昔の金属屋根といえばトタン(亜鉛メッキ鋼板)であり、瓦やコロニアル(スレート/カラーベスト)に比べて劣るイメージがあり、トタン屋根の普及は限定的でした。
しかし、ガルバリウム鋼板が登場したことで屋根材市場が一変しました。
この記事ではガルバリウム鋼板の屋根にフォーカスして、くわしく解説します。
目 次
閉じるその1:金属屋根が屋根材シェアNo1になった立役者!
2021年屋根材市場調査 素材別シェア
金属屋根 | 63.2 |
スレート | 15.0 |
陶器瓦 | 13.4 |
アスファルトシングル | 5.6 |
石粒付き金属屋根 | 2.8 |
ガルバリウム鋼板の登場により、金属屋根は、新規で用いられる屋根材のシェアNO1になっています。
ガルバリウム鋼板は、トタンのような金属のデメリットである「錆びやすさ」が抑えられた素材です。
販売から30年以上が経過し、徐々に普及と共に世の中に認められるようになりました。
最近は大規模な地震や台風の影響もあり、ガルバリウム鋼板の屋根に関心をもつ人が急増しています。
もちろん、使用量も年々増加しています。
その2:日本製と外国製の屋根どちらがいいの?
日本は諸外国に比べて戸建て住宅数が多くかつ、特有な気候や建築条件があることから、独自で戸建て住宅用の金属屋根の開発と製造を進めてきた背景があります。
各金属屋根メーカーの競争原理が働き、防水性や断熱性に優れた屋根材の製品開発が進んでいます。
一方、世界では石粒付き鋼板の屋根がほぼ占有しています。
石粒付き鋼板の屋根は価格が安く合理化された屋根です。
付加価値が高く綿密に設計された日本製の屋根と価格訴求力がある石粒付き鋼板の屋根、両者の違いの理解を深めたうえで、用いる屋根材を選択してください。
リフォームと新築でおすすめのガルバリウム鋼板屋根
ここからは、リフォームまたは新築で、ガルバリウム鋼板屋根を採用する場合の特徴や、関連記事、人気の理由をご紹介します。
ガルバリウム鋼板屋根の予備知識
ガルバリウム鋼板の屋根でリフォーム
リフォーム①:コロニアルからガルバリウム鋼板に
現在、1980年代~90年代前半に住宅を購入した層が軒並み屋根のリフォームをしています。
加えて、1990年前後に普及したアスベストが含まれていないコロニアルの不具合報告の影響もあり、
コロニアル(スレート・カラーベスト)をリフォームする機会が増えています。
工事方法は費用対効果が高い屋根カバー工法が人気です。
もちろん、長期にわたって安心が得られる葺き替え工事も検討して欲しい工事です。
いずれもガルバリウム鋼板を用いることが多いです。
リフォーム②:瓦からガルバリウム鋼板に
ガイドライン工法が採用されていない瓦屋根の問題を受け、耐震性や耐風性を向上させるガルバリウム鋼板の屋根へ葺き替えるリフォームが人気です。
リフォーム③:トタン屋根からガルバリウム鋼板に
築後30年程度経過しているトタン屋根は、同じトタン製の屋根にリフォームすることはなく、ガルバリウム鋼板製の屋根にリフォームするのが一般的となっています。
リフォーム④:波型スレートからガルバリウム鋼板に
テイガクでは、築後30年近く経過した波型スレート屋根の改修工事をおこなう機会が増えています。
ガルバリウム鋼板製の折板屋根を被せるカバー工法が人気です。
ガルバリウム鋼板の屋根で新築
最近の注文住宅では、屋根の面積を小さくしてかつ屋根の形をシンプルにする傾向があります。
屋根の形は工期と工費に大きく関わるからです。
屋根の面積を少なくかつシンプルにするには、縦葺きのガルバリウム鋼板の屋根がおすすめです。
いわゆる”建築系ユーチューバー”も、縦葺きのガルバリウム鋼板の屋根におおむね高い評価をくだしています。
「横葺き・縦葺き・差込葺き」の特徴
金属屋根の張り方は、「横葺き・縦葺き・差込葺き」の大きく3種類。それぞれとメリットとデメリットを押さえておきましょう。
横葺き(よこぶき)とは?
