屋根の色を温度や遮熱効果で決める時に見て欲しいページ

全記事 一覧 | 2017.05.18

建物の美観や周辺地域との調和を基準に屋根の色は決めてください。
ただし、屋根の色は遮熱効果と関わりがあります。
少しでも屋根の遮熱効果を高めたい読者の方は日射反射率の高い色をお選びください。
この記事では屋根の色について解説します。
屋根の色について

1.屋根の色と遮熱効果について

1-1.屋根の色と遮熱効果

屋根の色は景観だけではなく、遮熱効果にも関わりがあります。
日射反射率が高い色は日差しの熱を反射し、熱が屋根に吸収されることを防ぐ効果が期待できます。
光熱費の節電やCO2排出量の抑制ができます。
また、ご高齢の方がお住まいの場合は熱中症対策にもなります。
居住性を重視するお施主様は日射反射率が高い色(=明るい色)をお勧めします。

1-2.遮熱効果の高い色は?

白です。
下のグラフは、色の明るさと日射反射率の関係を表したものです。
明度が高い色(白)ほど、日射反射率が高くなる相関関係が示されています。
出典:日本ペイント株式会社
遮熱効果の高い屋根の色

2.コロニアル(カラーベスト)と屋根の色

色の違いによる遮熱効果をコロニアルメーカーのケイミューは公表しています。
自社製品の比較データであるため信用ができます。
データでは通所塗装の黒の屋根を遮熱塗装の白に変えることで表面温度が19度、屋根裏温度が12度も下がりました。
通所塗装の黒の屋根から遮熱塗装のシルバーに変えることで年間の冷暖房消費エネルギーが3%削減されました。
数値は遮熱塗料使用時のものですが、遮熱塗料を用いない場合でも日射反射率と明度の関係性は同じく比例しています。

コロニアルは色も豊富でコロニアルクァッドは2017年4月現在12色あります。
出典:ケイミュー株式会社

コロニアル(カラーベスト)と屋根の色

遮熱グラッサの効果

屋根の色と冷暖房効果

3.金属屋根と屋根の色

3-1.金属屋根の色

定額屋根修理は主に金属屋根を取り扱う工事会社です。
金属屋根も複数の色があり、色の選定でお悩みになるお施主様は少なくありません。
アイジー工業は成型ガルバリウム鋼板「スーパーガルテクト」の各色ごとの遮熱効果を公開しています。
通常塗装の場合はブルー>グリーン>ブラウン>チャコール>ブラックの順番で日射反射率が低くなります。
遮熱塗装の場合はチャコールが最も日射反射率が高い測定結果が得られています。
尚、現在販売されているスーパーガルテクトは全て遮熱塗装されています。
ガルバリウム鋼板屋根の色

ガルテクト 熱 温度

3-2.成型ガルバリウム鋼板屋根の色

成型ガルバリウム鋼板屋根においては、お施主様にはお好きな色を選定してもらうよう定額屋根修理はお勧めしています。
建物の外観や周辺地域の調和を優先にして屋根の色を選定してください。
理由は成型ガルバリウム鋼板屋根には遮熱塗装と断熱材が組み合わされているからです。
遮熱塗装や断熱材の有無の方が遥かに断熱効果の影響が大きく、屋根の色による影響は軽微です。

ただし、金属屋根は熱の吸収率が他の屋根に比べて高いことは事実であるため、断熱材のない金属屋根(トタン屋根・立平屋根)や既に金属屋根の住宅にお住まいで断熱効果にお困りのお施主様は、遮熱効果を考慮した屋根の色の選定が望まれます。
ガルテクト 断熱材金属屋根のおすすめ色

3-3.色のイメージが違う

「サンプルやカタログで見た色と違った」と言われることがあります。
同じ色でも、面積が大きい場合は、面積が小さいに場合に比べて明るく目に写ります。
面積対比と呼ばれる科学的現象です。
例えば、茶色屋根を選んだお施主様には屋根の色を赤茶色と表現する方がいました。
緑の屋根を選んだお施主様には思ったより鮮やかだったとよく言われます。

3-4.金属屋根の人気色ランキング

お施主様からリクエストするカラーランキングです。
アイジー工業と定額屋根修共に順位は同じでした。
1位 ブラック
2位 ブラウン
3位 グリーン
4位 ブルー
5位 チャコール
最も日射反射率が低いブラックが一番人気で、最も高いチャコールが最下位といった皮肉な結果です。
尚、リフォーム後の充足感が得られやすいため、定額屋根修理ではグリーンを一押ししています。
金属屋根のお勧めカラー

4.最後に

・明るい色は遮熱効果が高まります。白が一番遮熱効果が高い色です。

・基本的には外観や周辺地域の調和を優先にして屋根の色をお選びください。
ただし、断熱効果が低い屋根においては遮熱効果を考慮した色の選定が望まれます。

・サンプルやカタログで見る色に比べて実際の色は明るく感じるため、大きな面積の色を決定するときは注意してください。

定額屋根修理では屋根に関する様々な情報を記事形式でご案内し、各記事をカテゴリー別に整理しています。
上記カテゴリーから気になるジャンルをご選択ください。