深絞り（ふかしぼり）とは ?金属サイディングで採用されているプレス加工技術

金属外壁（金属サイディング）のカタログをご覧になられた方は、「深絞り」という言葉を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？
今回は、深絞りについて解説します。
よりリアルな質感の外壁を検討している方は、この深絞り加工された外壁材、おすすめです。

深絞り（ふかしぼり）とは、プレス加工法のひとつです。
たとえば、金属板をプレスさせて成型し、レンガ調やタイル調といった凹凸があるデザインに仕上げます。
深絞りの技術は、ガルバリウム鋼板などの金属サイディングでよく用いられています。
外壁材だけではなく、自動車や家電製品にも採用されています。

深絞り加工がされたサイディングの外壁は立体的で、より本物に近いデザインが再現されています。
近年のインクジェット技術も向上しているため、レンガや木目などの色味もきちんと表現されています。

鋼板を加工する手間がかかっているので、一般的な金属サイディングよりも深絞りのサイディングの方が値段が高いです。
ですが、深絞りの金属サイディングで仕上げた外壁は、やはり見栄えがとても良いので採用したい商品です。
例えば、外壁のバルコニー部分は、深絞りの加工のサイディング、それ以外は、金属の質感のままのサイディングといったように、異なるサイディングを組み合わせてデザインすることも可能です。
ぜひ、外壁の一部に深絞りの金属サイディングを取り入れて、デザインの幅を広げてみてください。

深絞りの金属サイディングの商品は、旭トステムやYKKで展開されています。

旭トステムのDanサイディングシリーズには、スチール深絞りという深絞り加工がされた商品がラインアップされています。
テイガクで施工した深絞りの金属サイディングを例にいくつかご紹介します。

さまざまな大きさの石を積み上げた、色合い豊かで高級感のあるおしゃれなデザインの金属サイディング。

錆石調と大理石調のデザインがおしゃれなサイディング。

木目調のサイディングと石調のサイディングの組み合わせ。

YKKでは、耐久性が高く錆や塩害に強い、アルミ素材の金属サイディングで、深絞りシリーズの商品が展開されています。

鉄平石の小端積みをモチーフとしています。
印刷技術の向上により、外観は実物のタイルやレンガなどに非常に近い仕上がりです。

シンプルながら、質感を感じられるスタンダードな柄。

テイガクは板金工事会社なので、金属サイディングを専門としています。
今回ご紹介した深絞りの金属サイディングをはじめ、多くの金属サイディングのお取り扱いがございます。
ショールームにはカットサンプルもございますので、外壁リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。