【決定版】工場・倉庫の屋根断熱・暑さ対策ガイド|屋根を冷やす8つの方法

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倉庫・工場が暑い主な10の理由

暑い倉庫の中

工場・倉庫が暑くなるのには理由があります。
以下の内容は、工場・倉庫が暑くなる主な理由です。

倉庫・工場が暑い理由

1 金属製折板屋根 高い熱伝導率で日射熱を即座に室内へ伝達
2 断熱層なし 断熱材が無い/薄い
3 遮熱性不足 赤外線反射率の低い塗膜・素材
4 屋根色が暗色 日射吸収率が高い
5 設備排熱 溶接・乾燥炉等の高温機器
6 高い天井高 熱気滞留、棟換気の不足
7 換気部材性能不足 屋根換気棟が無い/小さい
8 旧式照明 水銀灯・蛍光灯が発熱源
9 蓄熱する床 コンクリートに蓄熱、夜間放熱
10 外構に日陰なし 直射日光で外壁温度上昇

真夏の倉庫や工場内は、室温が40℃を超えることも珍しくありません。
その暑さは熱中症のリスクを高めるだけでなく、機械の故障率上昇、従業員の生産性やモチベーション低下、さらには電気代の増加にも直結します。
また、近年の日本の気候は、明らかに暑さが厳しくなっています。
今後も倉庫や工場における暑さ対策の重要性は、ますます高まることになるでしょう。
倉庫や工場が暑くなる原因は複数ありますが、中でも最も影響が大きいのは「屋根からの熱の流入」です。
そこで本ページでは、「倉庫や工場の屋根断熱」をテーマに、現場環境の改善に本当に効果的な8つの対策を、費用対効果も含めて徹底解説いたします。

倉庫や工場の屋根の暑さ対策をする6つのメリット

倉庫や工場の屋根の暑さ対策には、以下のようなメリットがあります。

  • 室内環境が改善される(快適性・作業効率向上)

  • 熱中症リスクが軽減される

  • 電力・空調コストが削減される

  • 機械や設備の故障を防げる

  • 建物寿命が延びる

  • 従業員からの評価が上がる

折板屋根・波型スレートの構造と弱点

波型スレート
折板屋根

倉庫や工場の屋根から熱が流入する理由を探る前に、屋根の構造について理解を深めておきましょう。
倉庫や工場の屋根は主に「波型スレート」と「折板屋根」の2種類です。
そして、倉庫や工場の屋根の骨組みの多くは鉄骨が採用されています。
C型鋼(リップ溝形鋼)とよばれる断面がコの字型の鉄骨部材で屋根が組み立てられています。
鉄骨の鋼材の上に屋根材(波型スレートや折板屋根)が乗っかって、張り付けされています。

波スレートと折板屋根比較

屋根材 価格 耐久性 雨漏リスク 重量 施工性
波型スレート
折板屋根

波型スレートの構造

波型スレートの構造

波型スレートは、断面が波型をしたセメントを主成分とする屋根材です。
一般的な長さは6尺(1.82m)から8尺(2.42m)で、施工の際には波型スレート同士を上下方向に重ね合わせながら張っていきます。
2004年までの波型スレートにはアスベストが含まれていましたが、発がん性が指摘されたことから現在は製造・使用されていません。
波型スレートを取り付ける際には、「フックボルト」と呼ばれる特殊な金具を使い、屋根下地に設置したC型鋼に引っ掛けて固定します。
また、波型スレートは屋根だけではなく、外壁にも使用されることがあります。
かつては倉庫や工場の多くに採用されていましたが、現在はアスベスト問題のほか、耐久性の低さ、破損時に粉塵が発生するリスクなどが指摘され、ガルバリウム鋼板製の折板屋根に取って代わられています。

