埼玉県新座市 - 棟の立ち上げ加工で屋根カバー工法

工事情報

施行実施日 2023年6月
施工地域 埼玉県新座市
施工地域ページ 埼玉県
テイガク拠点 テイガクさいたま店
築年数
屋根材(施工前) スレート/コロニアルネオ
外壁材(施工前)
工事内容
屋根カバー工法 金属下地(エスヌキ)による棟板金の交換

工事前の状態

工事前の屋根

工事前の屋根には、スレート材であるコロニアルNEOが使用されていました。
コロニアルNEOは、ノンアスベスト屋根が販売されはじめた初期の屋根材です。
築後15年を過ぎるあたりでひび割れ、欠け、反りなどの症状が出やすくなります。

工事前の棟の様子

今回のお客さま宅屋根でも欠けや色褪せ、色むらなどが多く見られ、棟板金を支える下地にも腐食が見られました。
このままの状態を放置していると、雨漏りや雨水浸入による建材の劣化につながるおそれがあります。

テイガクからのご提案

今回は埼玉県新座市にお住いのお客さまから、屋根リフォームのご依頼をいただきました。
工事前に使用されていた屋根材であるコロニアルNEOは、アスベスト規制後初期のノンアスベスト製屋根材で、比較的早い段階での不具合が報告されている屋根材です。
そのため今回の工事では、高い耐久性を誇る金属屋根材を使用した、屋根カバー工法によるリフォームをご提案させていただきました。
金属屋根材による屋根カバー工法をおこなうことで、今後の雨漏りリスクの軽減と外観の美しさの改善が期待できます。

ポイント
  • 雨漏りリスク軽減

  • 外観の美しさの向上

  • スーパーガルテクトによる屋根カバー工法

  • 腐食に強い棟下地を使用した棟の雨仕舞

新座市でおこなった、棟の立ち上げ加工による屋根カバー工法工事の手順

板金や雪止めを撤去

屋根カバー工法は、古い屋根材を新規の金属屋根材でカバーし、耐久性や外観の美しさを回復させる工事です。
そのため、まずは屋根に付属する板金や雪止めを撤去し、屋根をフラットな状態にしました。

ルーフィングシート貼り

屋根をフラットな状態にしたら、ルーフィングシートを貼り付けました。
ルーフィングシートは防水の役割をもつ建材です。
材質や価格の異なるさまざまな種類の製品が発売されています。
今回の工事では、田島ルーフィングのタディスセルフカバーを使用しました。
改質アスファルトという素材からできており、高い強度を誇ります。

屋根材を張り付け

ルーフィングシートを張り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けました。
新規の金属屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクトです。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板という錆に非常に強い金属と断熱材が一体になった構造となっています。
高い耐久性と断熱性が特長で、美しい外観に仕上がります。
スーパーガルテクトはビスでしっかり留めていきます。

セットバックスターターを取り付け

屋根の軒部分にはセットバックスターターを取り付けました。
屋根カバー工法をおこなうと、カバーした分、屋根の形が変わります。
もし何も対策しなければ、雨どいへ正常に水が流れない状態に陥ってしまいます。
しかし、セットバックスターターを取り付けることで、雨どいに水がうまく流れる屋根の形状へ仕上げることができます。
セットバックスターターは一部の国内屋根メーカーでしか取り扱いがありません。
このような細部の排水性まで計算し尽くされている点も、スーパーガルテクトの魅力の1つです。

板金を取り付けて雨仕舞

屋根材と屋根材が取り合う(つながる)部分である棟は、雨漏りしやすい部分です。
そのため、板金を取り付けて雨仕舞をします。
棟の雨仕舞のはじめに、棟部分の屋根材を立ち上げて止水性を高めました。

金属下地を取り付け

棟に下地を取り付けたら、その上からさらに金属下地(エスヌキ)を取り付けました。
棟板金下地は棟板金を支える部分です。
もしも下地が腐食すると、棟板金を支えきれず、強風の際の棟板金のめくれや飛散につながります。
金属下地は木の下地よりも腐食、変形しにくいため、災害時の棟板金飛散のリスクを最小限に抑えることができます。
屋根材を立ち上げた部分と下地のすき間には、スポンジ製の面戸を入れて、さらに止水性を高めました。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

棟板金を取り付け

棟の下地を取り付けたら、その上から棟板金を取り付けました。
また写真に見える穴の開いた建材は換気棟です。
換気棟は室内にこもる湿気や熱気を換気し、快適な状態を保つ役割を果たします。
穴が開いた部分は、雨水は排出しつつ、換気はおこなうことができる構造となっており、雨水浸入の心配はありません。

雨どい取り替え

今回の工事では、雨どいも新規のものに取り替えました。

新座市でおこなった、棟の立ち上げ加工による屋根カバー工法工事が完成です!

施工後
施工後

以上で、新座市でおこなった、棟の立ち上げ加工による屋根カバー工法工事が完成です!
コロニアルNEOの劣化と棟下地の腐食が見られた屋根をスーパーガルテクトでカバーすることにより、耐久性が高く、災害にも強い屋根が出来上がりました。
外観も非常に美しくモダンな仕上がりとなり、お客様にもたいへんご満足いただけたようでした。

屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

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埼玉県新座市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

テイガクさいたま店

テイガクさいたま店

住所 埼玉県さいたま市中央区鈴谷2-1245-1
(Googleマップはこちら)
電話番号 048-714-5195
都道府県ページ 埼玉

テイガクは、さいたま市に「テイガクさいたま店」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
テイガクさいたま店は、埼玉県と群馬県を中心とした活動拠点です。資材は、埼玉・東京工事センターで管理しています。 

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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