カラーベスト・アーバニー(旧クボタ株式会社)をカバー工法でリフォームした事例

定額屋根修理において、旧株式会社クボタの屋根材の中では「カラーベスト・アーバニ-」をリフォームする機会が比較的多いです。
旧クボタのカラーベストだけでも約40種類以上に及びます。
カラーベストが販売されたのが昭和36年なので、各商品ごとに、品質やデザイン、リフォーム時に注意するべきポイント、修繕費用などは異なります。
今回は「カラーベスト・アーバニ-」を施工事例のテーマとしてピックアップします。

アーバニー割れ

クボタ・アーバニーとは

アーバニーは旧クボタ株式会社が取り扱っていた、スレート屋根瓦です。
アーバニーはカラーベストの高級品タイプとして販売されました。
60cm角の屋根面がランダムに並んだように見える屋根材で、グッドデザイン景観賞も受賞しています。
現在、アーバニーの販売は終了し、廃盤となっています。

アーバニーでよくあるお問い合わせ

弊社にアーバニーでいただくご相談をご紹介します。

割れ・劣化がかなり目立つのですが?

約20年前に製造されたノンアスベスト屋根材の一部には、長期間使用した場合の耐久性を十分に検証することなく、販売に至った屋根材があります。
この時期に販売された製品の不具合として、「施工後、数年でヒビや割れ」、「屋根に上がると簡単に、体の荷重で割れてしまう」、「著しいコケの増殖や塗膜剥離が生じる」などの特徴があげられます。
決してこの時期に販売された全ての製品が不具合対象であるといった確証はありません。
しかし、この時期に販売されたノンアスベストの製品は特別な対処方法を考える必要はあります。
脆弱性のある屋根材であった場合、その後のリフォーム方法に大きく影響があるからです。
販売のタイミングでは、ノンアスベストの先駆けになった「アーバニー・グラッサ」が該当します。
カラーベスト・グラッサについてはこちらをご覧ください。
販売期間はH13.12~H17.11です。
尚、一般に広く流通している「アーバニー」、「ニューアーバニー」はアスベスト含有製品です。

もちろん、この問題は「クボタ」(むしろ、クボタ社の商品は他の会社より不具合報告が少ないのは事実です。)だけではなく、「松下電工」「ニチハ」「セキスイ」などの大企業の屋根材もしばしば取り上げられています。
スレート屋根メーカーの全商品に共通する問題です。
セキスイU瓦についてはこちらをご覧ください。

アーバニーヒビ

再塗装は?費用は?

アーバニーは特殊なつくりの屋根材です。
表面にはエンボス模様があり、屋根には切り込みがあります。
また、立体感を演出するため、屋根に厚みがあるのも特徴です。
そのデザイン性から、塗料が吸収しやすい、サイド部分の塗装が必要になるなど、塗料の毛細血管現象を引き起こすリスクが比較的高い屋根材です。
毛細血管現象は、雨水を屋根内部に長期間浸水させ、雨漏りや屋根の品質低下を引き起こす原因となります。
つまり、一般のコロニアルと同じ様な方法で塗装を行うことができません。
もちろん、適切な方法で塗装工事を行えば問題はありません。
アーバニーは1枚当たりの面積が小さいため、ローラーが使えず、刷毛で1枚、1枚塗る必要があり、塗料もメーカー推奨品を使用すべきです。

再塗装で毛細血管現象を引き起こし、アーバニー自体の劣化が進行してしまった場合、カバー工法で屋根をリフォームすることができなくなります。
カバー工法は既存屋根が下地としての機能を保持していることが前提になるからです。
このように、アーバニーのリフォームは通常の工事より費用が高くなることが少なくありません。

定額屋根修理が屋根の塗装費用を明記できない理由はここにあります。
同じカラーベストでも製造年によって品質が異なること、塗装に向き不向きがあること、屋根の大小によって手間がことなること。
塗装の場合は事情が変わる要因が様々なのです。

アーバニーのようなデリケートかつ面積の小さな屋根には、原則、塗装をおすすめしておりません。
弊社以外にも、アーバニーは塗装はしないと明言している会社様も実際に存在します。
葺き替えによるリフォームがベストであるのは言うまでもありませんが、屋根面の状態が良好の場合はカバー工法も可能になります。
できるだけ早い段階でリフォームをご検討してください。

アーバニー 塗装

一部分だけ取替などの修繕は可能でしょうか?

