奈良県天理市にお住まいのお客様から、和瓦屋根の葺き替えリフォームに関するご相談をお受けしました。 現場の屋根は築後40年以上が経過している和瓦屋根で、台風被害により棟部分の瓦が崩れ落ちてしまっています。 さらに瓦の数カ所にはひび割れがおきてしまっています。 住宅にお住みのお客様は「瓦屋根を修繕しても自然災害がおこるたびに再び破損してしまうのではないか」とご不安を抱えていらっしゃいました。 そのため、今後も定期的に発生する自然災害に備えて、金属屋根への葺き替えリフォームをおこないました。 天理市にお住まいの方で、屋根のリフォームをご検討されている方はテイガクへお気軽にお問い合わせください。
奈良県天理市でおこなった瓦屋根の葺き替えリフォーム
奈良県天理市にお住まいのお客様からいただいた和瓦屋根の葺き替えリフォームをご紹介いたします。
現場の和瓦屋根は台風被害により、棟部分の瓦が崩れ落ち、瓦の数カ所にはひび割れが見られます。
日本は平均して1年間に約20弱もの台風が訪れます。
現在の瓦屋根を修繕しても、今後訪れる台風によって再び瓦が破損してしまう可能性がありました。
そのため、今後瓦屋根についてご心配されることがないよう、葺き替えによる金属屋根へのリフォームをおこないました。
天理市で屋根のリフォームをご検討されている方は、テイガクへお気軽にご相談ください。
BEFORE
現場調査 崩落した瓦屋根の棟
奈良県天理市にお住まいのお客様より、和瓦屋根リフォームのご相談をお受けしました。
現場の屋根は築後40年以上が経過した和瓦屋根です。
2018年に関西圏を横断した台風21号の強風によって、和瓦の棟部分が崩落する被害を受けました。
棟の冠(かんむり)瓦と熨斗(のし)瓦はすべて崩れてしまい、本来は棟の瓦で隠れている土が露出してしまっています。
被災直後は同様に屋根の被害を受けた方が同時多発的に発生しており、屋根修理業者による修繕を受けることができませんでした。
そのため、一時的な応急処理としてブルーシートを被せています。
現場調査 割れた瓦に防水テープの応急処置を施す
棟の崩落と同時に、和瓦にもひび割れの被害が発生していました。
ひび割れの部分には防水テープを貼り、こちらもブルーシートを被せて応急処置を施しています。
瓦屋根には「土葺き(つちぶき)」と「引掛け桟(ひっかけさん)」の施工方法があり、現場の瓦屋根は土葺きでした。
土葺きは葺き土(ふきつち)と呼ばれる粘度の高い土を使用する施工方法です。
屋根に敷き詰めた葺き土に瓦を接着させることで固定します。
あくまで土に接着させているだけなので、耐風性は低く、台風によって瓦が吹き飛ばされてしまうことがあります。
また、瓦の重さに土の重さが加わるため、屋根全体の重量がとても重くなり、地震に弱い屋根といえます。
日本は台風や地震といった自然災害の多い災害大国です。
今後も定期的に発生する自然災害の被害にあわないよう、和瓦屋根の葺き替えリフォームをおこなうことになりました。
古い和瓦を取り外す
はじめに和瓦の取り外しをおこないます。
平均的な住宅の建坪(30坪)の場合、瓦は約1500枚使われています。
和瓦は1枚の重さが約3キログラムあるため、瓦だけの重さでも最低4500キログラムはあります。
さらに瓦以外の部材も含めると、屋根全体の重量は5000〜6000キログラムにもなります。
古い葺き土(ふきつち)の撤去
和瓦を取り外すと、葺き土(ふきつち)が露出します。
金属屋根への葺き替えリフォームの場合、今後葺き土は不要になるため、土のう袋に詰めて撤去します。
左画像のように、葺き土の下にはトントンと呼ばれる下葺き材(したぶきざい)が張り付けられています。
トントンは椹(さわら)という木をうすく切って作られており、現在下葺き材として主流なアスファルトルーフィングが開発される前によく使われていました。
垂木と野地板の張り付け
土葺きの瓦屋根は30年ほどが経過すると、瓦と土の重さによって屋根全体が歪んでしまいます。
