優れた外壁材を決定する要素は複数ありますが、最も重視される要素は「外壁機能の維持」です。
外壁に不具合が生じず、長く安心して過ごすことができるかどうかが最も重要です。
今回ご紹介する長尺の縦張りガルバリウム鋼板のサイディングは最も優れた外壁材であると評価できます。
【外壁材選び】最も優れている外壁材が長尺縦張り金属サイディングである理由
金属サイディングの種類
ガルバリウム鋼板とその他の金属
金属サイディングはその名の通り、金属製の外壁パネルのことです。
金属はガルバリウム鋼板やアルミ、エスジーエル鋼板などがあります。
現在、コストパフォーマンスに優れたガルバリウム鋼板が市場を占有しており、金属サイディングの9割以上はガルバリウム鋼板製品です。
縦張りと横張り
金属サイディングはサイディングを縦方向に張る「縦張り」と横方向に張る「横張り」の2つに分けられます。
基本的に金属サイディングは施工性に優れた横方向に張ることが多いです。
しかし、デザイン性がに優れている「縦張り」の金属サイディングの人気が高まっています。
施工性や工事価格において、横張りは縦張りよりも優れていると評価されています。
しかし、今回紹介する長尺の縦張りは、横張だけではなく外壁材全ての中で最も優れていると筆者は評価しています。
金属サイディングの長さ
金属サイディングは、メーカーが工場で生産した商品を現場に運び出して張ります。
施工を担うのは板金工事会社です。
もちろん、製造品は規格化されており、サイズも一定です。
金属サイディングの長さは10尺(約3m)もしくは12.5尺(約4m)が一般的です。
言うまでもないことですが、外壁の横幅や縦幅は金属サイディングの製品よりも長いため、継ぎ目が生じます。
金属サイディングの継ぎ目の部分には、「見切縁」とよばれる板金部材を取り付けます。
そのため、規格品の金属サイディングを用いた場合、外壁に見切縁のジョイント部材が垂直もしくは水平に取り付けられるかたちになります。
見切縁
横張りの場合は縦方向に、縦張りの場合は横方向に見切縁が取り付けられます。
ちなみに、窯業サイディングの場合は、シーリングが打たれます。
見切縁はシーリングよりは止水性は高いです。
継ぎ目の処置の仕方が違うことが金属サイディングが窯業サイディングより優れている理由のひとつです。
長尺サイズのガルバリウム鋼板の外壁
金属サイディングは特別に6mの長さまで製造することができます。
窯業サイディングは重さがあるため、3m以上のサイズの製造ができません。
サイズ | 長さ |
---|---|
規格品のサイズ | 3~4m |
受注生産品のサイズ | 5~6m |
長尺仕様(ちょうじゃくしよう)と私たちはよんでいます。
2階建ての建物で縦張りで金属サイディングを張ると、1枚で建物の一番下から一番上まで張り上げることができます。
つまり、継ぎ目の見切縁が不要になります。
継ぎ目が無くなることで様々なメリットがあります。
長尺サイズのメリット
雨漏りしにくくなる
窯業サイディングやALC、プレキャストコンクリートは、外壁の継ぎ目にシーリングを用います。
窯業サイディングでは平均で100m、ALCやプレキャストコンクリートでは250mの継ぎ目が発生します。
長尺の縦張りの金属サイディングを用いると、外壁と外壁の継ぎ目が全くなくなります。
外壁の継ぎ目は外壁の弱点であるため、継ぎ目がなくなることで外壁機能は大幅に向上します。
外壁の仕上げ方としては、まさに理想的な仕上げ方です。
美しい仕上がりになる
継ぎ目がなくなるため、よりシャープですっきりとした印象の外壁になります。
モダンな縦張り金属サイディングではぴったりのデザインです。
長尺サイズのデメリット
商品価格が高い
受注商品になるため、外壁材の価格が割高になります。
運搬費が高くなる
6mのサイズであるため、大型トラックで運搬することになります。
運搬費が別途かかります。
施工費が高くなる
6mのサイズを張り上げるには、3人は現場に必要です。
作業性が悪い外壁であると評することもできます。
施工ができな場合がある
建物の周囲環境や前面道路の幅によって、施工ができない場合があります。
ガルバリウム鋼板の外壁の工事はテイガクで
ガルバリウム鋼板の外壁の工事はテイガクにお任せください。
テイガクは創業から23年、金属サイディングの工事を専門にしてきた施工会社です。
材料の用意から職人さんの手配、施工管理にいたるパッケージ形式で工事をお客様へご提供します。
今回ご紹介した長尺の金属サイディングの工事も実績があります。
長尺の金属サイディングは費用がかかっても検討する価値がある外壁材です。
金属サイディングのリフォームにご興味がある人は、テイガクにお尋ねください。
お見積もりまでは無料で承っております。