大阪府和泉市 - 屋根カバー工法と太陽光パネル脱着

ここから、大阪府和泉市でおこなった、太陽光パネル脱着を伴う屋根カバー工法リフォーム工事の手順についてご紹介いたします。

屋根カバー工法工事をおこなうにあたり、まずは太陽光パネルを一旦取り外し、防水の役割をもつルーフィングシートを貼り付けました。

ルーフィングシートを貼り付けたら、その上から新規の金属屋根材を張り付けました。
新規の金属屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクト（グリーン）です。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板と断熱材が一体となった構造をしており、高い耐久性と断熱性をそなえています。
取り付けは、ディスゴ処理（高耐食性表面処理）が施された、アイジー工業専用のステンレスビスを使用しておこないました。
また、写真に見えるようにスーパーガルテクトのケラバ板金には高い水返しがついており、ケラバを流れる雨水が屋根材の内部に入り込まないような仕組みになっています。

スーパーガルテクトは、横ジョイントの性能も優れており、屋根内部に雨水が入りにくい設計になっています。

また、カバー工法工事をおこなうと、新規の屋根材の分だけ、屋根の形状が変化します。
そのまま何もしなければ、屋根から流れる雨水が雨どいに適切に排出できなくなるような事態を引き起こしかねません。
そのため、軒にはセットバックスターターと呼ばれる建材を取り付けて、排水がうまくいくようにします。
セットバックスターターは一部の日本メーカーだけが製造しています。
このように、不具合が起こらないよう、とことん追求した設計になっているのも、スーパーガルテクトの魅力です。

棟はテイガクが特許を取得したエスヌキ工法で仕上げました。
テイガクオリジナルの腐食しにくい金属下地（エスヌキ）を下地として使用することで、長期間しっかり棟板金を支え、強風にも強い棟が完成します。

屋根は、乱葺きではなく、屋根の継ぎ目が整った千鳥葺きで仕上げました。
千鳥葺きは乱葺きよりもコストがかかりますが、太陽光パネルの金具と屋根材の継ぎ目が重ならず、雨漏りのリスクを低減させることができます。

屋根カバー工法をおこなうことで、ボロボロになっていた屋根が、美しく耐久性の高い屋根へと生まれ変わりました。

屋根カバー工法工事が完成したら、太陽光パネルを取り付けました。
金属屋根に太陽光パネルを設置する場合、スレートに取り付ける場合とは異なり、キャッチ工法という施工方法で、屋根に穴をあけずにパネルを取り付けることができます。
キャッチ工法では、写真のように金具に金属屋根材をつかませ、架台を取り付けます。

架台を取り付けたら、太陽光パネルを取り付けていきます。

太陽光パネル取り付けが完成しました！

太陽光パネルを取り付けた後は、発電量を確認しました。
工事後も問題なく発電されていました。