波型スレートについて詳しくはこちら

波型スレート屋根とは?アスベスト含有の見分け方と寿命について

折板屋根の構造

折板屋根の構造

折板屋根(せっぱんやね)は、金属製の屋根材の一種で、断面が山型になっているのが特徴です。
素材にはガルバリウム鋼板が一般的に使用されています。
折板屋根は棟(屋根の頂部)から軒先までを一枚で仕上げることが多く、波型スレートと異なり屋根材同士の継ぎ目がないため、雨漏りのリスクが非常に低いことがメリットです。
施工では、鉄骨の下地に「タイトフレーム」と呼ばれる折板屋根の断面と同じ形状をした下地材を取り付け、その上に折板屋根を重ねて張り上げて固定します。
固定方法には、屋根材に直接ビスを打ち付けて留める方法と、屋根材同士を噛み合わせて「ハゼ」と呼ばれる継ぎ目を作る方法があります。
また、超大型の倉庫や工場など、長い折板屋根をトラックなどの車両で搬送できないケースでは、現場で鋼板コイルから成型加工した折板屋根をクレーンを用いて屋根上に吊り上げて施工します。
このため、敷地の周囲には十分な作業スペースが必要になります。

折板屋根について詳しくはこちら

折板屋根(せっぱんやね)とは?

インシュレーション工法

最近の折板屋根工事では、「インシュレーション工法」が主流となっています。
インシュレーション工法とは、上下2枚の折板屋根の間にグラスウールなどの断熱材を敷き詰めて施工する工法です。
イメージとしては、2枚の折板屋根の間に断熱材をサンドイッチ状に挟み込んだ構造となります。
金属屋根は真夏の日差しを直接受けると非常に高温になり、室内への熱の流入が非常に大きいです。
あらかじめ断熱材を充填したインシュレーション工法を選択することで、長期的に良好な作業環境の維持、光熱費抑制を図ることができます。

折板屋根によるカバー工法

テイガクによる屋根カバー工法の様子

波型スレートや折板屋根は経年劣化による寿命があり、築後20年~30年を超えると雨漏りが発生するリスクが高まります
屋根の根本的な改修方法としては、既存の波型スレートや折板屋根の上から新しい折板屋根を重ねる「カバー工法」がよく採用されています。
このカバー工法では、新旧屋根の間にグラスウールなどの断熱材を敷き詰めることで、屋根の改修と同時に建物全体の断熱性能を向上させることができます。

屋根の断熱性向上や暑さ対策8選

ここからは、屋根の断熱性を向上させる具体的な対策を8つ紹介します。

1.断熱材敷設

おすすめ度 ★★★
効果 ★★★
費用
費用は屋根カバー工法を含む
断熱材敷設

工場・倉庫の屋根に断熱材敷設する工事は、最も効果的な断熱性能向上対策です。
インシュレーション工法を改修時に取り入れることで劇的に屋根からの熱の流入を抑えることができます。
インシュレーション工法は、古い波型スレートや折板屋根の上にグラスウールなどの断熱材を敷いたうえで新たに折板屋根を被せる施工方法です。

2.遮熱塗料で屋根を塗装

おすすめ度
効果
費用 ★★★
費用は屋根カバー工法を含む

屋根の表面に遮熱塗料を塗布することで、太陽光を効果的に反射し、屋根材が熱を吸収することを抑制できます。
その結果、建物内部への熱の流入が低減されます。
遮熱塗料の効果は、日本産業規格(JIS K 5675)においても規定されており、性能が明確に認められています。

明るい色で屋根を塗装する方が重要

遮熱成分を配合した屋根用塗料を塗布するよりも明るい色で屋根を塗装することの方が遮熱効果において重要です。
ブラック系の塗料よりも、ホワイトやライトブルー、シルバーといった明るい色のほうが太陽光を多く反射し、熱の吸収を大幅に抑えます。
実際、倉庫や工場の屋根や外壁にはホワイトなどの明るい色が多く採用されています。
例えば、日本ペイントの高日射反射率塗料では、色によって以下のような反射率の違いがあります。

日本ペイント・カラー別全日射反射率

カラー系統 全日射反射率
シルバー 61.0%
ホワイト 91.0%
ライトブルー 60.5%
ブラウン 33.1%〜61.9%
ブラック 28.4%
シルバーが一番、反射率が高い