屋根が歪んでいる状態では葺き替え工事ができないため、屋根の斜面をフラットにする必要があります。
そのために、垂木(たるき)と呼ばれる木材をトントンの上から張り付け、屋根の斜面を平らにします。
屋根の部分ごとに歪み具合が異なるため、垂木の下に木材をかまして調節をします。
次に垂木の上から野地板(のじいた)を張り付けます。
野地板は屋根全体の下地となる構造用合板です。
厚みがあるほど野地板の耐久性は増しますが、そのぶん重量が重くなってしまいます。
テイガクでは耐久性と重量を考慮し、充分な厚みが確保できて重くなりすぎない厚み12mmの構造用合板を使用しています。
野地板について詳しくはこちら
下葺き材を敷き詰める
野地板の上から下葺き材(したぶきざい)を敷き詰めます。下葺き材はルーフィングシートとも呼ばれます。
今回は田島ルーフィング株式会社の「タディスホワイト」を使用しました。
下葺き材は屋根からの雨漏りを防ぐ重要な部材です。
台風や地震によって屋根が破損してしまっても、下葺き材に不具合がない場合は、屋根から雨漏りは決して起こりません。
下葺き材は価格帯や特徴ごとに種類が豊富にあるため、屋根リフォームのお見積もりをされる際には、どういった下葺き材が使われるのかもチェックしましょう。
ルーフィングについて詳しくはこちら
金属屋根張り付け
下葺き材の上から金属屋根の張り付けをおこないます。
今回はアイジー工業株式会社のスーパーガルテクトを使用しました。
スーパーガルテクトは嵌合式(かんごうしき)と呼ばれる取り付け方法を採用しています。
嵌合式は屋根材同士を引っ掛けてから屋根に張り付ける方式で、とても耐風性が高いです。
2018年に関西圏を横断した台風21号において、テイガクが施工した嵌合式のスーパーガルテクトは屋根材の飛散が一切起きませんでした。
スーパーガルテクトについて詳しくはこちら
AFTER
奈良県天理市の瓦屋根葺き替えリフォームが完成です!
金属屋根を張り付け後、屋根の棟に棟板金(むねばんきん)と呼ばれる板金を取り付け、奈良県天理市でおこなった和瓦屋根の葺き替えリフォームが完成しました。
平均的な住宅の建坪(30坪)において、瓦屋根は屋根全体で約6000キログラムもの重量があります。
今回の葺き替えリフォームで新しく屋根に張り付けたスーパーガルテクトは屋根全体で約600キログラムほどしかありません。瓦屋根に比べて、屋根重量は約1/10ほどです。
さらに嵌合式で屋根を取り付けることにより耐風性もあがっています。
葺き替えリフォームにより、自然災害に強い屋根へと生まれ変わることができました。
天理市で屋根のリフォームをご検討されている方は、テイガクへお気軽にお問い合わせください。
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奈良県天理市の屋根・外壁リフォームはテイガクにお任せください!
奈良県天理市でおこなった和瓦屋根葺き替えリフォームの施工例をご紹介いたしました。
土葺きの瓦屋根は台風や地震といった自然災害に弱い屋根です。
日本は災害大国であり、自然災害は定期的におこってしまいます。そのため、自然災害に弱い土葺きの瓦屋根は日本住宅の屋根として適しません。
ご自宅が土葺きの瓦屋根の場合は、葺き替えによる屋根リフォームを計画的におこなっていくことが望ましいです。
天理市で瓦屋根のリフォームをご検討されている方は、ぜひテイガクへご相談ください。
現場調査からお見積もりまでは無料で承っております。
天理市周辺で屋根リフォーム業者をお探しの方はテイガクへお任せください!
テイガクは大阪府堺市に工事センターをもつ、屋根・外壁修理専門の板金工事会社です。
奈良県天理市までは車で50分ほどで駆けつけることができます。
天理市は全域施工可能エリアですので、屋根や外壁でお困りのことがありましたら、テイガクへお気軽にご相談ください。