埼玉県越谷市-パミールの葺き替えと太陽光パネル脱着

施工前の屋根
施工後の屋根

工事情報

施行実施日 2023年8月
施工地域 埼玉県越谷市
施工地域ページ 埼玉県
テイガク拠点 東京・埼玉工事センター
築年数 築18年
屋根材(施工前) スレート/パミール
外壁材(施工前)
工事内容
パミール•コロニアルNEO 太陽光パネル付き工事 屋根葺き替え

工事前の状態

工事j前の屋根の様子

工事前の屋根の様子です。
工事前は屋根材として、ノンアスベスト製のスレート屋根材であるパミールが使用されていました。
スレート屋根材に太陽光パネルを設置する場合には、金属屋根材に設置する場合と異なり、屋根材に直接穴をあけて施工します。

太陽光パネルを取り外したところ

太陽光パネルを取り外したところです。
もとの屋根材として使用されていたパミールは、ノンアスベスト製の屋根材が販売されはじめた初期の頃の屋根材であり、層間剝離や釘の腐食、ひび割れなどの不具合が早い段階で起こることが報告されています。
お客さま宅屋根でも、屋根全面にひび割れや屋根材のめくれが見られました。
パミールの劣化と太陽光パネルの設置のダブルパンチにより、雨漏りのリスクが非常に高まっていました。

テイガクからのご提案

今回は埼玉県越谷市のお客さまから、太陽光パネル脱着を伴う屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
はじめ使用されていた屋根材は、ひび割れや層間剥離など早期の不具合が多く報告されているパミールです。
この不具合の多い屋根材に穴をあけて太陽光パネルが設置されていたため、雨漏りリスクが高まっていました。
そのため今回は、パミールを金属屋根材であるスーパーガルテクトへ葺き替え、その上で太陽光パネルの脱着をおこなうご提案をさせていただきました。
金属屋根材へ太陽光パネルを取り付ける場合には、キャッチ工法という方法で屋根材を挟んで金具を固定するため、屋根に穴をあけずに済みます。
太陽光パネル付き屋根のメンテナンスをお考えの方は、ぜひ金属屋根材へのリフォームをご検討ください。

ポイント
  • パミール

  • 太陽光パネル

  • スーパーガルテクト

  • キャッチ工法

埼玉県越谷市でおこなった、パミールの葺き替えと太陽光パネル脱着リフォーム工事手順

パミールをすべて撤去

ここから、埼玉県越谷市でおこなった、パミールの葺き替えと太陽光パネルの脱着手順についてご紹介いたします。
葺き替え工事において、まず古い屋根材であるパミールをすべて撤去しました。

新規の野地板を張り付け

古い屋根材を撤去したら、屋根の下地材として新規の野地板を張り付けました。
テイガクでは、厚さ12mmの構造用合板を野地板として使用しております。
この厚い野地板が上に載る屋根材をしっかり支えます。

ルーフィングシートを張り付け

野地板を張り付けたら、その上から防水の役割をもつルーフィングシートを貼り付けました。
ルーフィングシートとして使用したのは、田島ルーフィングのニューライナールーフィングです。
ニューライナールーフィングは改質アスファルトと合成繊維不織布からできています。
高い耐久性と防水性を誇り、期待耐用年数は30年以上です。
ルーフィングシートは雨漏り防止のために非常に重要な建材であるため、ぜひこだわってリフォームに臨んでください。

新しく張った野地板の位置を調整

今回、雨どいは既存のものをそのまま使用しました。
屋根を葺き替える場合、屋根の形が変わるため、屋根から雨どいに至るまでの水の流れを計算して施工することが重要です。
そのため、新しく張った野地板の位置を調整して、屋根からの雨水が雨どいにしっかり流れるように施工しました。

新規の屋根材を張り付け

野地板、ルーフィングシートを貼り付けたら、その上から新規の屋根材を張り付けていきます。
今回新規の屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板という優れた耐久性をもつ金属と断熱材が一体となった構造をしており、耐久性と断熱性に優れています。
スレートよりも軽いため、葺き替えで使用した場合、家屋の重心の位置がより下がり、耐震性が向上するのも重要なポイントです。

換気棟用の穴

新規の金属屋根材を取り付けたら、棟の雨仕舞をおこないました。
棟板金の下地には、テイガクオリジナルの腐食しにくい金属下地(エスヌキ)を取り付けました。
棟板金の下地が腐食すると、棟板金を支えきれず、棟板金のめくれや飛散につながるおそれがあります。
そのため、金属下地の使用で、強風などによる棟板金飛散のリスクを大幅に低減することができます。
写真の穴は換気棟用の穴です。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

換気棟の取り付け

棟板金下地を取り付けたら、その上から棟板金と換気棟を取り付けました。
換気棟は、その名の通り室内外の空気を換気するための建材です。
換気棟があることにより、天井裏にこもりやすい熱気や湿気を換気し、室内を快適に保つことができます。
穴が空いていますが、空気は適切に換気し、水は通さない仕組みとなっているため、雨漏りすることはありません。

太陽光パネルを設置するための架台を取り付け

屋根材を取り付けたら、太陽光パネルを設置するための架台を取り付けました。
こちらの架台は、スレートに取り付ける時とは異なり、金具を屋根につかませる形で取り付けています。
金属屋根材に太陽光パネルを取り付ける際には、このキャッチ工法によって施工をおこなうため、スレートにパネルを取り付ける場合と比べて雨漏りリスクを大幅に低減させることができます。

太陽光パネルを取り付

架台を取り付けたら、太陽光パネルを取り付けました。

太陽光発電の電力を測定、確認

太陽光パネル脱着の際には、電力計を用いて、工事前と工事後の太陽光発電の電力を測定、確認します。
工事後も問題なく発電されていました。

埼玉県越谷市でおこなった、パミールの葺き替えと太陽光パネル脱着リフォーム工事が完成です!

パミールの葺き替えと太陽光パネル脱着リフォーム工事が完成

以上で、埼玉県越谷市でおこなった、パミールの葺き替えと太陽光パネル脱着リフォーム工事が完成です!
不具合の多い屋根材であるパミールを、金属屋根材のスーパーガルテクトに葺き替えたことで、屋根としての機能、耐久性が大きく改善した美しい屋根へと生まれ変わりました!
パミールに穴をあけて取り付けていた時とは異なり、金属屋根材にはキャッチ工法によって太陽光パネルを取り付けているため、さらに雨漏りリスクが改善されています。
スレートよりも軽い金属屋根材に葺き替え、耐震性が向上しているのもポイントです。

テイガクでは、お住まいの状況やお客さまの好みに合わせた適切なリフォームのご提案をおこなっております。
屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

埼玉県越谷市と周辺地域のその他工事例

埼玉県越谷市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

東京・埼玉工事センター

東京・埼玉工事センター

住所 埼玉県川口市上青木1-19-2
(Googleマップはこちら)
電話番号 048-229-2610
施工都道府県ページ 埼玉

テイガクは、埼玉県川口市に「東京・埼玉工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
東京・埼玉工事センターは、200坪の敷地にある大型工事拠点で、屋根材と外壁材を保管しています。埼玉県全域工事を管理しています。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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