栃木県宇都宮市 - 太陽光パネルが取り付けられた雨漏り屋根を垂木を補強してカバー工法

施工前
施工後

工事情報

施行実施日 2023年8月
施工地域 栃木県宇都宮市
施工地域ページ
テイガク拠点 東京・埼玉工事センター
築年数 築25年
屋根材(施工前) スレート/コロニアル
外壁材(施工前)
工事内容
屋根カバー工法 金属下地(エスヌキ)による棟板金の交換

工事前の状態

工事前の屋根

お客さま宅屋根の工事前の状態です。
屋根材としてアスベスト入りのコロニアルが使用されており、太陽光パネルが取り付けられていました。
現場調査をおこなったところ、棟部の近くからの雨漏りが確認されました。
築25年ということもあり、コロニアルの劣化も全面に確認できます。
太陽光パネルはコロニアルに取り付ける場合、屋根材に穴をあけて取り付けるため、今後さらに屋根材の劣化に伴って雨漏り範囲が拡大する恐れがあります。

工事前の太陽光パネルの様子

工事前の太陽光パネルの様子です。
写真のように、太陽光パネルには蜂や鳥が巣をつくることが多くあります。

テイガクからのご提案

今回は、栃木県宇都宮市お客さまから、屋根材のメンテナンスについてご相談をいただきました。
現場は築25年のお住まいで、既存の屋根材であるコロニアルには、棟部近くの雨漏りが確認されました。
また、太陽光パネル付きの現場です。
既存の屋根材をはがして下地の状態を確認したところ、垂木の腐食も確認されました。
以上のような状態であったため、垂木を補強したうえで、金属屋根材のスーパーガルテクトを使用して屋根カバー工法をおこなうことをご提案いたしました。
金属屋根材であれば、コロニアルとは異なり、屋根材に穴をあけずに太陽光パネルを再設置することができます。
雨漏りが改善し、耐久性や外観の美しさが大きく改善した屋根をぜひご覧ください。

ポイント
  • 屋根カバー工法

  • スーパーガルテクト

  • 太陽光パネル

  • キャッチ工法

栃木県宇都宮市でおこなった、太陽光パネルが取り付けられた雨漏り屋根の、垂木補強とカバー工法リフォーム工事手順

太陽光パネル取り外し

ここから、太陽光パネルつき雨漏り屋根の、屋根カバー工法工事の手順をご紹介いたします。
カバー工法工事をおこなうにあたり、まずは太陽光パネルを一度取り外します。
雨漏りが発生しているだけでなく、既存屋根材のコロニアルには全面に経年劣化が見られました。
コロニアルに対して太陽光パネルを設置する場合、屋根材に穴をあけて架台を取り付けるため、屋根材の経年劣化が進むと、雨漏り範囲が拡大するおそれがあります。

雨漏り箇所の野地板の様子

雨漏り箇所の屋根材を取り外すと、野地板が傷んでいました。
とくに野地板の板と板が突き付け合わさった箇所の腐食が進んでいます。
そのため、さらに野地板をはがして屋根裏を点検します。

垂木が腐っている様子

野地板を剥がすと、垂木が腐っている様子が確認されました。
この状態で30年以上の屋根の耐久性を期待することはできません。
屋根を張る固持力が必要です。

腐った木の脇に新規の垂木を沿わせる

屋根をしっかり支えるため、腐った木の脇に新規の垂木を沿わせました。

全体がフラットになるように調整

今回の工事では、カバー工法をおこなったうえで太陽光パネルを取り付けるため、コロニアルと古い野地板を剥がした部分を、他の既存屋根材と同じ高さに戻す必要があります。
そのため、写真のように厚みのある野地板を張って、全体がフラットな高さになるよう調整しました。

ルーフィングシートを貼り付け

屋根面をフラットな状態に調整したら、古い屋根材の上から防水の役割をもつルーフィングシートを貼り付けました。
今回使用したのは田島ルーフィングのタディスセルフカバーです。
合成繊維不織布と改質アスファルトからできているため、既存スレート屋根で破れる心配がありません。
その後、スーパーガルテクトの板金部材を取り付けるとともに、軒先にはセットバックスターターを取り付けました。
屋根カバー工法をおこなうと、屋根の形状が変わり、雨樋へ水がうまく流れない事態に陥る可能性があります。
しかし、セットバックスターターを取り付けることにより、雨樋へ適切に排水できる屋根の形状にすることができます。

