相模原市中央区 - 太陽光パネル取り付け前に工場屋根を折板屋根でカバー工法

神奈川県相模原市中央区のお客さまから、屋根のメンテナンスについてご相談をいただきました。
ご相談をいただきましたら、弊社担当者が現場調査に向かい、無料でお見積りをいたします。

写真は現場調査時の屋根の状態です。
現場は築35年の工場で、屋根材は折板屋根です。
施主様は昨今の電気代高騰のため、この屋根の上に太陽光パネルを取り付ける予定であるとのことでした。
ただし、太陽光パネルを取り付け後に雨漏り等の不具合が生じてしまうと、太陽光パネルの脱着などに伴い、メンテナンスに莫大なコストがかかってしまいます。
そのため、将来を見越して太陽光パネル取り付け前に屋根のメンテナンスをおこなう運びとなりました。
今回はこちらの折板屋根をカバー工法リフォーム工事でメンテナンスしていきます。
屋根カバー工法は劣化した既存の屋根材を新規の屋根材でカバーし、屋根としての機能や耐久性を回復させる工事です。
太陽光パネルについて詳しくはこちら

現場屋根を裏から見た様子です。
屋根カバー工法では既存の屋根をそのまま使用するため、工場の稼働を止めずに施工をおこなうことが可能です。
折半屋根の改修方法について詳しくはこちら

無料お見積りの結果、お客様との契約まで進みましたら工事開始です。
まずはじめに、既存屋根にガラスを原料とした素材のグラスウールを敷き詰めます。
厚さ100mmのグラスウールを敷き詰めてから新規の屋根材でカバーすることにより、断熱性、遮音性が向上し、結果、快適性が向上します。
とくに断熱材としての機能により、エアコンの機能が改善されるため、この工程もエネルギー高騰対策に貢献します。
　　　　　　　　　　

グラスウールを敷き詰めたら、クレーンを使用して折板屋根を持ち上げます。
折板屋根は長尺であるため、工事には資材を置くスペースやクレーン車を停めるスペースが必要です。
今回の工事では隣の工場の駐車場所有地をお借りし、工場が休日である土曜日に屋根を持ち上げました。
基本的に工場や倉庫は稼働を止めることができないため、お休みの日を効果的に使用して作業をおこなうことも多いです。

折板屋根を持ち上げたら、グラスウールの上から折半屋根を取り付けていきます。
折板屋根は、金属を波型に折り返した形状の、排水性や強度に優れた屋根材です。
ガルバリウム鋼板製のものを使用しているため、耐久性も抜群となっています。
折板屋根は熱を吸収し膨張した際、また激しい雨が吹き付けた際に音が響きやすいのがデメリットですが、今回はグラスウールにより軽減されています。

屋根と外壁の接合部は異なる建材がつながる部分であるため、雨漏りの生じやすいところです。
そのため、雨押え板金と呼ばれる板金を取り付けて、雨漏り防止処置（雨仕舞）を施します。
取り付けにはビスを使用し、しっかりと固定させます。
テイガクでは基本的にビスでしっかりと固定させる工事をおこなうため、大量のビスを使用します。

軒とは異なる屋根の端をケラバといいます。
ケラバも屋根の接合部を多く含むため、雨漏りしやすい部分であるため、ケラバ板金を取り付けて雨仕舞します。
ケラバもしっかりとビスで固定し、不具合のないように丁寧に仕上げていきます。

以上で、相模原市中央区でおこなった、太陽光パネル取り付け前工場屋根の、折板屋根を使用したカバー工法リフォーム工事が完成です！
築35年の折板屋根を新規の折板屋根でカバーすることにより、耐久性や屋根としての機能が大きく向上しました。
グラスウールを敷き詰めているため、遮音性、断熱性も向上し、エネルギー節約にも貢献しています。
これで安心して太陽光パネル取り付けができます。

テイガクでは一般のご家庭の他、工場や倉庫、アパートなどの屋根、外壁のメンテナンスもおこなっております。
屋根、外壁のことでお悩みのことがございましたら、ぜひテイガクにご相談ください。
現場調査からお見積りまでは無料でおこなっております。