工場や倉庫の雨漏りでお悩みではありませんか?
雨漏りは、製品や設備への損害だけでなく事業継続にも関わる大きな問題です。
この記事では、工場・倉庫屋根の雨漏りの原因から、対策・修理方法、そして後悔しない信頼できる施工業者の選び方まで、専門家が詳しく解説します。
大切な工場・倉庫を守るための第一歩として、ぜひ最後までご一読ください。
》》工場・倉庫屋根の雨漏りでお困りならテイガクにご相談ください。
目 次
閉じる工場・倉庫の雨漏りが引き起こすリスク

工場や倉庫での雨漏りは、保管中の製品や在庫品に重大な被害をもたらす可能性があります。
屋根の下に精密機械や衣類、食品、段ボールなどが保管されている場合、製品や在庫品の損害だけでなく、操業の停止や安全性のリスクにも直結する恐れがあります。
筆者は以前、クリーニング工場の屋根改修工事を担当した経験がありますが、クリーニング業ではお客様から預かった衣類を濡らしてしまうと、評判の悪化につながり、事業そのものに大きなダメージを与えかねません。
また、設備や機械が水濡れで故障すると、生産ラインが停止したり、操業に遅延が発生したりと、経済的な損失が生じるリスクもあります。
さらに雨漏りによって床が滑りやすくなるなど、従業員の労働環境や安全面にも深刻な影響を与えることがあります。
そのため、雨漏りが発生したら速やかに修繕することが重要です。

工場や倉庫のオーナー様が物件を所有しているのか、または賃貸に出しているのかによって抱えるリスクの内容は異なります。
特に賃貸物件の場合、借主から雨漏りの報告があったにもかかわらず、オーナー様が適切な対応を取らなかった場合には、損害賠償請求や契約解除など、法的なトラブルに発展する恐れがあります。迅速で適切な対応が、トラブルを未然に防ぐための最善の策です。
工場・倉庫の雨漏りの原因
屋根の経年劣化

工場や倉庫の雨漏りの多くは経年劣化によって引き起こされます。
屋根は永久に持つものと思われがちですが、実際には耐用年数があります。
たとえば、波型スレート屋根の場合、小波スレートと大波スレートによって耐久性が異なりますが、およそ30年前後で屋根の寿命がくると思ってください。
折板屋根の金属屋根の場合は、トタン屋根は30年程度、ガルバリウム鋼板は40年程度が屋根の寿命です。
金属屋根は定期的な塗装メンテナンスを怠ると劣化が進み、錆や腐食により穴が開きやすくなります。
さらに、沿岸地域の塩害や都市部の排気ガス、森林近くの落ち葉など環境要因の影響も受けやすいです。
金属屋根は経年劣化による影響を抑えるためにも、定期的な点検とメンテナンスが重要です。
屋根材 | 素材 | 耐用年数 |
---|---|---|
波型スレート | 小波 | 20~30年 |
波型スレート | 大波 | 30~40年 |
折板屋根 | トタン | 20~30年 |
折板屋根 | ガルバリウム鋼板 | 30~40年 |
波型スレート

セメントと繊維を混ぜて作った薄い板状のお馴染みの屋根材です。
表面が波打っているのが特徴です。
今から20年以上に製造された波型スレート屋根の多くは、アスベストが含まれています。
そのため、改修や修理をおこなう時は注意が必要です。
倉庫や工場の屋根に広く使われています。
折板屋根

金属製の板を山形に折り曲げて強度を高めた屋根材です。工場や倉庫、大型施設などに用いられ、耐久性や施工の手軽さ、経済性に優れています。
古い屋根に新しく屋根を被せる屋根カバー工法でも折板屋根は用いられます。
雨漏りが多い部位
工場や倉庫の屋根で雨漏りが発生する箇所は、ある程度特定されています。
1.谷樋(たにどい)

谷樋は屋根と屋根の間にあり、雨水が集中するため雨漏りが発生しやすい部分です。
雨漏りが発生している屋根で谷樋がある場合、真っ先に谷樋からの漏水を疑います。
2.錆や破損による穴あき

