テイガクの屋根塗装
屋根塗装はどのような手順でおこなうの?屋根塗装で気をつけるべきポイントは?
テイガクの屋根塗装の現場画像と一緒にくわしく解説します。
屋根塗装と合わせて工事したい「棟板金の交換」についてもご紹介します。
足場組立
はじめに足場を組み立てます。
周囲が田園のため屋根の苔がひどく、屋根塗装をおこなうことで汚くなった屋根を綺麗に仕上げます。
ざっくり塗装の工程は以下のステップになります。
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足場組立
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棟板金交換(できれば)
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換気棟取り付け(できれば)
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高圧洗浄(必要に応じてタスペーサー)
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ひび割れ補修
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下塗り(必要に応じてタスペーサー)
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中塗り
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上塗り
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足場解体
屋根塗装だけの工事もお願いできますか?
はいできます。
ただし、足場組立費用が屋根塗装費用と同額程度になります。
「屋根塗装と棟板金の交換」もしくは「屋根塗装と外壁塗装」を同時におこなう人のほうが多いです。
参考リンク:屋根塗装の棟板金の交換費用はこちら
屋根洗浄
屋根にこびりついた苔を高圧洗浄機を用いて取り除きます。
高圧洗浄なしで屋根塗装はできますか?
塗料が密着しなため、高圧洗浄が必要です。
高圧洗浄後の屋根の様子
高圧洗浄後の屋根の様子です。
高圧洗浄は屋根の汚れを洗い流すイメージではなく、削り落とすイメージです。
洗浄の圧力はかなり強く、スレート屋根の基材(セメント層)が露出するまでおこないます。
ノンアスベストの屋根に高圧洗浄はかけられますか?
そもそもノンアスベストの屋根に塗装をおこなうことはできません。
高圧洗浄をおこなうことで、屋根が割れてしまうおそれがあります。
参考リンク:パミール屋根の塗装は屋根寿命を縮めさせてしまう
ひび割れ補修
シーリング材で屋根のひび割れを補修します。
塗装をおこなうので、塗料が付着する変成シリコンを用います。
テイガクのシーリング剤について
テイガクでは2024年10月より、工事に使用するシーリング材に、耐候性・速乾性に優れた「SRシール H100」を採用いたします。(SRシール H100の詳細はこちら)
ご希望のシーリング材がございましたら変更は可能ですので、担当の施工管理士にご相談ください。
ひび割れた屋根は火災保険を利用して修理できますか?
風災被害によるひび割れであると保険会社から認められた場合、保険を利用して屋根の修理ができます。
近年、保険金目的の詐欺事件が多発しています。
正しく理解したうえで保険を申請してください。
参考リンク:火災保険を利用した屋根修理の手順はこちらから
4.下塗り
下塗りは古いスレート屋根と着色された塗料の密着性を高めるために塗ります。
棟板金は状態に応じて錆びの除去と錆止め塗装をいたします。
下塗りを用いずに塗装はできますか?
高圧洗浄と同様、仕上げ塗料が密着しなため、下塗り塗装は必要です。
5.中塗り
下塗りをおこなった後、中塗りと上塗り塗料を塗って屋根塗装を仕上げます。
タスペーサーや縁切りはおこないますか?
屋根塗装1回目に溶剤系塗料を用いる場合はタスペーサーや縁切りをおこなわずに屋根塗装をいたします。
屋根塗装2回目以降はタスペーサーを使用します。
「タスペーサ」は、塗膜で屋根材のすき間を埋めないようにするためのプラスティック部材です。
「縁切り」は、カッターのようなもので塗膜を手作業で切断をし、屋根材にすき間を設ける作業です。
6.上塗り
2回目の塗料は原則、同じ色の塗料で塗装をします。
屋根塗装で遮熱効果や断熱効果は期待できますか?
屋根塗装をおこなうことで一定の遮熱効果は期待できます。
ただし、遮熱効果は屋根の色に強く依存します。
黒やブラウンなどの暗い色より、白や明るいグレーなどの淡い色にすると屋根からの熱の吸収を抑えることができます。
断熱効果などのよりお部屋が快適になる工事をお求めの場合は、断熱材一体型の金属屋根などで改修されることおすすめします。
7.屋根塗装完成
屋根塗装は助成金がおりますか?
お住まいの市区町村の窓口にお尋ねください。
遮熱塗料を用いた屋根塗装は助成金制度の対象となる可能性があります。
下記サイトから検索することもできます。
参考サイト:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト
8.使用した屋根塗料
今回使用した屋根塗料は日本ペイントのサーモアイUVです。
おすすめの屋根塗料は何ですか?
テイガクでは日本ペイントのサーモアイUVを用いることが多いです。
シリコン系の塗料で色もちは10年程度です。
外壁塗装と足並みをそろえること目的する場合は、フッ素系の塗料であるファイン4Fベストをおすすめします。
15年程度、色もちします。
屋根塗装と一緒に行う工事
棟板金の交換
屋根の一番てっぺんに取り付けられている板金部材を棟板金(むねばんきん)とよびます。
風と飛ばされることが多い板金部材です。
棟板金は内部に木の下地が敷かれており、築後10年が過ぎる頃になると内部の木材が腐食します。
屋根塗装をおこなう際は、棟板金の交換工事と合わせておこなうのが賢明です。
「屋根塗装を最近したばかりなのに、棟板金が風で飛ばされてまた足場を組むことになった」。
このような事例が後を絶ちません。
テイガクでは風が強くなっている気候問題の解決策として、棟板金の長寿命化が図れるよう金属下地(エスヌキ)で棟板金を固定させています。
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら
【YouTube動画】棟板金の構造と40年以上案して固定する方法
換気棟の設置
換気棟とは屋根にこもった熱と湿気を外に排出させる役割がある換気部材です。
2階のお部屋が過ごしやすくなること、屋根内部の木材の結露による劣化を抑えることなどの効果があります。
温かい空気は自然に高いところに集まる性質があり、最近の新築戸建て住宅では当たり前と言えるほど、取り付けられています。
換気棟は長ければ長いほど、効果が高くなります。
屋根塗装とあわせておこないたい工事です。
多くの塗装会社は棟の交換を提案しない
棟板金は屋根において極めて重要な部材です。
屋根塗装よりも優先される処置です。
しかし、ほとんどの塗装会社は棟の交換や換気棟の重要性について語ってくれません。
理由は簡単です。
塗装職人は棟の交換工事ができないからです。
また、雨漏りにつながる工事なので責任が課せられるため、積極的に棟板金の交換を提案しようとしません。
塗装会社が棟板金の工事対応する場合、板金工事会社へ外注することになります。
板金工事会社などに棟板金の交換を発注すると、自社の工程スケジュールが狂ったり、外注工事で利益率がさがったりすることも背景にあります。
しかし、屋根塗装の際は安全かつ快適、そして屋根の寿命を長期化させる工事も合わせておこなってほしいです。
各屋根修理の方法と流れ
屋根塗装でよくある質問
A
15~25万円程度になります。
用いる屋根用塗料の品質によって価格が変わります。
A
30~35万円程度になります。
屋根用塗料の品質と棟の長さによって価格が変わります。
屋根塗装はテイガクへご相談ください
テイガクは板金工事会社です。
屋根塗装はもちろん、屋根の棟交換もしっかりご対応が可能です。
自社倉庫で屋根資材を管理していますので、定額価格で工事を提供しています。
屋根の状態に合わせた適切な工事をご提案させて頂きますので、ぜひご気軽にご相談ください。
現地調査とお見積は無料です。