鋼板価格と金属建材(屋根材と外壁材)の値上げ

現在のテイガク価格でご提供可能エリア(7月1日現在)

鋼板価格の値上がりが7月から開始されます。
ただし、しばらくの間、旧価格のままでご提供できるエリアがございます。
記載のテイガク料金表の価格で工事をご提供できるエリアは下記エリアです。
テイガク倉庫の在庫が無くなり次第、新単価でのご提案となります。
金属屋根と金属外壁の工事をご検討されている方は、お早めにご検討ください。

地域東京23区東京西部横浜・川崎
提供可否
地域神奈川東部東葛房総千葉
提供可否◯ 
地域埼玉東部埼玉西部関西地区全域
提供可否

2021年に続き2022年も大幅値上がり

2022年7月から大幅に値上がりします

2022年度引き続きもアメリカの木造住宅建設市場が活況です。

わが国でも同様で、分譲の戸建て住宅や中古の戸建て売買市場が活況です。

在宅勤務の影響で、都心から郊外の床面積が広い戸建て住宅へ住み替えする需要が高まったのが原因です。

そのため、木材の需要急拡大による、ウッドショックとよばれる木材の値上がり問題が顕在化しています。

木材だけではなく、コンテナ不足やエネルギー価格の高騰、中国のコロナ拡大、ロシアとウクライナの戦争、円安など、建材供給が不安定化し、追い打ちをかけるような問題が相次いで発生しています。

去年の2021年の8月には、金属サイディングの最大手メーカーであるアイジー工業をはじめ、金属建材メーカーが相次いで値上げを発表しました。

過去30年間でも最も大きな値上げ幅で、お客様や業界関係者に大きな衝撃を与えました。

そして、EV車の急速な普及により、鋼板用フッ素の多くがEV車の製造用の素材として供給され、金属建材で用いられるフッ素が供給さない事態になりました。

フッ素塗膜の鋼板は現在、ゼロとはなりませんが、将来的に供給がかなり抑えられる状況です。

そのような背景がある中、4月20日に、金属屋根と金属サイディングの値上がりの発表がアイジー工業からありました。

2022年4月 アイジー工業 値上げ

アイジー工業は戸建て住宅の金属屋根及び金属サイディングのトップメーカーです。

アイジー工業の値上げ発表により、他のメーカーも足並み揃えて値上げをする見込みです。

去年の2021年もアイジー工業の値上げがかわぎりになり、他のメーカーが値上げを発表しました。

テイガクも値上がりを社内で消化することは困難で、工事金額にも影響が及ぶ見込みです。

金属屋根で10万円前後、金属サイディングで20万円前後、工事金額が高くなる見込です。

更なる値上げの可能性もあるので工事契約はお早めに

アイジー工業などの国産金属建材メーカーは、日本製鉄やJFE鋼板などの鋼板会社から金属建材の原材料を購入し、成型加工して販売しています。

風上の会社(原材料メーカー)が値上げに踏み切るため、風下にある全ての建材製造会社が値上げの影響を受けることになります。

鋼板業界関係のニュースを見ていると、毎月のように値上げが発表されています。

世界的にインフレ基調で、今後、鋼板価格は更に値上がりするかもしれません。

少なくともこれから建物の新築工事や改修工事を控えている方は、できるだけ早期に工事のご決断をしてください。

この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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