屋根の流れに沿って横方向に張る金属屋根を横葺き(よこぶき)とよびます。
住宅密集地では日差し確保の関係で、屋根面数が多くなる傾向があります。
屋根の面数が多い複雑な形状の屋根は、横葺き屋根が施工面で優れています。
都心や郊外の屋根は自ずと横葺きを選択することが多いです。
また、断熱材一体型などの付加価値の高い商品が多く、リフォーム分野では横葺きの屋根が支持されています。
横葺きのメリット
1 | 断熱性と防音性に優れた製品がある |
2 | 複雑な屋根でも施工ができる |
横葺きのデメリット
1 | 屋根の勾配が一定数必要(2寸勾配以上) |
2 | 縦葺きより価格と工期がかかる |
3 | 屋根材を固定する釘打ち部に雨水が溜まりやすい |
縦葺き(たてぶき)とは?
屋根の流れに沿って縦方向に張る金属屋根を縦葺き(たてぶき)とよびます。
昔の金属屋根は、ほぼ縦葺きでした。
多くの方が頭の中で想像するトタン屋根の形状は縦葺きです。
工場や倉庫で用いる金属屋根も縦葺きにあたります。
縦葺きのメリット
1 | 長尺(勾配を緩くすることができる・雨漏りしにくい) |
2 | 屋根面積が減り工事費用が安く、工期が短い |
3 | 太陽光パネルを適切な位置に設置できる |
縦葺きのデメリット
1 |
断熱材一体型などの付加価値の高い屋根材がない (暑くなりやすく雨音がうるさい) |
2 | 複雑な屋根には不向き |
差込葺き(さしこみぶき)とは?
コロニアルをリフォームする際に用いられる屋根材です。
「コの字型」のガルバリウム鋼板をコロニアルに接着剤で貼って仕上げます。
板金加工技術がなくてもできる屋根材です。
商品では「Cガード」や「リコロニー」が有名です。
差込葺きの致命的な問題点
-
屋根材の間に、すき間があいたままで、防水性は古い防水シートに依存する
差込葺きの屋根は、ルーフィング(屋根の防水シート)を新しくできない致命的なデメリットがあります。
差込葺きはコロニアルの表面にガルバリウム鋼板を貼るだけの工事です。
そのため、屋根材の下にあるルーフィングを新しくすることが当然できません。
ルーフィングの張り直しができない以上、差込葺きの効果は限定的です。
メーカー(ケイミュー)もこの工事が防水性の改善を目的にする工事ではないと書き示しています。
差込葺きのデメリット
1 | ルーフィングを新しくできない |
2 | 新しく重ねる鉄板は防水機能がない |
横葺き金属屋根で知っておきたい9のポイント
1:エスジーエル鋼板とは
エスジーエル鋼板はガルバリウム鋼板の3倍超の錆びにくさの特性が備わった鋼板です。
ガルバリウム鋼板と比べて価格差は大きくありません。
これから横葺きによるリフォームをおこなう人は、ガルバリウム鋼板ではなくエスジーエル鋼板の屋根をおすすめします。
多くの日本の金属屋根メーカーがガルバリウム鋼板からエスジーエル鋼板の屋根に切り替えています。
エスジーエル鋼板の屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
アイジー工業 | スーパーガルテクト |
ニチハ | 横暖ルーフαプレミアムS |
2:断熱材一体型とは
断熱材一体型とは、屋根材の裏側に断熱材が貼りつけられた金属屋根のことです。
夏と冬のエアコンの効きが高まります。
雨音の遮音効果も高くなります。
高い技術力が備わった日本の金属屋根だけに取り入れられている付加価値の高い特性です。
断熱材一体型の屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
アイジー工業 | スーパーガルテクト |
ニチハ | 横暖ルーフαプレミアムS |
屋根カバー工法後の断熱効果について【お客様インタビュー】
3:ステンレスビスによる屋根材固定
横葺きの金属屋根は「ステンレスのビス」で固定することを強くおすすめします。
「鉄のビス」や「鉄の釘」で屋根材を固定することをテイガクは2023年現在、控えています。
屋根カバー工法時、ステンレスのビスの必要長さは55mmです。
専用ステンレスビスがある屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
アイジー工業 | スーパーガルテクト |
ニチハ | 横暖ルーフαプレミアムS |
4:フッ素鋼板とは
