【2026年】太陽光発電の設置費用はいくら?戸建ての相場・内訳と補助金を屋根のプロが解説

  • 公開

本日限定 当社著書『いちばんよくわかる屋根の教科書』Kindle日替わりセール対象 Amazonで見る 》》

戸建て住宅に太陽光発電を設置する費用は、既存住宅の全国平均で1kWあたり約30万円、一般的な戸建て(約5kW)で約150万円が目安です。
ただし、補助金で安くなることもあれば、屋根の状態によっては屋根工事の費用が加わることもあります。。
この記事では、相場と内訳、屋根の条件で増える費用、2026年度の補助金、見積りの確認ポイントを、屋根工事の専門会社であるテイガクが解説します。
▶ テイガクの無料見積りはこちら

戸建て住宅における太陽光発電の設置費用の相場

太陽光発電でよく使われる「kW(キロワット)」は、太陽光パネルが一度に発電できる力の大きさを表す単位で、パネルの枚数が多いほど大きくなります。
1kWあたりの単価に、載せるパネル全体の容量(kW)をかけると、おおよその目安をつかめます。

太陽光の設置費用(平均)既存住宅で1kWあたり30.1万円、新築で28.9万円

国の有識者会議の資料※1によると、2025年に設置された住宅用太陽光発電の平均費用(機器費と工事費の合計)は、既存住宅で1kWあたり30.1万円、新築で28.9万円でした。
また、環境省の調査※2では、太陽光発電を設置している家庭の平均容量は5.0kWです。
既存住宅の単価にこの容量をかけると、一般的な戸建ての太陽光発電の設置費用は、約150万円が目安になります。

1kWあたり30.1万円×5.0kW=約150万円

家族の人数・容量(kW)別の設置費用の目安

必要な容量は、家で使う電気の量によって変わり、家族の人数が多いほど大きくなります。
環境省の調査※2にある家族の人数ごとの年間の電気使用量をもとに、家で1年間に使う電気とおおよそ同じぐらいの量を発電できる容量を計算しました。
容量は1kWあたり年間約1,200kWh発電するとして計算し(※1をもとに算出)、パネルの枚数は1枚400W、費用は全国平均の単価で算出したおおよその目安です。

家族の人数別の太陽光発電の設置費用

家族の人数 容量の目安 パネルの枚数 新築
(28.9万円/kW)
既存住宅
(30.1万円/kW)
2人 約3kW 約8枚 約87万円 約90万円
3人 約4kW 約10枚 約116万円 約120万円
4人 約4.5〜5kW 約12枚 約130万〜145万円 約135万〜150万円
5人 約5.5kW 約14枚 約159万円 約166万円
※発電量と使用量が同じでも、夜間などに使う電気は電力会社から買う必要があります。
※補助金を使用しない場合の金額

実際の設置費用は屋根の条件や機器によって変わるため、正確な金額は現地調査やシミュレーションで確認が必要ですが、ご家庭の人数に近い金額を参考にするといいでしょう。

新築と既存住宅の設置費用の違い

同じ容量でも、既存住宅に後から設置する場合は、新築より費用が高くなる傾向があります。
冒頭で紹介したとおり、1kWあたりの設置費用の平均は新築が28.9万円、既存住宅が30.1万円で、1.2万円の差があります。
たとえば5kWで比べると、約6万円の差になる計算です。
業界団体の太陽光発電協会は、既存住宅では足場などの追加費用がかかるため、新築より設置費用が高くなるとしています。※3

足場、ステージ

新築の場合は、建物の工事用の足場をそのまま使えるため、太陽光のための足場代はかかりません。
既存住宅では、足場に加えて、パネルや資材を置く作業スペース(ステージ)も必要です。
ただし、既存住宅でも、屋根リフォームと同時に設置すれば足場を1回で済ませることができます。

太陽光発電と蓄電池をセットで設置する場合の費用

蓄電池

蓄電池は、昼間に発電して余った電気をためて、夜間や停電時に使うための設備です。
太陽光発電とセットで導入すると、蓄電池の機器費と設置工事費が加わります。
経済産業省の検討会の資料※4では、補助金を使わずに導入する場合、機器費は1kWhあたり15万〜20万円、工事費は1kWhあたり2万円程度が標準的な金額とされています。
この金額をもとにして、太陽光発電と合わせた総額を表にしました。