このように色の違いによって遮熱効果が大きく変わるため、屋根塗装をする際は、色選びを特に重視してください。

3.屋根換気設備の増設

おすすめ度 ★★
効果 ★★
費用
費用は屋根カバー工法を含む
ベンチレーター

屋根に換気設備を増設することもおすすめの暑さ対策です。
倉庫や工場の屋根の最上部には、「ベンチレーター」や「ルーフファン」と呼ばれる換気設備がよく取り付けられています。
これらの換気設備には、自然換気式のタイプ電力を用いた機械式換気のタイプがあります。
暖かい空気は上昇する性質があるため、屋根の頂上付近に換気口を設けることで、建物内に滞留した熱気を効率よく外部へ排出できます。
なお、ベンチレーターの設置工事は屋根に穴を開けるため、雨仕舞(あまじまい)処理が不可欠です。
施工には建築板金の専門技術が求められるため、テイガクのような建築板金工事に精通した専門業者への依頼が必要です。

4.太陽光パネル設置

おすすめ度 ★★★
効果 ★★
費用
費用は屋根カバー工法を含む

屋根の上に太陽光パネルを設置すると、パネルが屋根材を覆って日陰を作るため、屋根自体の熱の吸収を抑えることができます。
また、パネルと屋根の間に設けられた通気層によって、さらに熱の流入が低減される効果があります。
これにより建物内が涼しくなるだけでなく、発電による電力の確保も可能になるため、まさに一石二鳥、三鳥の効果が期待できます。
ただし、築年数の古い屋根の上に太陽光パネルを取り付けると、その後の屋根補修などのメンテナンスが困難になります。
太陽光パネルの設置を検討する際は、屋根の状態が健全で、十分な機能が維持されていることが前提となります。

5.日かげ遮熱システム

おすすめ度 ★★
効果 ★★
費用 ★★★
費用は屋根カバー工法を含む

屋根の強度や形状などで太陽光パネルの設置が難しい場合は、屋根の上に金属鋼板を重ねることで、日陰と通気層を設ける施工方法も検討してください。
この方法なら、屋根全体を覆って日陰を作ると同時に、通気層から熱気を逃がすことができるため、室内の温度上昇を効果的に抑制できます。
具体的には、「冷えルーフ」が有名で、工場や倉庫の暑さ対策として多く採用されています。

6.散水冷却システム

おすすめ度
効果 ★★
費用
費用は屋根カバー工法を含む

屋根の上のスプリンクラーを設置して、水を撒いて屋根上を冷却する方法です。

7.遮熱シートの敷設(屋根上)

おすすめ度
効果
費用 ★★★
費用は屋根カバー工法を含む

屋根にアルミ製の遮熱シートを敷き、輻射熱(ふくしゃねつ)を反射させることで、屋根からの熱の流入を抑える方法もあります。
古い屋根の上から新たな屋根材を被せる「屋根カバー工法」を行う際には、既存の屋根材の上に遮熱シートを貼り、その後で新しい屋根材を施工すると、高い遮熱効果が得られます。
遮熱シートには、エアーキャップ(いわゆるプチプチ)のような空気層を持ち、断熱性能をさらに高めている製品もあります。

8.遮熱シートの敷設(屋内)

おすすめ度
効果
費用 ★★★
費用は屋根カバー工法を含む

屋内の天井面アルミ製の遮熱シートを貼り付け、輻射熱を反射させて熱の流入を抑える方法もあります。
ただし、倉庫や工場など天井の高さがある建物では、屋内足場を組み立てる必要が生じます。その場合、施工にかかる費用が大きく膨らむため、あまり推奨できる方法とはいえません。

断熱と遮熱の違い

倉庫や工場の暑さ対策にはさまざまな方法があり、多くの会社が「大幅な熱のブロック」や「節電効果アップ」といった魅力的な言葉でPRを行っています。
そのような魅力的な言葉には、「断熱」と「遮熱」というフレーズがよく用いられています。
「断熱」と「遮熱」は意味が全く異なります。
より高い効果を求める場合、筆者としては「断熱性能の向上」を軸に対策を講じることをおすすめします。
断熱材を敷き詰める方法は、使用する断熱材の素材や厚みに応じて、熱の流入をどの程度抑制できるかが、明確な計算式などの科学的根拠によって示されています。

断熱は抑制、遮熱は跳ね返し

断熱
遮熱

断熱は、熱の伝わりを抑えることです。
グラスウールなどの断熱材を敷くことで、熱が伝わりにくくなるようにする方法です。
断熱性能が高いほど、室内外の温度差が維持され、外気温の影響を受けにくくなります。
一方、遮熱は、熱を反射させることです。
太陽の熱を反射させて、建物内部への熱の流入を抑えさせます。