ガルバリウム鋼板の屋根にはフッ素塗膜の屋根があります。
ご存じの通り、フッ素は色あせにくい塗膜で、耐候性に優れています。
もちろん、色もちの良し悪しで屋根の機能に影響が及ぶことはありません。
ただし、少ない初期費用で屋根塗装に頼らずに屋根の色を美しいままに維持できることは大きなポイントになり得ます。
フッ素鋼板の屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
アイジー工業 | スーパーガルテクト フッ素 |
ニチハ | 横暖ルーフαプレミアムS |
5:板金役物のラインナップ
屋根は屋根本体だけではなく、屋根本体以外で用いる部材も雨仕舞に関わるため重要です。
屋根本体以外の部材を板金役物(ばんきんやくもの)とよびます。
軒先やケラバ部分などの屋根の弱点ヶ所に板金役物は取り付けられます。
日本製の屋根メーカーは板金役物のラインナップが豊富です。
なかでも屋根カバー工法で用いるセットバックスターターは抑えて欲しい板金役物です。
役物ラインナップ30種類上の屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
アイジー工業 | スーパーガルテクト |
ニチハ | 横暖ルーフαプレミアムS |
6:石粒付き鋼板とは
石粒付き鋼板は屋根の表面に天然石が付着した屋根材です。
石粒付き鋼板のほぼ100%が輸入品(韓国製や中国製など)です。
鋼板の裏側には断熱材は付いていません。
石粒と空気層により断熱効果が得られることが認められていますが、海外のエビデンスを確認する限り効果は限定的です。
特に通気層ではない空気層だけの屋根の断熱効果はあまり期待できないです。
断熱効果に影響する空気層の厚みも商品によって全く異なります。
石粒付き鋼板のメリットは価格が安いことと見た目の美しいことです。
暖かみがある印象をもたらせてくれます。
7:空気層と通気層
瓦屋根は裏側に通気層が設けられることから、断熱性と耐久性が得られます。
空気層ではなく、通気層が大切です。
石粒付き鋼板の屋根は空気層ができる屋根ですが、空気の流れが確保できないタイプの商品が多いです。
全ての商品が瓦屋根と同じ理屈にはなりません。
断熱性を求める場合は、通気層が形成できる屋根材がおすすめです。
8:かん合式とオーバーラップ
かん合式の「かん」も漢字で表すと嵌合式と書きます。
「嵌(は)める」の漢字の通り、屋根材同士を嵌め合わせて貼ります。
屋根が1枚1枚上下で引っ掛け合う形になります。
日本製の金属屋根の多くが「かん合式」です。
55mm長さのステンレスビスを用いて屋根を張ると耐風性能が高まります。
オーバーラップ式とは、屋根の上下のつなぎ目を外側からビスで固定して張り付ける方法のことです。
屋根の外側に屋根材を固定するビスが露出します。
石粒付き鋼板のスタンダードな張り方です。
表面に石粒が付着しているた屋根材は「オーバーラップ式」がおすすめです。
屋根を固定する力(耐風性能)はオーバーラップ式の方がかん合式よりも強いことが証明されています。
通気層ができる石粒付き鋼板の屋根材メーカーと商品
メーカー | 商品名 |
---|---|
ディートレーディング | スカイメタルルーフ ウッド |
メトロタイル | セネター |
9:釘打ち部の雨水侵入リスク
横葺き金属屋根の最大の欠点は、釘打ち部への雨水侵入です。
屋根のジョイント部や板金役物のすき間から雨水が釘打ち部に入り込むことがあります。
釘打ち部に雨水が入り込むと、排水ができず屋根の釘打ち部内部に滞留し、屋根を固定している釘やビスを錆びさせてしまいます。
そのため、止水性に優れたジョイント部の屋根構造や優れた止水性と排水性が備わった板金役物構造を満たす屋根材を積極的におすすめしたいです。
縦葺き金属屋根で知っておきたい6のポイント
1:緩勾配とは
縦葺きのガルバリウム鋼板の屋根は緩勾配(かんこうばい)でも屋根が施工できるメリットがあります。
屋根は傾斜が緩いほど屋根面積が少なくなるので、屋根工事価格の抑制につながります。
新築の戸建て住宅で縦葺きの金属屋根が好まれているのは、このためです。
また、緩やかな傾斜であるため屋根にのぼりやすく、メンテナンス性にも優れています。
しかし、屋根が緩くできることに過信をして、最低勾配(0.5寸程度)で施工する傾向が業界全体にあります。