蓄電池の容量 容量の区分 蓄電池の費用の目安
(工事費込み)
太陽光(約5kW・約150万円)
と合わせた総額の目安
約5kWh 小容量 約85万〜110万円 約235万〜260万円
約7kWh 中容量 約119万〜154万円 約269万〜304万円
約10kWh 大容量
(多くの家庭で採用)
約170万〜220万円 約320万〜370万円
約13kWh 大容量 約221万〜286万円 約371万〜436万円
費用は、機器費と工事費の水準に容量をかけて計算した目安で、実際の費用は機種や設置条件によって変わります。
容量の区分は、東京電力の情報サイトの分け方※7に合わせています。
家庭用蓄電池は6〜10kWhが全体の約6割を占め※5、国の資料では1台あたり約9.5kWhを想定しています※6。

表の内容から、一般的な戸建て住宅の場合は、太陽光発電と蓄電池を合わせて、総額は約320万〜370万円になります。

一般的な戸建て住宅

一般的な戸建て住宅

太陽光発電(約5kW) 約150万円
蓄電池(約10kWh) 約170万〜220万円
総額 約320万〜370万円

経済産業省の資料※4では、蓄電池は、電気代を減らす目的で設置する家庭が多く、停電への備えを目的とする場合は、家全体をバックアップできる中・大容量を選ぶ方が多いとされています。
ただし、停電時に家全体の電気を使えるかは、容量だけでなく、家全体につながる「全負荷型」の機種かどうかによっても変わります。

アイコン 全負荷型って何?

蓄電池には「全負荷型」と「特定負荷型」の2種類があります。
「全負荷型」は停電時も家じゅうの照明やコンセントに電気を送れる機種で、「特定負荷型」は冷蔵庫やリビングなど、あらかじめ選んだ一部の場所だけに電気を送る機種です。

【テイガク実例から】太陽光と蓄電池をセットで設置した費用の目安

テイガクで太陽光発電と蓄電池をあわせて設置した例を参考にご紹介します。
※屋根工事と足場代は含まれていません。補助金を差し引く前の金額です。金額は容量や製品、屋根の条件によって変わります。
※エクソルの例は、大容量の蓄電池(19.9kWh)を組み合わせた金額です。

メーカー 設置機器 設置費用(税込)
長州産業 太陽光6.43kW+蓄電池12.7kWh 約324万円
カナディアンソーラー 太陽光6.98kW+蓄電池13.3kWh 約305万円
Qセルズ 太陽光5.7kW+蓄電池9.7kWh 約316万円
エクソル 太陽光5.4kW+蓄電池19.9kWh
※大容量の蓄電池
約420万円

太陽光発電の設置費用の内訳

太陽光発電の設置費用は、大きく分けて機器費、工事費、足場や申請などの諸費用の3つです。
見積書の金額が妥当かを判断するには、総額だけでなく、どの項目にいくらかかっているかを見ることが大切です。
ここでは、国の資料とテイガクの工事単価をもとに、それぞれの費用を紹介します。

パネルやパワコンなどの機器費

パワーコンディショナ

機器費は、太陽光パネル、パワーコンディショナ(パワコン)、架台などの設備にかかる費用です。
パワコンは、パネルで発電した電気を家庭で使える電気に変える機器で、屋外や室内の壁に取り付けます。
架台は、パネルを屋根に固定するための土台と金具を指します。

国の資料※1では、2025年に新築住宅へ設置された太陽光発電の費用の内訳が示されています(既存住宅の内訳はなし)。
新築の1kWあたりの平均28.9万円の内訳と、5kWの場合の目安は次のとおりです。

