断熱材付き金属屋根として人気が高い屋根材「横暖ルーフ」。
本記事では、当社が実際に施工してきた経験をもとに「横暖ルーフ」シリーズのメリット・デメリットや価格、そして施工の際に押さえておきたいポイントを専門家視点で分かりやすく解説します。
ちなみに「ヨコダンルーフ」とよび、「オウダンルーフ」とは読みません。
横暖ルーフとは?
2000年販売の断熱材付き横葺き金属屋根

横暖ルーフは、ニチハ株式会社から25年前に発売されている「断熱材一体型の横葺き金属屋根」です。
現在では当たり前に用いられている「ガルバリウム鋼板」「断熱材一体型」「横葺き」の3つを組みあわせた金属屋根ですが、発売当初は横暖ルーフ以外に他はありませんでした。横暖ルーフは「断熱材一体型の金属屋根」の走りとなる製品でした。
横暖ルーフの製品情報
張り方 | 長さ | 重さ | 鋼板の厚み | 断熱材 | 塗膜 | 鋼板種類 |
---|---|---|---|---|---|---|
横葺き | 約3m | 約5㎏/㎡ | 0.35mm |
~12㎜ or~17㎜ |
ポリエステル orフッ素 |
ガルバリウム鋼板 orエスジーエル鋼板 |
横暖ルーフは発売からこれまで何度も改良を重ねています。
同時に商品名も変わっていますが、ラインナップ名である「センタールーフ」の名称は、変わらず今でも用いられています。

横暖ルーフの特徴をひと言で表すと、「軽量なのに断熱性能・耐久性が高い屋根でリフォームでも使いやすい」です。
最近、屋根リフォームではカバー工法が主流になりつつあります。
カバー工法も、昔は全くおこなわれていませんでしたが、横暖ルーフがカバー工法専用の板金部材を開発すると瞬く間に市場に受け入れられるようになりました。
そのため、横暖ルーフは金属屋根を語るうえで欠かすことができない屋根と言えます。
製造は栃木県鹿沼市
横暖ルーフは、栃木県の鹿沼市で製造されています。
筆者は工場見学に伺ったこともあります。
昔は「チューオー」が単独で製造販売していました。
チューオーは2008年にニチハ株式会社の子会社になっています。
横暖ルーフのことがよくわかるYoutube動画

横暖ルーフが優れているポイント12点
横暖ルーフシリーズの種類
2025年時点では合計5種類の商品

現在販売されている横暖ルーフには、主に以下の商品があります。(表:横暖ルーフ商品一覧)
横暖ルーフは、表面の塗膜や鋼板の組成、断熱材の厚みによって分類されています。
商品によって、断熱材の厚み(12mmと17mm)・表面塗膜(ポリエステルとフッ素)・鋼板種類(ガルバリウム鋼板とエスジーエル鋼板)の3点が異なります。
最高級品である「横暖ルーフαプレミアムS」は、17mm厚の断熱材で表面塗膜がフッ素、鋼板種類がエスジーエル鋼板です。
横暖ルーフ商品一覧
商品名 | 価格 | 断熱性能 |
耐候性 (塗料) |
耐久性 (鋼板種類) |
---|---|---|---|---|
横暖ルーフ S | ◎ | △ | ×(ポリエステル) | 〇(ガルバリウム鋼板) |
横暖ルーフ αS | 〇 | ◎ | ×(ポリエステル) | 〇(ガルバリウム鋼板) |
横暖ルーフ プレミアムS | 〇 | △ | 〇(フッ素) | ◎(エスジーエル鋼板) |
横暖ルーフ αプレミアムS | △ | ◎ | 〇(フッ素) | ◎(エスジーエル鋼板) |
横暖ルーフ αS窯変 | △ | ◎ | ×(ポリエステル) | ◎(エスジーエル鋼板) |
横暖ルーフ αSちぢみ (OEM品) |
〇 | ◎ | ×(ポリエステル) | 〇(ガルバリウム鋼板) |
用意された色は商品ごとに異なります。
カラーラインナップ
商品名 | 黒 | 銀 | 茶 | 緑 | 青 |
---|---|---|---|---|---|
横暖ルーフ S | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
横暖ルーフ αS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
横暖ルーフ プレミアムS | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
横暖ルーフ αプレミアムS | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
横暖ルーフ αSちぢみ | 〇 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
横暖ルーフのおすすめ商品は?

