【2025年】金属サイディングのリフォーム費用と相場-外壁工事単価表

屋根リフォーム費用と相場 屋根リフォーム費用と相場

テイガクでは金属サイディング工事を得意とする建築板金工事会社です。
このページでは金属サイディングのリフォームにかかる費用を
単価別に細かくホームページで公開します。
「金属サイディング工事の適正価格はいくらなのか?」
そのようなお客様のご要望にお応えいたします。

テイガクの最新工事価格:2025年1月6日改定
こちらのページの価格が最新価格です。他ページで示す価格更新が間に合っていない場合がございます。)
工事単価は外壁面積100㎡以上の単価となります。

金属サイディングについて

外壁リフォームの種類

外壁リフォームは「外壁塗装」と「外壁カバー工法」、「外壁張り替え」の3つに分類できます。
このページでは「外壁カバー工法」でかかる費用を詳しく解説します。

外壁塗装
シリコン塗装50~60万円、フッ素塗装60~70万円
外壁塗装
メリット:他の工事と比べてコスト抑制ができる
デメリット:10~15年で再塗装が必要
外壁カバー工法
ガルバリウム鋼板170〜200万円、アルミサイディング200~230万円
外壁カバー工法
メリット:外壁の印象が大幅に変わる
デメリット:塗装工事よりは高コスト
外壁張り替え
窯業サイディング230万円〜250万円、ガルバリウム鋼板250〜290万円
外壁張り替え
メリット:下地の劣化や構造の問題まで解決できる
デメリット:3つの工法の中で最も高額で時間がかかる

外壁カバー工法の工事工程

1付帯部脱着、2付帯部塗装
3外壁補修、4透明防水シート張り
5胴縁取り付け、6金属サイディング張り
7役物取り付けとシーリング打設、8完成

金属サイディング工事の単価表

1.足場組立

工事項目 単 価
壁面足場(メッシュ養生シート含む) 750円/㎡
(税込825円)
参考記事:足場工事の相場と単価について

2.外壁設備の取り外しと取り付け

工事項目 単 価
外壁設備脱着 400円/㎡
(税込440円)

3.外壁補修

工事項目 単 価
シーリング補修 40,000円/式
(税込44,000円)
シーリング全体増し打ち ※1 600円/㎡
(税込660円)
下地調整(不陸調整)※2 500円/㎡
(税込550円)
※1 窯業サイディングの場合は、既存シーリングの上にシーリングを新たに増し打ち(色は弊社指定)
※2 外壁面に歪みがある場合は、外壁面を平滑にする調整作業が必要

4.透湿防水シート

工事項目 単 価
一般タイプ 1,100円/㎡
(税込1,210円)
遮熱タイプ 1,400円/㎡
(税込1,540円)

透湿防水シートの必要性について

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「雨漏りが生じている外壁」や「13mm厚以下の窯業サイディング」は、透湿防水シート貼りを推奨しています。

5.胴縁下地取り付け

工事項目 単 価
樹脂胴縁(ビス打ち) 1,600円/㎡
(税込1,760円)
木胴縁(ビス打ち) 1,100円/㎡
(税込1,100円)

6.役物取り付け(施工費含)

工事項目 単 価
標準役物(ガルバ) 1,300円/㎡
(税込1,430円)
標準役物(アルミ) 1,500円/㎡
(税込1,650円)
※通し出隅・ジョイント見切り・窓枠軒天見切り・スターターの材料と工事価格

7-1.ガルバサイディング張り(施工費含)

工事項目 単 価
スタッコ調/横張 6,500円/㎡
(税込7,150円)
デザイン柄/横張 7,500円/㎡
(税込8,250円)
シンプル柄/縦張 8,800円/㎡
(税込9,680円)
フッ素/シンプル柄/縦張 9,200円/㎡
(税込10,120円)
インクジェット無機/デザイン柄/横張 9,500円/㎡
(税込10,450円)
※材料価格と職人張り付け手間の合算価格

「横張り」と「縦張り」で金額が異なる理由は?