新築住宅の太陽光発電の設置費用の内訳グラフ

【国の資料】新築住宅の太陽光発電の設置費用の内訳

費用の項目(新築) 1kWあたり 5kWの場合
太陽光パネル 13.5万円 67.5万円
パワコン・架台など 8.7万円 43.5万円
工事費 8.5万円 42.5万円
値引き(平均の値引き額) ▲1.7万円 ▲8.5万円
平均合計 28.9万円 144.5万円
※国の資料の数値は四捨五入されているため、各項目を足した金額と合計は一致しません。

ただし、同じ容量でも、メーカーや型番、パネルの組み合わせによって単価に差が出ます。
蓄電池と一体になったパワコンを選ぶ場合は、蓄電池側の費用に含まれることもあるため、見積書の項目名もよく確認しましょう。

防眩パネルを選ぶ場合の費用

防眩パネル

防眩パネルは、表面の加工で反射光のまぶしさを抑えた太陽光パネルで、通常のパネルより値段は高くなります。
しかし、反射光が近隣の住宅に向かいやすい北向きの屋根面にも設置しやすくなるため、載せられるパネルの枚数を増やせる場合があります。
価格の差はメーカーや製品によって異なるため、見積りでは通常のパネルの場合と並べて確認しましょう。
東京都の令和8年度の助成では、認定を受けた防眩型のパネルは「優れた機能性を有する太陽光発電システム」として、1kWあたり2万〜8万円が助成金に上乗せされます。
実際にテイガクでも、この助成金を使えることから、すべての屋根面を防眩パネルにしたお客様もいます。

取り付けや電気工事などの工事費

工事費は、パネルを屋根に取り付ける費用と、配線やパワコンをつなぐ電気工事の費用です。
テイガクの工事単価では、一般的な5kW(パネル約12枚、パワコン1台)の場合、275,000円(税抜)です。
テイガクの工事単価の目安は次のとおりです。

テイガクの工事単価

太陽光パネルの設置 金額
1〜15枚 125,000円
16〜20枚 162,500円
21〜25枚 200,000円
26〜30枚 237,500円
※税抜・機器費別
パワコンの設置 金額(税抜・機器費別)
1台 150,000円
2台目以降 75,000円
※税抜・機器費別

足場や申請などの諸費用

諸費用には、足場の費用や、電力会社・国への申請費用などが含まれます。
既存住宅では、作業員が安全に屋根へ登るために足場が必要です。
テイガクの仮設足場の目安は、壁面足場で1㎡あたり750円(税抜)で、足場代の総額は建物の大きさや階数によって変わります。
足場は安全な作業に欠かせない設備のため、見積書に含まれているかを確認しておきましょう。
屋根リフォームと同時に設置すれば、足場を1回で済ませられます。
また、太陽光発電におけるテイガクの代行費用は次のとおりです。

テイガクの代行費用

申請 内容 代行費用(税抜)
電力会社への申請 発電した電気を電力会社の電線につなぐための申請 3,750円
国への申請 売電するための設備の認定の申請 3,750円
補助金の申請 都道府県や市区町村の補助金の申請 3,750円
メーカー保証の申請 パネルや機器の保証を受けるための申請 1件1,250円

金額は小さいものの、書類の準備が多く、手続きの順番にも決まりがあるため、申請まで任せられるかも依頼先を選ぶポイントになります。

立地や屋根の条件で変わる太陽光発電の設置費用

太陽光発電の費用は、屋根の形や建物の高さ、屋根の傷み具合によっても変わります。
全国平均の相場には、こうした個別の条件が反映されにくいため、現地調査で屋根を確認したうえで見積りを取ることが大切です。
ここでは、テイガクの価格をもとに、条件が加わったときに増える費用の目安を紹介します。

屋根の形や高さ、立地で増える費用

急勾配、複合屋根、3階建て、狭小地

屋根の形や建物の高さ、立地によって費用が増える主な条件と、増額の目安は次のとおりです。
いずれも数万円程度の増額ですが、複数の条件が重なると総額に差が出ます。
同じ容量でも見積額が業者ごとに違う場合は、屋根の条件をどう見込んでいるかも確認しましょう。