遮熱は夜間には効果が少ない

遮熱は、日射を反射することで熱の流入を抑えるため、日中の暑さ対策としては有効ですが、夜間には効果がほとんど期待できません
建物は日中に受けた熱を建材に蓄えており、その熱が夜間になると徐々に室内側へ移動してきます。
夜間になっても室内が暑く、寝苦しく感じるのは、この蓄積した熱がゆっくりと室内に伝わってくるためです。
遮熱では、この蓄熱した熱が室内へ流入するのを防ぐことはできません

断熱は昼夜両方に効果あり

一方、断熱は建材に蓄積された熱が室内側に伝わること自体を抑制できるため、夜間の熱流入を効果的に防ぎ、室内環境の快適性を高めることができます。

遮熱は冬場には効果が少ない

遮熱は、太陽光を反射して建物への熱の吸収を防ぐため、夏場の暑さ対策としては有効ですが、冬場は逆にデメリットとなります。
冬場の日射熱まで遮ってしまい、室内に必要な暖かさが得られず、結果として室内が寒くなってしまう可能性があります。

断熱は冬は暖かく夏は涼しい

一方、断熱は室内の熱が外に逃げるのを抑えるため、暖房の効きが良くなり、冬場でも室内を暖かく保つことができます。
断熱性能が高いと冷暖房の効率が良くなり、省エネや節電効果も期待できます。

断熱材敷き詰めの費用

断熱材の敷き詰め費用

テイガクがお客様に提供している断熱材の敷設費用は、厚さ50センチのグラスウールで約1,500円~2,000円/㎡です。
屋根面積が大きくなるほど、料金は安くなります
屋根面積200㎡の場合、400,000万円程度、400㎡の場合は、600,000万円程度です。
冷暖房費は20%前後は、削減できる見通しです。
屋根塗装で遮熱塗料を塗布する金額の半分以下で大きな断熱効果が得られます。
断熱材の敷き詰めによる投資効率はとても高いと評価できます。

テイガクによる倉庫工場の屋根断熱施工例

築後35年の折板屋根

横浜市の現場で築後35年の折板屋根です。
屋根はボルト締めの構造でボルト部分は全て錆が発現しています。

パラペット構造

建物の正面部分はパラペット構造になっています。
パラペットの内樋は雨漏り頻出箇所で、今回の現場も雨漏りが発生していました。

雨漏り箇所の点検

工事開始日初日は雨漏り箇所の点検です。
板金を切断して雨漏り箇所の確認と合わせて板金の納まりの確認をおこないます。

カバー工法

折板屋根によるカバー工法開始です。
「夏の暑さをなんとかしたい」というお客様の要望により、屋根カバー工法と合わせて断熱材を敷き詰めをおこないました。
折板屋根の下地材にあたる金属製のタイトフレームを取り付けた後、グラスウールを敷き詰めます。
今回は厚さ50mmのグラスウールを用いました。

グラスウールを敷き詰め

屋根全体にグラスウールを敷き詰めました。
グラスウールで屋根が全体が断熱材で覆われる形になります。
これで屋根からの熱の流入を大幅に抑えることができます。
また、冬場の暖房の熱が外に逃げることも抑えられます
200㎡程度の屋根の場合、断熱材の市既設費用は40万円程度です。
費用対効果は抜群です。

パラペット内部

屋根の厚みが厚くなるので軒先の止水処置をしっかりとおこないます。
パラペット内部の内樋板金も新しく交換しました。

クレーンを用いて屋根材を持ち上げ

クレーンを用いて屋根材を持ち上げます。

0.6mm厚のガルバリウム鋼板屋根

一枚物の折板屋根を張り上げます。
0.6mm厚のガルバリウム鋼板屋根です。

内樋板金の交換作業の様子

内樋板金の交換作業の様子です。
このような雨漏り頻出箇所は板金職人さんの技術力で差が出ます。

完成した屋根カバー工法の屋根

折板屋根による屋根カバー工法、完成です。
これで大幅に夏の暑さ改善が図られます。

雨漏り箇所の納まり

雨漏り箇所の納まりも丁寧に仕上げることができました。
20年、30年と長期にわたり雨漏りに関する不安も解消されます。

倉庫・工場の暑さ対策はテイガクで

テイガクは建築板金工事の専門会社です。
長年培った確かな技術を活かし、建築板金工事をお客様に直接ご提供しています。
中間業者であるディベロッパーや営業工事会社、管理会社を介さないため、中間マージンが発生せず、適正価格で工事を行うことが可能です。
また、折板屋根を専門に扱う専任技術者も社内に在籍しており、技術的にも安心してお任せいただけます。
今回ご紹介したような倉庫や工場の屋根の断熱改修工事についても、ぜひテイガクにご相談ください。