金属屋根は錆びによる穴あきが生じるリスクがあります。
錆びの進行度合いを屋根上から確認します。
特に沿岸地域や交通量の多い地域では塩害や排気ガスの影響で金属屋根の腐食が進みやすくなります。
また、波型スレートは台風等の影響で割れたり穴が開いたりすることがあります。
穴が開いた箇所から雨漏りが生じます。
3.建築時の施工不良(手抜き工事)

建築時当時の手抜きや施工不良はもちろん、間違った屋根塗装やコーキング処理による雨漏りも多く見られます。
屋根について知識が乏しい塗装業者が、本来は排水のために必要な面戸部分の隙間をコーキング材などで埋めてしまい、かえって雨漏りを誘発してしまうことがあります。
4.雨どいのオーバフロー

容量不足や詰まりによって雨水がオーバーフローし、軒先から漏れることがあります。
中には住宅用の小さい雨どいを使う業者もいますが、工場や倉庫の屋根には容量の大きな雨どいを使うことが重要です。
5.パラペットの内側

パラペットがある屋根の場合、パラペットの内側に雨水が集中する構造になっています。
定期的なメンテナンス、特に落ち葉などのゴミの処理を怠ると雨が漏れやすくなります。
雨漏り事例
こちらの施設は横浜市都筑区に位置しています。新しくテナントとして貸し出す前に、雨漏り箇所を修繕する目的で、屋根全体を折板屋根によるカバー工法で改修しました。施工後、雨漏りは無事に収まり、安心して施設をご利用いただけるようになりました。
横浜市都筑区でテイガクがおこなった雨漏り改修工事
工場・倉庫の雨漏り対策と雨漏り修理方法
雨漏りが発生した際は、まず原因箇所を特定し、適切な修理方法を検討します。
部分的な屋根の差し替えや防水テープなどの止水処置で雨漏りを抑制させることも可能です。
しかし、広範囲に屋根の劣化が進んでいる場合は、屋根の全面改修工事が推奨されます。
問題が大きくなる前に定期的な点検を実施し、予防保全を行うことが重要です。
屋根カバー工法がおすすめ

雨漏りの予防策として、屋根カバー工法があります。
これは既存の屋根の上に新しい屋根材を被せる工法で、雨漏りを抑制するとともに屋根の耐久性を高める効果があります。
工期や費用面でも比較的抑えられるため、多くの工場や倉庫で採用されています。
テイガクによる工場倉庫の屋根カバー工法事例
テイガクの工場や倉庫の屋根カバー工法の実例をお示しします。
テイガクは、工場や倉庫など大型建築物向けに折板屋根の施工を専門とする金属屋根工事会社です。
特に折板屋根を利用した屋根カバー工法を得意としており、高品質な施工を適正価格でお客様に直接ご提供いたします。
工場倉庫の雨漏りに関するYoutube動画
工場倉庫の雨漏りの実例はテイガクの公式YouTubeチャンネルでも詳しくご案内しております。
動画も是非、チェックしてください。
信頼できる施工業者の選び方

雨漏り修理の業者選びでは、業者の実績や専門性を確認することが非常に重要です。
まずはホームページなどで具体的な施工事例を確認し、信頼して任せられる業者かどうかを見極めましょう。また、金属屋根工事を専門とする建築板金工事会社を選ぶことをおすすめします。
工務店や不動産会社、ハウスメーカーなどは、多くの場合、下請けの建築板金工事会社に施工を依頼します。そのため、窓口となる担当者が専門的な知識を持っておらず、適切な雨漏り修理の提案を受けられないこともあります。
専門業者に直接依頼することで、より確実で適切な修理を行うことが可能です。
工場・倉庫の雨漏り修理はテイガクへ

工場や倉庫の雨漏り対策は、問題が深刻化する前に迅速かつ適切な対応が必要です。信頼性の高い業者を選び、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、事業活動への影響を最小限に抑え、安全で快適な作業環境を維持しましょう。
テイガクでは、お見積書の作成まで無料で承っております。
雨漏り屋根は応急処置から修理、全面改修までスピーディーに対応いたします。