千葉県我孫子市のお客さまから、工場屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
既存の屋根は波型スレートで、築40年が経過していました。
波型スレートはセメントと繊維素材からできた、波型の屋根材です。
2004年より前の製品にはアスベストが含まれています。
お客さまの工場では、2019年の台風の影響で、この波型スレートの屋根から雨漏りがするようになったため、ご相談をくださったようです。
現場調査をおこなったところ、とくに屋根の端であるケラバ部分の損傷が激しいことがわかりました。
建物は金型板金工場を営んでいる工場であったため、雨漏りを放置したままでいると、仕事に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、損傷した部分を放置したままでいると、さらなる建材の劣化にもつながりかねません。
そのため、既存屋根を新規の金属屋根でカバーし、屋根としての機能を回復する工事である、「屋根カバー工法」によってメンテナンスをおこなう運びとなりました。
既存屋根材をカバーする新規の屋根材として使用したのは、セキノ興産の「スレッシュルーフ」という折板屋根です。
今回はクレーンを使用して荷揚げし、板金工職人さんは4名、足場解体まで1週間で工事を終わらせることができました。工場屋根のカバー工法をおこなう際、クレーン車や建材などを置くスペースが確保できれば、速やかに、かつ安価で工事をおこなうことができます。
テイガクでは、工場や倉庫の屋根のメンテナンス工事も承っております。
工場や倉庫の屋根・外壁でお困りのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。
我孫子市 | 波型スレート工場の屋根をスレッシュルーフでカバー工法
BEFORE
工事前の工場屋根の状態
千葉県我孫子市のお客さまから、工場屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
ご相談をいただいた時点で、弊社担当者が現場調査に向かい、無料でお見積りをいたします。
写真は、既存工場屋根の工事前の様子です。
既存の屋根材は波型スレートで、築40年が経過していました。
波型スレートは、セメントと繊維素材を混ぜて強化した、波うったデザインが特徴の屋根材です。
2004年までの製品にはアスベストが含まれています。
やはり築40年ということもあり、表面に色褪せなどの劣化も見られますが、中身も劣化が進んでいるようで、2019の台風をきっかけに雨漏りするようになったようです。
破損したケラバ部分の様子
屋根の端で、外壁より出っ張っている部分のうち、雨どいのない方を「ケラバ」といいます。
今回の現場の工場では、このケラバ部分の損傷がとくにひどいことがわかりました。
ケラバは日光や紫外線を弱めるとともに、雨水が外壁などに吹き込まないようにする役割を持っています。
しかし、ケラバが損傷していると、それらの役割をしっかり果たすことができず、建築全体を劣化させることにつながりかねません。
天井の様子
写真は内部から天井を写したものです。
天井全体に雨漏りの跡だと思われる染みがついていました。
現場は金型板金工場を営んでいる工場であったため、このままの状態を放置していると、営業に支障が出かねません。
また、ケラバの損傷を放置しているとさらなる建材の劣化につながる恐れがあります。
以上のような状態であったため、「屋根カバー工法」によってメンテナンスをおこなう運びとなりました。
屋根カバー工法により、劣化した波型スレート屋根を新規の折板屋根でカバーし、雨漏りや建材の劣化を防ぐ屋根の機能を回復させます。
ちなみに屋根カバー工法によってリフォームをおこなう場合、既存の屋根材をそのまま使用するため、内部はいつも通りの状態です。そのため、大きな穴などが空いておらず、とくに危険がなければ、施工中でも工場や倉庫は通常営業をおこなうことが可能です。
折板屋根で屋根カバー工法を行う改修方法と改修費用のポイント
足場と安全ネット取り付け
無料お見積りの結果、お客様との契約まで進みましたら工事開始です。
まずは安全な工事のため足場を設置します。