廃盤商品であるため、取り寄せをして一部分だけ差し替えるようなリフォームが原則できません。
ヤフーオークションなどのオークションサイトで個人で売買されているのが確認できる程度です。
劣化やズレなどの不具合がある場合は、近い将来にも同様なことが発生する恐れは十分考えられます。
繰り返しの部分補修よりは、屋根全体の葺き替え、もしくはカバー工法によるリフォームをご検討してください。

下記画像はアーバニーの役物です。
屋根本体だけではなく、特定部位に使用される部材にも剥離やヒビなどがしばしば、確認できます。

アーバニー役物

アーバニーのリフォーム事例

定額屋根修理で行ったクボタ・アーバニーのリフォーム事例をご紹介いたします。

1.既存屋根(アーバニー)の確認

千葉県浦安市のお客様からいただいたリフォーム現場の屋根です。
既存の屋根材はクボタ株式会社のアーバニーです。
過去に1度、塗装によるメンテナンスをされていますが、再塗装ができないほど、屋根材が劣化しています。
カラーベストの一部に、塗料を吸い込むタイプの商品があり、再塗装の結果、屋根の品質が低下するケースがしばしば見られます。
塗装を行った会社(弊社ではありません)による不適切な工事が主な原因です。
本事例のように、屋根には再塗装が原因で品質劣化を引き起すことがあります。
屋根基材にまで損傷が及ぶ場合は、屋根カバー工法による重ね葺きができなくなる恐れがあります。
アーバニーなどの小柄平板屋根は定期的なメンテナンスを講じなければなりません。

アーバニー 屋根リフォーム

 

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2.下地合板張り

下地合板は、増し張りを中心とした屋根カバー工法で施工しました。
左サイドに見えるグレーのシートは、ルーフィングシートと呼ばれる防水シートです。
アーバニーの状態によっては、下地合板を張らずに直接、このルーフィングシートと屋根材を張るケースが可能です。
一方、既存下地やアーバニーの劣化が進行している場合は、アーバニーを撤去した上、下地合板の張り替えが必要になります。
もちろん、この3パターンではリフォーム工事価格は大きく異なります。
下地合板の取り扱い判断は、弊社の工事管理責任者による適切かつ入念な調査により判断させていただきます。

野地板増し張り

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3.ルーフィングシート張り

ルーフィングシートを張り終えました。
棟などの雨の影響が強い部位には、ルーフィングシートを2重、3重に重ね張します。
雨が屋根内部に浸水した際、最終的に雨水を防いでくれるのは、このルーフィングシートです。
定額屋根修理では改質アスファルトルーフィングと呼ばれる、高品質の素材を標準品として使用いたします。

ルーフィングシート

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4.ガルバリウム鋼板張り

新しい屋根材を張ります。
使用屋根材はアイジー工業株式会社のスーパーガルテクトです。
働き幅は60cmから3mと、かなり長尺になりました。
将来の雨漏りリスクや塗装、葺き替えの手間を考慮した場合、屋根材は長ければ長いほど優れた屋根であると考えられます。
最後に棟を取り付けて完成です。
今回はお客様のご希望により、換気棟を取り付けました。

ガルバリウム鋼板屋根

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5.リフォーム工事完了

アーバニーからガルバリウム鋼板屋根へのリフォーム工事完成です。
ガルバリウム鋼板はカラーベストに比べて、耐久性やメンテナンス性などにおいて優れた屋根材です。
超軽量なので、地震に対する心配もありません。

アーバニーカバー工法完了

 

アーバニーのリフォーム工事は定額屋根修理で

定額屋根修理は大手ハウスメーカー様の新築やリフォーム工事の下請け業務を長年、携わっていました。
現在は、東日本大震災や阪神大震災などの影響や、インターネットによる情報リテラシーの向上により、
お客様と直接契約でリフォームを行う、屋根・外壁専門の工事会社として活動しています。
工事品質と工事価格に自信があるため、細部にわたる工事価格をインターネット上で公表しているのも、弊社の特徴です。

東京(関東)と大阪(関西)を中心に幅広くお客様の外装工事を承っております。
今回の事例である、旧株式会社のアーバニーも数多く改修を行ってきた実績がございます。

お見積もりは、もちろん無料です。
外装リフォームでお悩みやご相談がございましたら、定額屋根修理にお気軽にお問い合わせください。

定額屋根修理

定額屋根修理のメンテナンスとアフターサービス

■製品保証について

定額屋根修理では、お客様にご安心していただけるようしっかりとした保証体制でその品質をサポートしています。
屋根葺き替え工事に使用する製品は、製造メーカーの10年(スーパーガルテクトは15年)もしくは20年保証でお客様に安心をお届けしています。

■アフターサービス

定額屋根修理ではアフターサービスとして、施工一年後の屋根の無料点検を実施いたします。
これからもずっと変わらぬ安心をご提供できるよう、スタッフ一同、一生懸命努力し工事をしていきたいと思います。

 

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