棟の部分は屋根材を立ち上げて止水性を高める

板金部材を取り付けたら、新規の金属屋根材を取り付けました。
今回新規の金属屋根材として使用したのは、アイジー工業のスーパーガルテクト(ブラウン)です。
スーパーガルテクトは、エスジーエル鋼板という錆に強い金属と断熱材が一体となった構造をしています。
そのため、耐久性、断熱性は抜群です。
またスーパーガルテクトに対しては、キャッチ工法と呼ばれる屋根材をつかませて架台を取り付る方法で、太陽光パネルを設置することができます。
スレートに取り付ける場合とは異なり、屋根材に穴をあけずにすむため、雨漏りリスクが減ります。
棟の部分は屋根材を立ち上げて止水性を高めました。

テイガクオリジナルの金属下地を取り付け

棟にはテイガクオリジナルの金属下地(エスヌキ)を取り付けました。
棟下地が腐食すると、棟板金が台風などの強風でめくれたり飛散したりするおそれがあります。
その点、木の下地に対して金属下地はより腐食しにくいため、棟板金の不具合のリスクを大幅に低減させることができます。

アイコン テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)の強度について

テイガクが推奨する金属下地(エスヌキ)は「価格の安いガルバ」と「錆に強いアルミ」の2種類からお選び頂けます。
アルミは、異種金属接触の腐食を考慮した板厚(1.3mm)で設計し、表面にはアルマイト処理(絶縁処理)を施しています。
これまでの数多くの失敗と経験から生まれたテイガクのオリジナルの下地材です。
詳細はこちら

外壁と屋根の取り合い部

棟には棟板金を取り付けて雨仕舞をおこないました。
外壁と屋根の取り合い部にも水切り板金を取り付けて雨仕舞をおこないました。

栃木県宇都宮市でおこなった、太陽光パネルが取り付けられた雨漏り屋根の、垂木補強とカバー工法リフォーム工事が完成です!

施工後
施工後

最後にキャッチ工法で太陽光パネルを設置し、栃木県宇都宮市でおこなった、太陽光パネルが取り付けられた雨漏り屋根の、垂木補強とカバー工法リフォーム工事が完成です!
雨漏りしていた屋根を、下地補強後にスーパーガルテクトを使用してカバーしたことで、雨漏りの心配のない耐久性の高い屋根へ生まれ変わりました!
横葺きの金属屋根には、穴をあけず、キャッチ工法で太陽光パネルを取り付けられるのも、雨漏りリスクを低減させる重要なポイントです。
雨漏り、太陽光パネル付き屋根の改修でお悩みの方は、ぜひ金属屋根材によるリフォームをご検討ください。

テイガクでは、お住まいの状況やお客さまの好みに合わせた適切なリフォームのご提案をいたします。
屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。

栃木県宇都宮市と周辺地域のその他工事例

栃木県宇都宮市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!

東京・埼玉工事センター

東京・埼玉工事センター

住所 埼玉県川口市上青木1-19-2
(Googleマップはこちら)
電話番号 048-229-2610
施工都道府県ページ 埼玉

テイガクは、埼玉県川口市に「東京・埼玉工事センター」の拠点がある板金工事会社です。
お客様から直接工事を受注し、自社で施工しています。
東京・埼玉工事センターは、200坪の敷地にある大型工事拠点で、屋根材と外壁材を保管しています。埼玉県全域工事を管理しています。

今回ご紹介した工事の他にも、多数のご提供可能な工事があり、年間1,000棟を超える実績がございます。
屋根工事だけではなく外壁工事や各種板金工事も自社の専属職人さんで施工を承っています。

ぜひお気軽にお問い合わせください。現地調査、お見積りは無料です。

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この記事を書いた人
著者 前川 祐介
前川 祐介 代表取締役社長
テイガク サイト制作責任者
宅地建物取引士
建築物石綿含有建材調査者
著者経歴

大阪府堺市生まれ。千葉県立船橋東高校→法政大学→サノフィ(旧アベンティスファーマ)株式会社を経て、父親が経営する板金工事会社である昭和ルーフリモ株式会社へ入社。
中央工学校夜間建築学科卒業。年間100棟以上の屋根と外壁工事に携わった経験を活かし、テイガク記事の執筆とユーチューブ動画撮影をおこなっています。趣味は日本史学。

運営会社

昭和ルーフリモ株式会社は2001年設立の板金工事会社です。
これまでの金属屋根と金属サイディング工事件数の合計は20,000棟を超えます。
板金工事は足場を組み立てるため、外壁塗装の工事事業にも注力しています。

国土交通大臣許可(般-25)第22950号
許可を受けた建設業:板金工事業/屋根工事業/塗装工事業 他

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