工場や倉庫の屋根に取り付けてある大きな部材「ベンチレーター」。
今回は、ベンチレーターの概要とメンテナンス方法について解説します。
工場や倉庫の屋根リフォームを計画している方は、ベンチレーターのメンテナンスも検討してみましょう。
目 次
閉じるベンチレーターの解説動画(テイガク現場より)
ベンチレーターとは?塗装だではなく交換も検討
ベンチレーターとは?
ベンチレーターは、工場や倉庫の屋根に取り付ける大型の換気部材です。
工場や倉庫は、建物の規模が大きいため、このような巨大なサイズのものがほとんどです。
工場や倉庫が立ちた並ぶ場所で、一度は目にしたことがある方もいるのではないでしょうか?
ベンチレーターの役割
戸建て住宅は、天井裏や屋根裏に断熱材が取りつけてあるので、屋根から室内への熱の流入は比較的緩やかです。
しかし、工場や倉庫は断熱材や天井がないことが多いので、屋根から室内への熱の流入はダイレクト。
熱による、室内への影響は大きいです。
換気がうまくできていない工場・倉庫内で、冬に暖房器具を使えば、天井裏に結露が発生し結露水が滴り落ちる可能性もあります。
ベンチレーターを取り付けることで、室内に発生する熱を外へ排出することが可能になります。
熱だけなく工場や倉庫内で生じた、悪臭、ガズ、粉塵なども排出する機能もあります。
工場や倉庫の室内環境を整えるためには、なくてはならない部材といえるでしょう。
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工場倉庫内の暑さ対策になる
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工場倉庫内に発生する結露を抑えられる
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建築板金に詳しい業者による定期的なメンテナンスが求められる
ベンチレーターの寿命
ベンチレーターの寿命はおよそ30年~40年です。
沿岸地域や工業地域は、塩や煙の影響で、比較的、劣化が早期に発現します。
屋根上の突起物でもあるため、台風などの強風の影響が受けやすく、外れたり、抜け落ちたりすることもあります。
ベンチレーターのメンテナンス方法は?
ベンチレーターは金属製です。
メンテナンスをしていなければ、当然のことながら、長年の雨風の影響で劣化し錆が生じます。
錆の進行をそのままにしておけば、穴が空いてしまうこともあるでしょう。
ここからは、ベンチレーターのメンテナンス方法をご紹介します。
メンテナンス方法①:塗装
ベンチレーターのメンテナンスでよくおこなわれるのが塗装です。
錆などが発生していない、比較的進行が浅い劣化であれば、塗装で対応が可能です。
メンテナンス方法②:交換
ベンチレーターに錆が発生している場合や、すでに穴空きが進行している場合は、ベンチレーター自体の交換をおすすめします。
古いベンチレーターをそのままにしていると、劣化が進行しベンチレーターの土台部にも影響が及ぶ場合があります。
工場や倉庫での業務に支障をきたさないためにも早めに交換を検討しましょう。
ベンチレーターを交換したテイガクの現場
実際にベンチレーターを交換したテイガクの現場です。
今回は、大型倉庫の古いスレート屋根を、折半屋根でカバー工法をおこなった後に、ベンチレーターを交換しました。
ベンチレーターと屋根の接合部分は要注意
ベンチレーターと屋根の接合部分は雨漏りが発生しやすい箇所です。
テイガクの職人さんが板金を加工して丁寧に仕上げていきます。
新しいベンチレーターを取り付け
新しいベンチレーターを取り付けて完成です。
工場・倉庫のベンチレーターを含めた屋根工事例
工場や倉庫の工事はテイガクにご相談ください
ベンチレーターの交換は費用がかかりますが、工場や倉庫をこの先数十年、維持していきたいとお考えでれば、ぜひ検討してほしい工事です。
テイガクでは、ベンチレーターのメンテナンスを含めた屋根工事のご提案が可能です。
現地調査・お見積もりは無料でおこなっております。
ぜひお気軽にご相談ください。