テイガクのおすすめ商品は、費用対効果では「横暖ルーフαS」、色あせや耐久性を考慮すると「横暖ルーフαプレミアムS」です。
ガルバリウム鋼板とエスジーエル鋼板の違いは?
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ガルバリウム鋼板はアルミ亜鉛合金メッキ鋼板で、耐久性と防錆性に優れています。
一方、エスジーエル鋼板はガルバリウムにマグネシウムを加えたメッキ層を持ち、ガルバリウムの3倍超の耐久性が認められています。
ポリエステルとフッ素の違いは?
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ポリエステルとフッ素は、仕上げに使われる塗料の種類で、耐候性(色あせにくさ)が異なります。
ポリエステル塗装はコストが抑えられる反面、フッ素塗装に比べて耐候性が低く、10年程度で色あせを感じるようになります。
一方、フッ素塗装は高い耐候性があり、20年以上持つ場合もあります。
メンテナンス頻度が少なく済むため長期的に見れば経済的です。
断熱材の厚みの違いは?
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断熱材一体型の断熱材の厚みは、メーカーや商品によって様々です。
厚みによって、「断熱性能」や「結露防止効果」「施工性とコスト」「仕上がり」が変わります。
横暖ルーフの特徴とメリットとデメリット
メリット
1.“25年”の実績と信頼
横暖ルーフは、国内で初めて開発された断熱材一体型の横葺き金属屋根です。
実績は25年以上と断トツで長く、他の屋根材メーカーが横暖ルーフを後追いする形で類似製品を開発してきました。
つまり、横暖ルーフは豊富な実績と、それに裏打ちされた確かな信頼を築いてきた製品です。
もちろん、横暖ルーフで施工された屋根は現在でも高い性能を維持しており、その耐久性と安心感から多くのお客様に選ばれ続けています。
2.軽量

瓦屋根と比べて重さは約1/10、スレート屋根に比べて約1/4の超軽量。
軽い屋根材にすることで、地震による建物の揺れが抑えらます。
古い建物(2000年より昔の建物)は耐震設計が不十分です。弊社が施工したお宅でも、重い瓦屋根から横暖ルーフへ葺き替えることで耐震性が格段に向上し、お客様から『万一の揺れにも安心感が増した』と好評をいただいています。
屋根1㎡当たりの重さ
商品名 | 屋根の重さ |
---|---|
瓦屋根 | 63kg/㎡ |
スレート屋根 | 31kg/㎡ |
横暖ルーフ(金属屋根) | 5kg/㎡ |
スレート屋根に金属屋根を重ね葺き | 37kg/㎡ |
瓦から金属屋根に葺き替え | 27kg/㎡ |
3.防水性
横暖ルーフの横ジョイント部は、雨水の侵入を抑える4重防水構造を採用。
高い止水性能を有しているだけではなく、雨水が侵入した場合の水抜き穴も設けられており、万が一雨水が侵入しても内部に水がたまることなく速やかに排水される設計となっています。
「屋根材自体の防水性」が高いので、仮にルーフィングが劣化しても雨漏りリスクが低いです。


4.全国で施工可能
横暖ルーフは、ジョイント部分の止水性能が高いことから、北海道を含む全国で施工が認められています。
横葺き金属屋根の商品の中には、積雪地域では対応されていない商品もあります。
また、準防火地域や法22条地域にも対応(飛び火試験合格)しており、新築・リフォーム問わず使用できます。
5.長尺の3m

1枚あたり3mあるため、継ぎ目の数が他の屋根材と比べて少ないです。
継ぎ目が少ないことは、防水性が高い屋根と評価できます。
また、太陽パネルの取り付け金具も、継ぎ目に近づけずに取り付けしやすいです。
筆者は、横葺き金属屋根の太陽パネルの取り付けには、3mの長さの屋根ではないと取り付けが難しいと評価しています。
6.デザイン性

断熱材が分厚い商品は「屋根の段差」がしっかりと表現でき、かっこいいです。
商品によっては厚みが薄い(断熱材が薄い)フラットな商品があるため、商品選びの際は注意!
横暖ルーフの段差
商品名 | 段差 |
---|---|
横暖ルーフ S | フラット |
横暖ルーフ αS | 段差有 |
横暖ルーフ プレミアムS | フラット |
横暖ルーフ αプレミアムS | 段差有 |
横暖ルーフ αS窯変 | 段差有 |
横暖ルーフ αSちぢみ | 段差有 |
7.断熱性能

