東京都八王子市 - カバー工法で葺かれたセキスイかわらUとスレート屋根を葺き替え

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施工前の屋根
施工後の屋根

工事情報

施行実施日 2024年3月
施工地域 東京都八王子市
施工地域ページ 東京都
テイガク拠点 多摩・圏央工事センター
築年数 築45年
屋根材(施工前) スレート,セメント瓦/セキスイかわらU
外壁材(施工前)
工事内容
屋根葺き替え 棟板金の工事

工事前の状態

施工前の屋根

お客さま宅屋根の工事前の状態です。
お住まいは築45年で、屋根材としてアスベスト入りのスレートとセキスイかわらUが使用されていました。
セメント瓦であるセキスイかわらUは、経年により、塗膜や基材の剥落、ひび割れなどが生じる問題のある屋根材として知られています。
お客さま宅屋根にも、セキスイかわらUに特徴的な、塗膜、基材の剥がれ、ひび割れなどの症状が見られ、既に雨漏りが発生していました。
このままの状態を放置していると、快適な生活が営めないばかりか、雨漏りや建材の劣化がさらに進行するおそれがあります。

スレート屋根材の上にセキスイかわらU)

お客さま宅のセキスイかわらUは、もともとあったアスベスト含有スレート屋根材を覆う形で、カバー工法に使用されていました。
セキスイかわらUは、販売されていた当時、古い屋根の葺き替えやカバー工法に使用される屋根材として人気があったため、このような屋根はよく見かけられます。
しかし、もとあった屋根材と、それをカバーしたセキスイかわらUの双方に問題が生じた場合、当然雨漏りを引き起こすため、しっかりメンテナンスをおこなうことが必要です。

テイガクからのご提案

今回は、東京都八王子市のお客さまから、屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
お住まいは築45年で、屋根は、もともと屋根材として使用されていたアスベスト含有のスレートが、その上からさらにセメント瓦のセキスイかわらUでカバーされている形となっていました。
セキスイかわらUは、販売当時、古い屋根を葺き替えたりカバーしたりする屋根材として人気がありました。
しかし現在は、経年により塗膜や基材の剥離、屋根材のひび割れや欠けなどが生じる問題のある屋根材として知られています。
お客さま宅でも、塗膜、基材の剥離、ひび割れなど、セキスイかわらUの典型的な劣化症状が見られるだけでなく、実際に雨漏りが生じていました。
以上のような状態であったため、今回は葺き替えによるリフォームのご提案させていただきました。
雨漏りが解消した屋根工事の手順をご覧いただき、今後のリフォームの参考にしていただければ幸いです。

ポイント
  • セキスイかわらU

  • 葺き替え工事

  • スーパーガルテクト

  • エスヌキ工法

東京都八王子市でおこなった、カバー工法で葺かれたセキスイかわらUとスレート屋根の葺き替えリフォーム工事手順

古い屋根材を撤去

ここから、東京都八王子市でおこなった葺き替え工事の手順についてご紹介いたします。
葺き替え工事をおこなうにあたり、まずは劣化した古いアスベスト含有スレートとセキスイかわらUの両方を撤去しました。
古い屋根材を撤去してフラットな状態にしたら、新規の野地板を張り付けました。
弊社では、厚さ12mmの構造用合板を野地板として使用しています。
この厚い野地板が上に載る屋根材をしっかり支えます。

ルーフィングシートを貼り付け

新規の野地板を張り付けたら、その上から新規のルーフィングシートを貼り付けました。
今回は新規のルーフィングシートとして、田島ルーフィングのニューライナールーフィングを採用しました。
改質アスファルトを素材とするニューライナールーフィングは、高い耐久性と防水性をそなえており、30年以上の耐用年数を期待できます。

ルーフィングシートを貼り付けたら、その上から新規の金属屋根材を取り付けました。
今回使用した金属屋根材は、アイジー工業のスーパーガルテクト(チャコール)です。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板と断熱材が一体となった構造をしており、高い耐久性と断熱性を誇ります。
取り付けはディスゴ処理(高耐食性表面処理)が施されたアイジー工業純正のステンレスビスでおこなっているため、電蝕の心配はなく、しっかり固定されます。

棟板金の施工

棟は屋根材が接合する部分であるため、雨漏りしやすい箇所です。
そのため、棟板金を取り付けて、雨仕舞(雨漏り防止処置)を施します。

棟板金は棟板金下地が支えます。
この棟板金下地が腐食すると、上に載る棟板金を支えきれなくなり、棟板金の浮き、めくれ、飛散などにつながるおそれがあるため、棟板金下地の腐食を起こしにくくするとともに、止水性を高める工事は重要です。
そのため、まずは屋根材の棟につながる端の部分は立ち上げるとともに、面戸を取り付けて止水性を高めました。
また、棟の下地には、金属製の貫板(エスヌキ)を取り付けました。
これらの工事により、長くしっかり棟板金を支えることができます。
この一連のエスヌキ工法は、テイガクが特許を取得した、自信をもっておすすめする棟の工事です。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

外壁と屋根の取り合い部

外壁と屋根の取り合い部も、異なる建材が接合する部分であるため、雨漏りしやすい箇所です。
そのため、棟と同じように下地からしっかり雨仕舞をおこないました。

東京都八王子市でおこなった、カバー工法で葺かれたセキスイかわらUとスレート屋根の葺き替えリフォーム工事が完成です!

施工後の屋根
施工後の屋根

最後に棟板金や水切り板金を、パッキン付きのステンレスビスでしっかり固定し、東京都八王子市でおこなった、カバー工法で葺かれたセキスイかわらUとスレート屋根の葺き替えリフォーム工事が完成です!
雨漏りの発生していたセキスイかわらUの屋根を、スーパーガルテクトで葺き替え、雨漏りが解消した耐久性の高い美しい屋根へと生まれ変わりました!
金属屋根材は、高耐久でありながら非常に軽量であるため、葺き替えに使用すると、建物の重心が葺き替え前より下がり、耐震性の向上も期待できます。
今後の災害を見据えたリフォームをおこなう際も、ぜひスーパーガルテクトでの葺き替えをご検討ください。

テイガクでは、お住まいや、お客さまの好みに合わせた適切なリフォームのご提案をおこなっております。
屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

東京都八王子市と周辺地域のその他工事例

東京都八王子市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

多摩圏央工事センター

多摩圏央工事センター

住所 東京都八王子市滝山町2-9-1
(Googleマップはこちら)
電話番号 042-659-3502
都道府県ページ 東京都

テイガクは、八王子に「多摩圏央工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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