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横張りはサイディングを横方向に施工するため、張りやすくかつ建物の幅に合わせて効率よくカットできます。
職人さん労務費を抑えられ、材料の無駄が抑えられるため、縦張りに比べると工事用が割安です。

7-2.アルミサイディング張り(施工費含)

工事項目 単 価
スタッコ柄/横張 6,800円/㎡
(税込7,480円)
フッ素/デザイン柄/横張 8,800円/㎡
(税込9,680円)
インクジェット/無機/デザイン柄/横張 11,000円/㎡
(税込12,100円)
※材料価格と職人張り付け手間の合算価格

8.付帯塗装

工事項目 単 価
破風板・軒天・庇・戸袋等 160,000円/式
(税込176,000円)
※溶剤系シリコン塗料を用いたパッケージ価格

金属サイディング工事の付帯部塗装について

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金属サイディングの付帯部塗装工事は、外壁全体の塗装工事とは異なる必要最小限の簡易塗装です。
高圧洗浄や養生、ケレン等の作業は省略いたしております。
既存付帯物にそのまま塗装を重ねる仕上げとなるため、極小の塵が付着した状態での仕上げとなることがございます。
また、養生も省略しているため、多少の塗料の付着が避けられない場合がございます。
塗料の付着は、塗料の除去もしくはタッチアップ補修による処置となります。
塗装仕上げの品質にご不安がある方は、高圧洗浄や養生、ケレンを伴う塗装工事をお求めください。

9.仕上げシーリング

工事項目 単 価
仕上げシーリング 500円/㎡
(税込550円)
※溶剤系シリコン塗料を用いたパッケージ価格となります。

10.雨どいの交換(オプション工事)

工事項目 単 価
雨どい交換(縦丸どい/処分費含/集水器共) 2,600円/m
(税込2,860円)
雨どい交換(横軒角どい/処分費含) 3,400円/m
(税込3,740円)
エアコンダクトカバー交換 2,000円/m
(税込2,200円)
※雨どいは鉄芯入りのパナソニックのPCシリーズを使用します

11.オプション工事

工事項目 単価
サイディング2色張り分け 40,000円/色
(税込44,000円)
段キャップ変更 3,000円/m
(税込3,300円)
段出隅変更 4,000円/m
(税込4,400円)
通気土台水切り変更 1,000円/m
(税込1,100円)
通気軒天見切り変更 1,000円/m
(税込1,100円)
窓下及びバルコニー笠木アルミ水切り変更 1,000円/m
(税込1,100円)
破風板板金巻き 3,500円/m
(税込3,850円)
出窓入隅出隅加工 10,000円/箇所
(税込11,000円)
玄関柱巻き加工 10,000円/本
(税込11,000円)
※ 参考動画:段キャップ(段出隅)とは?
※ 参考動画:通気水切りとは?

11.諸経費とお値引き

工事項目 単 価
資材搬入搬出費 30,000円
(税込33,000円)
管理諸経費
(廃材処分費共)
工事合計金額の6%
オールメタル割引
(金属屋根工事同時施工)
お問い合わせください
面積ディスカウント
(200㎡以上)
お問い合わせください

金属サイディングのリフォームの相場

外壁カバー工法をおこなった時の相場は?

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テイガクの外壁カバー工法(ガルバリウム鋼板)の平均工事価格は約200万円です。アルミサイディングの場合は約230万円です。

外壁カバー工法の相場早見表

工事項目 相場
ガルバリウム鋼板

最安値商品/横張り
170~200万円
ガルバリウム鋼板

スタンダード品/横張り
190~220万円
ガルバリウム鋼板

スタンダード品/縦張り
210~240万円
ガルバリウム鋼板

インクジェット商品/横張り
230~260万円
アルミサイディング

最安値商品/横張り
200~230万円
アルミサイディング

スタンダード品/横張り
230~260万円
アルミサイディング

インクジェット商品/横張り
250~290万円
※4人家族が生活する平均的な住宅を想定(建坪25坪・4LDK)

