アイジー工業のスーパーガルテクトが人気です。
断熱材一体型のエスジーエル鋼板で、多くのリフォーム会社が推奨する屋根材です。
大手ホームセンターでもスーパーガルテクトは販売されており、スーパーガルテクトを取り扱っていない建築板金工事会社は存在しないはずです。
それでは、耐久性とメンテナンス性に優れたスーパーガルテクトの費用はいくらでしょうか?
このページでは、スーパーガルテクトの魅力と工事価格についてご紹介します。
スーパーガルテクトがなぜ人気なのか?プロが解説する12のポイント【総集編】
スーパーガルテクトの特徴
次世代型ガルバリウム鋼板
スーパーガルテクトは次世代型ガルバリウム鋼板であるエスジーエル鋼板が用いられています。
従来のガルバリウム鋼板にマグネシウムを添加させた日本製の高耐久鋼板です。
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板の3倍超の耐久性があります。
ガルバリウム鋼板よりも知名度が低いスジーエル鋼板。
製造している日鉄鋼板(日本製鉄グループ)は、認知度を高めるため、阪神タイガースの2軍球場の名称「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」の権利を取得しました。
金属屋根に限らずあらゆる建材分野で現在、マグネシウムを添加させた合金が用いられています。
よく知られている「ZAM鋼板」や「スーパーダイマ」も、エスジーエル鋼板と同じくマグネシウムを添加させたガルバリウム鋼板です。
これから、日本の金属屋根はエスジーエル鋼板製の商品が主力になるはずです。
断熱材一体型
断熱材と一体化しているのが日本の屋根材の特徴です。
断熱材一体型の金属屋根は、登場から20年以上経過しており、評価も確立しています。
なかでもスーパーガルテクトの断熱材は、熱に強いイソヌレートフォームが用いられています。
高い断熱性能を示し、長期に維持する断熱材です。
断熱性能は1.43W/㎡Kで、夏は涼しく、冬は暖房が効きやすい居室が実現できます。
なお、ウレタンの断熱材は溶けることで知られていますが、溶ける量はごくわずかです。
筆者は、15年以上経過したウレタンの断熱材付きの屋根をはがして確認したことがありますが、ウレタンの減少量は10%も満たない量でした。
他の屋根材との価格差
それでは、他の屋根材と比べて、スーパーガルテクトの工事金額の価格差はどのくらいでしょうか?
以下はテイガクが請け負う工事金額の目安です。
スーパーガルテクトの工事金額を100万円とした場合の価格差です。(屋根本体工事だけの価格)
スーパーガルテクトの工事金額との価格差
屋根材 | 工事金額 | 価格差 |
---|---|---|
ルーガ | 120万円 | +20万円 |
スーパーガルテクト | 100万円 | - |
セネター | 98万円 | -2万 |
横暖ルーフαS | 96万円 | -4万 |
スカイメタルルーフ・ウッド | 86万円 | -14万 |
ディプロマットスター | 84万円 | -16万 |
コロニアルクァッド | 78万円 | -22万 |
アルマ | 76万円 | -24万 |
テイガクでは上記の屋根材全て施工ができます。
耐久性や断熱性、保証制度をふまえた上でスーパーガルテクトの価値を判断してください。
スーパーガルテクトによるカバー工法の費用
クイック見積もり
テイガクの「クイック見積もりサービス」は屋根工事費用を算出する無料サービスです。
個人情報の入力は不要です。
スーパーガルテクトの工事価格の目安が確認できますので、ぜひご利用ください。
カバー工法をおこなう時の施工のポイント
55mmのステンレスビスを使用
屋根材を固定させる時、ビスもしくは釘を用いて固定させます。
屋根を留める鉄釘が錆びてしまうと屋根がはがれやすくなってしまいます。
また、カバー工法の際は、55mmの長さがないと、しっかりと屋根材を固定させることができません。
55mmの長さのステンレスビスの使用を推奨いたします。
良質なルーフィングを使用
屋根の防水シートは、最終的に雨漏りを防いでくれる大切な役割があります。
ルーフィングはコストパフォーマンスが高く、わずかな金額でグレードアップが図れる素材です。
耐久性が高いルーフィングを用いてください。
セットバックスターターを使用
屋根カバー工法をおこなう際、屋根が一段、高くなります。
その結果、雨どいに雨水がしっかりと排水されなくなる可能性があります。
屋根カバー工法をおこなう時は、軒先の位置を変更できる「セットバックスターター」とよばれる板金部材を必ず用いてください。
雨が降るとセットバックスターターが用いられているかどうか気が付きにくいので、セットバックスターターを使うかどうか、屋根工事会社に工事前に確認をしてください。
知らないと損!セットバックスターター とは?-屋根カバー工法で必要な板金部材-
良質な棟下地を用いてかつ止水性能の高い棟を再現
屋根で最も不具合が多いのが棟部です。
棟板金が風ではがれる事故が多発しています。
棟板金を固定させる下地として、テイガクでは金属下地(エスヌキ)を推奨しています。
また、棟の構造(下り棟)は、屋根本体を立ち上げる立ち上げ工法などを推奨しています。
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について
テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら
スレート屋根にスーパーガルテクトを被せる工事費用
建物のモデル
階層 | 2階建て |
屋根面積 | 80㎡ |
屋根面数 | 4面 |
工事内容
工事前の屋根材 | スレート屋根(アスベストなし) |
使用屋根材 | スーパーガルテクト |
換気棟 | 取り付けあり |
棟下地 | 金属下地(エスヌキ) |
棟の工事仕様 | 立ち上げ(エスヌキ工法) |
工事金額の相場
価格 | 115~130万円(足場組立含) |
リフォーム費用を抑えるには?
倉庫がある建築板金工事会社へ
スーパーガルテクトのカバー工法の費用を中心に解説をしました。
このページをご覧になられたお客様は、高い技術と適正価格による屋根工事の提供を期待されているはずです。
塗装会社やハウスメーカー、業者紹介サイトを含め、屋根工事を商売にしている会社はたくさん存在します。
わたしたちテイガクは、倉庫を所有し、日々の業務で日本の金属屋根と密接に関わっています。
今回ご紹介したスーパーガルテクトだけではなく、日本と海外を含め、10社以上の屋根材を取り扱っています。
その一方、瓦の屋根やスレート屋根、アスファルトシングル、石粒付き金属屋根は、瓦屋根工事業者が主に取り扱う屋根であるため、工事をおこなう機会は少ないです。
スーパーガルテクトのような屋根を直接工事で提供できるのは、私たちのような金属屋根を専門に取り扱う建築板金工事会社です。
施工実績があり、技術と価格の両方で確かなパフォーマンスが示せる建築板金工事会社に、スーパーガルテクトの工事は依頼してください。