断熱材(硬質ウレタンフォーム)が裏側に一体成型されているため、夏場の日射熱を屋内に伝えにくいです。
2階の居室が過ごしやすくなります。
17mmの厚みは業界最厚でかつ、17mmの商品は屋根全体を断熱材で覆うことができます。
商品によって厚さが異なり、厚みがある商品ほど断熱性能が高いです。
真夏の屋根裏表面温度も、スレート屋根と比べて約20℃低く抑えられるため、屋根裏の熱だまりを軽減し、室内環境をより快適に保つことができます。
断熱材の最高厚
商品名 | 厚さ |
---|---|
横暖ルーフ S | 12mm |
横暖ルーフ αS | 17mm |
横暖ルーフ プレミアムS | 12mm |
横暖ルーフ αプレミアムS | 17mm |
横暖ルーフ αS窯変 | 17mm |
横暖ルーフ αSちぢみ | 17mm |
8月中旬さいたま市・屋根裏野地板の表面温度の差
商品名 | 温度 |
---|---|
横暖ルーフαS | 36.6℃ |
スレート屋根 | 58.3℃ |
断熱材は熱で溶ける?
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筆者は15年経過した横暖ルーフで仕上げた屋根をはがした経験があります。
断熱材は溶けていましたが、減少率は10%もありませんでした。
断熱材が溶けることによる悪影響は全くないといってよいでしょう。
8.遮熱鋼板

一部商品は遮熱鋼板が採用されており、高い日射反射率を示し、金属の温度上昇が抑制されることで、屋根表面温度の低減につながります。その結果、夏場の室内温度上昇を抑え、冷房効率を向上させる効果があります。
スーパーガルテクトをはるかに上回る日射反射率を実現しています。
スーパーガルテクトとの比較
商品名 | 日射反射率 |
---|---|
スーパーガルテクト ブラック | 13.0% |
スーパーガルテクト チャコールグレー | 26.1% |
横暖ルーフαS ブラック | 44.0% |
9.遮音性

雨音が気になる金属屋根ですが、横暖ルーフは断熱材のおかげで遮音性が高いです。
「豪雨が降っても思ったよりうるさくない」と評価されることが多いです。
10.エスジーエル鋼板
横暖ルーフの一部商品は、エスジーエル鋼板を採用しています。
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板の3倍超の耐久性がある鋼板です。
より高い耐久性を期待されている人は、エスジーエル鋼板の商品がおすすめです。
エスジーエル鋼板の商品
商品名 | 鋼板の種類 |
---|---|
横暖ルーフ プレミアムS | エスジーエル鋼板 |
横暖ルーフ αプレミアムS | エスジーエル鋼板 |
横暖ルーフ αS窯変 | エスジーエル鋼板 |
上記以外の商品 | ガルバリウム鋼板 |
11.長期保証

海岸沿いは、塩分を含む風の影響で金属屋根がサビやすい環境です。
横暖ルーフは、全ての商品で海岸500m以遠まで25年の長期穴あき保証が得られます。
また、「横暖ルーフ プレミアムS」「横暖ルーフ αプレミアムS」の「プレミアムシリーズ」は、フッ素塗膜の商品で色あせ保証も20年付保されます。
保証内容
商品名 | 塗膜 | 保証内容 |
---|---|---|
プレミアムシリーズ以外 | ポリエステル | 塗膜15年/赤サビ20年/穴あき25年 |
プレミアムシリーズ | フッ素 | 塗膜15年/赤サビ20年/穴あき25年/変色褪最大20年 |
なぜ全ての商品の穴あき保証が25年なのでしょうか?
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横暖ルーフは、ガルバリウム鋼板とエスジーエル鋼板の商品が混在しています。
横暖ルーフのガルバリウム鋼板は、塗膜の耐久性が極めて高い特殊骨材が塗布されたガルバリウム鋼板製品を採用しています。
そのため、エスジーエル鋼板の商品と同等の保証期間を設けています。
12.豊富な役物