足場組立費用

工事項目 相場
壁面足場 20万円

外壁カバー工法の見積書例

1.ガルバリウム鋼板のスタンダード商品でカバー工法

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単色のレンガや石調のデザインの商品が一番人気です。

工事項目 工事内容
既存外壁 モルタル
金属サイディングの張り方 横張り
金属サイディングの商品名 コルモロック/ニチハ
工事項目 単価 面積/長さ 小計税抜
仮説工事
足場工事 750円/㎡ 270㎡ 202,000円
外壁下地工事
外壁設備脱着 400円/㎡ 140㎡ 56,000円
シーリング補修 40,000円 1式 40,000円
樹脂胴縁取付 1,300円/m 140㎡ 182,000円
標準役物取り付け 1,300円/m 140㎡ 182,000円
仕上げシーリング 500円/㎡ 150㎡ 75,000円
外壁本体工事
ニチハ/コルモロック 7,500円/㎡ 140㎡ 1,05,000円
付帯塗装 160,000円/式 1式 160,000円
諸経費
資材搬入搬出費 1式 30,000円
管理諸経費 6% 116,850円
消費税 209,435円
端数調整 -785円
屋根リフォーム費用合計(参考価格) 2,239,000円

2.ガルバリウム鋼板の縦張り商品でカバー工法

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外壁カバー工法は縦張りか横張りかで金額が変わります。
外壁工事は縦張りの方が工事価格が高くなります。

工事項目 工事内容
既存外壁材 窯業サイディング
外壁材の張り方 縦張り
金属サイディングの商品名 ガルスパン
工事項目 単価 面積/長さ 小計税抜
仮説工事
足場工事 750円/㎡ 270㎡ 202,500円
外壁下地工事
外壁設備脱着 400円/㎡ 150㎡ 60,000円
シーリング全体増し打ち 600円/㎡ 150㎡ 90,000円
樹脂胴縁取付 1,300円/m 150㎡ 195,000円
標準役物取り付け 1,300円/m 150㎡ 195,000円
仕上げシーリング 500円/㎡ 150㎡ 75,000円
外壁本体工事
アイジー工業/ガルスパン 8,800円/㎡ 150㎡ 1,320,000円
付帯塗装 160,000円/式 1式 160,000円
諸経費
資材搬入搬出費 1式 30,000円
管理諸経費 6% 137,850円
消費税 246,535円
端数調整 -885円
屋根リフォーム費用合計(参考価格) 2,711,000円

3.インクジェットのアルミサイディングでカバー工法

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アルミサイディングのインクジェット商品は金属サイディングの中で最も高価格・高品質商品です。

工事項目 工事内容
既存外壁材 窯業サイディング
外壁材の張り方 横張り
金属サイディングの商品名 シャインウォール
金属サイディングの塗膜 インクジェット
工事項目 単価 面積/長さ 小計税抜
仮説工事
足場工事 750円/㎡ 270㎡ 202,500円
外壁下地工事
外壁設備脱着 400円/㎡ 150㎡ 60,000円
シーリング補修 40,000円 1式 40,000円
樹脂胴縁取付 1,300円/m 150㎡ 195,000円
標準役物取り付け 1,500円/m 150㎡ 225,000円
仕上げシーリング 500円/㎡ 150㎡ 75,000円
外壁本体工事
YKKAP/シャインウォールS1 11,000円/㎡ 150㎡ 1,650,000円
付帯塗装 160,000円/式 1式 160,000円
諸経費
資材搬入搬出費 1式 30,000円
管理諸経費 6% 156,450円
消費税 279,395円
端数調整 -345円
屋根リフォーム費用合計(参考価格) 3,073,000円

塗装とカバー工法どちらが良いか?

外壁塗装の2.5~3倍の工事価格

外壁カバー工法の費用は、外壁塗装のおよそ2.5~3倍の費用がかかります。
コロナ前までは2.5倍前後でしたが、金属製品の度重なる値上げのため、外壁塗装との工事価格の差がかなり開いています。

その一方で、外壁カバー工法は一度の工事で30年以上の耐久性維持が期待できる工事です。
その他、断熱性やデザイン性にも優れています。
最近では旭トステムの商品のように、耐震性の向上が図れる金属サイディングの工法も登場しています。
満足度で評価すると、外壁塗装よりもはるかに上回る感動が外壁カバー工法では得られます。

外壁工事別の価格比較

外壁カバー工法 外壁塗装+シーリング 外壁張り替え
約200万円 約80万円 約280万円

アイコン 塗装会社は外壁カバー工法に否定的?

