屋根リフォーム、修理で助成金がもらえる場合があります
阪神・淡路大震災では、約8割が建物倒壊による圧死が原因とされています。
このため、多くの自治体では木造住宅において、耐震改修をする場合、助成金による補助をしています。
全国の住宅屋根のリフォーム補助金と耐震改修助成金制度をまとめたページはこちらをご覧ください。
耐震改修の方法はさまざまな方法があります。最も代表的な方法のひとつが、耐震改修=屋根軽量化です。
今回は2015年4月1日に導入された兵庫県の「ひょうご住まいの耐震化促進事業」の一部「屋根軽量化工事費補助」についてご紹介いたします。以前は一定の予算が組み込まれていて、先着順だった制限が今回の事業開始により撤廃されているようです。
気になる他の自治体ですが、「65歳以上の高齢者が居住する」、「平成25年から27年まで」、などの条件があるところもあります。
他には、リフォーム内容に関わらず、市内の業者でリフォームをした場合、一律5万円の支給をする自治体もあります。
本当に知らないと損する情報ですので、是非チェックしてください。
兵庫県では屋根軽量化で50万円(定額)が給付されます
兵庫県では2015年4月1日に「ひょうご住まいの耐震化促進事業」として対象住宅にお住まいの方に補助金の交付をはじめました。尚、神戸市だけは、受付、交付決定、補助金の支払いを神戸市でおこなっています。
神戸市以外:ひょうご住まいの耐震化促進事業
神戸市:耐震改修設計・工事の補助
大雑把ですが、結論を申し上げますと「日本(陶器)瓦の屋根は50万円給付されます」
もちろん、いくつか条件があります。
兵庫県が用意しているチェックシートの項目だけでも80以上あり、制度内容、要綱、要領、申請書、報告書や法律を含めて確認すると、気が遠くなるほどの時間と知識が必要になるので、今回は重要なポイントだけ簡単にまとめます。
あえて、平易な文章で記載いたします。重要なポイント順になります。
屋根軽量化工事費補助金の条件
1.昭和56年(1981) 5月31日以前に着工された兵庫県の家
2.給与収入1,443万円以下
3.勝手に増築、大規模な改築を行い、過去に行政から注意されてない家
4.フェニックス共済に加入している、これから加入する家(5,000円/年)
5.屋根修理会社による工事費が50万円以上
6.陶器瓦、セメント瓦からガルバリウム鋼板、コロニアル屋根へのリフォーム
7.兵庫県の簡易耐震診断(3,000円 22市町では無料)による基準に適合した家
耐震診断結果に関し、構造評点が0.7未満の場合は簡易耐震改修工事費補助、構造評点が0.7以上の場合は屋根軽量化工事費補助の対象となります。助成金額、条件はほぼ変わりません。耐震診断に合わせて各自治体に所属する建築士から耐震工事事業計画書を入手します。(補助金交付申請書の作成に必要になります)
以上の7つが主な条件になります。1980以前に建てられた日本瓦の住宅リフォームであれば、ほぼ給付されると思って大丈夫です。
屋根の葺き替え工事はテイガク屋根修理へご相談ください
申請手続きには事前に工事会社の選定が必要です。
当社は兵庫県全域で屋根改修工事を承っております。是非、屋根の葺き替え工事はテイガク屋根修理へお問い合わせください。
耐震改修補助 手続きの流れ
事前に注意すること
兵庫県から発行される交付決定通知書発行前に、屋根修理会社との契約を締結すると補助対象となりません。
交付決定通知後に工事内容の変更には、別途手続きが必要です。
下記は具体的なフローになります。
1.お客様 屋根修理会社に連絡し、工事内容並びに工事見積もり書を受け取る
(補助金交付申請書の作成に必要になります)
2.お客様 補助金交付申請書 作成
3.兵庫県 交付決定通知書 郵送
4.お客様 屋根修理会社と契約
屋根修理会社から「耐震改修工事請負契約書」を入手
(補助金実績報告書の作成に必要になります)
5.屋根修理会社 工事着工 完工
6.お客様 工事費のお支払い
「領収書」と「補助金実績報告書提出用の写真」を入手
(補助金実績報告書の作成に必要になります)
7.お客様 補助金実績報告書 作成 提出
8.兵庫県 確定通知書 郵送
9.お客様 補助金請求書 提出
10.お客様 指定指定口座に入金される
下記は神戸市による屋根軽量化工事費補助 提出書類チェックシートです。
項目がかなりたくさんあるので、わからないことがございましたらお気軽にお問い合わせください。
ちなみにこちらの兵庫県のチェックシートは他の自治体に比べるとまだ簡易化されている方です。。。
もちろん他の自治体でも耐震改修補助はあります
下記は、東京都各自治体の耐震化助成制度のホームページです。
東京都は兵庫県と違い、各市町村ごとにより補助内容が異なります。
給付金はもちろんですが耐震診断が無料であったり有料であったり、年齢制限、期間限定や予算オーバーで申請停止などがあるので注視してください。
また、すべてに共通することですがこの手の書類は建築用語が含まれているので分かりづらかったりもします。例えば、工事監理と監理では言葉の持つ意味合い・性質が異なります。
直接、各自治体の担当課に電話でお問い合わせすることが一番早いかもしれません。
是非、今後予想される大地震の発生に備え、補助金を利用した屋根のリフォームをご活用ください。
テイガク屋根修理でも、お客様のお役立ちになれる情報があれば随時配信していきたいと思います。