の完成です!
ボロボロに劣化し、雨漏りにつながるのは時間の問題であったアスベスト含有スレートを、新規のスーパーガルテクト(ワインレッド)でカバーし、耐久性と断熱性に優れた美しい屋根へと生まれ変わりました!
複数のお色から選択することができますが、ワインレッドを選択することで、上品でおしゃれな印象の屋根になります。
棟板金下地の工事も丁寧におこない、雨漏りしやすい箇所からの雨漏りへの対策もバッチリです。

引き続き、外壁カバー工法工事の手順についてご紹介いたします。

壁に透湿防水シートを張った様子

ここから、外壁カバー工法工事の手順についてご紹介いたします。
今回は直張りで外壁の傷みが激しかったため、まず既存の外壁に透湿防水シートを張り、その上から樹脂製の胴縁を取り付けました。
透湿防水シートは、内部の湿気は外に適切に排出し、外部からの水分は防ぐ建材です。
これと胴縁を取り付けることで、外壁内部に通気層が出来上がり、結露による不具合のリスクを大幅に減少させることができます。

胴縁を取り付けたら、その上から新規の金属サイディングを張り付けました。
新規の金属サイディングとして採用したのは、アイジー工業のNP-テセルブリックⅡ(ミルク)です。
ガルバリウム鋼板と断熱材からできたNP-テセルブリックⅡは、屋根材と同様、高い耐久性と断熱性を備えています。
タイルの立体感と陰影により、外観も非常におしゃれに仕上がります。

雨仕舞

今回は、屋根工事を仕上げたあとに外壁工事をおこないました。
屋根工事を仕上げてから外壁工事をおこなうことで、外壁と屋根の取り合い部に取り付けられる雨押え板金が外壁の内部に位置し、雨仕舞の効果がより高まります。
また、仕上がりもすっきりとし、美しくまとまります。
リフォームをおこなう際には、このようなリフォームの順序を意識することも大切です。

塗装

板金を張らない鉄部等は、塗装で仕上げました。
塗装も3回塗りで丁寧に仕上げました。

東京都練馬区でおこなった、直張りサイディングへの外壁カバー工法と、屋根カバー工法リフォーム工事が完成です!

施工後の屋根
施工後の屋根
施工後の外壁
施工後の外壁

以上で、東京都練馬区でおこなった、直張りサイディングへの外壁カバー工法と、屋根カバー工法リフォーム工事が完成です!
ボロボロに劣化していた屋根と外壁を、スーパーガルテクト(ワインレッド)とアイジー工業のNP-テセルブリックⅡ(ミルク)でカバーしたことにより、耐久性の向上した美しいお住まいへと生まれ変わりました!
雨漏りや結露など、将来的な不具合を予測し、それらのリスクを抑える工事も丁寧におこなったため、長く安心してお過ごしいただけることと思います。

テイガクでは、お住まいや、お客さまの好みに合わせた適切なリフォームのご提案をおこなっております。
屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

東京都練馬区と周辺地域のその他工事例

東京都練馬区の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

テイガク本社

テイガク本社

住所 東京都杉並区高円寺北2-13-3
(Googleマップはこちら)
電話番号 03-5364-9762
施工都道府県ページ 東京

テイガクは板金工事会社です。お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
テイガクの東京エリアには、本社の他に、東京中央工事センター、東京・埼玉工事センターがあります。こちらの3拠点で、東京都全域の屋根工事を承っております。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

東京本社の
Googleのクチコミ

レビュアーアイコン
2024年08月29日

前回外壁、屋根の塗装をして12年程経過し、そろそろ再塗装を考えていたところ妻がYouTubeでガルバリウム鋼板のカバー工法があり、テイガクという会社を知りました。 テイガクは自宅から近いこともあり、お伺いし会長さんに親切に説明を受け、契約に至りました。 施工は外壁、屋根ともにアイジー工業のガルバリウム鋼板でカバーです。 工期は1ヶ月強、職人さんは皆その道のスペシャリストで安心でした。外壁作業はベテランの職人さんで腕前は勿論の事、ベランダの物干しの位置の変更や室外機の移動など無理なお願いも嫌な顔せずに行って頂き感謝、感謝です。 屋根の作業は兄弟の職人さんでエース級の腕前との事で兄弟で連携し、いい仕事をして頂きました。現場監督もこまめに連絡いただき、状況を把握できました。 工事後、家の気密性は更に高まり、夏はエアコンをかけても暑かった3階も2階と変わらない温度感になり過ごしやすく、冬も暖かく過ごせるのではないかと今から楽しみです。 金額的には塗装の方が安価ですが、この先の20年以上メンテ不要と考えるとトータルではカバー工法の方が安いのではないかと思います。 と言うことで、ガルバリウムの丸ごとカバーはおすすめです。

レビュアーアイコン
2024年08月28日

戸建て住宅の屋根、外壁リフォーム工事って素材、工法の選択やその適正価格等、一般人にとっては中々分かりづらく戸惑いますよね。 自宅は新築から24年が経過しており、リフォーム工事を検討しておりました。 ネット等で色々と調べて、カバー工法による屋根リフォームと外壁塗装をメインにして数社に見積もりを取り精査していくと、特に屋根工事の金額でばらつきが大きくなっており、総工事費予算との乖離に影響を及ぼしておりました。 さらに調べて行くと、カバー工法による屋根工事には金属加工の熟練職人が必要で、塗装工事主体の業者さんでは屋根工事を外注にするか、金属加工を熟知しない職人さんが施工を担当し施工不良でトラブルになっている件も散見されました。 そこで調べて行くうちに、金属屋根の施工を創業当時から手掛け、会社の倉庫に屋根材の在庫をストックしており、外壁塗装工事の実績も持ち合わせているテイガク(昭和ルーフリモ株式会社)に行き着きました。 テイガクさんのホームページには、特許を取得している屋根工事施工に関する記載、付帯工事も含めた施工に掛かる個別の価格単価の記載、施工工事実績を施工例として写真付きで掲載、等様々な情報がありとても良く作られておりました。 実際に見積りをを取った後も追加でお願いしたい工事などの相談にも乗っていただき、必要な工事を予算内で行うことが出来ました。 天候の状況などもあり施工の開始が当初の予定より1〜2ヶ月ずれ込んでしまい梅雨入りと重なってしまったのですが、工期自体はほぼ予定通りに進めていただけました。 職人さんも礼儀正しく、蒸し暑い中とても丁寧に作業していただけた事、とても感謝しております。 全体的に見るとテイガクさんはとてもコスパが良く、特に金属屋根材でのカバー工法を第一に検討されている方にとっては救世主的な業者さんだと思います。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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