参考リフォーム費用【屋根面積80㎡】
屋根のモデル
階数 | 2階建 | 築年数 | 約20年 | 屋根形状 | 切妻 |
屋根面積 | 80㎡ | 足場面積 | 190㎡ | 棟長さ | 10m |
屋根の面積や形、傷み具合、工事別プランによって費用は変わります。
工事見積り内訳明細
工事項目 | 単価 | 小計(税抜) |
---|---|---|
棟板金交換 | 7,000円/m屋根カバー工法もしくは葺き替え時は3,000円/m | 70,000円縦葺きの場合、棟板金の下地が構造上、木になる場合があります |
高圧洗浄 (養生費含) |
400円/㎡ | 32,000円 |
ケレン作業 | 1式 | 30,000円錆の状態によって費用が変わります |
錆止め塗装 (錆を取り除く作業) |
600円/㎡ | 48,000円 |
中塗り (遮熱塗料) |
900円/㎡ | 72,000円 |
上塗り (遮熱塗料) |
900円/㎡ | 72,000円 |
消費税 | 32,400円 | |
端数値引き | 400円 | |
合計金額 | 356,000円(税込) |
※屋根塗装工事は外壁工事や板金工事と組み合わせておこなうことが多いです。
こちらの内訳明細では足場組立費用等を含めておりません。
遮熱塗料による金属屋根の塗装と棟板金を交換する工事のポイント
解説
昔は今のような断熱材一体型の金属屋根がありませんでした。
そのため、金属屋根の多くは熱くなりやすいです。
少しでも室内を快適にするためにも、遮熱塗料の使用をおすすめします。
こちらの見積りは屋根塗装でよくつかわれるシリコン塗料を想定した価格となります。
工事価格が高くなってしまいますが、色が10年近く持続するフッ素塗料が一番のおすすめです。
そして、はじめて金属屋根の塗装をおこなう場合は、棟板金の交換も屋根塗装とあわせておこないましょう。
金属屋根のてっぺんに取り付けられる棟板金は風でよく飛ばされます。
棟板金に「木の下地」や「鉄くぎ」がつかわれているかたは、「腐りにくい素材の下地」と「ステンレスのビス」を組み合わせた棟板金の交換工事をおこなってください。
テイガク屋根修理のおすすめ度
評価のポイント
築年数が浅く、金属屋根の葺き替え工事にかける予算がないかた向けの工事です。
既存がトタンの金属屋根で築年数が30年以上経過している場合は、あまりおすすめできない工事です。
こんな場合は工事価格が高くなります
屋根の形が複雑
屋根を空の真上から見あげると、屋根の面数がわかります。
よくある「ヘの字型」の2面の屋根を切妻(きりづま)といいます。
4面の屋根を寄棟(よせむね)といいます。
最近は1面の片流れ(かたながれ)とよばれる屋根が人気です。
屋根の面が増えると棟の長さが長くなるため、工事費が高くなります。
建物階数が3階以上
建物階数が3階以上ある場合、追加の足場組立工事費用や搬入搬出費用がかかります。
重くサイズが大きい屋根材であるほど、3階まで持ち上げるたり下ろしたりするのが大変です。
逆に平屋の場合は工事費が安くなります。
下屋根がある
下屋根とは屋根の上部が壁と接着する屋根のことです。
2階建ての場合、1階にある屋根が該当します。
下屋根があると壁際に雨押え板金とよばれる板金を取り付ける必要があるため、工事費が高くなります。
屋根が急こう配
急こう配とは屋根の傾きが急であるということです。
急こう配である場合、屋根にも足場を取り付ける必要があります。
これを屋根足場といいます。
また、屋根は急であるほど屋根面積が増えます。
雨どいを交換する
築後20年以上経過している場合は、雨どいの交換工事を検討してください。
雨どいは水平に取り付ける「軒どい」と縦に取り付ける「縦どい」の2種類があります。
特に軒どいは台風や大雪の影響で壊れやすいです。
長さによりますが、雨どいを全部交換すると合計金額の10%前後、工事費が高くなります。
ただし、火災保険に加入をしていれば、自然災害で壊れた雨どいの交換工事はほぼ無料でできます。
積極的に保険を活用しましょう。
遮熱塗料による金属屋根の塗装と棟板金を交換する工事についてよくある質問
塗装と板金は違う職人さんがおこなうのか?
基本的には違う職人さんがおこないます。
塗装は塗装工、棟板金は板金工がおこなう工事です。
テイガク屋根修理では同じ職人が異なる職種の工事をおこなうことは絶対にありません。
棟板金取り付けのポイントは?
棟板金の飛散は屋根の中で最も多い不具合です。
以下の順番で棟板金を仕上げると棟板金が飛ばされるリスクが軽減します。
・腐りにくい素材の下地を使う
・ステンレスビスを使って30センチ間隔で打つ
遮熱塗料選びのポイントは?
フッ素系の塗料をおすすめします。
フッ素よりもグレードが低いシリコン系塗料は10年たたないうちに色があせ、遮熱効果が得られなくなる可能性があります。