屋根面積100㎡・足場250㎡を想定した増額の参考価格

条件 増額の目安 費用が増える理由
急勾配
(6寸以上)
4万〜5万円 屋根の傾きが急なほど、作業の安全対策に手間がかかる
複合屋根
(11面以上)
約2.5万円 屋根の面が多いと、パネルの配置や金具の取り付けに手間が増える
3階建て 約2.5万円 足場が高くなるため、足場の費用が割り増しになる
狭小地 約5万円 資材を屋根に運ぶ昇降機が使えない場合、人の手で運ぶ費用がかかる
※実際の見積総額ではなく、条件が加わったときの増額分

既存の屋根に載せる場合は屋根工事の費用がかかることも

 太陽光パネルを取り外す様子
太陽光パネルを取り外す様子

屋根は、屋根材によって差はあるものの、20〜40年に一度は本格的な改修が必要です。
一方、太陽光パネルは約20〜30年使うため、屋根の寿命が先に来ると、屋根を直すときにパネルを外して戻す脱着費用がかかります。
テイガクの場合、脱着費用は約20枚でおよそ19万円(税込約21万円)です。
また、今の屋根に載せる場合でも、傷み具合によっては、設置の前に屋根の補修が必要になることがあります。
特に1990年代半ば〜2000年代半ばのノンアスベストのスレート屋根は、耐久性が15年前後とされ、太陽光パネルの取り付けには向きません。
そのため、屋根の改修時期が近い場合は、屋根リフォームと同時に設置するのがおすすめです。
足場が1回で済み、後からの脱着費用も避けられます。

工事内容 増額の目安(税抜)
脱着費用(約20枚、金具・保管養生込み) 19万円
※足場代別

横葺きの金属屋根なら千鳥葺きがおすすめ

屋根を横葺きの金属屋根に張り替える場合、テイガクでは継ぎ目の位置が規則的に並ぶ「千鳥葺き」で屋根を張ることをおすすめしています。
太陽光パネルを固定する金具が継ぎ目にかからないため、雨漏りのリスクを抑えられるからです。
千鳥葺きにする場合の増額は、1面あたり1万〜2万円が目安です。
千鳥葺きは、外観もきれいに仕上がります。

工事内容 増額の目安
千鳥葺き 1面あたり1万〜2万円
※実際の見積総額ではなく、条件が加わったときの増額分

屋根材で変わる太陽光パネルを固定する金具の費用

太陽光パネルを屋根に固定する金具は、屋根材によって種類と価格が変わります。
金属屋根では、屋根材に穴をあけずに、屋根材を挟み込んで固定する「キャッチ工法」が可能です。
屋根に穴をあけないため、屋根の内部に雨水が入り込みにくい方法です。
一方で、スレートやアスファルトシングルの屋根では、屋根材に穴をあけてボルトを差し込み、パネルを支える金具を固定します。
穴の周りの防水処理が不十分だと雨漏りにつながるおそれがあるため、テイガクでは、金属屋根にキャッチ工法で固定する方法をおすすめしています。

屋根に直接穴を開ける
スレートやアスファルトシングルの屋根
キャッチ工法で固定
横葺きの金属屋根

固定金具の例

屋根材 商品例 価格の目安
金属屋根の場合 ATスライド 1個あたり3,500円前後
スレートの場合 太陽光パネル支持金具 1個あたり約2,200円前後

2026年度に使える太陽光発電の補助金

太陽光発電の補助金は、国・都道府県・市区町村がそれぞれ実施している場合があります。
金額や条件は年度ごとに見直されるため、ここでは2026年度(令和8年度)の制度を紹介します。
予算に上限がある制度が多く、契約や工事の前に申請が必要な場合もあるため、検討を始めた段階で確認しておきましょう。
また、助成金は工事が終わった後に入金されるため、いったん工事費を用意する必要がある点にも注意が必要です。

国の太陽光発電の補助金

2026年11月時点で、既存の住宅に太陽光発電だけを設置する場合に使える国の補助金は、残念ながら見当たりません。
国の省エネリフォームの補助金「みらいエコ住宅2026事業」でも、太陽光発電は対象に入っていません。

