兵庫県芦屋市 - カラーベストを撤去してスーパーガルテクトに葺き替えリフォーム

工事前の屋根、カラーベストの写真です。
カラーベストとはセメントを主成分として作られた薄い板のような形の屋根材で、屋根の野地板に釘で打って張り付けます。

耐用年数は製造された年代によって異なりますが、短いもので15年経つ頃にはボロボロになってしまうものもあります。

カラーベスト（スレート屋根）へ葺き替える費用とその施工方法

既存屋根材を解体していきます。

まずはじめに棟板金と貫板を解体してから1枚ずつ釘を抜いて上から順にカラーベスト剥がしていきます。

セメントが主成分でできているので重ねて持つとかなりの重量があります。

金属屋根は軽量なので葺き替えることで屋根にかかる重さも軽減することができます。

カラーベストを解体したら野地板を増し張りしていきます。

金属屋根に葺き替える場合は既存の野地板を再利用してリフォームすることも可能ですが、今回はカラーベストの痛みが激しかったことから野地板も新設する運びとなりました。

古いカラーベストから新しいカラーベストに葺き替える場合は野地板の再利用は絶対にNGです。

野地板の上にアスファルトルーフィングを張っていきます。

ルーフィングとは屋根材の下に敷く下葺き材、防水シートのことです。

ルーフィングの種類は20種類以上あります。

工事前の屋根にはＰカラーというルーフィングが使われていました。約10年で防水性能が低下すると言われています。

新規に採用したルーフィングは耐用年数30年以上のニューライナールーフィングです。
ルーフィングシートについて詳しくはこちら

ルーフィングを張り終わったら金属屋根工事が始まります。

まずはじめに役物という金属部材を取り付けていきます。

写真に映るのは谷樋板金です。屋根の谷になっている部分に使う役物で、谷は雨が集中して流れる箇所なので施工には注意が必要です。

谷樋板金には基本的に穴を開けてはいけません、水が流れる部分なので穴があるとそこから雨漏りしてしまうからです。
今回の施工では吊り子をもちいて板金の外側にビスを打って留めています。

役物の次に屋根本体を張っていきます。

今回、新規の屋根材に採用したのはアイジー工業のスパーガルテクトのモスグリーンです。

色は６色から選ぶことができます。

色によっても遮熱効果が変わってきますが、スーパーガルテクトはすべての色に遮熱塗装が施されているうえに断熱材も一体となっているので、お客様のお好みの色を、お選びいただいて問題ありません。
スーパーガルテクトについて

本体を張り終えたら棟を作ります。

新築時の棟板金の寿命は約15年、長くても25年程です。
工事前の屋根も杉の貫板に棟板金を固定していましたが、貫板は腐食していて釘も抜けている状態で棟板金が正常に固定されていませんでした。

新規の屋根はテイガクオリジナル商品のアルミ貫板を使って棟板金を施工しました。
留め具も釘ではなくパッキン付きのビスを使っています。これで40年以上は棟板金の心配をしなくて済みます。

最後に棟板金を被せて屋根、葺き替え工事が完成です。

ボロボロだったカラーベストの屋根が新築同様の金属屋根に生まれ変わりました。

外観の美しさはもちろんのこと、断熱材が入っているため室内も以前と比べて過ごしやすくなっています。

スーパーガルテクトはデザイン性、機能性、耐久性どれをとっても高品質な商品で、数ある金属屋根商品の中でもこれ以上に良い商品はありません。

屋根工事をお考えのお客様はぜひご検討してみてください。