パミールを『葺き替え』する時に注意したい3つのこと

全記事 一覧 | 2018.02.26

このページでわかること

  • パミールを葺き替えるメリットとデメリットがわかります
  • パミールを葺き替る時に使うおすすめ屋根材がわかります
  • パミールを葺き替えるときの注意点がわかります

ニチハから過去に販売されていた屋根、パミールの葺き替え工事についてご案内します。
定額屋根修理はパミールの葺き替え工事では金属屋根材をお勧めしています。
その理由もこちらの記事でご案内します。
パーミール全般の詳しい内容はこちら

パミールの葺き替え お勧め度

  おすすめ度 理由
金属屋根 メーカー保証あり・耐久性が高い
コロニアル メーカー保証なし・金属より耐久性が劣る
ルーガ メーカー保証なし・耐久性が高い

25年の穴あきメーカー保証があるガルバリウム鋼板屋根への葺き替えをお勧めします。

1.不具合の多い屋根材 パミール

パミールはニチハ株式会社が過去に取り扱っていた軽量スレート屋根材です。
パミール全般について詳しい情報はこちら
不具合報告が多い屋根材としてよく知られています。
代表的な不具合は「層間剥離」と「屋根材の落下」です。

消費者生活センターは「屋根材の落下」を問題視しており、2012年にパミールはリコールされています。
消費者庁 リコールサイト ニチハ「屋根材付属釘」 
屋根材の落下について、ニチハは釘のメッキ層に問題があるとの見解を示しています。
しかし、釘メーカーは責任の所在を明確にはしていません。
弊社が調べた限りでは、結論がはっきり出ていないようです。
現在、係争中の能性が高いです。

言うまでもないことですが、「屋根材が落下しやすい事実」は大惨事になるリスクが常に孕んでいるということです。
そのため、パミールにはできる限り早期の対策が望まれます。
不具合の多い屋根材 パミール

2.パミールの塗装について

軽量スレートに塗装することは意味がありません。
これは全ての軽量スレートに共通することです。
塗装はあくまでも美観の維持です。
基材が脆弱であるパミールは尚更塗装の必要性がありません。

中にはパミールへの塗装をおこなう塗装屋さんが存在します。
以下の画像は5年前に塗装をおこなったばかりのパミールです。
これは「パミールの知識がない」もしくは「塗装の工事契約を受注したい」塗装屋さんです。
決してパミールは塗装によるリフォームを行わないでください。
パミールの塗装は無意味

3.パミールの改修方法

パミールの改修方法2つだけです。
カバー工法もしくは葺き替えです。

3-1.カバー工法

カバー工法は工期と工事費用を抑えて施工することができるため、パミールで最も多く行われる工事方法です。
ニチハもパミールはカバー工法によるリフォームを勧めます。

3-2.葺き替え

葺き替えはパミールを剥がして新しい屋根材を張る工事方法です。
張り替える屋根材は金属屋根かコロニアル(軽量スレート)が多いです。
弊社ではパミールの葺き替えでは金属屋根の利用をお勧めしています。

パミールの改修方法 工事前パミールの改修方法 工事後

4.パミール葺き替えのメリット

4-1.屋根の重さが軽くなる

カバー工法は既存の屋根に金属屋根を重ねるので、屋根の総重量が重くなります。
葺き替えは現在の重さよりも軽くなります。(金属屋根を使用する場合に限る)

4-2.野地板を新しくなる

野地板は屋根材同様、年月の経過とともに劣化します。
特に軽量スレート屋根の場合、屋根材が直張りとなるため、結露による影響が受けやすいです。
パミールの葺き替え時は野地板を交換、もしくは増し張りすることで野地板も新しくしましょう。

4-3.心理的な安心感がある

苔が発生し、ボロボロに層間剥離を起こし、水分を含んだパミールをそのままにしておくのは、決して気分がよくありません。
パミールを撤去して葺き替えることは安心感が得られます。

4-4.見えない屋根の不具合箇所が発見できる

屋根を剥がしてからはじめて気がつく不具合があります。
その他、剥がさなければ補修が成し得ない不具合もあります。

5.パミール葺き替えのデメリット

5-1.費用がかかる

直接パミールに下葺き材を張る「直接下葺き材張りカバー工法」にくらべて1.5倍ほど工事費用が高くなります。
剥がす手間や処分費などの費用が発生します。

5-2.工期が長くなる

カバー工法にくらべて4、5日余分に工事期間が長くなります。

5-3.構造材に負荷がかかる

パミールや野地板を剥がした場合、屋根の構造材である垂木などにも負荷を与えることになります。
屋根の改修に手を加え過ぎると逆効果になるリスクがあります。

6.パミールは結局、葺き替えとカバーどっちがいい?

6-1.基本的にはカバー工法で十分です

パミールの劣化が進行し、既存屋根の下地にまで影響を及ぼしていない限り、カバー工法によるリフォームで十分です。
もちろん、ご予算に余裕のある方は葺き替えを選択してください。
葺き替えをしきりに勧める業者様は瓦屋根専門の業者が多い傾向があります。
理由は金属屋根葺き工事が得意ではないからです。
そのため、葺き替えでは軽量スレートへの葺き替えを勧める傾向があります。
定額屋根修理では金属屋根をお勧めします。
瓦屋根工事と金属屋根工事の違いはこちら

6-2.なぜ葺き替えでは金属屋根がいいのか?

金属屋根は「メーカー保証が付く」「耐久性が高い」「断熱性が高い」「メンテナンス性が高い」「軽い」点でコロニアルを凌駕しています。
軽量スレート最大手のケイミューも2017年に金属屋根の取り扱いを開始しました。
競合する製品を扱うメーカーが競合品を取り扱うようになったことは金属屋根が優れていることの証明になり、屋根材市場にインパクトを与えることになりました。
ニチハからアスファルトシングルのアルマを勧められることがありますが、アスファルトシングルとくらべても金属屋根の方が断然お勧めです。

パミールは結局、葺き替えとカバーどっちがいい?

7.葺き替え時の注意したい3つのこと

7-1.野地板は新しいもを張りましょう

施工後10数年の戸建て住宅であれば、既存の野地板を再利用することができます。
しかし、野地板にも耐用年数があるため、新しく張り替える屋根材と歩調をあわせる必要があります。
今回の屋根リフォームに合わせて新しい野地板を張り直しましょう。

7-2.下葺き材はハイグレード商品にしましょう

新築住宅を建てる時、下葺き材の種類にこだわるハウスメーカーや工務店、施主様が少ないです。
しかし、下葺き材は最終的に雨漏りを防いでくれる大切な防水シートであり、コストパフォーマンスがとても高い建材です。
㎡単価数百円で耐久性能が大きく向上します。
できる限りハイグレード製品をつかってください。

7-3.屋根もハイグレード商品にしょうましょう

屋根は金属屋根がお勧めです。
一概に金属屋根といってもたくさんの種類があります。
もちろん予算に応じて使用する屋根材を決めることになりますが、ご予算のある施主様はフッ素塗膜のメーカー品をお勧めします。
定額屋根修理では「スーパーガルテクト フッ素」をお勧めすることが多いです。

8.パミールの葺き替えの費用

定額屋根修理のパミールの葺き替え費用は「屋根リフォーム価格表」を参考にしてください。
見積もり内の工事項目は必ず「定額設定料金以下」になります。
定額屋根修理だからできる安心の定額料金サービスです。

パミールの葺き替え工事は施工実績が豊富な定額屋根修理にお任せください
お見積は無料です。

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