歴史がある屋根らしく、軒先スターター部材などの板金部材(役物)が充実しています。
横葺き金属屋根の中で最も板金部材のラインナップが豊富です。
たとえば、輸入品の金属屋根は、板金部材のラインナップがかなり少ないです。
日本製ならではの、施工性や品質への対応力も魅力です。
板金部材の種類
屋根材 | 板金部材の種類 |
---|---|
横暖ルーフ | 約40点 |
輸入品の金属屋根 | 20点以下 |
13.梱包が丁寧

横暖ルーフは、屋根本体だけではなく、板金部材に至るまで全て段ボールで梱包されています。
私たち屋根工事会社にとっては、工事後に段ボールゴミが大量に発生するため、できれば過剰梱包は控えてもらいたいですが、お客様にとっては有益なことです。
メーカー側の品質管理が徹底されています。
14.新規改良

横暖ルーフは、毎年のように改良されています。
2024年は、屋根のジョイント部分の仕様が改良されました。
歴史と実績、人気がある屋根材は、改良を重ねている傾向があります。
一方で、4年5年と何も改良されずに販売が続いている屋根も存在します。
開発責任者の方はかなり勉強熱心
筆者はこれまで何度も、横暖ルーフの開発担当者と打ち合わせをしてきました。
施工や納まりに対する取り組みが前向きで勉強熱心な人でした。
今後も新しい部材の開発を計画しているようで、今後の更なる改良、期待大です。
15.施工マニュアルをオープンにしている
ニチハは、施工マニュアルを一般消費者にも公開しています。これは、製品の品質と施工方法に対する自信の表れであり、透明性の高い姿勢が伺えます。一方で、施工マニュアルを公開していない屋根については慎重に評価する必要があると筆者は考えています。
デメリット
1.施工が難しい
横暖ルーフは、他の金属屋根に比べて板金工職人の高度な技術が求められる屋根材です。
特に輸入品である石粒付き金属屋根とは全く施工法が異なり(難しく)、施工難易度が高いです。
手間がかかる分、丁寧な工事を心掛ければ、どんな屋根よりも高い工事品質が実現できます。
横暖ルーフの工事を依頼する際は、実績が豊富で信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。
2.傷が付きやすい

横暖ルーフは表面が滑らかなため、施工時に微細な傷が付きやすい屋根材です。
微細な傷は避けられないものとして許容することが求められます。
横暖ルーフの工事の注意点
屋根勾配に注意
横暖ルーフは緩勾配(2.5寸未満)には原則適用不可とされています。
すが漏れが生じやすい積雪地域は、3.5寸以上の勾配が必要です。
勾配が緩い場合は縦葺き屋根を検討する必要があります。

屋根と屋根の継ぎ目に「捨て谷」とよばれるメーカー専用部材を取り付けると、緩勾配でも止水性能が高まります。
屋根本体の留め具に注意

画像のように、屋根の「かん合部」に水が回って入り込む恐れがあります。

こちらの画像は、15年前に屋根カバー工法(当社施工ではない工事)をした横暖ルーフの釘の拡大画像です。
雨漏りが起きて屋根を葺き替えることになりました。
万が一、水が回り込んだ場合、「かん合部」の留め具周囲に水たまりができ、最終的には留め具や屋根が錆びて雨漏りを生じさせてしまいます。

昔は、釘で屋根を固定していましたが、最近は「適切な表面処理がなされたステンレスビス」で屋根を固定させることが一般的となっています。
ステンレスであれば何でも良い訳ではなく、適切な表面処理が施されたビスが望ましいです。
ニチハが販売している横暖ルーフ専用ビスを用いるか、“ディスゴ処理”されたステンレスビスを用いて屋根を固定することをおすすめします。
横暖ルーフの耐用年数
耐用年数(テイガク評価)
横暖ルーフは「ガルバリウム鋼板の商品」と「エスジーエル鋼板の商品」の2種類があります。
鋼板の強度によって屋根の耐久性は変わると筆者は評価しています。
正しくメンテナンスをおこなえば、30年以上の耐久性が期待できます。
横葺き金属屋根の耐用年数
商品名 | 耐用年数 |
---|---|
ガルバリウム鋼板の商品 | 30年前後 |
エスジーエル鋼板の商品 | 35年前後 |
メンテナンス
メーカーが推奨するメンテナンス


10年に一度のシーリング交換、15~25年(ポリエステルかフッ素で時期が異なる)に一度の塗り替え、30年目で葺き替えの検討をメーカーはメンテナンススケジュールとして示しています。
テイガクが推奨するメンテナンス

