東京都大田区 - 太陽光パネルの設置が原因で雨漏りが生じた屋根を補修してカバー工法

施工前の屋根
施工後の屋根

工事情報

施行実施日 2023年8月
施工地域 東京都大田区
施工地域ページ 東京都
テイガク拠点 神奈川工事センター
築年数 築20年
屋根材(施工前) スレート/コロニアルNEO
外壁材(施工前)
工事内容
太陽光パネル付き工事 屋根カバー工法 金属下地(エスヌキ)による棟板金の交換

工事前の状態

施工前の屋根

お客さま宅屋根のはじめの様子です。
築20年のお住まいで、工事前の屋根材として旧クボタのコロニアルNEOが使用されており、太陽光パネルが設置されていました。
コロニアルNEOは、ノンアスベスト製のスレート屋根材が販売されはじめた初期の製品で、築後15年頃からひび割れ、欠け、反りなどの不具合が起こることが報告されています。
お客さま宅でもかなり広範囲にひび割れが確認されました。
一度塗装によるリフォームをされていたとのことですが、コロニアルNEOは内部から不具合が発生しますし、不具合のある状態で高圧洗浄をかけるとひび割れが悪化することもあるため、塗装はむしろ逆効果です。

雨漏りを確認

お住まいの屋根裏を確認すると、雨漏りが確認されました。
太陽光パネルの配線を固定するビスが屋根を貫通し、その穴から雨水が屋根裏、室内へと漏れたことが雨漏りの原因です。
スレート屋根材に太陽光パネルを設置する場合、屋根に穴をあけて固定するため、とくに不具合の多い屋根材であった場合は雨漏りリスクがかなり高まります。
金属屋根材であれば屋根材に穴をあけずに太陽光パネルを再設置することが可能です。

テイガクからのご提案

今回は東京都大田区のお客さまから、雨漏り屋根のリフォームについてご相談をいただきました。
お住まいは築20年で、工事前に旧クボタのコロニアルNEOが屋根材として使用されており、太陽光パネルが設置されていました。
工事前には、不具合の起きる可能性がある屋根材として報告されているコロニアルNEOに一度塗装がされており、広範囲にひび割れが確認されました。
また、太陽光パネルをスレートに取り付ける場合、スレートに穴をあけて設置します。
今回のお客さま宅では、ただでさえ不具合報告のあるコロニアルNEOに太陽光パネルが穴をあけて設置されており、設置のために使用されたビスが屋根を貫通し、雨漏りが発生していました。
以上のような状態であったため、屋根カバー工法によるリフォームをご提案させていただきました。
リフォームにより雨漏りの心配のなくなった屋根をぜひご覧ください。

ポイント
  • 太陽光パネル

  • 屋根カバー工法

  • スーパーガルテクト

  • キャッチ工法

東京都大田区でおこなった、太陽光パネルの設置が原因で雨漏りが生じた屋根の補修とカバー工法リフォーム工事手順

太陽光パネルを撤去

ここから、太陽光パネルが設置された雨漏り屋根の、カバー工法リフォーム工事の手順についてご紹介いたします。
屋根カバー工法をおこなうにあたって、まずは屋根に付属している板金と、雨漏りの原因となった太陽光パネルを撤去しました。
雨漏りしていた部分は屋根材も撤去し、新規の野地板を張り付けました。
雨漏りの補修をおこなった部分は他の屋根材と高さを合わせ、フラットな状態にしてカバー工法がおこなえる状態にします。

ケラバ板金を取り付け

既存屋根をフラットな状態にしたら、その上から防水の役割をもつルーフィングシートを貼り付けました。
ルーフィングシートを貼り付けたら、ケラバ板金を取り付けました。
スーパーガルテクトのケラバ板金は、写真のように内部に立ち上がった部分があり、ケラバ板金を伝った雨水が屋根材の内部に浸入しないようなつくりになっています。
また、軒先にはセットバックスターターを取り付けました。
セットバックスターターを取り付けることにより、屋根カバー工法で屋根の形が変化しても、適切に雨どいに雨水が排出される形状にすることができます。
このように、細部まで止水性にこだわった優れた板金部材が用意されているのも、スーパーガルテクトを屋根材としておすすめする理由の1つです。

新規の金属屋根材を取り付け

ルーフィングシートを貼り付けたら、その上から新規の金属屋根材を取り付けました。
新規の金属屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクト(ワインレッド)です。
スーパーガルテクトはエスジーエル鋼板と断熱材が一体となった構造をしており、高い耐久性と断熱性を誇ります。

棟の雨仕舞には、下地をしっかり固定するC型チャンネルと、腐食しにくい金属下地(エスヌキ)を採用しました。この強い下地が長い間棟板金をしっかり支えるため、強風がきても棟板金のめくれや飛散などの発生しにくい屋根になります。
隙間には面戸を取り付け、さらに止水性を高めました。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