蓄電池の国の補助金(DR補助金)は2026年5月に終了

DR補助金申請

蓄電池もあわせて設置する場合は、国の「DR家庭用蓄電池事業」という補助金があります(現在は受付終了)。
DRは、電気が足りなくなりそうな時間に、電力会社などが遠隔で蓄電池の充電や放電を調整するしくみのことです。
1件あたり最大60万円と補助額が大きく人気が高かったため、申請が集中し、受付開始から約2か月後の2026年5月29日に受付が終了しました。
国の補助金は、年度の途中で受付が終わることがあります。
次の募集が始まったときにすぐ動けるよう、気になる方は早めにチェックしましょう!

都道府県の補助金

都道府県が独自に補助している場合があり、なかでも東京都は手厚い助成を用意しています。
令和8年度の東京都「家庭における太陽光発電導入促進事業」の助成額は次のとおりです。
たとえば、既存住宅に5kWを設置した場合、助成額は60万円です。

令和8年度の東京都「家庭における太陽光発電導入促進事業」

既存住宅 3.75kW以下
1kWあたり15万円(上限45万円)
3.75kWを超える場合
1kWあたり12万円
新築住宅 3.6kW以下
1kWあたり12万円(上限36万円)
3.6kWを超える場合
1kWあたり10万円

東京都以外で、太陽光発電の補助を実施した府県の例をご紹介します(受付終了を含む、2026年11月時点)。
詳しい条件や受付の状況は、お住まいの地域の公式ページで確認しましょう。

府県 補助額 条件など 申請の窓口 公式サイト
埼玉県 1kWあたり7万円
(上限35万円)
蓄電池を同時に設置すること。2026年5月27日に受付終了 県 公式サイト
京都府 1kWあたり1万円
(上限4万円)
FITで売電する場合
蓄電池を同時に設置すること。市町村の補助に府の分が上乗せされる お住まいの市町村 公式サイト
兵庫県 1kWあたり7万円
(上限35万円)
自宅として住む戸建て住宅であること。蓄電池とのセット導入など お住まいの市町
(神戸市は対象外)
公式サイト

市区町村の補助金

市区町村の補助は、金額だけでなく、申請のタイミングや条件も自治体によって大きく異なります。
いくつかの市区町村の補助金の例をご紹介します。

市区町村の補助金の例

自治体 補助額 条件など 詳細
杉並区
(東京都)
1kWあたり4万円
(上限12万円)
東京都の助成と併用できるが、合計が対象経費を超える場合は区の助成額が減額 公式サイト
練馬区
(東京都)
上限8万円 予算に達ししだい受付終了 公式サイト
八王子市
(東京都)
1kWあたり1万円
(上限10万円)
交付決定の前に工事を始めると対象外。先着順 公式サイト
千葉市
(千葉県)
1kWあたり1万円
(上限4.5万円)
既存住宅への設置のみ対象 公式サイト
船橋市
(千葉県)
1kWあたり1.5万円
(上限6万円)
蓄電池またはHEMSの併設が条件 公式サイト

テイガクでは補助金の情報を市区町村ページでご案内

テイガク施工エリア内の戸建て件数が多い地域は、都道府県または市区町村の特設ページを公開しています。
特設ページでは、助成金・補助金の最新情報を取り上げていますので、ぜひご活用ください。

住宅用太陽光パネルの主なメーカーと保証

住宅用太陽光パネルの主なメーカーには、シャープ、京セラ、長州産業、カナディアンソーラー、Qセルズ、エクソルなどがあります。
主なメーカーの特徴と保証は次のとおりです。