金属サイディングの工事は、限られた会社(建築板金工事会社)でしか施工ができない工事です。
専門性が高いため、工事の提案ができないリフォーム会社が多いです。
特に塗装会社は金属サイディングを用いた外壁カバー工法のニーズが増えてしまうと、塗装の仕事が無くなってしまいます。
死活問題になるため、金属サイディングに対して否定的な意見を述べる会社が多い傾向があります。

外壁リフォームの推奨スケジュール

テイガクがおすすめしたい考えは「20~25年の間何もおこなわずに、20~25年のタイミングで外壁カバー工法」をおこなうという考えです。
最近の外壁は20年以上何もしなくても外壁機能は維持できるはずです。
20年以上経過して外壁がいよいよダメになってきたと感じられるタイミングで外壁カバー工法をおこなうことをおすすめします。
外壁塗装にかける費用をかけることなく「一度の外壁リフォームで一生の安心」が得られます。

金属サイディングの工事費用を安くするには?

建築板金工事会社に直接依頼

テイガク大阪中央工事センター
テイガクの大阪中央工事センターの倉庫

金属サイディングを用いる工事の担い手は、建築板金工事会社です。
建築板金工職人が金属サイディングを仕上げます。
言うまでもないことですが、金属サイディングを用いた外壁カバー工法は、建築板金工事会社に直接依頼をすることが望ましいです。
資材を保管する施設が整っているかで、本当に金属サイディングの工事を行う会社かどうか、見極めることができます。

建築板金工事会社の見つけ方

建築板金とは?

相見積もりをおこなう

高い金額の工事だからこそ、1社だけで工事会社を決めてはいけません。
最低でも2社以上から見積書を入手しましょう。
「今週中に契約するように」といって契約を急かす業者は、自社のサービスに自信がないことを自ら表明しているようなものです。
「モデル工事なので格安工事」や「省エネ基準に適合していない断熱リフォーム」「金利が低いリフォームローン」などの切り口で実際は高額な工事を推し進めるリフォーム業者が少なくありません。

新商品での工事をすすめる業者

知っておきたい工事のポイント

これから金属サイディングによるリフォームを控えている人に、優先的に抑えて欲しいポイントを3点取り上げます。

1:フッ素鋼板を用いる

フッ素塗膜の金属サイディング
塗装のメンテナンスが不要

金属サイディングの塗膜は主に「ポリエステル」と「フッ素」の2種類に分けられます。
金属サイディングの塗膜は、できればフッ素塗膜(もしくはそれ以上のグレード)が望ましいです。
テイガクの過去の実例からもフッ素は30年が過ぎても大きく色あせしないことが証明されています。
塗装によるメンテナンス費用を抑えることができます。

フッ素鋼板の商品数が少ない理由

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フッ素の原材料を生成するには、温室効果ガスが発生します。
地球温暖化抑制の背景から、建材に用いるフッ素の供給量が制限されるように至っています。
コロナ前、ほとんどの金属サイディングの商品がフッ素鋼板でした。
しかし、現在は、多くの商品が従前のポリエステルに置き換えられています。
将来的にフッ素鋼板は無くなってしまう可能性があるため、これから金属サイディングの工事を行う予定がある人は、フッ素鋼板の商品を優先的に検討することをおすすめします。

フッ素鋼板は傷が付きやすい

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フッ素鋼板は傷が付きやすいです。
正しくは、傷が目立ちやすいです。
金属サイディングの工事は職人さんが現場で切り張りする工事であるため、左の画像が示すような傷や凹みは付き物です。
車のボディような全く傷がない状態で引き渡しをすることは不可能であることを理解したうえで、契約に臨んでください。

2:20年以上経過した外壁は透湿防水シート貼りを検討

防水シート
築後20年経過した外壁は透湿防水シート貼りを検討

おおよそ2000年前半に製造された12㎜と13㎜厚のサイディングは厚みがなく、変形しやすいです。
経年と共に窯業サイディングが歪んでしまう可能性があります。
そのため、築後20年以上が経過した外壁で外壁カバー工法をおこなう場合は、透湿防水シートを貼ることをおすすめします。

3:ドアや窓、照明器具の取り換えも検討する

金属サイディングで照明器具を取り替え
照明器具やスマートフォン対応開閉式ドアの工事も検討

金属サイディングを張ってしまうと外壁付帯物や開口部の交換がしづらくなります。
せっかく外壁が新しくなるので、外壁付帯物が開口部も工事前に交換することをおすすめします。

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金属サイディング(外壁カバー工法)の施工方法と工事日数
この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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