屋根カバー工法工事が完成

最後に棟板金をビスでしっかり固定して、屋根カバー工法工事が完成です!
ひび割れでボロボロになるとともに、雨漏りの発生していたコロニアルNEOを、補修後にスーパーガルテクトでカバーしたことで、雨漏りの心配のない耐久性の高い屋根へと生まれ変わりました!
ワインレッドのスーパーガルテクトを使用したことで、外観も上品で美しく仕上がっています。
外観が美しくなると、気分も一新してお過ごしいただけます。
コロニアルNEOは、塗装してしまうと不具合が直るどころか悪化する可能性が高いです。
不具合報告のある屋根材でお悩みの方は、ぜひカバー工法によるリフォームをご検討ください。

太陽光パネルの架台を取り付け

屋根カバー工法工事が終わったら、太陽光パネルを取り付ける架台を取り付けました。
スレートに取り付ける場合とは異なり、金属屋根材に架台を取り付ける際には、キャッチ工法という施工方法で屋根材をつかませて取り付けます。
スレート屋根のように屋根に穴をあけなくて済むため、雨漏りリスクを大幅に低減させることができます。

東京都大田区でおこなった、太陽光パネルの設置が原因で雨漏りが生じた屋根の補修とカバー工法リフォーム工事が完成です!

カバー工法リフォーム工事が完成
カバー工法リフォーム工事が完成

最後に太陽光パネルを取り付けて、東京都大田区でおこなった、太陽光パネルの設置が原因で雨漏りが生じた屋根の補修とカバー工法リフォーム工事が完成です!
ひび割れなどの劣化が進行していたコロニアルNEOと、太陽光パネルの取り付けによって雨漏りの生じていた屋根が、スーパーガルテクトでカバーしたことにより、雨漏りの心配のない耐久性の高い屋根へと生まれ変わりました!
棟には腐食に強い金属下地を取り付け、強風などの災害にも強くなっています。
太陽光パネルはキャッチ工法で取り付けたため、雨漏りリスクも低減し、安心してお過ごしいただけます。

テイガクでは、お住まいやお客さまの好みに合わせた適切なリフォームのご提案をおこなっております。
屋根や外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

東京都大田区と周辺地域のその他工事例

東京都大田区の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

テイガク横浜店

神奈川工事センター

住所 神奈川県横浜市都筑区池辺町4672
(Googleマップはこちら)
電話番号 045-511-8559
都道府県ページ 神奈川

テイガクは、横浜市都筑区に「神奈川工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
神奈川エリアは、神奈川工事センターと湘南・相模工事センターの2拠点で対応しております。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

神奈川工事センターの
Googleのクチコミ

レビュアーアイコン
2023年10月18日

築30年余の持ち家の石綿入りスレート屋根をスーパーガルテクトに葺き替えて頂きました。 相見積もりを取った他社と比べると、テイガクさんのお見積りは少しだけ高かったのですが、①見積書の明細を比べてみると使用部材のグレードがテイガクさんの方が良く、結果として差は大きくないと納得出来たこと。②以前からYouTubeでテイガクさんの動画を拝見していて、表から見えない細部に至るまで丁寧な施工をされると信じられたこと。③Google他のクチコミをチェックしたところ、施工件数が多くても不評がほぼみられなかったこと。④以前近所でテイガクさんが屋根葺き替え工事をされており、その時お話した職人さんのご対応に好感が持てたこと。等の事情によりテイガクさんにお願いしました。 やはりお願いして良かったです。理由としては、工期がしっかりと守られたこと、現場にいらっしゃった職人さん達が、厳しいテイガクさんの施工マニュアルに沿って、評判通り丁寧かつ綺麗に施工して頂いたことが挙げられます。 屋根は普段なかなか見ない部分ですが、家にとって屋根は最重要です。その部分をお任せするからには、値段もそうですが、やはり良い職人さんに施工頂く事が何よりも重要だと思います。ありがとうございました。

レビュアーアイコン
2023年07月02日

今回、屋根改修工事は2度目となります。1軒目は台風後の屋根修復で、3社からの相見積もりの比較の結果、テイガク・昭和リーフ(株)さんからの見積もりだけが、いわゆる、工業規格などの標準化に適合していると判定できました。他社の見積もりには、屋根材一式〇〇円といった感覚的な数字が2,3行だけ記述されていました。今回の2軒目の発注先決定は、1軒目の成果物を見ての当然の帰結となります。シェイドチャコール(切れのある灰色)のスーパーガルテクトによるカバー工法、オプションの換気棟とステンレス製ビス、ステンレス製雨樋設置などとなっています。1軒目は小型車購入と同程度の予算でしたが、2軒目はもっと広いため中型車程度となりました。10数年前の他業者による屋根の補修ペンキ塗装は超高圧洗浄で脆くも吹き飛ばされ、コロニアル屋根へのペンキ塗装は必要だったのか、などとその耐久性に疑問を感じました。超高圧洗浄では、全ての外壁のカビや汚れも削ぎ落されて白亜が蘇り、新金属屋根の光沢と相まって、まるで新築のようなファサードに変身しました。金属屋根には熟練の技師が不可欠ですが、今回も細部まで美しい仕上がりを見せてくれました。ありがとうございました。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

代表前川が本音で解説「板金工事会社とは?」

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