メーカー 本社 主な特徴 主な保証
長州産業 山口県 山口県の本社工場でパネルを一貫生産する国内メーカー。台形やハーフサイズなどパネルの形が多く、複雑な屋根にも配置しやすい 認定施工店が標準架台で施工した場合、無償の雨漏り保証あり
カナディアンソーラー カナダ 中国などアジアと米国に工場を持つ世界的なメーカー。大きさの違う3種類のパネルを組み合わせ、屋根を広く使える パネルの製品保証25年・出力保証30年、パワコンなどの製品保証15年(施工認定IDを持つ施工者の施工が条件)
シャープ 大阪府 屋根の形に合わせて複数の機種を組み合わせる「ルーフィット設計」。防眩モデルで北面にも設置できる システム機器15年・パネルの出力25年(無償、蓄電池連携型パワコンの構成の場合)
京セラ 京都府 1993年に国内初の住宅用太陽光発電システムを発売 標準保証(無償)で機器10年・出力20年・自然災害10年。有償で15年・25年・15年に延長できる
Qセルズ ハンファグループ
(韓国)
裏面に電極を集めたセルで、小さめのサイズでも高効率なRe.RISE-NBCなど パネルの製品保証は製品により12〜30年(Re.RISE-NBCは製品・出力とも30年)
エクソル 東京都
京都府
N型TOPConセルを使い、フレームの角に雨水と汚れを流す水切り加工 製品保証25年・出力保証35年(一部製品は30年)

なお、各メーカーの特徴や保証は製品ごとに異なるため、各社の公式情報をご確認ください。
テイガクは全メーカーの製品に対応でき、なかでもおすすめは長州産業とカナディアンソーラーです。

太陽光発電の設置費用で損をしないための見積りのチェックポイント

見積書の説明をする施工管理者

提示された見積額が妥当かどうかは、総額だけでは判断できません。
同じ条件をそろえて複数社の見積りを比べ、どこで金額の差が出ているかを確かめることが大切です。
ここでは、見積りを比べるときに確認したいポイントを紹介します。

見積書の項目を1つずつ確認する

複数社の見積りを比べるときは、総額だけでなく、次の項目を1つずつ確認しましょう。

項目 確認すること
金額の前提 補助金を差し引く前の金額か、後の金額か
パネル メーカー・型番・枚数・容量。容量が「パネル1枚の出力×枚数」と合っているか。容量が違う提案は、蓄電池の分を除いた金額を容量で割った1kWあたりの単価で比べる
パワコン 台数と、蓄電池と一体になった型か、別々の型か
固定方法
金具
屋根材に合った金具か。金具の種類と型番。同じメーカーのパネルでも、会社によって使う金具が違うことがある
工事費 「一式」ではなく、パネルの取付・電気工事・蓄電池の設置に分かれているか
屋根の補修有無 屋根の状態を確認したうえでの見積りか。補修が必要な場合の費用が含まれているか
申請
諸費用
電力会社・国・補助金(都道府県・市区町村)の申請費用と、どこまで代行してもらえるか。足場代が含まれているか

金具や工事の内容が会社ごとに違う場合は、なぜその金具や工法を選んだのかを質問してみましょう。
答えの内容から、屋根への配慮や施工の考え方を比べることができます。

見積書とあわせて確認すること

見積書の金額だけでなく、次の3つも必ず確認しておきましょう。

項目 確認すること
発電量の試算 年間の発電量の見込みと、日射量や売電価格などの前提条件
保証 機器・出力・施工・自然災害の保証の内容と期間。メーカーの保証か、施工会社の保証か
維持費 点検やパワコンの交換にかかる費用の目安

容量が大きいほど1kWあたりの単価は下がりやすく、同じ容量でも発電量は製品や配置によって変わります。
1kWあたりの単価が安くても、発電量が少なかったり保証が短かったりすれば、長い目で見て得とは限りません。
費用・発電量・保証をあわせて、総合的に判断しましょう。

0円ソーラーは総支払額で比べる

太陽光発電は、国が2030年に新築戸建ての6割に設置することを目標にしているなど、今後さらに広がる見込みです。
初期費用をかけずに設置できる「0円ソーラー」もその一つです。
自治体によっては、0円ソーラーの事業者に補助を出して普及を後押ししている地域もあります。

リースとPPAの違い

0円ソーラーには、主にリースとPPAがあります。
リースは毎月定額の料金を払って設備を借りる方法で、PPAは事業者が屋根に設置した設備の電気を買う方法です。
どちらも初期費用はかからない一方、契約期間中は利用料を払い続けることになります。

