参考リフォーム費用【屋根面積80㎡】
屋根のモデル
階数 | 2階建 | 築年数 | 約15年 | 屋根形状 | 切妻 |
屋根面積 | 80㎡ | 足場面積 | 190㎡ | 棟長さ | 10m |
屋根の面積や形、傷み具合、工事別プランによって費用は変わります。
工事見積り内訳明細
金属屋根の棟板金をだけ交換する工事のポイント
解説
棟板金とは金属屋根のてっぺんに取り付ける板金のことです。
断面は「への字型」になっていて、1枚あたりの長さはおよそ2メートルあります。
この棟板金は風でとてもよく飛ばされます。
飛ばされる理由ははっきりしています。
棟板金の飛散は「木下地の腐食」と板金を留める「鉄くぎの錆」が原因です。
棟板金を抑えている釘がゆるんでしまい、風が吹くと剥がれて飛ばされるといったメカニズムです。
棟板金を交換する時には「金属下地(エスヌキ)」と「ステンレスビス」を使うことをおすすめします。
金属下地を突き抜けてビスを打つことで、棟板金をしっかり固定できます。
また、金属素材はトタンではなく、耐久性に優れたガルバリウム製の板金を使いましょう。
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら
火災保険を使えば無料になることも
火災保険に加入をしていれば、風災による被害として保険会社から棟板金交換の修理費が支払われます。
火災保険に加入をされている場合は、積極的に保険を活用しましょう。
テイガク屋根修理のおすすめ度
評価のポイント
棟板金の飛散は住宅の不具合で最も多い不具合ではないでしょうか。
築後1年の新築物件でも、大型台風の影響で飛ばされるといったことがあります。
築浅物件だからと安心せず、屋根の点検機会があれば”必ず”棟板金の釘の状態を確認しましょう。
釘のゆるみが明らかな場合は、人身事故も起こり得るので、なるべく早めに修理をおこなってください。
こんな場合は工事価格が高くなります
建物階数が3階以上
建物階数が3階以上ある場合、追加の足場組立工事費用や搬入搬出費用がかかります。
重くサイズが大きい屋根材であるほど、3階まで持ち上げるたり下ろしたりするのが大変です。
逆に平屋の場合は工事費が安くなります。
屋根が急こう配
急こう配とは屋根の傾きが急であるということです。
急こう配である場合、屋根にも足場を取り付ける必要があります。
これを屋根足場といいます。
屋根の傾き角度にもよりますが、屋根足場を取り付ける場合は足場工事の分だけ工事費が高くなります。
雨どいを交換する
築後20年以上経過している場合は、雨どいの交換工事を検討してください。
雨どいは水平に取り付ける「軒どい」と縦に取り付ける「縦どい」の2種類があります。
特に軒どいは台風や大雪の影響で壊れやすいです。
長さによりますが、雨どいを全部交換すると合計金額の10%前後、工事費が高くなります。
ただし、火災保険に加入をしていれば、自然災害で壊れた雨どいの交換工事はほぼ無料でできます。
積極的に保険を活用しましょう。
金属屋根の棟板金を交換する工事についてよくある質問
棟板金の交換には足場組立が必要でしょうか?
安全性と工事品質を考慮すると足場は必要です。
足場を組まずに工事をおこなう業者がいますが、足場を組まなければ適切な仕上がりにはならないと思ってください。
二度と棟板金が飛ばない工事方法は?
棟板金の飛散は屋根の中で最も多い不具合です。
以下の順番で棟板金を仕上げると安心です。
・金属下地(エスヌキ)を使う
・ステンレスビスを使って30センチ間隔で打つ
換気棟とは何ですか?
換気棟とは穴があいた棟板金のことです。
屋根にも穴をあけるので、屋根にこもった熱を外に排出させ、屋根の断熱効果が高まります。
また、屋根裏の結露対策にもなるため、屋根の耐久性を高める効果も得られます。