その結果、勾配不足が原因による雨漏りが問題となっています。
屋根の勾配は最低でも1寸は欲しいです。
2:瓦棒とは
瓦棒(かわらぼう)とは、芯木(しんぎ)と鋼板の2つを素材を組み合わせて仕上げる縦葺きの金属屋根のことです。
いわゆるトタン屋根が瓦棒のことです。
屋根を断面でみると凸とした突起ができます。
突起の中に木の棒が入っています。
現在の街中でもよく見る瓦棒ですが、芯木と金属の相性は悪く、長期的には屋根の腐朽を招きます。
3:立平とは
立平(たてひら)とは、芯木がないガルバリウム鋼板だけで構成された縦葺き屋根のことです。
芯木がないため、突起物の大きさが瓦棒より小さいです。
瓦棒と比べて手間がかかりません。
新築の金属屋根で最も多く採用されています。
4:折板とは
折板とは、主に工場や倉庫で用いられる縦葺き屋根のことです。
断面が富士山のような山型形状になっていることが多いです。
昔の工場や倉庫の屋根は波型スレートとよばれるセメント素材の屋根が主流でしたが、現在はガルバリウム鋼板の折板屋根が主流になっています。
5:断熱性と遮音性
縦葺きはコスト重視の傾向が強い屋根です。
そのため、断熱性と遮音性が備わっていない屋根です。
オプションで断熱材や制振材の張り付けることもできますが、割高な工事になってしまいます。
6:太陽光パネル
縦葺きの金属屋根と太陽光パネル設置の相性は、最も良いです。
屋根に穴を開けずに済み、太陽光パネルを支える金具の取り付けも安定的です。
勾配が緩いため、メンテナンスもしやすいです。
ガルバリウム鋼板の屋根メーカーと工事会社
日本製のガルバリウム鋼板屋根
ガルバリウム鋼板の屋根の原材料は、日本製鉄やJFEなどの製鉄メーカーが製造します。
製鉄メーカーが生産したコイル状の鋼板を、各建材メーカーが屋根材に加工して販売します。
アイジー工業やニチハなどが有名です。
日本のガルバリウム鋼板屋根材メーカー5社
日本のガルバリウム鋼板屋根材を扱う工事会社は?
日本製の金属屋根は低価格である輸入品の屋根の普及が拡大している背景があり、高耐久高付加価値の製品に人気が集中しいます。
日本製の金属屋根は高い技術を要するため、建築板金工職人が工事をおこないます。
輸入品のガルバリウム鋼板屋根材
その他、韓国や中国、ニュージーランドで製造されたガルバリウム鋼板の金属屋根を販売する輸入販売会社も存在します。
伊藤忠建材の屋根材は韓国のポスコの鋼板を元に金属屋根を製造しています。
また、輸入品の金属屋根は表面に石粒が付着しています。(石粒付き鋼板)
ガルバリウムの組成名称が一部の海外ではジンカリウムとよばれているため、日本でジンカリウム鋼板として販売をしています。
ただし、日本のJIS規格に当てはめるとガルバリウム鋼板になります。
ジンカリウム鋼板=ガルバリウム鋼板と認識してください。
外国のガルバリウム鋼板屋根材を取り扱う販売元4社
外国製のガルバリウム鋼板屋根の主要輸入販売元
メーカー | 代表商品 |
---|---|
伊藤忠建材 | スカイメタルルーフ |
リクシル | T・ルーフ |
ディートレーディング | ディプロマットスター |
ルーフタイルジャパン | セネター |
外国のガルバリウム鋼板屋根材を扱う工事会社は?
リーズナブルで工事も簡単な石粒付き金属屋根の普及が拡大しています。
建築板金工ではなく、瓦職人でも施工ができるため、石粒付き金属屋根を推し進める業者が急増しています。
ガルバリウム鋼板屋根の工事の担い手
建築板金工事会社
ガルバリウム鋼板の屋根の工事をおこなう会社は、建築板金工事会社です。
塗装会社や地域のリフォーム会社、工務店、ハウスメーカーはガルバリウム鋼板の屋根材を直接購入したり、職人さんを雇い入れたりしません。
理由はシンプルです。
金属屋根は長尺で大きいからです。
中でも日本製の金属屋根は3m近くあり、とても大きいです。
従って、ガルバリウム鋼板の屋根材を保管できる倉庫を所有する建築板金工事会社こそが実際の屋根工事をおこないます。
ガルバリウム鋼板屋根の工事の担い手とは、すなわち建築板金工事会社のことです。
これからガルバリウム鋼板の屋根工事を検討されている人は、グーグルマップの地図で金属建材を保管する倉庫があるかどうか確認することをおすすめします。
建築板金工事会社とは?
