ガルバリウム鋼板は夏は暑く冬は寒い?
また、音漏れしたり、外からの騒音が聞こえたりする?
このページではガルバリウム鋼板の断熱性と遮音性について解説します。
ガルバリウム鋼板の断熱性能について
断熱材一体型ではない商品が悪評の原因
結論を先に伝えると、断熱材一体型ではない商品は断熱効果と遮音効果が低いです。
昔の金属屋根と金属外壁材は断熱材が一体化されていませんでした。
しかし、現在は昔と違って断熱材一体型の製品が一般的です。
断熱効果はナンバーワン
屋根材
屋根も同様で、断熱材一体型金属屋根は瓦やスレートよりも断熱効果が優れています。
W/㎡Kとは熱貫流量を示す単位のことです。
熱貫流量が大きいほど熱を伝える力強いことになります。
外壁材
断熱材一体型の製品は他の屋根材や外壁材に比べて断熱性に優れていることデータが得られています。
下記は金属サイディングとALC、窯業サイディング、モルタルの4種類の断熱効果を計測したデータです。
断熱材付きではない商品
断熱材付きではない商品はたちまち断熱効果と遮音効果が悪化します。
暑さや寒さ、そして騒音は生活環境に密接に関わることなので、ガルバリウム鋼板の屋根と外壁を検討されている人は必ず断熱材一体型の商品を採用してください。
ガルバリウム鋼板の遮音性能について
【解説動画】金属屋根の雨音・遮音性について
金属屋根の雨音・遮音性について
日常生活での一般的な騒音レベル
dBとは音の強さを表す単位のことです。
日常生活を送るうえで「静か」と感じるのは45dB(デシベル)以下だと言われています。
㊱グラフが入ります。
断熱材付きの金属屋根サイディングは外の騒音80dBを28dBに低減し、金属屋根の雨音70dBを31dBに低減するデータが得られています。
ほとんど気にならないレベルにまで遮音してくれます。
屋根カバー工法と外壁カバー工法のメリット
さらにカバー工法で屋根や外壁を仕上げると、断熱効果と遮音効果はより高まります。
近隣居住者様の生活音や公園や学校の子供の活動音などを少しでも改善したい方には、断熱材付きガルバリウム鋼板による外壁カバー工法は効果的です。
断熱性と遮熱性でおすすめの屋根と外壁
【解説動画】断熱効果と遮熱効果が高いおすすめのガルバリウム鋼板商品
断熱効果と遮熱効果が高いおすすめのガルバリウム鋼板商品
屋根:横暖ルーフαプレミアムS(ニチハ)
横暖ルーフαプレミアムSは断熱材一体型の製品のなかでも最厚部分が17mmと業界トップクラスです。
厚さが厚い分、屋根を仕上げると立体感のある仕上がりになります。
2階の住環境を少しでも良くされたい方におすすめの屋根材です。
横暖ルーフαプレミアムSの材質はガルバリウム鋼板を改良させてSGL鋼板です。
外壁:プレミアムシリーズ
外壁もニチハの製品がおすすめです。
ニチハの金属サイディングのプレミアムシリーズは最厚部分が18mmとこちらも業界トップクラスです。
人気のスパン系サイディングも他社製品よりも厚く設定されています。
【まとめ】ガルバリウム鋼板の断熱性と遮音性が不安な方へ
断熱材一体型のガルバリウム鋼板製品にすることで断熱効果と遮音効果の問題は即座に解消されます。
商品価格は当然、断熱材一体型のほうが高いです。
しかし、価格差は工事金額の10%程度であるはずです。
屋根と外壁あわせて断熱材一体型にするだけで、悪徳業者でない限り30万円から50万円程度の価格差だと思います。
工事価格を最優先にして、生活環境が悪化することを考えると、絶対に断熱材一体型の製品がおすすめです。
これから新築やリフォームでガルバリウム鋼板の屋根と外壁を検討されている人は、断熱材一体型の製品を選ぶようにしてください。
メーカー製品ではニチハの金属屋根(横暖ルーフαプレミアムSもしくはαS)と金属サイディング(プレミアムシリーズ)が一歩頭が飛び出ています。