国土交通省大臣許可を取得した建築板金工事会社

国土交通大臣許可の建設業許可証

テイガクは国土交通省大臣許可を取得した建築板金工事会社です。
都道府県知事の許可ではない、国土交通大臣許可の建設業許可証は、全国で500万円を超える工事を受注ができる工事会社に与えられる許可です。

テイガクが施工した工場・倉庫の施工例

自社倉庫・直接契約・直接工事

テイガク拠点

テイガクでは、自社倉庫に屋根材や外壁材を常時ストックしています。
また、営業を兼務する施工管理社員がお客様の窓口として直接対応いたします。
資材や職人を自社で一括管理し、お客様との直接契約・直接施工にこだわり、高品質で適正価格の屋根・外壁工事を提供しています。
テイガクは、営業だけを自社で行い、施工は外注に丸投げする会社や、単なる業者紹介のマッチングサービスとは異なります。
建築板金のプロである社員がお客様対応をするので、安心して工事をお任せいただけます。

YouTube動画チャンネル登録者数10000人超え

建築板金工事会社のテイガクでは、ウェブサイトだけではなく、YouTubeチャンネルも運営しています。
YouTubeチャンネルでは、折板屋根を用いた改修工事もたくさん取り上げいてます。

折板屋根の持ち上げ

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工場や倉庫の外壁カバー工法

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折板屋根のカバー工法のポイント

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【大型改修工事】築40年が経過した倉庫の再生

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工場や倉庫で最も雨漏りが起こりやすい部位

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波型スレート屋根の補修

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【テイガク社員の仕事】大型施設担当社員の仕事内容

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【塗装失敗・雨漏り動画】工場屋根エプロン面戸からの雨漏り

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工場・倉庫の暑さ対策でよくある質問【厳選5トピック・まとめ】

Q

工場や倉庫が暑くなる最大の原因は?

A

屋根と外壁からの熱の流入が主な原因です。特に金属製や波型スレート屋根は熱を伝えやすく、室内温度が上昇します。

Q

最も費用対効果の高い暑さ対策は?

A

屋根の断熱材の追加施工が、コストを抑えつつ高い効果を発揮します。

Q

エアコンだけで暑さ対策をするのは有効?

A

エアコンのみの対策は非効率的で高コストです。
建物自体の遮熱・断熱対策を併用することで効率が向上します。

Q

遮熱塗料と断熱材の違いは?

A

遮熱塗料は熱を反射し、断熱材は熱の伝導を防ぎます。
もちろん、両方を組み合わせることで最大の効果が得られます。
金属屋根の鋼板の中には、遮熱効果が備わっている鋼板もあります。

Q

暑さ対策には補助金が利用可能?

A

省エネ対策として、遮熱塗装や断熱施工などに補助金が適用されることがあります。
地域や制度により異なるため事前確認が必要です。
詳細は市区町村へお尋ねください。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。
千葉県立船橋東高校→法政大学経営学部→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する建築板金工事会社(昭和ルーフリモ株式会社)へ入社。
最終学歴、中央工学校夜間建築学科。
年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

テイガクは、昭和ルーフリモ株式会社が運営する直販事業用のWEBメディアです。
昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の建築板金工事会社です。
下請けを含めたこれまでの金属屋根・金属サイディングの施工実績は20,000棟を超えています。
また、建築板金工事に伴い足場を組み立てるため、外壁塗装事業にも積極的に取り組んでいます。
2025年7月現在、東京都に4拠点、大阪府・埼玉県に各3拠点、神奈川県・千葉県に各2拠点、兵庫県に1拠点の工事および営業拠点を展開しています。

国土交通大臣許可(般-5)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他