契約前に確認したいこと

0円ソーラーを検討する人

購入と比べるときは、月額ではなく、総支払額と契約期間で比べることが大切です。
たとえば、月1.5万円で15年契約の場合、総支払額は270万円で、購入したほうが安く済むこともあります。
もう一つ見落としやすいのが、屋根工事のタイミングです。
契約期間(10〜15年ほど)の途中で雨漏りの修理や屋根のリフォームが必要になると、パネルをいったん外して戻す脱着が必要です。
契約によっては、事業者の承諾が必要になったり、脱着の費用を自分で負担したりすることがあります。
あわせて、途中解約の違約金や、契約が終わった後の設備の所有者も確認しておくと安心です。

太陽光発電の設置費用は、屋根の状態とあわせてテイガクにご相談を

テイガクの太陽光工事現場

太陽光発電の設置費用は、パネルや工事の金額だけでなく、建物や屋根の条件、工法によって大きく変わります。
将来の費用を抑えるうえでも、屋根のことと太陽光のことの両方をよく知る工事会社へ依頼することが大切です。
テイガクは金属屋根の専門工事会社として、屋根の状態の確認から、屋根材に合った工法での設置、補助金の申請まで一貫して対応しています。
ご自宅の屋根に太陽光発電を載せられるか、費用はいくらになるかなど、まずはお気軽にご相談ください(現地調査・見積りは無料です)。

よくある質問

太陽光発電の設置費用は何年で回収できますか?

A

設置費用や補助金、発電量、自宅で使う電気の量によって変わります。
設置費用から補助金を引いた金額を、1年間の電気代の削減分と売電収入の合計で割ると、おおよその回収年数が分かります。
回収年数は、補助金の有無や発電量、自宅で使う電気の量によって大きく変わります。補助金を使えるほど、また昼間に自宅で使う電気が多いほど、短くなります。

容量が小さくても設置できますか?割高になりますか?

A

屋根が小さい場合でも、2〜3kW程度から設置できます。
ただし、工事費は容量が小さくても大きく下がらないため、1kWあたりの費用は高くなりやすくなります。

屋根工事と同時に設置すると、どのくらい費用を抑えられますか?

A

足場を1回で済ませられるため、太陽光のための足場代(テイガクの場合、一般的な2階建て・約200㎡で約15万円、税抜)がかかりません。
屋根の改修時期が近い場合は、将来パネルを外して戻す脱着費用(テイガクの場合、約20枚で約19万円、税抜)も避けられます。

設置した後にも費用はかかりますか?

A

定期点検とパワコンの交換に費用がかかります。
国の資料では、5kWの場合、点検は3〜5年ごとに1回程度が推奨され、1回あたり約3.8万円です。パワコンは20年間で一度は交換され、約38.4万円が一般的な相場とされています。

補助金はいつ申請すればよいですか?

A

制度によって違い、東京都の助成は契約の前に事前申込が必要です。
市区町村は着工前に申請する制度と、工事完了後に申請する制度があるため、契約の前に確認しましょう。

記事をもっと読む

1.

太陽光パネルの新設工事

2.

太陽光発電の仕組み

3.

太陽光発電のデメリット・トラブル

4.

太陽光発電に適した屋根

5.

蓄電池の設置費用

6.

太陽光発電の脱着費用

7.

太陽光発電の撤去処分費用

8.

太陽光発電の鳩よけ対策

記事をもっと見る

本記事の著者・監修者

著者 前川祐介
前川 祐介

株式会社テイガク 代表取締役社長
「屋根と外壁のリフォーム工事テイガク」Webメディア運営責任者

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学経営学部→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する建築板金工事会社(現・株式会社テイガク)へ入社。最終学歴、中央工学校夜間建築学科。2022年に代表取締役社長に就任。年間1,000棟以上ある現場での施工経験を活かし、Webメディア「テイガク」での記事執筆、YouTubeでの動画撮影をおこなう。2026年4月、初の著書となる『いちばんよくわかる 屋根の教科書』(クロスメディア・パブリッシング)を出版。趣味は日本史学。宅地建物取引士・建築物石綿含有建材調査者