瓦屋根工事会社
2022年の調査で、金属屋根と石粒付き金属屋根が他の屋根材のシェアを圧倒しています。
瓦の需要が激減している背景があり、前述のとおり、瓦職人が金属屋根を張るケースが増えています。
中でも石粒付き金属屋根を張る人が増えています。
おすすめの屋根材4種類と工事相場
おすすめ1:スーパーガルテクト
スーパーガルテクトは山形県のアイジー工業が販売する横葺き金属屋根です。
日経ホームビルダー「採用したいメーカーランキング」屋根材部門で5年連続1位に輝いた屋根材です。
優れた防水性能と断熱性能が認められ、2020年には文部化科学大臣賞を受賞しています。
屋根材と板金役物、どちらも優れた設計をしており、高い防水性能を有しています。
断熱効果は1.43W/m2Kであり、断熱効果が高いとされる金属サイディングと同等の断熱性能が認められています。
筆者がスーパーガルテクトで最も評価している点は、釘打ち部に雨水が入り込みにくい点です。
鋼板はガルバリウム鋼板ではなく、エスジーエル鋼板です。
スーパーガルテクトの工事価格(足場代別途)
工事方法 | 建物階数 | 屋根面積 | 屋根面 | 工事価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|
屋根カバー工法 | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約75~81万円 |
瓦の葺き替え | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約119~125万円 |
スーパーガルテクトがなぜ人気なのか?
おすすめ2:横暖ルーフαS
横暖ルーフはニチハが販売する横葺き金属屋根です。
横暖ルーフαSの素材はガルバリウム鋼板です。
断熱材一体型金属屋根の歴史はこの屋根からはじまりました。
販売数と販売歴から最も安心して採用ができる屋根材のひとつです。
横暖ルーフαSの断熱材の最大厚は18㎜とかなり分厚いです。
横暖ルーフαSの工事価格(足場代別途)
工事方法 | 建物階数 | 屋根面積 | 屋根面 | 工事価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|
屋根カバー工法 | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約72~78万円 |
瓦の葺き替え | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約116~122万円 |
おすすめ3:スカイメタルルーフ ウッド
スカイメタルルーフ・ウッドは伊藤忠建材が取り扱う輸入品の横葺き屋根材です。
オーバーラップ式で屋根を接合させる石粒付き鋼板屋根です。
空気層はかん合式より分厚いですが、通気性はありません。
スカイメタルルーフが優れている点は「棟の構造」です。
屋根に直接穴を空けて棟板金の下地(貫板)を取り付ける「直打ち」を避けた数少ない金属屋根のひとつです。
捨て谷とよばれる板金部材を用いて、棟に入り込む雨水を排水させる設計を取り入れています。
スカイメタルルーフ ウッドの工事価格(足場代別途・鋼板仕上げ)
工事方法 | 建物階数 | 屋根面積 | 屋根面 | 工事価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|
屋根カバー工法 | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約70~76万円 |
瓦の葺き替え | 2階建て | 70~74㎡ | 5面 | 約114~120万円 |
おすすめ4:スタンビー
スタンビーは稲垣商事が取り扱う縦葺き金属屋根です。
オプションとして断熱材や制振材を貼り付けることができます。
スタンビーの工事価格(足場代別途)
工事方法 | 建物階数 | 屋根面積 | 屋根面 | 工事価格(税抜き) |
---|---|---|---|---|
屋根カバー工法 | 2階建て | 70~74㎡ | 2面 | 約65~70万円 |
瓦の葺き替え | 2階建て | 70~74㎡ | 2面 | 約105~111万円 |
ガルバリウム鋼板の屋根 商品紹介ページ
ガルバリウム鋼板屋根に関するQ&A
A
屋根面積1㎡あたり横葺きで6,000円から1万円、縦葺きで5,000円から9,000円、差込葺きで5,0000円が相場です。
屋根で用いる商品と屋根の形で大きく工事金額は変わります。
ガルバリウム鋼板の屋根の価格についてはこちら
A
横暖ルーフαプレミアムSが一番のおすすめすです。
フッ素塗膜・エスジーエル鋼板(改良版ガルバリウム鋼板)・かん合式・断熱材が屋根全面をカバー、商品代金など、他のメーカーにない条件が満たされた商品です。最も優れた屋根材のひとつです。
横暖ルーフαプレミアムSについてはこちら
A
縦葺きの金属屋根で仕上げると工事費用がやすくなります。
縦葺きガルバリウム鋼板屋根についてはこちら
A
かん合式のガルバリウム鋼板の屋根をビス留めと取り付けることをおすすめします。
ビスの間隔を30cm間隔にするなど、ビスの間隔はできるだけ短くする方が屋根材の固定力は強くなり、強風でも風で飛ばされにくい屋根になります。
かん合式についてはこちら