奈良県大和郡山市 - アスファルトシングルが剥がれた屋根をカバー工法で屋根リフォーム

奈良県大和郡山市にお住まいのお客様より、屋根材の飛散についてご相談をお受けしました。
現場の屋根にはアスファルトシングル（シングル材とも呼ばれます）が使用されていました。
強風によって屋根材が剥がれ、軒先や庭に飛散していました。

アスファルトシングルは日本ではあまり知られていない屋根材です。
アメリカでは住宅の屋根材としてシェアが80%以上もある、一般的な屋根材です。
しかし、後述する理由により、アスファルトシングルの屋根は日本にはあまり適しません。
そのため、現在日本の住宅屋根材としてアスファルトシングルのシェアは5%ほどに留まっています。

アスファルトシングルについて詳しくはこちら

剥がれている屋根材の上端に、等間隔で塗られた接着剤の痕が見えます。
アスファルトシングルはセメント系接着剤と釘を使用して、屋根へ取り付けます。
（接着剤を使用しないアスファルトシングルもあります）
屋根への取り付けに接着剤を使う屋根材はアスファルトシングルだけです。

取り付けの手順は、初めにセメント系接着剤を屋根に塗布して、アスファルトシングルを圧着します。その後、接着したアスファルトシングルに釘を打ち込みます。
しかし、接着剤の塗布や屋根材の圧着が充分にできていない場合、経年劣化により接着力が失われて屋根材が剥がれてしまうことがあります。
テイガクでは「台風による強風でアスファルトシングルが剥がれてしまった」というお問い合わせを度々頂きます。
そのため、一年間に約20回以上の台風が訪れる日本では、耐風性がないアスファルトシングルは不向きだと言えます。

今回ご相談をいただいたお客様は建売で戸建住宅を購入されたため、屋根材にアスファルトシングルが使われているということを知りませんでした。
今後も定期的に発生する自然災害に備えるため、屋根カバー工法による金属屋根へのリフォームをおこなうことになりました。

古い棟板金を取り外し、新しい棟板金を設置していきます。

棟板金と下地の取り外し後、アルファルトシングルの上からルーフィングシートを敷き詰めます。
ルーフィングシートとは屋根材の下に敷かれる防水シートです。
屋根材や棟板金に万が一不具合が起きた場合に、屋根からの雨水侵入を防ぐ重要な役目を担います。
今回、アスファルトシングルが剥がれてしまった際に屋根からの雨漏りが発生しなかったのは、このルーフィングシートがきちんと役目を果たしたということです。
雨漏りの発生を防ぐ重要な部材ですので、屋根のリフォームをご検討されている方はルーフィングシートの種類にも拘りましょう。

ルーフィングシートについて詳しくはこちら

棟板金の取り付けをおこないます。
金属屋根や棟板金、その他各種板金は、すべて板金工が屋根の形に合わせて現場で加工します。
そのため、金属屋根にリフォームするには熟練した板金工が必要です。
テイガクは屋根修理専門の板金工事会社であり、金属屋根へのリフォームはもっとも得意な工事です。
金属屋根へのリフォームをご検討されている方は、ぜひテイガクへご相談ください。

今回は屋根のリフォームにあわせて雨どいの交換もおこないました。
テイガクでは屋根リフォームの工事に合わせて、「雨どい交換」「外壁塗装」「外壁の目地打替」「雪止め金具設置」「換気棟の取り付け」「太陽光パネル脱着」などのオプション工事も承っております。
これらオプション工事は屋根のリフォームと同様に、すべて定額料金にてご提供いたします。

屋根リフォームとオプション工事の料金について詳しくはこちら

奈良県大和郡山市でおこなったカバー工法リフォームが完成しました。
風に弱いアスファルトシングルから、耐風性があるスーパーガルテクトへ屋根が生まれ変わりました。
今後、台風による強風に襲われたとしても、屋根材が剥がれたり飛散したりすることはないはずです。
大和郡山市で屋根リフォームをご検討されている方は、ぜひテイガクへご相談ください。
現場調査からお見積もりまでは無料で承っております。