テイガクではこれまでの経験から、横葺き金属屋根は「棟板金の中に入れる面戸」と「雨押え板金上部のシーリング」を20年前後に1度、メンテナンスすることを推奨しています。
メンテナンス箇所 | メンテナンス時期 |
---|---|
棟板金の中に入れる面戸 | 20年前後 |
雨押え板金上部のシーリング | 20年前後 |
横暖ルーフの工事価格の目安
屋根材価格と工事価格
ニチハが公開している屋根材価格は以下の通りです。
屋根材価格のため、実際の工事価格(職人手間代)は含まれていません。
メーカー小売希望価格(税抜き)
商品名 | 材料価格 |
---|---|
横暖ルーフ S | 7,700円/㎡ |
横暖ルーフ αS | 7,700円/㎡ |
横暖ルーフ プレミアムS | 9,430円/㎡ |
横暖ルーフ αプレミアムS | 9,430円/㎡ |
横暖ルーフ αS窯変 | 9,640円/㎡ |
横暖ルーフ αSちぢみ | 7,700円/㎡ |
以下は、テイガクの手間代を含めた横暖ルーフの屋根工事価格です。
実際の屋根材価格はかなり安いため、工事価格を含めた屋根工事価格は屋根材価格を下回ります。
【2025年1月】テイガクの横暖ルーフ工事価格(税抜き)
商品名 | 工事価格 |
---|---|
横暖ルーフ αS | 5,800円/㎡ |
横暖ルーフ αSちぢみ(茶のみ) | 5,800円/㎡ |
横暖ルーフ αプレミアムS | 6,800円/㎡ |
上記以外 | お問い合わせください |
屋根工事価格を安くするには?

直接屋根材を仕入れてお客様に屋根工事を提供する「建築板金工事会社」に依頼をすると、屋根工事価格は抑えられます。
それ以外の工事会社(塗装会社やハウスメーカー、工務店)による金属屋根の工事は外注工事となるため、割高です。
現在はインターネットで建築板金工事会社を探すことがしやすい環境にあるため、建築板金工事会社に直接依頼することで、屋根工事価格を抑えることができます。
金属屋根の工事価格
会社 | 工事価格 |
---|---|
建築板金工事会社 | 安い |
塗装会社 | 中間マージン発生 |
ハウスメーカー | 中間マージン発生 |
工務店 | 中間マージン発生 |
テイガク工事価格の例
横暖ルーフαプレミアムSの工事価格例
工事項目 | 数量 | 工事単価 | 小計 |
---|---|---|---|
ルーフィング | 53㎡ | 1,100円 | 58,300円 |
屋根本体 (張手間含) |
53㎡ | 6,800円 | 360,400円 |
板金部材 | 1式 | 180,000円 | 180,000円 |
諸経費 | 1式 | 35,000円 | 35,000円 |
運送費 | 1式 | 30,000円 | 30,000円 |
消費税 | 10% | - | 66,370円 |
工事価格 | - | 730,070円 |
横暖ルーフの工事例
テイガクは、横暖ルーフを用いた工事を創業時の25年前から行っている会社です。
適切な工事をお客様にご提供いたします。
関東地区の横暖ルーフ工事例
関西地区の横暖ルーフ工事例
まとめ
横暖ルーフは、断熱性と防水性が他の金属屋根材より優れた約3mの長尺金属屋根です。
他の断熱材一体型の横葺き金属屋根よりも歴史が古く、どんな屋根にも適応できるよう板金部材のラインナップが豊富で、改良も毎年のように行っています。
過去の実績からも、安心して長期にわたって利用ができる屋根材です。
同シリーズの商品でもそれぞれ全く性能が異なるため、商品選びは難しいです。
筆者は「横暖ルーフαプレミアムS」がおすすめで、拙宅の屋根にも採用しています。
ゲリラ豪雨時以外の雨音は心地よい程度で、夏の暑さ改善にも寄与していると思っており、採用して良かったです。
テイガクは、25年の経験がある建築板金工事会社です。
社歴を振り返ると、屋根材の中では横暖ルーフとの付き合いが最も長いです。
経験豊富な板金職人が担当し、長年培ったノウハウを駆使して丁寧な施工を行います。
横暖ルーフへのリフォームやご相談を検討されている方は、お気軽にテイガクへお問い合わせください。