また波型スレートの上で作業をする際、劣化した波型スレートを踏み抜いてしまい、落下する事故などが起きないよう、安全ネットを取り付けます。
クレーン車や建材のスペース
電線がすぐ近くになく、建材やクレーン車が置ける十分なスペースが確保できれば、大型の折板屋根をクレーンで持ち上げることができます。
その場合、速やかに、かつ安価で工事をおこなうことが可能です。
今回はスペースが十分に確保できたため、クレーン車を使用して施工することができました。
もし周囲が住宅街で電線にひっかかるおそれがあったり、道路の道幅が狭く十分なスペースが確保できなかったりする場合は、クレーン車を使用することができません。
その場合、短尺の折板屋根で工事を進めるため、工事費用が高くなります。
クレーン車を使用して施工している様子
今回の工事ではクレーンで荷揚げし、板金工職人さんは4名、足場解体まで1週間で工事をおこなうことができました。
折板屋根取り付け
クレーンで荷揚げした折板屋根を、板金工職人さんが取り付け、劣化した旧屋根材をカバーしていきます。
折板屋根は金属製の屋根材です。名前が示すように、金属を波型に折り返した形状であるため、排水性や強度に優れているのが特徴です。
熱を吸収し膨張した際に音が鳴ったり、激しい雨が吹き付けた際に音が響いたりすることがありますが、折板屋根を設置する工場や倉庫は作業で大きな音が響いていることが多いので、あまり大きな欠点にはなりません。
今回はセキノ興産の折板屋根である、「スレッシュルーフ」で屋根カバー工法をおこないました。
雨どいの様子
写真は、折板屋根取り付け後の雨どい付近の様子です。
もとの波型スレートは劣化してところどころ剥がれ落ちていました。
おそらく排水がうまくいっていないところが多くありましたが、折板屋根でカバーしたことにより、しっかり雨水を排水できる状態になりました。
ケラバの様子①
損傷が激しかったケラバ部分には、ケラバ板金を取り付けます。
テイガクには、長い付き合いのある腕の良い職人さんが多数在籍しているため、板金の加工・取り付けは得意分野のひとつです。
今回も機能的に問題がないだけではなく、美しく取り付けることができました。
また、風が多い立地である可能性があったため、ケラバ部分は押さえ金具を取り付けることで補強をおこないました。
これで強風がきても安心です。
テイガクでは建築の状態や周囲の状況を見極め、最良の工事をおこないます。
ケラバの様子②
ケラバの、日光や雨水から建築を守る機能が回復しました。
ボロボロであった状態から、外観も美しく変わっています。
AFTER
我孫子市でおこなった、波型スレート工場屋根のスレッシュルーフによるカバー工法が完成です!
屋根の中心である棟の部分には「棟板金」を取り付けて、雨漏りを防止します。
以上で 我孫子市でおこなった、波型スレート工場屋根のスレッシュルーフによるカバー工法が完成です!
雨漏りして、ケラバ部分もボロボロになっていた工場屋根を「スレッシュルーフ」でカバーしたことにより、屋根としての機能が完全に回復しました。
これから長い間雨漏りに悩まされることなく、工場の営業を円滑に進めることができます。
テイガクでは、一般の家屋に加え、工場や倉庫の屋根のメンテナンス工事も承っております。
工場や倉庫の屋根・外壁でお困りのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。
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我孫子市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!
我孫子市でおこなった波型スレート工場の屋根をスレッシュルーフでカバー工法リフォームをご紹介いたしました。
テイガクは千葉県千葉市に工事拠点を構える、屋根・外壁リフォーム専門の板金工事会社です。
お客さまとは直接契約をして、直接工事をご提供しており、紹介・仲介業者が間に挟むことはありません。
そのため、定額&低額にて工事をご提供しております。
ぜひ、我孫子市周辺にお住まいのかたで、屋根や外壁のリフォームをご検討されているかたは、テイガクにお問い合わせ下さい。
現地調査からお見積りまでは、すべて無料で承っております。